The inner of [Ti] Video Game 2003

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031223
"cielito-lindo"ができるまで

　できてません。
　（9月から手付かず。（T_T)）


がんばって、M系な手法でセリオさんの3Dデータをつくります。


3Dデータなので、好きな角度から撮影ができます。


連番BMPで出力して、AEで編集します。


こんな感じで、いろいろなシーンを作れます。


衣装データを追加して、新しいカットも撮影します。


小物も用意してます。


　…で、できてません。
　アトム誕生な今年中には完成させたかったですよー。
　残念ナリー。



初心者に優しいフリ

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031129
「お兄ちゃんどいて！そいつ、殺せない！」

　今更なんですが、つい先日、この↑セリフの真の意味を知りました。
　てっきり、ゲームか何かのワンシーン…それはきっと、ちょっと臭めなれどもドラマチックなものであろうと、漠然と思っていた私でしたので、そのあまりの壮絶な人間ドラマな真実に、メッタ打ち。
　ひ、人は…、ここまで…。(T_T)
　…まー、大同小異な奴を知らんことも無いのであるのですけどね、マジにー。



＜業務報告＞
　もうすぐ（多分年内には）消します。↓





あ、バイク事故で死亡ですか…(悲)。他人事ではない。ご冥福を。

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031012
意味は無い

あと、




構想2秒、作業2時間（うち、ロゴに1時間）

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030913
まだ途中もいいとこですけど

　(前略) ちなみに、このセリオの3D素体は2001年暮れ（＝『Hammerklavier』プロモの後）から作り始めて（＝モデリングの原理のお勉強を始めて）、のんびりちくちくと修正を重ねて、三世代目辺りでようやく見れるトゥーンシェードの絵が得られるようになって、その時点で既に2002年暮れになっていて、その後に関節類を色々と増やしていって、5世代目になった頃に「ま、こんなトコじゃろ」とキリをつけて、服装バリエーションの製作に入って、アニメーション付けをボチボチするようになった頃には2003年の夏が来ていて…、と、一日に一時間もやらない作業に遅々として進まないよ、まぁ、いいや、ってなもんで、ハイ。間に色々とやってはいますが、丸二年かけてマスね。更に言うなら“cielito-lindo”のタイトルは1999年暮れに決めて、2000/01/01更新の絵から採用してますね。 そののんびり振りには、あはははー、なモンですなぁ。
　そんなんで、「まちがってもテンションを上げずに、素の状態で、精神的に変らずに、他にもいろいろなことを同時進行（生活と両立）で、コツコツと、ムリなくやる」という社会人風なやり方なのが、今回の最大のポイントだと思っています。こういうのは若い連中にはできまい。（もっとも、精神的に変らずにとは言っているが、当然のようにどんどんと変化するのが自然であり、それに抗わないで、しかし過去を咀嚼して純粋にしていくような精神的な作業は行うのコト。←作品を作るヒトなら分かる境地ですよね）(後略)



まぁ、こんなもんだ。

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030802
“予告屋”なおしごと

「映画を作るより、予告編を作る方が楽しい」
　こんな↑考え方もあると、『歌月〜』向けの作業をしていた頃に観て愕然とさせられた某作品のデモを作られた某社某氏(…別に隠す必要は無いな。あのFF XデモとかFF MOVIEのヒトです)と先日会った際に聞かされて、こんな私は至極感心。

　さてさて、エラそうな事を言わせたらそこそこ結構上なヒトがそれなりにいるであろう[Ti]ですけど、本当に実力があって頑張っているヒトはえてして多くを語らないので、意外と多い夜でも安心です。（？）
　てな具合に、相も変わらずのマイペースde素人趣味芸丸出しなアレを面白おかしくやってます。

