The inner of [Ti] Video Game 2000

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001231
合縁奇縁、袖摺り合うも多生の縁

　
:「さて、いよいよ新世紀ですな」

:「ですな」

:「こう、清々しく迎えたいですな」

:「ですな」

:「どうだろうね」

:「どうかな」

:「…なんだよ」

:「え？」

:「やる気ある？」

:「やっぱ、流石にコミケ後は疲れてるしなぁ」

:「ナニ言ってんだよ、高々一日参加したくらいで」

:「年寄りにムチャ言わんでくだせーよー、ゲホゲホ」

:「…まぁ、そんなわけで」

:「わけで」

:「今年一年、」

:「ありがとうございました」

:「それにしてもなんだね」

:「ナニ？」

:「いやね、正直言って、去年の夏過ぎ頃から、ゲームに対しては閉塞感を感じていたんですよ、私」

:「突然なフリでなんですが、まぁ、世紀末な世の中ですしね」

:「いや、そんな言葉で括るとみもふたもないけど」

:「確かに、『痕』や『ToHeart』、そんで『ときめも』とかの方法論でのギャルゲーって、消費しつくされたよーな気はしてたね」

:「後に残るのは、小手先での“販促技”、ちゃう“反則技”なものばかりー、みたいな」

:「そんな風に感じることも、ままあったね」

:「まぁ、そんなにゲーム自体をやらんせいもあるんだけどね、そういう“偏見”じみた考えって」

:「で？」

:「うん、今年に入ってね、ちゅうか、『fair wind』の製作がが一段落した夏頃から、ぼちぼち新しいのをやってみた、と」

:「ふむふむ？」

:「そしたらさ、割と光明が見えてきたというか、なんというか」

:「なんだよ、それ(^^)」

:「だからさ、『果てしなく青い、この空の下で…。』はさ、単に田舎風味を刺激するばかりでユーザーの心情を刺激するだけじゃなくてさ、こう、“推理小説”的な楽しみ方が提供されているような気がしたわけですよ」

:「ほう？」

:「事件のキモになりそうな言葉とかさ、事実、人間関係とかをね、こう、手元の紙切れにメモをとりながら読み進む、みたいな」

:「あぁ、成程ね」

:「そりゃ、本物（？）の小説家の作品に比べたら、構成力とか“テキストの力”みたいなものに劣る部分はあったと思うけど、音楽や場面転換などの協調もあったし」

:「かなりイイカンジだった、と」

:「うん、そう」

:「でも、それって、『痕』と似てね？」

:「パーツ構成とか方法論としては確かにそうなんだけど、単に、『結果的にそうなってしまいました』というか、スタンスがストイックな方向で違っていて、自分的にはかなり好感が持てたんですよ」

:「微妙やね」

:「うん、微妙」

:「で、そんだけで“閉塞感”とやらが払拭したん？」

:「いや、もう一つ、『Phantom』にも唸った」

:「やっぱり『痕』に影響を受けた人達の作品じゃん」

:「『痕』はエポックメイキング、というかヒストリーメーカーみたいなものだから、別格にしてもいいと思う」

:「『ガンダム』みたいなモン？」

:「きっと、そう」

:「で、その『Phantom』が？」

:「テイストがさ、完全に“映画”なんスよ」

:「そういうのって、今までも結構あったんじゃないのかなぁ、よく知らないけど」

:「いや、アレだけベクトルがきっちりしてるのって、そう無いんじゃない？ 想像だけどさ」

:「なんか、過大評価してない？」

:「まー、確かに自分的ツボなシナリオだったことは認めるけどさ、あのギャルゲーでは違和感バリバリな偏執狂的こだわりを徹底しつつ、しっかりとストーリーテリングとエンターテイメントを確保したっていうバランス感覚がスゴイと思うんだよ」

:「確かにエンターテイメントだよね、ホント、あれは」

:「映画を観ててさ、『ディスク交換かぁ。じゃ、今日はここまで、残りは明日』なんて奴はそういないでしょ？ 慌てて次のディスクを挿入するという、まさにあの感覚で一気に最後まで連れていかれるという」

:「サービス精神ってのが、単なる“内輪受け”に根ざしたものでない、そんで“独善的”じゃないのがスゴイよね」

:「『エンターテイメントを提供します』という信念、みたいのがバックにしっかりあって、こちらもしっかり受け止めれる、みたいな」

:「方法論、ですかね、やっぱ」

:「新しいものを取り入れる過程なんでしょうけど、実にうまく消化していて、こなれたものが提供されて、それが楽しめた」

:「ま、人を選ぶかもしれないですけどね」

:「ソレを言ったらおしまいだよ〜(^^;)」

:「でも、まぁ、そんなんで、閉塞感が払拭したんね？」

:「だいぶ、かなり」

:「“新しい方法論”＋“楽しめる”がポイントなワケですか」

:「多分そうなんでしょう」

:「ヒトゴトみたいに」

:「自分だってよくわかんねーもん」

:「ま、“方法論”＋“楽しみ”ってのは、マンガとか、映画とかにも共通して求めてるしね、オレ」

:「そそ」

:「まー、四六時中ゲームばっかやってるワケじゃないしねぇ」

:「ゲーム関係なら音楽聴いている方が数十倍長いしね」

:「『風の辿り着く場所』に関しては日本で一番聴いた人間の一人だと自負できるしな(^^)」

:「まぁ、ソンな感じで、ゲーム後で内容を反芻して、咀嚼して、うまく消化する過程では、BGMとかがすげー重要なんすよね」

:「その点、『AIR』はそれがなかったら、まるで理解できなかったね」

:「うん…といいつつ、実は今でも自信がないんだけど」

:「音楽の魅力はスゴイし、しみこんできてるから、心の中では多分ある程度答えが見つかってるような気がしない？」

:「ただ、それを認めたくない表層の自分がいて、言葉にすることを拒んでいるよーな気も」

:「うーん」

:「うーむ」

:「ときに」

:「ナニ？」

:「今年はＣＤをすげー買ったね」

:「つい、ね」

:「良質なアレンジが増えたもんね」

:「でも、これだけ増えてくると、流石にピンキリで選択に注意が必要になってくるよね」

:「む、新しい試みをするのはいいんだけど、それが空回りしているとか、オリジナルを理解しての編曲なのかサッパリなモノがあったりして、そういうのは“原作に対して”ちょっと寂しかったり」

:「技巧的やアイデア的はスゴかったりすると、なおさらだね」

:「その点、“耳コピの力作”ってのがやけに魅力的に感じるようになった年でもあったですねぇ」

:「うん、『fair wind』で使わせて貰ったICHIさんの『風の辿り付く場所』とか、『永遠の楽園（中）』デモムービーでBGMを提供して頂いたふにくす氏のＨＰにある『last regrets』なんて、ヘッドホンでじっくり聴くとスゴイもん」

:「オリジナルをさ、じっくり聴いて、理解して、その音や声のニュアンスを一つ一つ正確に・丁寧に・且つ繊細に投影したようなきめ細かさとか、尊敬しちゃいますよね、職人芸」

:「あと、副旋律の力強さとか、“アレンジ”じゃないんだけど、気持ちよく再構成された、みたいな？」

:「オーデオ評的な言い方をすればさ、忠実な再現なんだけど独特のフィルタがかかったような“味”があって実にいい、みたいな」

:「ホラ、『ガンダム』でいうとさ、発散して無法地帯になったＭＳデザインをカトキ氏が“正統派リファイン”したときみたいな感覚ってヤツ？」

:「それはちょっと違うんでない？(^^;)」

:「まぁ、そういう風に理解させてクレや。今年の特筆的なコトだったんだし、オレ的には」

:「あと、今年のI've旋風が凄かったね」

:「いや、スゴイというか、もう、生活の一部でしたな、完全に、聴くモードとしての差がスゴイ」

:「そいやさ、去年の暮れに『regret』の感想で『avex的』とか『ユーロ的』とか使ったけどさ、」

:「実際、その両方で仕事してたんですね、I'veの方って(^^)」

:「いやー、あれ以上ヘタなコト書かなくてよかったデスよ、恥かくトコだった(^^;)」

:「あと、本家というか、現在の隆盛の祖ともいえるLeafのボーカルコレクションも大したもんですよね」

:「自前の音楽プロダクションを持つワケだし、こちらも生半可じゃないクオリティですよね、スゴイ」

:「自分的には、今までの人生で一番反省を繰り返しつつ穏やかな心でいた頃に聴いた『それぞれの未来』やリファイン版『あたらしい予感』がねー、もー染み込む染み込むのなんのって、アンタ！」

:「そういう個人的思い入れヌキにも、構成力も内容単独でもスゴイですよねぇ」

:「そんで忘れてはいけないのが、アリスソフトのShade氏ですよな」

:「『零式』のエネルギッシュなたぎる音から、『アトラク＝ナクア』の旋律美まで、元々名曲だったものを自身でアレンジしなおした鮮やかな音が実に新鮮だった」

:「原作知ってればもっと楽しめるんでしょうけど、曲だけも十分過ぎるほど鑑賞に堪えうるクオリティとバラエティ」

:「ホント、惚れ惚れしますねー」

:「さて、こんなトコですか、今年の総括は」

:「あ、総括だったの」

:「まぁ、自分でやったこととか、これからやりたいこととかは、ヌキだけど」

:「でも、せめてコミケぐらいは」

:「じゃ、夏でのコトは書いたから、冬」

:「お疲れ様でした」

:「お疲れ様でした」

:「いや、実はあんまり疲れていないんですが」

:「最初と言ってることが違うぞ」

:「やっぱ、しっかり睡眠を取ったのが良かったのかなぁ？」

:「でも、始発に乗り遅れたじゃん」

:「いや、そのお陰で空いてたっす。遅れた分で東海道本線での乗り換えに失敗しても、東横線で簡単にリカバーできたし」

:「今回はちゃんと自分の行くスペースNoを控えて行った？」

:「勿論。　でも、カタログ買ってないんで、場所はわからんかった」

:「いや、一目瞭然だったやん」

:「段ボールの山が目印だ！みたいな(^^)」

:「(^^)」

:「そのスペースに配られてる山のようなビラの中にさ、『覚醒夜スペシャル・梓でいこう』があってさ」

:「うれしかったよな」

:「なぁ。それを嬉々としてsugichさんに見せたらさ、「過去のスペシャルとは比べ物にならんくらい小さい規模になりそう」だと〜(T_T)」

:「グウ」

:「さて、今回はさ、夏と比べて穏やかだったよね」

:「小栗さんの再版が無いぶんだけ、2割方くらいかな」

:「その代わり、計算が難しかったね(^^)」

:「まとめ買いされる人が多くなったのと、今回は頒価がいろいろと有り過ぎたもんな(^^;)」

:「で、思ったより早くテーブルにアキができたので、今回のオレ的企画であるデモ上映をやったんですが」

:「前日のランダウンテストでバッテリの持続時間が2時間15分程度と判っていたから、元々フルタイムの上演はできなのが悲しかった」

:「中途半端になったよね」

:「でも、上演の効果は如実に出たよね」

:「というか、あの装丁で、且つ説明POPもなしで作品を理解して貰おうというのが間違っているんだが、根本的には」

:「ままま、それは今後の課題ということで」

:「ビデオの上演で、“映像に興味のある人”が随分と声を掛けてくるようになったのが大きな変化ですよ」

:「『ツールは何ですか？』というのが一番多いトコロを見ると、作品を作られてる人の何かをちょっとは刺激したんだろうな、と思うとやっぱ嬉しいっす」

:「でも、ズバリ『あ、モーションタイポですか、AfterEffectsですね』と来た人もいましたよ」

:「まー、あの人は別格っぽいから（後述）」

:「別に、同じ考えの人とつるんでなかよしこよし、ってのは性分じゃないんだけど、多分自分と同じ苦労をしている人がいるってのは、うれしいよね」

:「苦労、というか、ホントは“楽しみ”なんだけどね」

:「苦労の方がよっぽど多いからなぁ、今は」

:「それだけで、吸い出しMadやってる人には、『なんでそんなトコロでラクをして、いつまでもMadのままなんだろ』と思うんですけどねぇ」

:「技術的とかセンスにはさ、N$氏の近作とかにはかなり降参気味なんですけどねぇ」

:「うーむ」

:「うーむ」

:「ま、否定したところで、目くそ鼻くそって気もしなくもないので、私は我が道を行くんですけど」

:「ど」

:「次は何をやろーかなー、ってのが楽しいしね、今は」

:「うむ」

:「…と、話がずれたな」

:「おお、冬コミね」

:「しばらく行方不明だった小栗さんがさ、戻ってきたら『AIR PUFF GIRLS』を持って、まだありましたよー、とか言うからさー」

:「東“ナ”の付近の肉の壁を突き破って、かもはうすまで行きましたよ、今回は、ええ」

:「ＹＥＡＨ！」

:「相変わらずナンセンスにいいかんじ〜」

:「ＹＥＡＨ！ＹＥＡＨ！」

:「あと、もう一冊、櫻田くんと伊藤くんの『ちずまんが大王 ２』が表紙買い」

:「というか、正確には梓の初音の“おにこおに”と、梓のおとうさんが見事というかなんというか」

:「近年大量発生したあずまんがネタの中では光ってたと思うのコト」

:「以上」

:「え、これだけ？」

:「そ、これだけ」

:「疲れないワケでしょ、これなら」

:「じゃ、この『アトラク＝ナクア』アレンジアルバムの『ETERNITY』は？」

:「決死の覚悟で西館に遠征した小栗さんから貰った(^^;)」

:「あぁっ、ここにラクしてるヤツがっ！」

:「人聞きの悪いことを…、でも、スゲェな、このＣＤ」

:「あのKAZさんが、『クオリティに関しては決して手を抜いていない』と公言するだけの凄味があるっす」

:「ゾクゾクッ！（今、『World』を聴いてます）」

:「ここまでの時点で、今回のコミケに対してかなり満足」

:「小栗さん、いいもりさんは完売、sugichさんも当然完売、『fair wind』も目標数は十分にクリアして、残るは製作した1/10となりましたー」

:「わー、パチパチ」

:「今回は今世紀最後＆次世紀に向けてでめでてぇな、みたいに、拍手が多かったデスね」

:「よよよいよい」

:「ですな」

:「さて、途中バックレの去年は気にならなかったんですが、16時まで有明に居ての復路はかなり気が重いんですが」

:「自動車組の小栗さん一行と別れて、今回はsugichさんとバスへ」

:「ゆりかもめの往復切符持ってたけど、あの列にくじけたんで」

:「で、『道路は空いてます』という呼び文句に惹かれてバスの列についた途端に」

:「『いつか、水上バスに乗りたいなぁ、って思ってるんですよ』と口にでたら」

:「sugichさんが、『じゃ、行きましょう（即決）』(^^)」

:「わ、ホントに一秒だよ(^^)」

:「で、あっさり乗ってさ、sugichさんがPalmを出すわけすよ」

:「いつもの条件反射みたいものじゃん？」

:「ま、でも、それで話が弾むワケですよ、『今日はビームが多かったですねぇ』とか、『互換性問題云々』とか、ひいては『ムービーの内容云々』とか」

:「そしたら、隣りに座っていた人が『ビームして貰えますか？』となって、びっくり」

:「なんか、分野が違いそうな人でしたしね(^^)」

:「話してみたら、自分でプログラムを組まれる方だったんで、sugichさんも話が弾むし」

:「そのうち『今日はプログラムのデモをMPEGで作って、一日中再生してましたよ』とか言うから、今度は私が黙っちゃいない(^^)」

:「お互いの手作りバッテリー見せっことか、作品見せるとか」

:「ここで、先刻出た、『モーション・タイポ＋AfterEfectsズバリ発言』が出る、と」

:「ややっ、て思いますよね」

:「おまけに、自前のシステムがDV-REXとAfterEffectsProときては、匂いますよ？！プロの香りが？」

:「…名刺を貰ったら、かなり…というか、モロばりのプロでした(^^;)」

:「やべーよ、持論の開陳とかしちゃいましたよ、オイラ(^^;;;)」

:「いやー、世の中、どんな縁が転がってるか判らんもんデスねー」

:「今日起きたことが全て繋がらないとなかった出会いですしね」

:「不思議なモンですなぁ」

:「そんなワケで、精神的にはかなりの、物質的にもそれなりの収穫があった冬コミでした」

:「前回のレヴォもそうだったよね、精神面の収穫」

:「うん、まぁ、元々そんなに社交的じゃないオレが、あーゆー風に人と接さざる得ない場に出ることは、かなり苦痛（面倒なだけ？）なんですが、そういう性分を吹き飛ばす収穫があるから嬉しい」

:「バイクに乗っていてもそういうことが割とあるんだけど、それに並ぶ貴重な場ですよね」

:「“参加することに意義が有る”という寝ぼけたことは言わんけど、“参加しないと得られない意義”があって、それを取りこぼさない幸運が重なってるような気がする」

:「大切にしないとね」

:「そだね」

:「それはともかく」

:「何？」

:「館内放送で『不審者を発見したら…云々』があったときに、いちいち私を指差すみやもとさんとsugichさんはヒドイと思わんか？」

:「確信犯なんだからいいじゃん(^^)」

:「グウ」

:「おあとがよろしいようで」（？）

:「さて、それでは」

:「今年もお世話になりました」

:「来年も宜しく！」

:「よいお年を！」

:「よい新世紀を！！」

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001225
２１世紀に何ができる？　何をしたい？　何をすべき？

　唐突ですが、実は私はあんまり同人誌を買ってない＆見ていないんです。
　それどころか、web上で（特定の人達の作品を除いて）絵や文を見るor読むことすら、積極的にすることがありません。
　イベントに行った時ですら、せいぜい3冊、まったく買わないことも多い（音楽CDは買うが）。同人誌ショップへ行くのも、イベントの帰りに（買えなかった音楽CDを買いに）行くくらいで、多分年に３回〜4回足を運ぶかどうか。
　同人誌製作に手を染めている人間でありながら、この有り様。
　この結果、私は“世間様の様子を知らん→レベルの向上とかをまったく把握できていない→時代遅れ＆ピントのずれたモノを平気で作る” ということを、昔から延々と、平気でやっていたよーな気がしてきました。

　ナゼこんなことをイキナリ言い出したのかというと、先日sugichさんと秋葉引き回しの刑(^^)をした際に、なんか、びっくりしたからです。
　ありゃ、理由になってないな。(^^;)
　いや、つまり、改めて同人屋の棚を見回してみると、アイデアとか技術とか方向性とかに、「あぁ、成程」と思えるものが沢山あって、目が覚めた思いだったというか。　…実に立派な配色やデッサン、レイアウト技術やグラフィックデザイン的な意匠に、オタク向けと侮ることがとてもできないものが沢山ありましたし、商品性を高める為の工夫とか話のネタとかに見るべきものがいろいろとあって、もう感心、感嘆、溜息、吐息、反省、自省。　ふーむ…。
　取り敢えずこの時は、CDを3枚＋同人誌を4冊買ってしまいました。　…そんなことをしてたら、冬コミを前にして、なんか、異様に満腹感が(^^;)

　で、時間は前後するのだが、↑の前に一年ぶりに描いた名雪の絵を、ふと思い付きで『fair wind』のジャケット風にしてみた奴(200KB)があったんで、「どーぞ、『fair wind』をお持ちの方は、これを御自分のプリンタで打ち出して、ジャケットに(^^)」なーんて、考えてたんですが、…なーんか（品質的に）恥ずかしい？（やってることの）ピントずれてる？とか、頭が足りない自分の行動が、いろいろと心配になってきたり。

　まー、唯我独尊＆自分勝手なやり方で延々と生きてきた結果、自分なりの思考・行動パターンや価値基準・方法論が相当硬直化してしまっているワケだが、それを全否定するのは抵抗があるし（今回の『fair wind』なんて、技術的には拙かったものの、そういった『私』の集大成だし）、そんなことはしたくない。
　でも、もう少し視点を広げて、有意義なものを見分けて積極的に取り込む努力をしてもいいんじゃないかな、と、反省＆再開眼（？）した次第デス。

　やっぱ、がんばっている人の作品はすごいや＆世間は広いや＆時代の流れは早いや。

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心 に 響 く 旋 律 が 　、

鮮 や か な 風 を 運 ん で く る 　。

ス ク リ | ン の む こ う か ら 　、

光 た ち が あ ふ れ だ す よ 　。

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極東屑山公司 発 "SUGIMOTO GRAPHITICA" ブランドの第二弾！ 名曲：『風の辿り着く場所』に乗せて、 CD-ROMでお届けする『KANON』のエンディングムービーの [Ti] 的 大・妄・想！ (c)ICHI, 1999, 2000 (http://www.interq.or.jp/www1/i65535/) (c) PUCHI,1997,2000 (http://www2.odn.ne.jp/puchi/) (c) HIROKAZU KOYAMA, 1999,2000 (http://www.urban.ne.jp/home/hirok/) (c) OGURI's Notebook, 1996,2000 (http://www.kt.rim.or.jp/~tome_b/) (c) Far East Scrap Heap Company, 1999, 2000 () SPECIAL THANKS TO sugich (http://village.infoweb.ne.jp/~fxba0022/)

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001211
Back me wanna baby (x4)

　…てなわけで、２１世紀を目前に控えた記念すべき冬コミケです！
　で、12/30はsugichさん＆小栗さんの所で、相も変わらず拙作『fair wind』を置かせて頂きますです。

　既に夏コミケ＋秋レヴォを経て、モハヤ『fair wind』を知る人には全て行き渡ったと思うだけの個数が頒布済みなんですが、コスト（頒布価格500円必達！）との兼合いからプレス枚数がすごいことになっていたので、マダ在庫があるのです。　ひー。　しつこいよーですが、こうして広告を打たないとならんという、事情を汲み取って頂けますよう、宜しくー。
　（と、いいつつ、色々とコンテンツを作るのを楽しんでいるんですけどね(^^)）

　御興味のある方は、どうかひとつ、と言わず、二個三個、御知人・御両親などナドにも(ヲイ)、是非とも宜しくお願いします。(_o_)

　それにしても、今回のsugich＆小栗スペースは、いいもり氏の参加もあって、賑やか＆品揃えの充実ぶりはスゲェのなんのです。　で、朝スペースへ行ったら段ボールは果たして幾つあるのか？　積み上げたらどんな高さになるのか？　朝一の悲鳴第一声は何になるのか？　今から楽しみです。(^^;)b　証拠写真記念写真撮らな。　スペースの詳細は、どうぞコチラで。観て唸れ。

　そうそう、今回も恒例で『永遠の楽園(中)』デモムービー（3.5MB版）を作らせて頂きました。こちらを御覧になられて、「せっかくだから（サイズより）画質を選ぶぜっ！」という漢気溢れるナイスなMADガイは根性でこちら（16MB版・期間限定）をどうぞ！(^^)（注：アメリカのサーバーに置いてあるので、ＤＬの時間帯に工夫が必要かも）
　表紙・挿絵のこやま氏のデータは、実に編集映えすること甚だしく、キモチヨイことこの上ないデス。プロの絵とはかくあるべしと思うのコトよよよ。（いつも好き勝手やってすみません）
　で、一目瞭然なんですが、今回はマイDVカメラが大活躍です。　近所の小学校に撮影にも行きました。　→撮影の許可を貰うのに職員室に入るのがドキドキしたのなんのって、もー(^^;)　それにしても、よくもまぁ、こんな怪しいオッサンの撮影を許可してくれたモンだなぁ（自分で言うな）
　それと、今回はふにくす氏にご無理をきいて頂いて、ムービーのBGMのmidiデータを提供頂きました。しかもHP掲載のバージョンの手直し版を使わせて頂いてしまい、恐縮至極感謝至大。

　で、Ｃレヴォに引き続き、今回も『fair wind』／『永遠の楽園(上)』デモムービー／『永遠の楽園(中)』デモムービー／『夢の残滓(下)』デモムービーの合計14分を、DVを使って再生デモを流していようと思います。（但し、午後過ぎになって周囲が一段落した頃から？）
　自分で言うのもなんだけど、画質はちょっと感動モノだと思いますので、必見。　ゼヒとも御鑑賞下さい。　勿論、外部映像入力(S/コンポジット/DV)のあるビデオやPCなどをお持ち頂いた方には、データの転送サービス：通称“ワイヤー”(笑)もOKデス。（まぁ、予断を許さないのは相変わらずですが…）

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001127
のち、（多分）絶叫

　　　　■突発小噺・セリ風小劇場■
　　　　『小春日和』

　少し油断したら、いつのまにか午前二時を過ぎていた。
　明日は休暇だが、そろそろ寝るとしよう。
　その夜の何度目かは覚えていないが、そう思ったとき、

ピンポロピン♪　ピンポロピン♪　ピンポロピン♪

　携帯電話が鳴った。
　見ると、バイク仲間からメールが入っている。

『いくぞ』

　単純明快。
　突発至極。
　いつものことだ。
　いつものことだが、ヒドイ奴だと思う。
　付き合うオレもオレだが。

　30分程して奴が呼び鈴を鳴らした。

「ぐはー、寒いねぇ」
「そりゃ、もう小雪過ぎたしねぇ」
「いやいや、明日はあったかいってよ、天気予報だと」
「今日だろ、もう」
「そう、今日」
「で、どこ行くの、今日は」
「Ｓ峡温泉」
「えっ、山の中だぜ？今から？」
「そう、山。紅葉がいいってさ」
「オレ、ガス無いぜ、今」
「どれくらい？」
「100…km、いや、先週は都内走ったから50kmないかもしれん、渋滞だったし」
「ならええやろ、国一沿いならいくらでも開いてるって」
「え、下でいくん？！」
「アタリマエだろ、上で行ってどうすんだよ」
「いや、休憩場所がさ、寝れんじゃん、下だと」
「むこうでたっぷり寝ろ」
「ちょっと待てって、なんで夜走るんだよ、いくらなんでもさ」
「朝湯したいだろ？朝日の中をさ。 それに混むぜ、昼だと」
「う、まぁ、そうだな」
「今からゆっくり行けば、国道からＯ川沿いを登ってワインディングの辺りで明るくなって、着いた頃には山あいからの遅い日の出、てなタイミングなワケだ」
「おお、完璧って奴？」
「だろ？」
「バカ、何時間走りつづける気だよ。メシ食ってから行くぞ」
「おお、オレもそう思っていたところだ」
「…用意するから少し待ってろ」
「あ、怒った？ねえ？」
「ホレ、カギ。オレのGS暖気しといてくれ」
「え、暖気いらないんじゃないっけ」
「バッテリが弱いんだよ、この季節」
「ふーん、じゃ」
「あ、わかってると思うが」
「チョーク引けだろ、カブりやすいから」
「それと」
「ハイハイ、レーシングしませんよ、夜ですし」
「昼もだ」

　手をひらひらさせてドアのむこうに消えた。

「…寒そうだなぁ…」

　ドアから吹き込んできた冷気に、少し鬱が入った。

　　　・
　　　・
　　　・

「…っっっっっさぶーっ！！」
「寒いねぇ」
「どーすんだよ、こんな寒くて！」
「いや、高々3℃じゃん、予報だと？」
「バカ、何km/hで走ってんだよ、この暗い中を！」
「ホニャララkm/h？」
「そうだ、とても書けない速度だ！」
「でも気持ちよかっただろ？」
「アホ」
「じゃ、セクシー？」
「ぐあーっ、こんな寒い・暗い・眠いのに漫才かーっ！」
「まぁ、折角早く着いたんだし、ゆっくりしてこうぜ」
「ゆっくりするも浴場があいとらんのじゃーっ！」
「7時からだってさ、町営の奴が。それとも、旅館のフロ借りれるかな？」
「…少し戻って、ダムの所の休憩所で休もう」
「自販機あったし」
「少し寝る！」
「ねるなーっ、死ぬぞ…」

キュルキュルキュルッ、バルン、バルルンッ！

「あ、待ってって、置いてくなよ、地図持ったまま…」

バルルルルル…



　　　・
　　　・
　　　・

　休憩所で仮眠をとったあと、ニ時間程して町営の駐車場に戻ってきた。
　早くフロに入りたい。
　が、駐車場には放送局の車が停まっていて、なにやらガヤガヤとしている。

「あれ？Ｈくん、今日は休みでしょ〜？」

　キャスター然とした女性に声を掛けられる。

「へ？」

　と、横を向くと

「ええ、でも、中継のスケジュールで紅葉がキレイって聞いたんで、ツレと」

　ガラでもなく、頭に手を当てて照れ臭そうにしてやがる

「…オマエ」
「え、何？」
「…利用したな？」
「あ、怒った？」
「…ずっと怒ってる」
「いや、その、な？」
「…」
「ホラ、あそこの“山菜麦とろろ蕎麦”っ！　よし、オレのおごりだ！」
「おにぎりと卵もだ」
「よ、よしっ！」

　胸をドン

「ねぇねぇ、何なの〜？」
「え、いや、なんでも。あ、ホラ、ムラさんが呼んでるよ」
「うん、じゃ、また後でね〜？」
「またねー♪」

　大き目のスタッフジャンバーを揺らしながら去っていく彼女。

「…後？」
「え？あぁ、ホラ、朝のニュースの途中で中継してさ、あと終わりにもう一回入るだろ」
「それって何時だ？」
「あと…3時間くらい？」
「…そこまでここに居ろというのか？」
「そう」
「…ビールも追加だ」
「え？」
「夕方までいるぞ、今日は。嬉しいだろ、紅葉酒に温泉三昧。美人キャスター付き」
「え？え？」
「ちなみにオマエのオゴリだ」
「えー？」
「さ、フロ行くぞ、フロ！」
「え、でも」
「さーっ、フロだーっ！　おーっ！」
「お、ぉー」

　たまには勝つ。


　　　・
　　　・
　　　・


カポーン

「…いい湯だねぇ、セリオ」
「　　　　オヤジさま」
「お？」
「　　　　この温泉は混浴ではありませんので、あまり長居してしまいますと、特別に取り計らってくださった番台の人に御迷惑がかかってしまいます」
「んー、まぁ、いいじゃない、人が来てもさ」
「　　　　しかし…」
「これはね、罰なんだよ」
「　　　　罰…ですか？」
「そう、今日はミスしてくまさんに傷つけちゃったしね」
「　　　　確かに、あの時間にキジが道路を横断することを予測していなかったのは私のミスでした」
「そうそう、私もね、若い頃にネパールで野飼のアヒルをバイクで轢殺しちゃってね」
「　　　　？」
「流石に済まないと思ったんだけど、飼い主が『じゃ、食べましょう』って羽根をむしりはじめてね」
「　　　　…」
「30分後には湯気を立ててたよ、はははは」
「　　　　オヤジさま」
「お？」
「　　　　“罰”についての御説明としては不適切な内容と判断します」
「おー、そうそう、罰。うん、これはね、古来から“『ラブひな』の刑”とか“『ジオブリ』の刑”と呼ばれてる由緒正しい罰でな…」
「　　　　…オヤジ様」
「お？」
「　　　　また隠れてお酒を飲まれましたね？」
「そうっ！こんな、いー月夜にはだなーっ！」
「　　　　朝です」
「いやっ、心の目では見えるんだよ！あの山際にかかった満月がっ！」
「　　　　あれは太陽です」
「じゃ、こっち」
「　　　　壁です」
「おーぃ、おいおい、セリオが冷たいー。ロボットの反乱じゃよ−。ネクサス６じゃよー、ぉ？」