　とは言いつつ、今回のアレでは背水の陣を敷きましたです。　最初っから限界です。 GW期間中だけしか作業できない（平日はムリムリぷーっ！）な「ビタ一文も負からん」という当方の事情下にて、自分だけが背水空間に道連れを引きずり込んだというのが実情。（非道）　社会人である以上は、絶対にマイペースを乱されてはいけないのである。
　てな訳で、今回の作業的テーマは、自然と「高速制作」に。　お互いにそれを承知しての作業で、且つお互いに自主的デッドラインが出来てしまう必然の中での高速制作！　まぁ、何のことは無い、会社生活ウン年でいつもやってきた「ケツの決まった厳しいやっつけ仕事の中でもよりよい仕事！」の心意気な高速制作！っすね。　そう、私の師匠が一は仰っていました、「プロフェッショナルな仕事に重要なのは、第一が速さだ」と。　プロじゃないけど。
　というわけで、素材が充分どころか皆目ない状態から2週間、作業開始から一週間の日々でした。
　実際のところは、最初の三日目終了時点で一部の素材しかできてなくて、どーなるかと思いました。　でも「段取り八分」確かにその通りですね、下ごしらえをしっかりやるのが結局は終わりも早いです。改めて痛感です。
　今回のセッションに際して行った方法論的な作業時間短縮努力はこんなん↓。
1.主戦級PCが二台(DualPentiumIII1GHz＆DualAthlonMP2100+)体制
2.3Dのモデリングは一切ナシ、既存の素材を使いまわし
3.3Dでの被写界深度処理はナシ、レンダリング後にアルファチャンネル利用の2D処理で代用
4.素材コンポジションは概ね確定時点で即刻ロスレス圧縮でレンダリング
　（このお陰で、最終レンダリングでも処理時間が10分を余裕で切ってます。　『fair wind』が一回のレンダリングで９時間半でビクビクしながらだったことを思うと涙がちょちょ切れますよ。　が、HDDを潤沢に使いすぎなのはアレなのだがー。）
　…しかしま、こんなんしたら、完っ全に人間がボトルネックでした。いやはや。
　そうは言っても、作り込み作業が正味一日ですから、荒削りになってしまうのにも程がある状態ってのは逃げようもない。分かってる。
　ホントなら、（これまでのワークフローですと）数週間程度かけて丁寧に3D素材等を作っておくような段取り作業をやっておきたいところですし、そうするのが効率・質的に良いのは明白なのですが、平日にコレをやると昼夜を通してレンダリングPCが稼動することになり、その影響でやかましくて睡眠が浅くなってしまうといった弊害→本業の方で思考する質が落ちてしまうので、今後はやらないことにしてたのも痛かった。 今後は更なる工夫が必要ですな。

　さて、今回のテーマというか目標のその一は「つい、繰り返し観たくなる」でして、どっから見ても「予告編」としてのハッタリ・ケレン味と勢いを残すというか、判りやすいとか親切さとか、そーゆーの無視で、リズム的心地好さ、視覚的気持ちよさ、語感的心地好さを重視して、興味を引くのが第一、とにかく優先、要するに私が一番楽しいパターンじゃ、みたいな？　そもそもが、（今回も）ウェブ配信がメインとなる（であろう）ことを考えて、そこに生じる「繰り返し観る容易さ」を利用しない手はない、というところからの判断と匙加減で、“観賞用”というよりも、乗り出して繰り返し観ることでいろいろと滲み出てくる加減とか、のんびり鑑賞したって何も感じえない加減とかのんびりできないとかを。　ここのところ（2001年夏以降）延々と鑑賞系なつくりをしたたか楽しんで作ってきたので、この久しぶりな叩きつけ系なつくりにどーなるかと思ったが、まぁ、アクション系洋画予告崩れな真似事程度の乱暴さにはなったかな、と。
　ついでに、縛りとして「兎に角短く！」も。あくせく。　これは、上記「繰り返し観る」を助くる、そして「この中途半端感がっ！この中途半端感がっ！」でやきもきさせる！ そんな効果を狙ってマス。（？） 「“予告編”が作品になっちゃわないように」「作品は本編で楽しんでくださいな」「スキとかキライとか以前の問題でっせ？」メッセージといいましょうか、どうでしょう。どうかなぁ。
　あと、まぁ、上「オレ節」を極力排除しよう、てなことも、一応、念の為。(ラクをする「オレ節」の出し方がわかってきただけにね)
　と、まぁ、そんな風にごちゃごちゃ考えてたわけですな。　ムリだけど。(^^;)
　でもって、技術的にはあからさまにローテクです。正直、私の当面の漸近値な2001年式。現時点の技術レベルで見るべきところは皆無ですし、魅せるよーな気も皆目ありませんのです。　広く・浅くの技術技能を組み合わせの妙で楽しむ趣味芸であり、どのみち「編集」レベルの基本技術な組み合わせで画面を作るのが、当然な感じでいつも通りです。　つーかー、フィルタまんまで画面作るヤツの気がしれないぜー、てか、フィルタを活かす方法を模索してるヒマが無いぜー。ま、そういう楽しみは試行錯誤を楽しめるようなときに保管保管。
　そうそう、今回のBGMはイメージ的にオケなしの予定だったんでしたが、MIXでレコーディングエンジニアがすんげーいい仕事して作り込んでくれたので、ギリギリの最終判断でサビ部をぽろり使いました。歌の質ってのはレコーディングエンジニアの腕で大きく左右されるということを、まぁ、知識としては知っていたんですが、今回のこれは、痛感と言える程に認識する機会となりましました。いやはやだぜ。
　あと、以前からDVでストックしてきた素材からSEが沢山採れたのが、正直すごーく助かった。→なんで、よーく聴くと、カメラの作動音がSEに乗ってます。(^^;)　あ、一瞬だけど『永遠の楽園』で使った実写素材も使いまわしてますな。（わかる？）　あと、当初使う予定だった“剣戟音”も作ってみたんですけど（バーベルと鉄アレイをぶつけた音からエディットいました…交通標識を鉄パイプで殴るとかも良さそう… ウソくせー！）使ってません。 今後、何か機会があったら使うことにしやう。