ザザ、チャプン、ペタペタ

　一人、湯船から上がるセリオ

「あれ？怒った？」
「　　　　いいえ、怒っていません」
「あ、よかった」
「　　　　ただ、懲りないオヤジさまには、反省をして頂く必要が有ると判断しました」
「え？何？」
「　　　　しばらくそこで頭を冷やしてください。その間にくまさんと準備を致します」
「え、ここじゃ、逆にのぼせちゃうよ、頭を冷やすどころか？　なんちってー」
「　　　　…復路が楽しみです…」

くるっ、ヒタヒタヒタヒタ

「あ、ちょっと」
「　　　　あと、」
「え？」
「　　　　私はネクサス６ではなく、HM-13aですので」
「あ、お、おう」

カラカラカラ、ピシャ

「…なんだ、そこが逆鱗だったんか」

カポーン

「…人間臭い風になったなぁ」

チチチチ…チュンチュン

「…一体ナニする気なんだろうなぁ…」

　「わーっ！」
　「わっぷ、わっ？わーっ！」
　ガタン、ガランガランガラララ…、コインッ
　「にいちゃんたち、なんじゃー？！」

「…ふう、いい湯だねぇ」

チュンチュン…チチチチチ


　今日も、小春日和。






[end of “a sunny day”]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



　一年半ぶり？
　突発ネタ。　でも、昔のネタの反復横飛びイッチニッサン、イッチニッサン！（バカ）
　御覧の通り、私の話の中では、かなり人間臭い風のセリオになりました。
　…というか、少しバチスカーフ姐さん＠『成Ａの世界』が入ったカモ。(^^)

　途中で止まってしまった没ネタが幾つもあるなか、やっぱ勢いで書きあげちゃうのがたのしーや、って今更のよーに気付いたゾナ。

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001121
発見！新事実？

この間ね、風邪ひいたんすよ、激キツい奴。 　そう、前回の続き。 　その病床でね、熱にうなされながら、こう思ったんですよ。 「“ボスキャラはシャギー”という法則は無いか？！」（くわっ） 　いや、モミアゲでも可。 　『痕』も『雫』も『久遠』も『青空』もまさにオレ的orオフィシャルにはコレ！ 　『ToHeart』も、志保and琴音ならオレを含む一部地域ではかなりOKな上に、セリオのアレをモミアゲにすれば万事ＯＫ！ 無問題！！ 　…すると、『AIR』は女医さんとみちるがボスキャラ？ 　オゥ、もう破綻した。

※意識混濁下の覚え書きに基づいた記事につき懲役刑等の適用は御勘弁願います。

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001113
4年間気付きませんでした

この間ね、風邪ひいたんすよ、激キツい奴。 　その病床でね、熱にうなされながら、こう思ったんですよ。 「おっとり＆タレ目な美人のおねーさんには、 泣き黒子が 必須なのではないのか？！」(くわっ) 　あと、お仕事で白いスーツとか着るときは、メガネして欲しいな。 な？

※意識混濁下の覚え書きに基づいた記事につき懲役刑等の適用は御勘弁願います。　つーか、倉子さん＠『朝霧の巫女』からの連想が原因に違いないに1000ゴールド(^^)

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001023
「耳長いんじゃよ〜」　(c)つくりものじ氏＠『よりぬきコレットさん』

　
　さて、基本的に今回は『ぱすてるチャイム』について語ろうとしたのだが、コレットさんを描いていて、ふと、

「長い耳キャラについて語ろう！」

と思い立って、←こうなった次第です。(^^)

　しかも、描き終えた後になって、最初に思い付いた二人以外に長耳キャラを思い付かなかったり、そもそも長耳キャラを語れるようなネタが自分にないことに気付いたり。(^^;)
　…どうしよう



　あ、念の為説明しますと、一番上のヒト（？）は『So What?』（わかつきめぐみ）とゆー漫画のキャラです。　もー、１５年前の漫画です。　あ、１５年という数字に思わず目眩いがしました。クラクラ。　耳が長いけどエルフじゃありません。　れっきとした異次元人（？）です。　いい奴です。　ちなみに、小栗さんは一発で当ててくれました。流石です(^^)

　中段のヒトは言わずと知れたセリオさんです。なんですってば。で、やっぱ彼女も立派な長耳キャラですよねっ！（強引スギ？）

　下段のヒトが今回の主役（？）であるところのハーフエルフのコレットさん＠『ぱすてるチャイム』ですー。ゴロゴロ。　身長143cmと、みさおさん＠『晴天なり』（藍川さとる）とおんなじミクロさな上に、“金髪碧眼という充実の装備”キャラです。
　実は、かもはうすで以前から出没する妙にやさぐれた“コレトさん”に心奪われていたのが動機で、この度ようやく出典のゲームが判ったので、今更『ぱすチャ』をやったというのはヒミツなんだよー？(^^;)　そんで、ようやく逢えたコレットさんに「うわー、こんなキャラだったのかー(^^)」と、二重に驚いたのもトップシークレットだだだ。
（でも、私にとっては７年ぶりのRPGだったので、開始数分後にはセーブファイルの改造を始めたとか、弱すぎ。）
　ちなみに私、最近は目の大きい絵を描けない体質になっていたんですが、今回ばかりは頑張って大きくしました。ヘトヘトです。ふいー、罪な奴め…（←？）


　流石にTOP画像のアオリには流石に恥ずかしいもの（ゲーム自身のアオリなんですよ、念の為）がアリアリなので、こっちの絵にはテレ隠しで「ねぇ、〜」の文字を入れたところ、あまりに怪しいカンジが出たような気がするので、そのままに。　だいなしっぷりがキモチヨイなぁ、と(^^)


　あぁっ、今、気付いた!! 『ナンセンス絵本』って、『ハイセンス絵本』をもじってたのかぁ！(*_*)（←“目からウロコ”とはまさにコレ？！）
　それにしても、今更こんな大切なこと気付くとは……これは、“109”が“東急”をもじったものだということに先日気付いた時の驚き以上だ…。（←コレも情けない？）


　最後までワケわかんなかったですねー、はははー。（とほほ）

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001016
あらためて、ありがとうございました。そして、よろしくおねがいします

"Kanon" original ending movie "fair wind" CD-ROM CD-ROM CONTENTS "fair wind" VFW movie 7:00 (a: 640X480-480MB, b:320X240-145MB) - special content - "夢の残滓" sales promotion movie HQ ver. VFW movie 1:00 (640X480-18MB) [scene/serio] Adobe PDF document short stories, 80P

GoogleでHITした ページです(^^) ありがとうございます ↓ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ↑ 勝手にリンクを 張ってしまいましたけど 問題が有りましたら すぐに対応します

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CORRESPONDENCE No.0 00/06/19

CORRESPONDENCE No.1 00/06/23

CORRESPONDENCE No.2 00/06/30

CORRESPONDENCE No.3 00/07/07

CORRESPONDENCE No.4 00/07/11

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　得体の知れないモノとして夏コミで頒布した拙作：『fair wind』に対する多くの御意見、アドバイス等、たいへんありがとうございました。(_o_)　本当に、感謝の念に堪えません。


　しかしながら、今のさめた目で『fair wind』を改めて観てみると、「ぐわーっ、恥ずかしい作品だなぁー」と、我ながら思います。(T_T)
　でも、「自分でこっぱずかしいと思える作品ってのが、きっといい（部分のある）作品なんだろうな」などと、勝手に思ったりもしてますし、あの作品に込めた大切な部分まで否定するわけにはいかないという意地もあります。
　それでも、ほぼ完成してから半年も経てば流石に目も肥えてくるので、明らかに努力不足・技術不足なトコロなどが見えまくって、ホンキで恥ずかしいです。　
　その恥ずかしい作品が、手元にまだまだ残っています。
　しかも、皆さんに見て頂く為に、です。
　これは、結構ツライことなんじゃないでしょうか。
　正直言えば、少し後悔みたいものを感じたりもします。
　いや、反省、なんでしょう、これは。
　これを真摯に受け入れることが、今後の作品作りの上で大切なんだろうし、必要なことなんだろうなと、今、思いました。


　てなわけで、10/29開催のＣレヴォで、小栗さんの所の『永遠の楽園(上)』、『二重螺旋』（新装版）、『千鶴日記』と一緒に、拙作『fair wind』を置かせて頂きますです。

　御興味のある方は、どうかこの機会に、ひとつ、宜しくお願いします。(_o_)


　で、今回は『fair wind』をDVに落したものを会場に持参しようかと思っています。　ヒマな時に外部入力(S/コンポジット/DV)のあるポータブルのビデオ（カメラ）をお持ち頂いた方には、データの転送サービスをしようかと考えているんです。sugichさんのやられている“ビーム”みたいものですね。(^^)　さしずめ“ワイヤー”でしょうか？(^^;;;)　バッテリの持ちとか、転送時間が長いとか、そもそも、会場でビデオを使っていいのか、とか問題は山積なんで、予断を許さなかったり…

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001010
傷付いた君に会おう

　気がつけば前回のゲーム系音楽CDネタから既に半年が経っていて、…なんか、すげぇ量のCDがスピーカの上に積みあがってしまってマスよ、このヒト？(^^;)




『果てしなく青い、この青空の下で…。オリジナルサウンドトラック』

“巷でカルトな人気 2000年版”の一つであろうことは間違いのナイ『果てしなく青い、この青空の下で…。』のオリジナルサウンドトラックで、CD二枚組35曲＋デモムービー付の丸ごとパッケージです
ときに、デモムービーの高画質さは（ゲーム本編のムービーの低画質に対する捲土重来とはいえ）やり過ぎでしょう。(^^;)
あと、MP3版が掲示されているＨＰにあるような、作曲者のコメントをブックレットにいれればいいのになぁと、ふと思いました
…にしても、辛かったり生理的恐怖などのゲーム中のシーンを思い浮かべてしまうBGMがそのままなので（あたりまえ）実に鮮やかにソレを思い出してしまって、辛かったり、生理的恐怖したり(^^)






『Phantom Of Inferno Original Sound Track』

これまた“巷でカルトな人気 2000年版”の一つであろうことは間違いナイ、というか、そう確信しているトコロの作品である『ファントム』のオリジナルサウンドトラックです。
…ははは、これ、聴いてみれば判ると思いますが、まんま“映画のサウンドトラック”ですね！(^^)
曲が、その旋律や存在を無闇やたらに主張することなく、あくまで映画の“シーン”を引立てる役に徹してて、でも、それを完璧に完遂！してて、実にキモチいいです。　このCDを聴きおわった時に、「“曲”でなくて“作品”を味わった」、そんな気にさせられます。
それならそれで、ブックレットもソレ風に作って欲しかったなーと思うんですけど、そんな気がしません？（作曲者のコメントとか、レコーディングの話とか、作品の背景とか…）　ちょっと素っ気ないかな、って気はしますね、アレだと。勿体ないなぁ。
インレイの描き下ろしの絵にリズ姐がいないのも減点ダ(^^;)
で、『If We Get Tomorrow』の『Shape Of My Heart』っぷりにじんわりだ。うをー、マチルダーっ！(^^;)、エレーン＠ウランバードルの空の下(T_T)！！






『With Heart IV』　

『ぱすてるチャイム』メインで、『まじかる☆アンティーク』と『Feeling Heart』で構成されていて、同レーベル屈指のジャケットデザインの華やかさは特筆！
オレ的にタイムリーな『ぱすチャ』であることもあって、欲目120%なのは仕方ないとして(^^;)、オレ的に知識皆無な『まじかる☆アンティーク』の曲群も極めて気持が良くて、いたく気に入りました。
あえて奇をてらったようなアレンジを求めずに、地に足の付いたカンジで、でも茶目っ気も忘れてない、そんな風に捉えました、ワタシは。
冒頭の『ぱすてるチャイム』の爽快さ→…→『ドタんバタん』のスイング感覚→…→『Feeling Heart』で仕上げる構成が見事ですよー。
で、更なる特筆事項は、『Feeling Heart』に対してJASRAC許諾をかっちりとって、証紙が張ってあるコト！　作品に対しても、社会性にしても、志が高いなぁ、と感嘆しますですよ。






ALICE CD

本編にも色々と思うところが有るけれど、『ぱすてるチャイム』、『SeeIn青』のおまけCD(ALO-019,ALICECD-6)に収録された過去作品のアレンジ曲に感涙だっ！
『Atlach=Nacha』の胡弓（中国楽器）やピアノアレンジ、『零式』のダンス＆クールアレンジ、コレットさんのテーマの愉快なアレンジ…、いや、もう、うっとりぃぃぃ〜…。(T_T)

Shadeさん、かっこいいなぁっ！




『Open〜』

『風の辿り着く場所』を歌ったAYANA(KANAKO)さんの参加したユニット“blue velvet”の1stアルバムです
完全に“ポップス”ですね。聴く側もモードを切り替えてしまいます。全体的にしっとりした旋律ですけど、悪く言えば“実験的”で安定感が不足してるかな、と思えました。
というか、“愉しさ”とか“浸れる”があんまり感じられなかったんです、ワタシの場合は。
（もしかしたら無知ゆえの）知ったかぶりな酷評をすると、「'80ニューミュージックを復古したいのかな？それにしては中途半端だなぁ」という印象でした。
そんな中、『Take good care of my heart 〜君に伝えたくて〜』のじっくりくるカンジが心地よかったのと、『Again』の古き良きアイドル曲的ノリが印象に残りました
とはいえ、容易に耳に馴染むのは確かだったので、「わかりやすく、しっかりとしたコンセプトを掲げて作れば、ずっといいものになるんじゃないかな」と思いました。（←なんかえらそう）






『Eye's Blue』

I'veが提供したＸゲーボーカル曲（5曲）のコンビアルバムですが、収録曲が5曲と少ないのに、下記『verge』と重複した曲が２曲あったのが惜しかったりするのだよ。
　でも、ワタシ的には『repeat』と『砂の風』の、まさしく“堕落”した怠惰な雰囲気とサビのキャッチーな旋律が気に入りました
　あと、装丁が輸入廉価洋モノCD的安直さとか間違いだらけとか微妙なチープさ漂うカンジが、もう一息で“いい味”になりそうかも（？）






『White Wind』

『Kanon』+『ONE』のアレンジアルバムですが、前作『real season』（←掛け値ナシの大傑作！！ワタシ的にはベスト『ONE』アレンジアルバム！！）ゆずりの安定感とアイデア、ボーカル曲のキレイさに感嘆することしきりきりきり。
　というか、「うむっ！ まさに『Kanon』！！」（くわっ） というカンジなんですよ！？
　うーん、言い換えるなら、「もし、『Kanon』がアニメ化されたりしたら、そのサウンドトラックに流用してもいいんじゃ？」的印象なんですけど、ワタシ。
　そして、『real season』に引き続いて、エンディング曲のアイデア満載でダンサブルな爽快感（←ナニこれ(^^;)）が愛おしく、うれしいです。






『Ornithopter』

『AIR』初回特典のコンビレーション＆アレンジアルバムです。
初っ端の『てんとう虫』に痺れたあとは『鳥の詩』（…ぱ、PARAMOUNT STUDIOレコーディング！？）、『青空』、『Farewell song』のボーカル曲で感涙の嵐！
取り敢えず、下記『verge』で作ったMDの『鳥の詩-short version-』をこちらのに差し替え差し替え(^^)
『AIR』は本編自体で“辛さ”が占める割合が高いこともあったんですが、この『Ornithopter』を聴くことで、その“辛さ”を昇華or洗い流してくれるような、“時の流れ”みたいものを感じました。
でも逆に、「沢山のシーンが、その鮮やかさと一緒に湧き上がって、自分の中に染み込んでいくんだけど、それらがモニターの枠の中に収まったものになっていく」、そんな気もしました。（←このイメージ、わかります？）






『玲瓏』

去年KAZさんが作られた『久遠の絆』アレンジアルバムの『玲瓏』が、今度は『痕』メインのアレンジアルバムとなって帰ってきましたです。(T_T)
って、これはC58で頒布されたものなんですけど、不幸にも情報収集不足で入手できなかったところ、この度御本人のHPにて通販しておられるのを発見！　速やかに購入！(^^)
　内容は、SJVの『Leaf』・『Leaves』に提供されていた曲をリファインしたものですが、その洗練されたカッコ良さとアイデア、そして原作を逸脱しない曲想を併せ持ってるなぁと思うんです。　原作を思い返しながら浸って、そしてそれを妨ない＆加速するアレンジだなぁ、と、うっとりなんですょ。
　ちなみに、ブックレットの原画がKAZ氏御本人とのことで、「あぁっ、完璧超人？！」的悔しさも、少しね(^^;)
　“20世紀の終わりに、今だから聴くアレンジアルバム”的印象です。（←？）






『I've GALS COMPILATION.2 “verge”』

前作『regret』に続き、やっぱり全開で横綱です。
『regret』ではAKIさんの甘い歌声が非常に印象的でしたし、今回もそれは健在だったのは勿論なんですが、私は今回収録のMAKOさんボーカル曲がバリ気に入ってしまって、しまって、しまって、そのコブシ（？！）の効いた歌声に、もーメロメロです。く〜っ！！(＞_＜)
で、普段も気を抜くと『Treating2U』や『bite on the bullet』歌い出してしまいますもん。 じーん（Ｔ＿Ｔ）→“オレ的一番心に染み込んだ歌＠2000”に決定っ！
と、いうわけで、諸手を上げて大絶賛！！ もう、リピートしまくり、恍惚な日々ですよ？
そんで、あの『regret』より気に入っているかもしれないとか思ってます、私、もしかしたら。
（ただ、ミックスでボーカルを入れ忘れたんじゃないの？という曲がDisk2に何曲かあるのと、『鳥の詩』のボーカルがブックレットで“Lia”さんになっていて、『Ornithopter』での“Ria”さんと違うー、誤植？とかのツッコミが…）






　これら全てが、通販（or店頭）で入手できるんですよ？！
　だから、とりあえず今は“いい時代”なんだろうなと思います。
　そして、将来がどうなっていくのか、楽しみです。(^^)


　あとこれらとは別に、ＧＭＬ系統が３枚あるんですけど、内容は素晴らしいし、装丁もキレイだし、質的に言うことは無いし、商業ベースの“製品”には無い＋αの魅力もある、でも、全てに共通する一点がひどく気になって、あまりいいカンジがしない。「初心を忘れて欲しくないです」

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000925
また冬がくる

:「さーて、DC版『Kanon』を完了ーっ！」

:「ゲームのページをこの形式で書くのって、久しぶりねん」

:「PS版『To Heart』以来ね」

:「やっぱ、この二つは対比される運命にあると思うのだよ、つーこと？」

:「そそそ」

:「それにしても」

:「なんだよ」

:「忙しかったな」

:「ゲームがな」

:「うむ」

:「この夏は『果てしなく青い、この空の下で…。』、『SeeIn青』、『ファントム』、『ぱすてるチャイム』、『AIR』、そして今回のDC版『Kanon』をやったもんな」

:「『ファントム』を除いて全部関西系だね」

:「いや、それはいいとして…」

:「うん、例年なら一年間で３〜４タイトルをこなしてたのに」

:「この2ヶ月でその倍！」

:「ラスト３タイトルは、三週連続して週末でこなしたもんな」

:「まさにトライアスロン」

:「オレ的限界に挑戦(^^)」

:「流石にもう、当分ゲームはいいわ、オレ」

:「ま、ホドホドにせな」

:「そういえばさ、DC版『Kanon』、予約してなかったんですよ、今回」

:「なんか、予約特典は色々とスゴイのがあったみたいですなぁ」

:「笑えるのが色々と」

:「ま、いいけど」

:「自分、昼休みに職場の前のおもちゃ屋で買いましたよ」

:「そんで、すさかず、有給届け出した、みたいな(^^)」

:「ダメ人間っぷりここに極まる？」

:「いや、これに照準を合せて連日頑張って調整したんだからさ、一応」

:「ま、そういうことにしときましょ」

:「そういうことにしといてクレ」

:「で、夜」

:「荷物の奥深くからＤＣを発掘してさ、結線して、部屋を暗くして、プロジェクタをつけて、さぁ、やるぞーっ」

:「ビジュアルメモリの電池が切れてた(^^;)」

:「ねぇ？アレって、そんなん早く電池が切れるの？！『久遠の絆』の時に買ったんだから、まだ4ヶ月経ってないよ？」

:「びっくりしたけど、まぁ、AC電源つないでればＯＫだろうと思ってたらさ、セーブでハングしやがって」

:「まー、新品をもう一個持ってたから、それでやったけどさぁ」

:「出だしで躓いたよなぁ、もう」

:「ホント、全く」

:「そういえば、最後もさ、栞シナリオの1/30で近所に落雷して、停電したゼ」

:「ひょっとしたら行いが悪い？」


:「さて、」

:「改めてDC版『Kanon』のインプレなんですが…」

:「インプレもなにも、PC版のまんまやん？」

:「まー、オレ、全年齢版はやってないけど、多分、そのマンマなんだろね、アレ」

:「要するに、声が入ったのが殆ど唯一の追加要素と言っていいんじゃないの？」

:「そーなるね、多分」

:「その声だけど、」

:「佐祐理さんだにゃーぁぁぁ（ゴロゴロ）」

:「おうぅぅぅぅ（ゴロゴロ）」

:「『あははーっ』って、もう、ねぇ？！」

:「Great going!!!(ゴロゴロゴロゴロゴロ)」

:「ハァハァ、ホラ、アレだ、『初音のないしょ』の『Leaf Fight97』の痕編の冒頭で梓に再会した時のようなシアワセ感だよな！」(←反論ヲ聞ク耳ナシ）

:「おうっ、人として！！」（久しぶり）

:「あと、ホラ、PS版『To Heart』の綾香シナリオでセリオが出てきた時とかさ」

:「おうっ、人として！！」（しつこい）

:「まー、イメージ的にはもう少し通った声質を想像してたんだけどさ、アレはいいね！」

:「うん、うん、人として！！」（執念）

:「あと、セリフのイントネーションとか、微妙に自分の解釈と違ったりすることが時々あったんだけど、それが概ね良い方向でさぁ」

:「ラストのモノローグで声質が少し変わったのが気になった以外は、オレ的にパーフェクトです。そのモノローグも泣かせたし、もー、完璧超人！」（意味ふめ）

:「でもさ、でもさ、秋子お母さんも、いいよね！」

:「ん、懐が深いカンジがでって、ゴロゴロだねっ！」

:「もーちょっと怪しさが出てくれてたら言うこと無かったんだけどなー(^^)」

:「そんで、香里が、声が少し低いかな？という気がしたけど、上手いっ！びっくりだよ」

:「どーしたってあかりのイメージを引きずるだろーなーと思ってただけに、あの熱演は感嘆デスよ」

:「かっこいーね！」

:「比較的ラクそーだけど実は難しそう（どっちだよ）な舞も、よかったね」

:「思ったよりもセリフに抑揚があって、わかりやすくなったよね」

:「天野も良かったと思わね？」

:「ん、原作だと理解しにくかったんだけど、「あぁ、成程、こういう娘だったのかぁ」ってカンジで、スルリときましたよ、私」

:「自分的には萌えとかと無縁だったんだけど、栞のナチュラルさにもびっくりした」

:「すげ、イメージのまんまでしたよ、まいった、まいった」

:「PS版『To Heart』でのレミイなみのナチュラルさと言ったらわかるかな、オレの印象？」

:「真琴も似たようなモンだよね」

:「うーん、声質がはいいとして、オレ的にちょっとばかし引っ掛かったのはナゼなんかなー」

:「ま、栞も真琴も、そのシナリオ自体のネタがオレ的にツライものがあるせいで、浸るわけにはいかないという意識が働いてるしねぇ」

:「まぁ、いろいろと」

:「そんで、あゆだけどさぁ…」


:「いや、上手いよ、すっげぇ」

:「うん、PS版『To Heart』におけるいいんちょ並みに“上手さ”を発していることはひしひしと」

:「でも、やっぱ、マルチを引きずっちゃいますよねぇ」

:「案外ナチュラルかな、とは思ったんですけどね、「うぐぅ」には」

:「いや、料理シーンで「あうぅぅ〜〜〜〜、ずびまぜ〜〜〜ん、ひろゆきさーん」とか、今にも言いそうな気がしてしまってさぁ(^^;)」

:「オレ、このＣＶの人って、マルチしか知らないし、なおさらなんだろうけど」

:「特徴ある声だしね」

:「で、名雪なんだけど」

:「正直、最初はまいった」

:「PS版『To Heart』の冒頭での志保並みに抵抗があったですよ」

:「二日目過ぎた頃には流石に慣れてきたんだけど、その後もいちいち気になってさぁ」

:「声質はそんなにイメージと違わんのだけど、こう、もう少し鼻から抜けるようなカンジが…」

:「あと、妙に抑揚が…」

:「そんで、セリフの間（ま）が…」

:「ムラもあったよね」

:「そんな気もする」

:「解釈が自分と違うんだろうね」

:「なごみとか、癒され加減が…（←？）」

:「とかとか、どーでもいい細かい部分がいちいち気になってしまうという所に、私の名雪に対する要求の厳しさを改めて自覚した次第です(^^;)」


:「それにしても、ＣＶのネタしかないねぇ」

:「だね」

:「コンプしたら、ちょびっとサービスがあったけどさ」

:「あまりアレはありがたみがないよー」

:「PS版『To Heart』における綾香シナリオやセリオネタみたいに、その他の方々救済があると嬉しかったんだけどねぇ」

:「つーか、CG100%だけじゃなくて、バッドエンドも全部見たらなんか出てくるとか？」

:「そういうバランスの悪いことを期待してもダメだって、普通は」

:「が…がぉ」

:ぼかっ


:「…あ、そういえば、エンディングは『風の辿り着く場所』のフルコーラスバージョンでしたね」

:「やっぱ、名曲だよー」

:「で、頭の中は『fair wind』な映像がぐるぐる？」

:「当然(^^)」

:「まー、改めて今回『Kanon』を一通りやってみて、『fair wind』の内容がスコしずれてたなー、みたいなことは感じたんですけどね」

:「どう考えたった『AIR』なネタ満載だもんなぁ、アレ（苦笑）」

:「いや、実はさ、松本ワールドみたいにさ、『MOON』、『ONE』、『Kanon』、『AIR』ワールドはつながっててさ、別にそれはそれでいーとか」

:「バカいってんじゃねーよ(^^)」

:「(^^)」

:「でも、ま、これで、『Kanon』も一段落ですな」

:「うん、商品展開とかはまだまだ続くだろうけど」

:「当初は『To Heart』とかと比べたら随分と弱いと感じたキャラ萌えな要素も、『AIR』に比べたら随分と判りやすいしね」

:「…さて、総論として」

:「ＣＶが付いたことで、楽しめたのも事実なんだけど、それ以外の“仕掛け”が皆無というのは、正直残念でした」

:「だね」

:「付加価値的には十分なんだろうけど、事前に想像が出来た範囲だったし」

:「…贅沢言ってますね、オレ」

:「でも、予想外に萌えた佐祐理さん達が居たんで、これだけで価格分は回収できたと思ってます(^^)」

:「単純なモンですなー(^^;)」

:「さしあたって」

:「フルボイスで時間がかかりすぎーでー」

:「つかれたーよー」

:「さて、時効だから言う懺悔」

:「突然、ナニ」

:「実は、PC版の『Kanon』について、私はその存在を発売された後に知った」

:「まー、雑誌とか読まないし、情報収集アンテナ偏ってるしね」

:「その直前に一年遅れで『ONE』をやってて、ようやく『そのスタッフの作品が出ているらしい』ことに気付いて、買ってきたという」

:「そんなんでも、『anemoscope』付きの初回特典版を入手できただから、田舎に住んでたとかのラッキーが重なったんだよなぁ…」

:「ときに、アリスソフトのトレーディングカードが出るんだね−、『ぱすてるチャイム』も入った奴」

:「いきなり関係ないこと言うなよな」

:「やっぱコレットさんのカードはさ、“あかり”と“おさげのあかり”みたいに、“○○コレット”と“××コレット”とかでニバーイ、ニバーイ？」

:「ななな、なんてコトを」

:「本来ならオレ的に沙耶が最強なんだけどさ、“セレス”＋“特訓（スカウト）”なんてのも、結構スゴイことになると思わね？」

:「うるさいうるさい！」

:「ははは、でも、やっぱ、『アトラク＝ナクア』はいんないかね、『アトラク』！　“初音”＋“贄”カードで一網打尽♪まさにハーレム？」

:「だから関係ないって！」





　実はルールも知らないし、ネタも無いので唐突にオワル

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000911(000918Rev)
また夏がくる

　この夏の本命馬：『AIR』を読了。

　「　　　　複雑です…」

　そんな、途中印象と、

　「ちょっと、整理したいな、ちゃんと、考えを」

　そんな、読了後に振り返りたくなる、物語でした。



以下、簡単にインプレ　…多分ネタバレにはなってないと思いますけど、『AIR』未読の人は注意。つーても、終わっていない人には（終わった人でも）ナニ言ってるのか、皆目理解できないと思いますけど(^^;)

・心に穿った数本の杭から、何かが染み込むものが広がっていく、そんな感覚があります。
・プレイ中は、なごんだり、癒されたり、楽しんだりしているヒマは（殆ど）、ありません。
・情けなくて、悔しくて、悲しくて、一生懸命になりたいのになれない、そんなもどかしさと辛さが、ずっと。
・『Kanon』みたいな力技なネタのオンパレード、という訳ではないにしても、かなり“痛い”パーツで構成されていて、読む人にとっては本気で抵抗があると思います。やせ我慢していたり、気付かないふりをしている心の闇の部分をほじくりかえされるような人は、そんなに少なくないんじゃないかと思いました。
・ゲームシステムの安定感や操作性は、満点に近いんじゃないかと。　私はゼンゼンストレス無くできました。
・ヒロイン3人なり、サブキャラなりに“萌え”る人っているのかな？ 少なくとも私はそういった視点では、彼女達を見ることができませんでしたし、意図的にそういった（萌えない）つくりになっていたような気がします。少なくとも、ゲーム中は「それどころではない」というカンジでしたな、オレ。その点、『久遠の絆』に通じるものが…。←禁句？(^^;)　あー、今から思うと、ねーちゃんとか、女房とか、いいカンジだったかも…、うをーっ！女医さんっっ！術士さまーっ！！（だいなし）
・OPは、過剰に期待していたせいか、少し物足りない気がしました。「ここはタメなんだろーな」と思う部分がもどかしかったり、「ここは繰り返したいんだろうな」と思う部分が冗長に感じたり。非常にセンスのあるアイデアが散りばめられているだけに、もう二押しぐらいあったらヨカッタのになぁ、と。
・ヒロイン3名（＋１＋１＋0.5？）の関係が“ギャルゲーのパターン”を踏襲していなかったのが、このストーリーとして確かに正しい姿だと思いました。　シナリオ毎にしっかりとつけられている意味付けが、非常に心地好いです。
・全体の構成の巧みさには、実に感心。　こんなのは、二度目はないでしょうね。
・『Kanon』が“やるせなさから救われるまでの道程”とすれば、『AIR』は…、難しいですけど、“自らを救う強さを得るために、苦しみを繰り返していく”、そんなカンジかな…？
・どんなに辛くとも、人のために「強くならなくちゃ」という姿と、真摯な“献身”がある姿に、惹かれます。
・“残酷な童話から続く物語”、そして“悲しくも、美しい”、そんな物語だと。
・彼らは救われたのか？　私には、まだ、よくわかんないです。

　今回は、入手直後の出張で少し間が空いてしまったものの、正味20時間で読了、といった所でしょうか。

　そして、初回特典のコンビレーションアルバム『Ornithopter』(直訳では“はばたき飛行機”だけど,これで“翼のひと”の意かな？)は、読了後に聴くとその価値は最大32倍増！　ゲーム中の“辛さ”や“悲しさ”が全て想い出に昇華されて、キレイなイメージだけが残るような感覚で、気力が湧き出てきて、実に救われました。


　“エンターテイメントソフト”と謳う所とか、その手法・内容・解釈の難しさには『ONE』にも増して賛否両論がありそうだけど、すごく贅沢で、志が高くて、深くて、心に残る“物語”だと思います。　その良さは、これから徐々に染み出してくるだろうと、思っています。　よかったです。

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000830
わかってるねんで！？

　元ネタを見た瞬間に閃きました。（いつものことです）

　平日なのに突発で作りました。(ダメ人間)

　ネタがわかるひとは笑ってください。（参考：よつばスタジオHP）

　ちなみに、

「冗談ですよ？」(^^;)





　「と、いうわけで、梓嬢の誕生日おめでとー！！　・・・22歳ですか？」(^^)

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000824
あの冬の、一本

唐突ですが、『ファントム -PHANTOM OF INFERNO-』（以下、『ファントム』）です！

　晴れて（？）夏コミ強化月間を終了したので、本来なら『果てしなく青い、この空の下で…。』（以下、『青空』）なネタを描くべきなのでしょうが、『ファントム』に関しても『青空』同様にやりたいネタ満載で我慢していたので、カンニンな？＞（誰に？）

　…その割に出来が悪い絵→だなぁ…。（しょぼん）

　あ、順番を違えてしまったけど、『ファントム』の紹介＆インプレなど。
　このソフト、ちょっと前の奴です。2000年2月発売ですから、半年前ですね。
　アオリ文句が、“超リアルな本格ハードボイルドストーリー　生と死の狭間で育む純愛”っすよ？！　この時点で只者じゃない感じがムンムンです。
　そんで、銃器や乗り物が3Dレンダリングで描かれて、背景は写真のレタッチ。（しかも写真素材提供・ロサンゼルス観光局！！） そもそもＸゲー自体が偏執狂的ポイントがどこかしらにあるとは思うけど、このゲームのそれは明らかにベクトルが違う！
　そして、ゲームシステムが、macromedia directorで作られてるじゃないですか！ いやー、もー、ワケわかんないです。(^^)


　と、まぁ、異文化な部分で戸惑いを感じるのは最初だけで、ストーリーを始めると…、こりゃ、まいった。たいそう達者なストーリーテリングぶりに、シナリオを途中で終わらすことが出来ないことうけあいじゃー！（平日だというのに、一気に最後まで読んでしまって、睡眠時間1.5Hでフラフラさせられましたよ、私(^^;)）

　まったく予想できないドラマティックな展開、緊迫感、濃い脇役てんこもり、“痛い”銃器の音、“説明”が無くとも伝わってくるキャラクターの心情、どれもこれも一級品のエンターテイメントです！

　アレですな、『青空』と比較すると、どちらも“感情移入”は相当なモンですが、『青空』が“感心”＆“萌え”だとするなら、『ファントム』は“感動”＆“燃え”というフィーリングの違いを感じますね。（←適当）

　そう！“燃え”ているから、ナニやっても許しちゃうんですよ！　つまり“頭の悪いハリウッド映画”と“頭のおかしい香港映画”なんです！（←これは、…言い過ぎか？）
　横撃ち＆２丁拳銃なんて序の口、敵の逆狙撃ＯＫ、必要とあればunti-material "砲"を使うこともＯＫ、何気に爆殺、裏切り、逃亡生活、教会での懺悔〜銃撃戦、校舎内でのトラップ〜銃撃戦…、ホゥ…（タメイキ）
　これだけ外連味溢れるシチュエーションをイヤミなく納得させた上で楽しませるバランスには、もう、目から鱗が落ちたようですよ、いや、ホントに。


　で、そんな中でも、オレ的なベストエンディングは“ein”こと“エレン”のシナリオです。

“そう少年に伝えるために、少女は微笑みを浮かべてみせた。”

　日本での決戦から続く旅、そして「もういい」から上記のシーンに至る流れ、そして、まんま『LEON』のエンディング曲『Shape Of My Heart』そのまんまのエンディング『If We Get Tomorrow...』！　こりゃ、もう、私の心情的には“轟沈”という表現がぴったり。諸手を上げて降参です。(T_T)　辿りつけたんだね、よかった、ホントにホントによかったよーよーよー。（滂沱²）


　で、ベストシーンは、教会での“ein”の懺悔、そして“ein”ＶＳ“drei”の戦闘だ！　ここで、“ein”の懺悔の言葉に涙しないのは男じゃない！　そして、自分が入りこむスキなぞ一分も無い二人の銃撃戦〜銃を突きつけあう二人の姿！　あぁっ！ 美しい！！　うっとりだよー(T_T)


　はぁ、それにしても、今回もブチのめされましたよ、ゲームに。
　『青空』で足元をすくわれたところに、『ファントム』でヒジ＋ケリを入れられた気分。（意味不明）
　質の高い“エンターテイメント”に、満足、満足、満足。（＾＿＾）


　あと、Nitro+のHPを読んでみると『青空』のTOPCATと交流があることや、今月の『GUN』を読んでみると「銃器に関してはアージュが師匠」とか、業界内部での繋がりが見えてきて、これからの業界も心強い限りですなぁ、とか今更のように思ったりして。

　そうそう、夏コミで『青空』サントラを入手したら、以前メタクソにけなしたことのあったOPムービーが、おまけとしてこれでもかという感じの画質改善版で収録されていました。（というか、正確にはＯＰではなくてデモムービーなんですけどね。）　で、そのラストが、文乃嬢の「私の存在価値なんて…」で締められていて、私が作中で一番印象に残っていた＆絵にもその台詞を描いてたりしてた私にとっては、「おぉ、（デモを観ることなしにゲームをしたのに）読みどころはしっかり押さえていたのだな！＞オレ」なぞと、少し嬉しかったり(^^)

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000814
C58顛末記

　…いやー、皆さん、暑い中＆雨の中ご苦労様でした！

　私もねー、一週間ぐらい前から明らかに大陸の気団が強かったし、雨にはかなり警戒していたんですよ。　数日前になると、夕立や集中豪雨とか、天気が不安定になりはじめたし、実際、有明にバイクで搬入経路の下見に行ったら、雨に降られるしさー(^^;)　結局、当日のハンドキャリー分のバイク搬入は敬遠して、小栗さんの車にねじ込ませて貰ったワケなんですが、いや、台風が来るとはこれは流石に予想外。　更に、その上陸を食い止めた１５万人分の怨念もスゴイものだと、かなりマジに思ったりしてます。(^_^)

　あと、まー、今回で二回目の夏コミ参加になるのですが、前回の教訓から、体調の維持管理には少し気を払いました。（もう、いい歳だし(T_T)）
　冷静に考えても、（私の場合だと）朝４時に活動開始して、夕方6時頃まで動きっぱなしという条件なワケで、あの温度湿度という環境下での活動であることを考えれば、純粋な労働タスクにしてもかなりのものなんですよね。これに精神的圧迫が加わるわけで、メンタル面でも重労働だと思うのですよ。
　で、結局した対応は、まずなによりも、前日の睡眠時間ですね。前回は徹夜も同然で参加して、既に午後2時には精神的に朦朧となったので、今回はきっちり８時間寝ましたよ、午後８時就寝。（笑）小学生だってもっと夜更かしするって。
　で、汗で失われる塩分ナドの補給を考えて、即効性のあるスポーツドリンクを大量に用意して、当日はこまめに飲むことで、体調を維持。（ま、それでも、今回はかなり涼しかったですよね。）
　あと、一ヶ月くらい前から、ランニングと筋力トレーニングで体調を整えるように心掛けました。（ツーリング前にするメニューなんですけどね）
　あとは、気力！　…つーても、（今回は大量搬入によって）あまり自分自身の買い物の時間は期待できないことが確定していたのですが、まー、それでも、幾つかのピンポイントな物欲を励起しておき、さらに、「損益分岐点を超える頒布数が目標っ！」というとてつもなく高い目標をいけしゃーしゃーと持つことで、ともすると過飽和をとうに超えた周囲の物欲蒸気圧に押しつぶされないよーにしました(^^;)←去年は完っ璧に押しつぶされました


　さて、当日、サークル入場の7:30少し前に会場に到着したところ、既に入場させてくれてました。雨に対する配慮なんでしょうね。柔軟な対応に感心します。
　で、自分達のスペースに着いて、思わず笑っちゃいました。　前日に印刷所から直接搬入して貰っていた荷物が置いてあったのですが…、私の奴に加えて、小栗さんの小説本の箱・箱・箱・箱・箱っ！　どーすんの、これ？ってカンジでしたなぁ。（少し現実逃避）
　そんな訳で、いつもなら5分で終わらすスペース作りが、今回は1時間半近くかかって、且つ、スペースの後ろと、なによりテーブルの上にうず高く積み上げられた頒布物の山には、笑うしかないという状況でした。
　でも、開会後の第一波（補充することすらできない忙しさ！）で、その山があらかた無くなってしまったので、バッファ的にあれが適量だったという事実が明確になり、その恐るべき杉本文庫の実力をまざまざと見せつけられました。スゲェ…　（正確に言うと、今回は雨天による入場制限がかかっていたそうだので、そのリミッターが無かったのなら、一体どうなったことやら…）フロントに４人立って、４列をさばきつづけて、最初の1時間は本当に息をつくヒマも無かったし…。
　でも、ま、その壮絶な搬入量＆我々の限界に挑戦＆周りに迷惑をかけまくって、来ていただいた全ての方に新刊が確実に行き渡ったっんですよね。あの山が“完売”ですよ！　誇らしいことです＆ありがとうございます＆ごめんなさい。


　…とまぁ、こんなカンジで、私の『fair wind』は、上記のような“杉本文庫”の圧倒的な集客力に寄生するような形での抱き合わせ販売的姑息なコトをやっているような気になってきて仕方がなかったのですが、過程はどうあれ、沢山の人に観ていただけたというのは、嬉しいことです。ありがとうございます。
　でも、今回は、前回の『セリオの居る風景』のときとは明らかに異なる不安があるんですよね。基本的にwebコンテンツが既に存在していた点でその最低限の商品価値は確保？つつ付加価値を与えた『セリ風』の場合は、その内容を承知で購入される人が大半＆“（当時は）数少ないセリオ本だから”という動機が裏付けになるに違いないという確信があったのですが、今回の『fair wind』はジャンル的には得体の知れないモノなのは明確だということは作った本人が重々承知していて、おまけに購入動機になりそうな要因で確たるものなぞ存在しないし、中身は実際に買うまで判らんのだし…、あぁ、今でも不安だよー。(^^;)
　結局、“ちょっと違うマッドムービー”を（稚拙ながらも）提案したつもりなので、まずは“買って貰う”という関門を超えても、その後で更に“評価”という部分も気になったりして、いつまでもツライし、更に、（ちゃんと観てもらう為の）PCスペックに対する関門もあったり…、うわー、すげー、バクチじみてるなぁ、オレ(^^;)

　で、そんな中、

「“杉本文庫”のプロモムービーを作った方の作品ですよね？　じゃぁ、大丈夫でしょうね、内容」

　と言われて買われて行った方のお言葉に、私のサングラスの奥では目尻に涙が光っていたり(じーん)

「“VIDEOGAME”のコンテンツ、ずっと観させて頂いています」

　と言われて買われて行った方のお言葉に、マジ頭を下げてしまったりとか…、
　あぁ、これが、コミケの醍醐味なのね…（うっとり）

　あと、明らかに「なんだ、コレ？」ってなカンジで訝しんで手に取る方へ、必死で説明するとか、ドキドキしながらも、割と楽しんでやったりしてました。　正に、文化祭の気分でしたね。(^^)　やっぱ、基本は「見て、見て！」なんですね、基本。


　さて、私自身のお買い物は…、『果てしなく青い、この空の下で…。オリジナルサウンドトラック』を（一旦諦めたのにタイミングよく）辛うじてゲット、んで、『果てしなく青い、この空の下で…。』本の『夏』&『あかり姉さん』だけ。　…手に入らなかったアレンジCD類は、復路おもむろに秋葉に寄って入手。(『white wind』、『GMLS-Leaf-』、『GML vol.4』)　なんとなく、ぎゃふん。(^^;)
　で、あとは、『fair wind』と交換のわらしべ長者で、色々と入手。（『緑風百景 0.5』の梓っぷりに、にひ。(^^)『俺野鳥図鑑』&『ナンセンス絵本 総集』なんて、まさにわらしべ長者の極致デス。つくりさん、ありがとうございます〜。笑いが止まりません〜。(^^;)　惜しみない労働を提供下さったぱえさんの『イヒ石』と『Uniform Princess』も、リアルタイムで製本される様を見せられてしまっては、涙が止まりません(笑)　『D.W.』つながりなツテで『EraHon』(なんつータイトルだ（笑）)と『男装の小娘』を頂けました。『D.W.』話でトコトン盛り上がりたかったトコなんデスけど、すみませんでした。『原材料・謎 のジャムみたいなもの』（実物）はウケたなー(^^)。んで、楽しみしていた『CRIMSON HEART』は、やっぱり志保でヨシ！！（笑））




　あぁっ、今から打ち上げに行かないと！　中途半端だけど、じゃっ！！

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↓↓↓　＜　暫くはC58向け『fair wind』強化月間コンテンツ一式です〜　＞　↓↓↓

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心　に　響　く　旋　律　が、　鮮　や　か　な　風　を　運　ん　で　く　る　。

"Kanon" original ending movie " fair wind " CD-ROM

ス ク リ ー ン の む こ う か ら 、 光 た ち が あ ふ れ だ す よ 。

CD-ROM CONTENTS "fair wind" VFW movie 7:00 (a: 640X480-480MB, b:320X240-145MB) * - special content - "夢の残滓" sales promotion movie HQ ver. VFW movie 1:00 (640X480-18MB) * [scene/serio] Adobe PDF document short stories, 80P

「　今 回 の テ ー マ は 、『 風 』と、『 旅 』な ん で す 。　」

極東屑山公司 発 "SUGIMOTO GRAPHITICA" ブランドの第二弾！ 名曲：『風の辿り着く場所』に乗せて、 『KANON』のエンディングムービーを大妄想！ プレスCD-ROMで限定生産開始！ (c)ICHI, 1999, 2000 (http://www.interq.or.jp/www1/i65535/) (c) PUCHI,1997,2000 (http://www2.odn.ne.jp/puchi/) (c) HIROKAZU KOYAMA, 1999,2000 (http://www.urban.ne.jp/home/hirok/) (c) OGURI's Notebook, 1996,2000 (http://www.kt.rim.or.jp/~tome_b/) (c) Far East Scrap Heap Company, 1999, 2000 (http://homepage1.nifty.com/itii/) SPECIAL THANKS TO sugich (http://village.infoweb.ne.jp/~fxba0022/)

comming soon　@　夏コミ(日)東チ-45a BiTmap Publishing”

そ　し　て　、お　隣　り　は

夏コミ(日)東チ-45b 小栗's bookshelf　！！

小栗's Notebook 発 “杉本文庫”　待望の最・新・刊！ 『永遠の楽園』（上） ＜ PROMOTION MOVIE ＞ [320x240 3MB] / [512X368 4MB] 新装丁で『二重螺旋』も再版！ そして、あの『千鶴日記』も！！ (c) OGURI's Notebook, 1996,2000 (http://www.kt.rim.or.jp/~tome_b/) (c) HIROKAZU KOYAMA, 1999,2000 (http://www.urban.ne.jp/home/hirok/)

"Kanon" secondly novel 『永遠の楽園』 POCKET BOOKS

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CORRESPONDENCE No.0 00/06/19

CORRESPONDENCE No.1 00/06/23

CORRESPONDENCE No.2 00/06/30

CORRESPONDENCE No.3 00/07/07

CORRESPONDENCE No.4 00/07/11

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000801
早速、反響が続々と！！←（過大広告…）

「あー…、頑張って作ったねー」 （那覇在住Ｙさん・某隊勤務） …うぃっす！がんばりました！　…え？「でも、不親切な映像だね」だって？　うー、それは確かに。　しょぼん 「法外な価格じゃなきゃ、買いますよー」 （川崎在住Ｋさん・某社勤務） −はい、お勉強させて頂きます！　…つーか、赤字確定！みたいなカンジなんですが、￥500ということで！！ 「…じっくり作り込めて、いいなぁ…」 （横浜在住○さん・ゲーム会社激務） …まぁ、時間だけはバカみたいに！（つーか、バカぁ？） 「　　※※※※　　」 （『神戸在住』第二巻発売中！）←意味不明 …あわわあわ、なんと、勿体ないお言葉ー(T_T)　（反省しました）　あ、『AIR』通販注文しましたー ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　…などなど、皆様の暖かいお言葉に支えられまして、当日を迎えるばかりになりましたです。（多分） 　どうか、宅配事故が起きませんように（祈） ＜特別企画・『fair wind』のひみつ＞ その１.「あっ、今のセリオ？！」 その２.「装丁内に梓が隠れてるらしいぞ！」 その３.「リバーシブルなブックレットで二三度おいしいって？」 その４.没企画(1) （[Ti]）「（焼肉を食いながら）…でさー、CDの容量が余りそうなんで、穴埋めコンテンツでさ、みんなで焼肉食べながらでさ、覆面座談会とかのDV撮ってさ、ピーとかモザイクとか入れる編集してさ、そんなのどう？」 (Ｓ)「そんなの見せられても、絶対引くって、みんな」 （[Ti]）「あ、この肉いただき」 その５.没企画(2) ([Ti])「…でさ、この間のこみパ会場でＭさんが撮ったDVを素材にしてさ、ラップ風味なモンタージュムービーなんて、ダメかねー」 （Ｍ）「素材がダークすぎだから、ヤバイですよ、いや、マジに」 （[Ti]）「（一体、何を撮ったんだろう…）」 （注：少し脚色♪）

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↑↑↑　＜　C58向け『fair wind』強化月間コンテンツ一式でした〜　＞　↑↑↑

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000717
この夏の、一本

さー、夏です。　セミがやかましいですね。 　だからでしょうか？　『果てしなく青い、この空の下で…』のパッケージに惹かれて、買ってしまいました。 　（プレイ中） 　(終了) …油断してました。ごめんなさい。こんなにいいソフトとは、皆目思っても見ませんでした。(_o_) 　実に、良く出来ていますです！　感服です。 　…すみません、↑はカッコつけて言いました。　正直に言います。　すっげー、気に入りましたっ！ 　社交辞令ヌキです。　もー、オレ的殿堂入り級です。 　実は、一体どんなジャンルの話であるかも知らずに、素朴な田舎っぷり＆夏っぷりがだだもれなパッケージに惹かれて買ったワタシだったのですが、やってみると、この田舎が舞台のノベル形式の伝奇ホラーにどっぷりハマッてしまいました。 　（安易に引き合いに出すのもアレだけど）『痕〜きずあと〜』を髣髴させるモノがありますが、泣きゲーじゃありません。　ストーリーテリングと謎解きを楽しみながら、田舎や猟奇の空気を味わう構造になってると思います。　この“謎”が三重構造位になっていて、好奇心がそそられまくります。　おまけに、全員のエンディングを見終っても、未だ完全には解かれていません。　あぁ、どうしてくれよう(^^;) 　キャラは、Ｘゲーとして成立することを疑問視してしまうよーなサッパリ＆達者な絵柄でありつつ、実に味があるという絶妙の味付け（スタジオジブリ製作の映画だと言っても信じちゃうくらいだ）で、シナリオの出来も相まって、存在感バシバシである。→LVNで発生した「キャラが喋っているような気がする」錯覚が発現しました。(^^) 　で、そのキャラ毎に謎の断面に迫るワケで、季節感覚あふれるシナリオとで胸がいっぱいになってしまいますー(T_T) 　さて、萌えな話である。　オレの頭の中では“綾香＋黒井ミサ＠『エコエコアザラク』”な文乃（ふみの）がぶっちぎりで、続いて“ともちゃん＠『あずまんが大王』”な悠夏（ゆうか）とか、“実はしたたか神岸あかり”な雨音（あまね）といったトコでしょうか。（←いいかげんな例え） 　特にっ、「私を助けたのが運の尽きよ、大人しく幸せになりなさい」とか「男の人はね、女の人に母親であり、妹であり、友達であり、娼婦であって欲しいのよ…私ならなれるわよ」と、ラストで言ってのける文乃には惚れ惚れするザンスー。　これはもー、トランスワールドに考えても（綾香とかに並んだ）最強クラスのキャラじゃよー。←？ 　素朴さ＆伝奇さ＆和風さをミックスした達者な音楽もいい。（でも、ボーカル曲は、LeafやI'veで耳が肥えたせいか、少し物足りなかったです） 　ついでに言うなら、OPムービーの出来も減点ポイントです。 　でも、パッケージデザイン類も非常にしっかりしているし（ＣＤ盤面のステキさよよよ(^^)）、んでもって、おまけシナリオとかの出来も素晴らしいし、全体のバランスの優れ具合からして、綿密に企画を立てたんだなぁということが伝わってきて、すっげー好感があります。 　あぁっ、まだ色々と書きたりないことがあったのだが、整理がつかないー(;_;) 　（これでは、どんなストーリーなのかが伝わらんじゃないか） 　…まー、うんちくヌキに、これはオススメです。　是非！＞all p.s.あと、『零式』テイストと海洋冒険を匂わせる『SeeIn青』にも触手が…(^^) 　おまけディスク収録の『ATLACH=NACHA』と『零式』BGMアレンジ＋メガネ初音お姉様のカットだけで、既にモトをとった気分です。(^^;)

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000711
作品解説 (4)

"Kanon" original ending movie " fair wind " CD-ROM CD-ROM CONTENTS "fair wind" VFW movie 7:00 (a: 640X480-480MB, b:320X240-145MB) * - special content - "夢の残滓" sales promotion movie HQ ver. VFW movie 1:00 (640X480-18MB) * [scene/serio] Adobe PDF document short stories, 80P


　…と、まぁ、こんなカンジで7分間延々とぐりぐり（チラチラ？）動きます。
　瞬きしてたら見落とすものが色々とある程、ギッチリ詰め込んでます。
　自分で観ていて、時々落ち込んだりするけど、時々元気になります。
　売れる、売れないは別にして、「作ってよかった」と思ってます。
　拙い部分も沢山あって反省のし通しだけれども、キレイな映像や気持ち良さも沢山あると思います。
　せめて、『風の辿り着く場所』の清々しさは、スポイルしてないと思いたいです。（弱気）
　そして、楽しんで作ったのはきっと伝わるんじゃないかなと、割と（根拠の無い）自信を持って思います。
　是非とも、高速なＰＣと大画面・大音響で観て、聴いて欲しいと思います。

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000707
作品解説 (3)

　さて、今回は、“fair wind”周辺の話題とかについてです。

　「同人でムービー」となると、避けて通れない話題として、“マッドムービー”があります。
　メジャー所でも、某“ＧＧＧ退官ビデオ”みたいに『電撃大王』で紹介されたよーな半ばオフィシャルな（？）ものから、某社に訴訟されてしまっててんてこまいなものまで色々とあることは皆さん御存知だと思います。
　が、WEB上では更に色々な水準のムービーが徘徊していまして、性根を入れて探してみると、面白いものです。（面白いんですが、その大抵のものが配布している時点で著作権を明確に侵害してるんですけどね）

　これらのムービーを映像的に分類してみますと、従来のセルアニメーションに準じた手法で作られている“アニメーション”と、ゲームからの吸い出し画像で構成された“モーショングラフィクス”に大別できると思います。
　前者は、その手間を考えるだけで、私なぞは裸足で逃げ出しそうになってしまいますが、後者は、はっきり言って「ツールさえあれば誰でも作れる」ものです。（“fair wind”は手法的に後者に近いので、このことの証明になります。…もっとも、画像素材は自分で用意しましたけどね）

　で、この、“モーショングラフィクス”ですが、要はビデオ編集です。　もっと言うなら、“ノンリニアビデオ編集”です。（正確には、“レンダリング”：計算による絵の創成を含んでいますが）
　これがまた、やってみると、すっごい楽しい作業です。
　この楽しさは、やってみないと判らないかもしれませんが、多分、万人に共通だと思います。　やりたりことをイメージさえできれば、技量や知識を要せずに映像を作れるわけです。　「環境さえ揃えば、楽しむ為の敷居が低い」表現手段です。　これは、ちょっと感動ものだと思います。
　既にVAIOのビデオ編集機はバージョンを重ねていますし、CANOPUSやNANAOがターンキーの編集機を出すとか（EPSONは撤退したけど…）、さらにWindows Meではノンリニア編集ツールが標準ツールにする時代です。 また、CD-Rの廉価化やDVD作成環境・再生環境(PS2なども含めて)の普及も併せて、インフラも整いつつあります。　今や、オリジナルMDを編集で作る程度の意欲さえあれば、映像で同じこと楽しめる、そんな時代が目前に来ているようです。(少なくとも、今現在は敷居が高いです。話せば長くなりますが、一年前はさらに高かったです。でも、明らかに低くなりつつあります！)
　今の“デジカメ”文化を一歩進めたようなイメージで、撮った映像を“作品”として皆が編集をする、そんな姿もアリかなと思えるのです。　だって、“ラク”で“楽しい”んですから。

　ときに、“fair wind”は7分のムービーです。　これは背景音楽である『風の辿り着く場所』が6分8秒であるところから来ていますが、はっきり言って、私の乏しい構想力でこの時間を持たすは限界でした。(^^;)
　少し話がずれますが、欧米には「5分間ムービー」という文化があるそうです。　自分で撮ったビデオ映像をテーマ別に5分程度で編集しムービーを作り、批評し合うコミュニティがあるんだそうで。　これを知ったのは、“fair wind”を作っている途中だったのですが、その合理的さに感心しました。
　言っていることが矛盾しているかもしれませんが、「素人が映像を編集したって、ロクなものになるわけがない」ことを身に染みて感じていましたし、実際、学生ムービーとか観るに耐えないものが溢れているのも事実、さらに、親馬鹿の“撮りっぱなし”ムービーを2時間も見せられてしまっては、苦痛以外の何でもありません。(作っている本人が楽しいのと、観る人が楽しいのとは、全然別ということです)
　そこで、“5分”です。　これなら、多分なんとかなります。　文章や俳句だって字数の制約がないと効果的な推敲がしにくいのと同じ原理で、こういった制約は、（大長編を破錠なく構成できる人は別にして、多数派であろう所のフツー人にとっては）いい方向に多く働くであろうことは、やっている本人が実感しました。

　話題は変わりますが、ムービー作りで避けられない問題として、ＢＧＭがありますよね。（ミュージックビデオに近い性格の“fair wind”の場合は、ＢＧＭというよりも曲そのものになるんですが）　音楽の素養が、それこそ皆無の私にとっては、話をすることがムチャクチャしんどい分野です。
　それに加えて、この初夏頃から、にわかに音楽周辺の著作権に動きがあって、今までグレーゾーンだった部分が黒になったり、白だっだ部分に黒が広まってきたりして、いままでよりも扱いに慎重さを求められるようになってきました。（まぁ、2000年度版のダイヤモンド社の特許トレンド解説書にゲーム業界話が４件も載っている時代ですしねぇ…）
　“fair wind”でも紆余曲折あって、ICHIさんの御好意でMIDI曲を御提供頂けましたが、そういえば『夢の残滓』ムービーでもプチさんの御好意に甘えさせて頂きましたし、つくづく人の情けが身に染みます。(T_T)
　この問題はムービー作りの敷居を一段と高くしていて、これに対する取り決めをするなどの解決策を講じないことには、『マッドムービー』はいつまでも“マッド”のまんまだろうなー、とか思います。

　まー、ごちゃごちゃと書きましたが、要は、素人なりに「“5分間ムービー”の存在で、“別の分野の人に見せても恥ずかしくない映像”とは何か？」を考えるきっかけになって、そして著作権なんかの問題意識を持ちながら作りましたー…、という言い訳なんですけどね。(^^;)
　（多分）これから増えていくであろう同人ムービー分野の（技術的でない部分での）試行錯誤紆余曲折について、検討の足しになればと思いつつ、徒然に書き留めてみました。
　あんまり面白くないですね。(^^;)　次回はムービーの具体的内容の詳細についての予定です。

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000630
作品解説 (2)

　さて、今回は、“fair wind”の構成とか、製作過程についてです。


　一応、“fair wind”ある種の“ミュージックビデオ”的映像を目標として作りました。
　とは言っても、ここ１５年位の間に蔓延したＭＴＶ的coolな映像（←あの“THRILLER”が1984だ）をイキナリ作るというのは、素養も機材もイマジネーションも無い私にとってはムチャな話。（最近の邦楽ミュージックビデオも映像的にスゴイし）　私の想像できるイメージというと、せいぜい、昔のレコード店で流れていた“プロモーションビデオ”程度になるのかも。
　判りやすい例としては、『エ●ァンゲリオン』OP風にカットの断片でイメージを語る手法とでも言いましょうか。
　若しくは、テンポの異様に速いN●Kの“名曲ア●バム”(^^;)

　そして、映像的な要素として、“モーショングラフィクス”的な手法を使うことにしました。
　“モーショングラフィクス”とは、なんぞや？
　私も定義はよく知らんのですが、乱暴に“動くグラフィックデザイン”と理解してマス。
　気持的には、最近のＣＭ（H●NDA DNAとか化粧品関係とか）とか動く企業ロゴ（S●NYとかT●YOTAとか）とかで見掛ける“モーションタイポグラフィ”を主にイメージしています。
　まぁ↑の例なんかは、非常に凝りまくった映像ですので、私には一体どうやったらあの画を作れるのか皆目わからんというのが正直なところなんですが。
　でも、私はタイポグラフィは元々好きであり、視覚的に文字という力強い要素を含む絵というのは、表現手段として非常に強力なものであるという信念もありますので、この“モーションタイポ”には是非とも挑戦してみたいと強く思うような素養はあったワケです。

　で、手法、というよりも、センスとして“ＶＪ”的な要素を、そのカッコ良さ、気持ち良さを盛り込みたいなぁ、という気持があります。
　念の為、“ＶＪ”とは Visual Jockey の略でして、“DJ”なんかのビジュアル版みたいもの（？）です。　主にダンスクラブなんかで、音に合せてライブで映像を作って見せる人達、及びその映像表現そのものですね。（？）　これに使われる手法には、上記“ミュージックビデオ”とか“モーショングラフィクス”も包括されていると思います。
　この分野、去年の頭辺りからにわかに盛り上がってることもあって、ＰＣ用ソフトも一気に充実し、割とお手軽に試すことができる環境が整備されてます。
　そのソフトを使ってみたところ、映像をその性格で分類して〜タイミングに合わせて上手く組み合わせてみせる、ただそれだけで気持ちの良い映像を作ることができる、それに気付かされました。


　…てなわけで、これらの手法に“風”や“旅”のイメージを盛り込んで、なにより“Kanon”を、“風の辿り着く場所”に乗せて表現する方法を、悶絶しながら工面したワケです。
　“風”や“旅”のイメージは、私が過去に撮影したスチル写真を使って投影しようとしています。
　“Kanon”の表現には、去年描きためたイラスト類を使いました。

　要するに、ごった煮です。
　さて、こんなんで、どんな映像なのかイメージできましたか？　…オレなら判らんなぁ(^^;)

　まぁ、結論から言って、「自分としてはアイデア不足でダサダサな部分が気になるけど、気持ちの良い映像」は実現できたんじゃないか、そんな風には思ってます。




　去年の７月までかかって資料を集めて検討をして、作品の方向性の概略が上記のように決定ました。
　次は製作環境を整備して、製作を開始するワケです。

　調べてみると、まず、PC環境の強化が不可避と判りました。
　当時の私は、Windows95+PentiumII300MHz+128MB+LXとゆーPC環境にWin16アプリのみで作品を作っていました。　一回のタスクでGB単位のデータを扱うムービーを作るには弱スギます。
　安価＆強固な環境を構築するとゆーことで、Celeron466MHzのdual+BX＋WindowsNT化を果たしました。　また、作品の進度に併せてメモリを逐次増やしていくことにして、最終的には512MBになりました。（途中、メモリの暴騰で、高い買い物になるという予定外も…）
　強固な環境という点では、もう、大満足です。　CPUフルパワー＆HDDアクセスしっぱなしの一週間連続稼働でも安定してましたから、これ以上の贅沢は言えませんよ。

　環境を安定させた後は、ムービーのエディットを行うソフトの選定です。　いろいろと調べましたが、私の性分から言って、Adobe AfterEffects (:AE) が最も適しているとの結論に達し、高い買い物でしたが通販で購入。　年明に0.1だけバージョンアップしましたが、自由度が高く安定性も極めていいソフトで、正解だったと思います。
　その後、AEを使い込むに従って、映像の自由度を上げる為にはPhotoshopとの連携が避けられそうも無いことが判ってきたので、当時でたばかりのＬＥを購入。カラー関係の癖に悩みつつも、割と重宝することが判ってきて今に至ります。


　これで製作環境が整いました。
　そこで、99/09/23から、製作日記を付けはじめました。　びっしりとA4で40Pぐらいあります。　てなわけで、以下、概略。
　まず、コンテ（みたいもの）作りとか、素材作りとか、ソフトの練習を始めます。　
　以後、一日一時間程のペースで延々と作業をしている様が、製作日記から読み取れます。
　途中、突発で『夢の残滓（下）』のムービーを作ります。　習作的でしたが、ムービーを作る楽しさを味わえました。
　で、00/04中旬にβ版が完成。
　色々なVFW,QT及びコーデックやMPEGなどの様々な圧縮方式を試し、映像品質とファイルサイズのトレードオフのバランスポイントをひたすら探す日々。一長一短があったけど、ハンドリング環境が整っている点でVFW+indeo4.5に決定。（再生時に2割方軽いQT+indeo4.4も捨てがたかったんだけどね）
　この頃になると、７分のムービーをレンダリングするのに９時間を要しました。（最終的には９時間３０分。PentiumIII550MHz+128MHzだと１９時間！）
　このバージョンで検閲を受けて、00/05いっぱいをかけて修正し、その後微調整した結果で6/17に入稿です。
　ふいー。


　まぁ、そんな、こんなで、長期に渡る製作になりましたが、割と計画的に進めてこれたんじゃないかと思ってます。

　兎も角、一年たった今でも、『Kanon』と『風の辿り着く場所』が好きな自分がここにいて、そして“fair wind”がちゃんと完成していて、ホントよかったです。(^^)

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000623
作品解説 (1)

　さて、今更な気もしますが、“fair wind”について、改めて紹介したいと思います。

　“fair wind”は、『Kanon』のエンディングを、私なりにイメージした映像（ムービー）です。

　『Kanon』本編のエンディングって、『風が辿り着く場所』（ショートver.）の流れる中を、ホワイトバックにスタッフロールでしたよね。
　アレはアレでいいと思います。　アレで“正解”だと思います。

　だけど私は、そのスタッフロールを眺めつつ、頭の中で飛び交う様々なイメージの断片を繋ぎ合わせて、なんとか定着させようと試みてみました。
　何かを形にしないと、いても立ってもいられない、そんな気分だったと思います。
　でも、高々６回プレイした程度では（しかも一日で）、はっきりとしたものを得るには至りませんでした。


　ちなみに、その当時の私は、“職業：旅人”でした。(^^;)

　そして、その旅の合間に『Kanon』をやって、再び私は旅に出ました。

　勿論、『anemoscope』をMDに入れて。
　それを聴きながら、旅をしました。

　フェリーの甲板で、潮風に吹かれながら。
　山間部の小屋で、寝袋の中から雨音を聞きながら。
　草原でバイクを停めて、青空を仰いで歩きながら。
　田園を駆け抜けながら。
　時には口ずさみながら。

　一月が経った頃…広島から横浜に引っ越しを終えた頃：丁度一年前の6/23日です…、私の中でイメージがまとまっていました。

“風”と“旅”です。

　そして、
「自分なりに、これが“正解”と思えるものを、作ろう」
　そう、決めていました。


　だから、こんな経緯だから、世に言う“マッドムービー”のそれとは、かなり違うフィーリングで作られているんじゃないかと、思っています。
　いや、結果としては“マッドムービー”そのものなんですけどね。
　でも、多分、かなりの人にとっては、過剰にストイックで、使っている手法や構成にも違和感があるような、ヘンなものに感じる仕上がりなのかもしれません。
　それでも、私にとっては、これが自然な姿に見えるのは、一年かけて体の隅々にまで定着してしまったから、なのかもしれません。
　なんせこの一年間は、いつも『風の辿り着く場所』を聴きつつ、そのイメージを反芻しながらの通勤でしたから。(^^;)



　さて、次回は、構成とか、製作過程について紹介してみようと思います。

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000619
今度はCD-ROMだ！

Ｔ([Ti]) 「入稿した」 Ｎ([TiN]) 「そうらしいな」 Ｔ 「うそです、リテイク出て、まだ完納してません」 Ｎ 「知ってる」 Ｔ 「……テンション低いな」 Ｎ 「だってなぁ」 Ｔ 「おいおい。先週末は入稿日当日の朝5時までかかってマスターCDを焼いた仲じゃないか」 Ｎ 「誰かの計算違いで3MB容量オーバーして、レンダリングをやり直したからな」 Ｔ 「いや、出来るだけいい画質で収録したいじゃん？ギリギリ狙ったからさ」 Ｎ 「CD-R焼いた後に、ファイルネームのミスに気付いて、さらにやり直したしな」 Ｔ 「やる気はあるんだけどね」 Ｎ 「で、どーよ？」 Ｔ 「何が」 Ｎ 「今後の予定だよ！」 Ｔ 「CD盤面の版が細かすぎてリテイクされたけど、ま、今日中に修正版を送るから」 Ｎ 「じゃ、このままなら７月中旬には納品だな」 Ｔ 「うむ」 Ｎ 「広告はいつから始める？」 Ｔ 「ホントは今回からのつもりだったのだが」 Ｎ 「今から宣伝コンテンツ作るには、もう日付が変わったからなぁ」 Ｔ 「リテイク作業に凝り過ぎたから」 Ｎ 「ウソつけ」 Ｔ 「いや、或る意味ウソじゃないじゃん。ホントに先刻まで作業してたし」 Ｎ 「じゃ、昼間にバイク洗ったり、自転車のタイヤを交換して時間を潰したのは？」 Ｔ 「ななな、この貴重な梅雨の晴れ間を利用して、一年ぶりにバイクを洗う俺様を誹るなど言語道断！　大切な通勤マッスィーンの整備だって、いわんやをや」 Ｎ 「でも、回転方向間違えて組付けて、やり直しに時間をロスしたし」 Ｔ 「まぁまぁ。長い人生そういうこともあるさ。ドンマイ、ドンマイ」 Ｎ 「使い方間違ってるぞ」 Ｔ 「さて」 Ｎ 「なんだよ」 Ｔ 「この体裁で書いている以上は」 Ｎ 「メガネ娘ですか？」 Ｔ 「そこ、元ネタ知らない人に意味不明な言動は控えるように」 Ｎ 「でもなぁ」 Ｔ 「いや、オレもショートカットとか先輩とかについて熱く語りたいのだが」 Ｎ 「意味不明じゃん」 Ｔ 「それはそれとして」 Ｎ 「だから何」 Ｔ 「いやね、やっぱり、味のあるイラストとコメントを、ばーっと配してみたいものだよな」 Ｎ 「やっぱり元ネタが要るじゃん」 Ｔ 「無念の時間切れで今週は叶わぬ夢に終わってしまったな」 Ｎ 「で、来週からやるの？」 Ｔ 「来週末はツーリングの予定だし」 Ｎ 「じゃぁ、どーすんの！」 Ｔ 「取り敢えず、（つづく） ということで」 Ｎ 「はぁ」 　…という、どこかで観たような気のする（？）長い前置きからもわかりますよーに、“SUGIMOTO GRAPHITICA”の第二作目、“fair wind”の入稿をしてきました。 　言う順番を違えましたが、今年の夏コミに無事当選したsugichさん＆小栗さんの合体サークルに私も便乗させて頂いて、一品出させて頂くことと相成りました。 　今度の出し物はCD-ROMです。 コンテンツ総量635MBでムービーです。　で、題材は『Kanon』です。更に言うと、“fair wind”です。テーマは“風”＆“旅をする”です。なに言ってんだかわかんないですね。　話せば長くなります。 　この度、数多の人に迷惑をかけつつも、よーやく完成（？）しました。　長かったです。　話せば更に長くなります。　ちゅーか、まだ終わってません。　うひー。 　そんで、ここいらで、じゃーん！ と宣伝したいトコですが、折角だからかっこいい広告を、どーん！打ちたいのと、既にマジ眠なので、それは次回とゆーことで、今回は慎ましく、これにて…。 　comming soon! …maybe... :-)

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000522
一年の迷い　刹那の決断

散々っぱら迷ってたドリキャス購入計画も、5/19発売の『Dreamcast Magazine』のP97で涙を浮かべる天野先輩を見た瞬間に脳細胞の95%に加えて視神経細胞や脊髄細胞までが動員されてしまった最大瞬間投票率120%の圧倒的賛成多数によって即決可決の行動開始で、手持ちも無いのに秋葉へ爆走＆襲撃。 　…てなわけで、『久遠の絆・再臨詔』をプレーイ！(^^) 　当然ながら、ドリキャスも同時購入。 　そんでもって、この週末に弾幕を張りまくったんで、（ほぼ）コンプリートっす。 で、以下に簡単インプレ〜 ・いやー、画面がキレイですねー。　プレステ版比5割り増しって感じです。 ・セーブが鬼のように早いとか、ローディングがサクサク進むとか、キーアサインに不自然なところがほぼ無くなったとか、プレステ版でストレス溜まってたところは、軒並み改善されてて、快適快適。 ・OPがリファインされてましたが、うーん、PS版に縛られすぎてる感じですね。もっと伸び伸びリファインすれば良かったのになー、と思いました。 ・プレステ版のシナリオに対しては、内容的には全くと言っていいくらいしか手を入れていませんね。追加無し！（誤字脱字修正、矛盾修正、BGM追加のみ） ・文章が装飾過多＆ライターの計算が露骨に見える＆下世話に感じる部分が時々あるのが、もっとスマートに推敲して欲しかったなー（…とか思ったけど、この辺りは好みだね） ・『ブレザースリー』のBGMがサントラのアレに変更されてないのは納得いかーん！！(^^;) ・“高速のCPU”がPIII500MHzとゆーことなので、今回も開発に丸一年かかったんだねー、と分かるね。 ●さてっ、問題の再臨詔シナリオ＝聡子シナリオは、…うわー、こーゆー荒業を使うかー…、的導入部にあわわわ。自然の摂理をねじ曲げまくり。 ・なにはともあれ、「○○ぁｩ」の連発と甘えっぷりは壮絶極まりないデス。ギャー、これは同人誌か？！みたいな。シアワセだけど ・←こーゆーよーな、ヒキョウ技の連続と累積。 ・でも、中盤〜終盤にかけての、得体の知れない不安感に侵食される感じや、人の業に対するやるせなさ加減は、確かに『久遠』でしたね。　あと、ボリュームも。(^^) ・人の業の例：「元禄時代に綾さんを身請けしたのは○○だったのかーっ！？」(^^;)今頃知った ・『久遠の絆』のウリ（？）である“大河ドラマ”とか“紆余曲折の末に得られる幸福感”とか“感動の涙”を、新作部分に求めるのは難しいと言えると思います。　あの大河ドラマは既に完結しているのですから。 ・そーか、神話に出てくる神剣は草薙の剣だけじゃないもんね！（薙以外に人に転生している剣は居ないのかなー？） 　これらを集めるドラマがあったんだろうなぁ…。　そして、エンディングの後にも！←かなりネタバレ 　…とまぁ、色々と入ったヒネリ加減に意表を突かれまくりで驚かされました。 　はっきり言って、“ハッピーエンド”じゃありません。　でも、“バッドエンド”というものでもなく、強いて言えば（語弊が有りますが）“バッドエンド至上主義”なゲームで苦痛に酔う＆楽しむ結末＋それでも前向き という、微妙な味だけど力強さがあるストーリだと思います。 　今はちょい消化不良気味ですが、ゆくゆくは、うまく染み込んできてくれそうな予感はします。　少なくとも、私は好きになれそうです。 　そんなお話しでした。 　駄菓子菓子！　またしても、ま・た・し・て・もっ！（ 私のジンクス通り）ＣＧを一枚だけ拾いそこねてるぅー。(T_T)　　どこー？（＞_＜)　THPSでこのジンクスを破ったと思ったのに…

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000509
はわわわ

説明しようッ！ 　ＧＷ初日ッ、私はッ、ふとした弾みで『アルジャーノンに花束を』を一気読みして（私の場合は）地の底まで落ち込んでしまって行動を起す為の気力ゲージがエンプティとなる危機に見舞われてしまいフェレットレミイにヒーリングを求めて7ヶ月ぶりにPSを発掘〜レミイシナリオをプレイバックしたのだがそういえばレミイは身長174ということは次に背が高いいいんちょや綾香よりも13cmも高いわけで13cmといえば相当なもんだぞオイとかでも坂下なんかは背が高そうなのにオフィシャルデータないのかなぁとかマルチに対してだと27cmデカいとなると同じ画面に入んないよねぇとか呑気なことを考えていたら今年の2／14付宮内家全員絵に本当はブルネットの“マギー”を金髪で描いてしまっていた過ちに気づいてしまって慌てたよびっくりだよでフォローしなきゃと思えどもここ一月半程絵を描いていなかったのでなんだかいつもと違う絵柄になってしまったけど単にデフォルメだよＳＤだよと思えばＯＫＯＫまあいいやいいよねという結果この（←）絵なんだよー 　 　ト、イフワケなのです。(^^;)

P.S.　マギーみたいなチョイ役のキャラは想像が膨らみますね！　…………………あぁっ！そんな大胆な！（C）あずまきよひこ

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000428
早いもので一周年

気がつけば、このヲレが本を作るなどという暴挙に出て以来、もー、一年が経過していまして、折角覚えたDTPの技術（つーよりも、PageMakerの操作だね）もかなり怪しくなってきた今日この頃。　めっきりチガウ人になりつつあったり、なかったり。 　で、この一年、それなりに新しい地平線を目指してはきたのだが、なかなか辿り着かないもんだね。 　まー、それでこそなんだけど。　 　そんなカンジです。（意味不明）

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000417
アレンジ音楽とかアレンジ音楽とかアレンジ音楽とかベストアルバムとか

１５年来の友人に「ドリキャス買おうかと思ってるんだよー」と言ったら「『久遠の絆』なんか、オマエの領域なんじゃないの？よく知らないけど」などとトツゼン言われて反論しようにもイロイロと複雑だったり、某氏と『ONE』の話をしていて「え？すんません、“詩子”って誰だっけ？」（←名字なら覚えていたのだが…）ナドとほざいたら逆鱗に触れてしまったりとか、『Kanon』の話をしていて「え？香里って…」以下同文とか、「『永遠の楽園』の番外編で秋子さん話をイッパツよろしく！」と言ったらしゅるりんっ（？）とか、某氏に「いやー、最近の『おことば』の言霊っぷりはスゴイですね〜」とほざいていたく傷つけてしまったりとか、「オレ、『映画版・マクロス』って観たこと無いっすよ〜」と言ったら両名からステレオで弾劾されてしまったりとか、まったりな日々をつつがなく過ごしていますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。 　さて、おなかすきましたね〜。 　…すみません、今、熱にうなされてます。　後で読んだらどー思うかと思いながらキーを叩いてます。　楽しみです。　旅行時に書くメモみたいものですね。　うん。　まぁいい。 　えーっと、本題。　そーいえば、本といえば…、やめた。　本題。 　なんか、ここんところ買うＣＤといえば、アレンジCDかポップスのベストアルバムしか無いよーな気がする（事実）今日この頃、「音楽が無かったら死んでしまう」とか言う人が昔いたなーとか思いつつも、私自身テレビの無い生活はへーきだけど音楽の無い生活は考えられない生態なわけで、ゲーム音楽のアレンジＣＤは生きていくための糧の一つと位置付けても過言ではないのだよー。（過言？） 　と、いうわけで、新たな糧を求めて、この度（またしても）sugich氏通販のお世話になりまして、『蟹MISSILE/LEAF ARRANGE SOUND TRACK』を購入。　いつもありがとうございますー(T_T)＞sugichさん 　で、ナニよりもブックレット／インレットがレミイである喜びとか、驚きの新事実である先代のアレンジアルバム『ORANGE』の名前の由来とか、『Southern Wind』のフルートアレンジ(?)に無印せらむんBGMを髣髴させられてしまったオレって…とか、前回の『梓』に続いて『千鶴』も（案の定）元の曲がよーわからん(^^)とか、スイング感覚満点で自然とリズムをとってしまう心地よさの『風はいつも春一番』とか、『雫 True End -S.O. tribute』は何気に結構鳥肌ですよとか、なんだこりゃーわははーな『蟹MISSILE』とか、押し所を押さえた堅実な一枚でした。　喜。(^^) 　特に『蟹MISSILE』は、いいね！　少々オシャレっぽかった『White Album』のアレよりも『痕〜きずあと〜』（Win95版）のアレに近い泥臭さがスバラしいと感じましたね。　なんだ、健在じゃん！みたいなカンジで。　しっかし、あのア○ロの真似はすっげーなぁ…、「蟹ミサイルは伊達じゃない！」「専務が僕は要らないって言うんだ」「だからミサイルを降りるんだよ…」「摩擦熱とオーバーロードで自爆するだけだ！」ナドナド、スタッフの新しい芸にうっとり。（するな）　マ○ベの「この壷を…」もいい味だしていたが、やっぱ、合の手に多用されていた（ココロのこもっていない）「判ります、判ります」が助演男優賞ですねー。（謎）　ラストの「おわり」の所を、マ○ベが「＜ピー＞が送り届けた資源の量を＜云々＞、＜ピー＞はあと１０年は戦える」とか言えば、シャレにならなくて賛否両論話題沸騰、主演男優賞はイタダキだったと思うのだが。（ヲイ） 　さて、おなかすきましたね〜。 　そう、そう、この間、会社でプログラム組んでいて、MIDIを使えば（理屈上では）簡単に解決できそうな奴がありまして、少しばかり英文マニュアルと格闘してたんですが、パラメータの一つである“ベロシティ”を直訳してたら、結果がスゴイことになってしまって、原因が判るまでヒドイ目にあったりしましたよー。　よーするに“音量”みたいなもんだったんですね(^^;)　思いっきり門外漢の私にとっては、特種職業的フィーリング漂う音楽用語って奴ぁ、皆目見当がつかないのであって、油断がならんなー、みたいなことがありました。　いや、それだけなんですけど。 　んで、公私共に最近は『Kanon』のアレンジもやっぱり外せないワケで、個人的にはココとココが超々々々お気に入りで、うっとりりりりんです。 　前者の『風の辿り着く場所〜夢の約束mix〜』(MP3/MIDI)は、なんか、イントロから顔がほころぶシアワセさ加減に、座布団１０枚です。「よりエンディングらしく」というコンセプトズバリで、「判ります、判ります」と、大納得。→『永遠の楽園』のエピローグのBGMにはオレ的オススメ！ですよ。（ラスト100line辺りからフェードしながら入ってください…とか、指定したりして(^^;)） 　後者の『Last regrets』（MP3）なんて、もー、途中の男性コーラス部がスゴくて、真っ暗な部屋で大音響で聴いてたらぞぞぞぞって毛穴が開いちゃいまして、こりゃ、もう、シナリオ中盤の名場面集が勝手に頭の中をリピートって感じでしたよ。（ちなみに真っ暗な部屋とは、会社の電波暗室でして、スピーカを設置する際に音響サンプルとして…(^^;)） コレ、オレ的決定版OPアレンジっす。　そんで、もう一つ、『風の辿り着く場所』(MIDI)は、…うひー、半年前に見つけていればオレの行動が変わっていたんじゃないか（謎）、的清々しさで、こりゃまたうっとりリピートしまくりですよー。　『anemoscope』版を力強くアレンジしたそれは、気持ち良くて、気持ち良くて、完璧、降参です。（私はSC88VLしか持っていないので完全な状態で聴いていないだが、それでも判る素晴らしさとSBのMIDIとは比較にならないド迫力に、「これをちゃんと聴くためなら、8850買ってもいいかな」とか、本気で思ってます(^^;)）　そして、過去作品の『アトラク＝ナクア』や『零式』『ONE』とか…、久しぶりに「SC88持っててよかったー」などと実感するシアワセに浸ってしまいましたよよよ。(T_T) 　「やっぱ、MIDI職人ってすごいなー」ってな思いを更に深めましたです、ホントに。(^^)

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000404
CLEのイメージです

ちょっち、春っぽいデスカー？

ちなみに、“CLE”とは、ライツ=ミノルタのレンジファインダー式カメラね、20年くらい前の奴。欲しかったなぁ…

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000321
音

　『ONE 〜輝く季節へ〜　サウンドトラックII(ピアノアレンジバージョン)』(MACM-1057) を購入。

　このアルバム、去年の夏に出てた奴なんだけど、発売直後は（品物が秋葉から消えたので）買えなくて、以来アンテナを伸ばしていたら、この度なにげに無事get。(^^)

　…なんていうか、イージーリスニングアルバムみたいに聴けますね。　本を読みながら聴くとか、勉強しながら聴くとか、非常にしっくりきます。(喜)
　一寸、ピアノが力強すぎるかな？って気がするときもありますが、ちょいとサティのアルバムっぽかったり(?)して、雰囲気よさげです。(^^)

　ときに、実は私は『ONE』→『Kanon』のインターバルが一ヶ月しかなくて、『ONE』を咀嚼する期間が非常に短かったりしてたので、味わい直すいいきっかけになりそうかな、とか思ってます。

　まぁ、それは兎も角として、これらの曲は、魅力的で、落ち着く旋律っすね。　いい買い物でしたん。(^^)

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000228
蜘蛛女の紅（あか）

　そんなわけで、１年7ヶ月ぶりの『アトラク＝ナクア』です。　なんだってば。

　何故、今、『アトラク〜』なのかというと、シナリオを担当した“ふみゃ”女史の手になる作品『HUSHABY BABY』を入手（毎度お世話になってるsugich氏通販で。大感謝！(T_T)）して、やっぱりここそこに感じる共通点にムラムラときてしまった私がいてもたってもいられずに復習して、燃えてしまってこーゆーわけなのさー。…理由になってる？（『HUSHABY〜』については、一言で言うと、最後の最後でホロリとくるいい話でしたということで、また、こんど。(^^)）

　てなわけで、久々の初音お姉様です。　なんだってばよー。

　自分で描いておいてこんなことを言うのもなんだが、描いているうちはそうでもなかったものの、プリントアウトしてみたら、すっげーこえーの、この絵。　目がっ！瞳がーっ！！ってカンジで。

　ちなみに、この作品は1997年作品であり、私的には火急速やかに即刻烈火のごとく入手したかったのだが、単独作品で出ていると思いこんでいた私は（『アリスの館4-5-6』に収録されていると知らなかった）、入手できたのが翌年（1998年）の5月だったんで、この絵のロゴ部分の誤りをツッコんでもムダというものです。（ひでー開き直り(^^;)）


　それにしても、『アトラク＝ナクア』は強烈な記憶です。
　『痕〜きずあと〜』にあったものと同質の恐怖や焦りが、ひどく甘美な味と香りを伴って、正に「ココチヨイ」と感じつつ染み込んでくる感覚に戸惑いつつも、その、どこまでも怠惰で、気怠くて、悲しくて、キレイな世界に、涙した物語でした。

　不朽の名作、ですよね！





　話は180度変わるが、『久遠の絆』のDC化に続いて、『Kanon』もDC化っすか？！　喋るのかな？　『AIR』との関係は？　おまけシナリオは？　ビジュアルメモリでなんか芸するかな？　…等々、PS2がWin2000並に当分購入の予定が無いのに対して、ＤＣを買わねばならぬかなぁ？みたいな圧力を（勝手に）感じている今日この頃です。　むーん。

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000214
アニマルテラピーって奴？

　というわけで、性格がまんまフェレットこと、レミイ！(^^)

　PS版『To Heart』でのレミイシナリオのアメリカのホームドラマ的ドタバタ＆お約束担当だったハチャメチャ家族ネタですが、人によっては冗長と感じたみたいですけど、自分は割とスキです、つーか、かなり。

　まぁ、似たようなものに『痕〜きずあと〜』の食卓シーンとかが相当するようなモノとして挙げたりできるんじゃないかと思うんですが、あっちはその後のシーンとのコントラストを際立たせる上での明確な役割もあったせいでしょうか、アレを冗長とか言う人はそんなに居ないと思う。　その点、レミイシナリオは意味付けが弱い。　認めよう。

　でも、オレはスキだ。　こーゆーのが大スキなんだーっ！！
　幸せほのぼの家族、いいじゃないですか。　うっとり。　

　てなわけで、今更だけど、なごみシナリオっすね、レミイは！　…ナドと思ったのさー、唐突に。

　ホント、唐突だな＞オレ

　まー、2/12がセリオ3歳の誕生日記念というわけで、『To Heart』見直し月間でしたー。(^^)

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000131
♪走り出そう、きっとゴールはあるよ

祝ｩ『LEAF VOCAL COLLECTION VOL.1』発売！！"VOL.1"ってことは 、これからも続編がジャンジャン？

　発売日当日はフレックス退社＆秋葉直行という、『ONE』のアレンジアルバムを入手できなかった経験に基づく学習効果を発揮した首都圏在住バンザイなダメダメ行動で確実にゲット！　（それでも、“品切れ”という貼り紙に2回遭遇。ふいー、アブナイアブナイ）

　聴いてみて思ったのは、最初は『regret』対抗商品かと思っていたんですが、比較するにはあまりに性格の違う両者ですね。　どちらも聴いていて力が湧き出てきて、スバラシイです。
　一言で言うと、「その勢いに心が励起された『regret』、澄んだ心を取り戻すような『LEAF VOCAL COLLECTION』」かな。(乱暴)
　ただ、正直言うなら、（私にとっては）『LEAF VOCAL COLLECTION』には背景にあるゲームを全てやっているという助走がある分だけ心に染み入る曲が多かったです。
　“聴く対象者”とその経時的変化を十分想定したような、メッセージ性のある構成や編曲の仕方とかを感じたりもしましたし。（かなり老獪？）

　特に、待ち焦がれていた『Brand-New Heart』＆『あたらしい予感』のフルコーラスバージョンには、グッときました。（PS版のBGMって、フルコーラスバージョンの編曲だったんですね）　弾けるような鮮やかさのあったオリジナルでしたが、このバージョンでは強く・しなやかな感情が重畳されたような曲想となり、あれから３年近くを経た成長と、これからの自分を励ますような力強さを旋律やボーカルに感じました。　色恋沙汰だけではない、生き方としての力強さ・前向きさが気持ちいいです。　じんわり。

　でも、相変わらずボーカルが書かれていないんですね。　これには少し納得いかないです。


　…で、今回は志保っす。

　というのも、去年は志保を見直した年でしたし、フルコーラス版『あたらしい予感』も彼女のイメージで聴いてしましましたし。(^^;)
　でも、ま、やっぱり『それぞれの未来』がベストフィットかなぁ、とか。(テキトー)
　あの、おバカな言動の下で、これから頑張るための力を貯えていたんだね！
　そう思うと、『Leaf Fight97』でのTH編ボスキャラぶりもイカスぜっ！


　そういえば、去年末の有明祭りでの出来事↓もあったしなぁ(^^)

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オレ：「いやぁ、志保が多いなぁ、しめしめ。　良きかな、良きかな」

　ナドと上機嫌でsugichさんの獲物を読んでいると…

　・
　・
　ズッギャーンっ！！
　・
　・
　・
　なんだか、目が覚めたよーです！(^^)

　そうか、そうだったんだ、それ(「その頃志保は…」)でいいんだ！
　ありがとう、加藤402さん！　母にさようなら！！（謎）

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　この結果、私の中では、志保が梓に匹敵する不幸キャラとしての地位にスポンと収まってしまいました。　いや、もう、初めからそこに窪みがあったかのように、しっくりと！
　そういえば、私は『ここはグリーンウッド』の頃からこの類の不幸キャラが好きだったんだ！　今ハッキリと自覚したっす！！　ガンバレ、志保！！


　…でも、少し、あんまりだー(^^)

上のネタは、アレを読まんことには判らんです。　てなわけで、再版バンザイ！　多くの潜在的志保フリークよ、立ち上がれ!

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000106
そーいえば、元旦は天野“薙”先輩の誕生日ｩ

ういーっす、10ヶ月振りの久遠っす。 　相変わらず天野先輩萌えっす。 　先輩、誕生日おめでとうっす。 　PhotoShopで初ギャル絵描きだったんだけど、画面表示が勝手にガンマ補正（1.4くらい？）がかかっているのを元に戻すやり方がわかんない上に、私のオキニイリの筆“明度と彩度同時UP”＆“明度と彩度同時down”が無い悲しみにうちふるえて、途中からPhotostylerに逆戻りして描いたっす。 　シャギーな髪型をオレが描くと、頬の輪郭がおかしくなって、なんかイヤなかんじっす。 　初めて描く万葉なのに、資料なしで描いたっす。 　描いているうちに、『久遠の絆ファンブック』（ラポート）が出ている事を思い出して、買ってきたっす。 　巻頭折り込みポスター（Ｂ面）に尽きるっす！ 　「近藤勇は多くの同人誌に囲まれて（壬生寺の墓で）眠っている」って、ホントか？！って、ツッコんだっす。 　人気投票で天野先輩が2位っす！ 　ぎゃー！！＼(^^)／ …なのに、天野先輩を描かなかったことを追及してはイケナイのだよ？(^^;)

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