　とまぁ、そんな一週間でした。　遥か遠い昔だった気がするぜー。（←暦上は遠い昔ですが…）

　やれやれー。



なんにしろ、「相手の視覚と聴覚を、もしかしたら感情の動きまでも作品の前に分単位で拘束する」という映像の特質はスゴイもんだと思う

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030718
そんなワケで

HP開設以降丸6年の極東屑山公司な歴史の中で、（残暑見舞いにならない）暑中見舞いはこれがお初だということは、気持ちなにげに国家機密なのですよー？


＜そういえばコーナー＞
　朝食を摂りながらどこぞのワイドショーを観ていたら、件の中学生による幼児殺害事件の報道BGMで『PHANTOM』が使われていた。
　複雑な…というか、ちょっとヤな気分かも。



今年は秋が勝負

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030705
ネタがない、ぜんぜんない

とりあえずTH-PSE発売記念として、前に作ったセリオな3Dを出してみるのコトアルヨー。 　セリオ、まだまだイケることを再認識する日々のオレ様でした。(^^)

＜そういえば＞
　先日の終日な車内実験お仕事を、ラジオを聞きながら黙々と過ごしたのだが、その際に閃いた！
「アレンジアルバム黎明期の名作シリーズ：SJV普及委員会“SAS（Sound Adventure Series）”って、この略称、サザンに掛けてたのか！」
　5年間気付かなかったよ！


今頃かよ！＞オレ

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030607
詳しいことは知らないが

　伝え聞くところによると、どうやら『To Heart』の続編制作が決まったようで？

　風説によれば、「新しい舞台では綾香が三十路」だとか、「ひかりママ達の青春時代」だとか、「LVNオールキャストの学園モノ」だとか、「いや、『GIRLS SIDE』でしょう！」だとか、いろいろと愉快な予測があるのも、また楽し。　そういえば前作の発売直前にも、そんな遊びが流行ってましたよね。

　でも、まぁ、どんな形であるにしろ、メイドロボットの類の登場に関しては、避け難いんでしょうか？　この6年と月日が、この方面に関する逆鱗を随分と増えさせているだけに、相当に技巧を凝らした設定とアイデアがなければ、気が収まらんのだろうな、と、杞憂のテスト。

　…はた！
　これ→を作っていて、ナニゲに思ったのだが、某『ときメモ』・『ゆめりあ』的に、ポリゴンギャルゲーになるとかいう可能性はどうか！　そして、シームレスにPS2、DC、X-BOX移植ですね！
　これだっ！
　あ、え？　原画が既に決まってるの？　むー、まだ20世紀方式のままですか？　そうですか。

　ときに、最近思うところに、欧米の「写実的を良しとする」感覚に対する日本の「二次元への落とし込み」の感覚の違いだけでなく、「モノクロ、ドット絵、16色絵、アニメ塗りといった絵のデザイン的“味”に通じる感覚がトゥーンレンダリングの3DCGにあるのでは？」などというのがあるのだが、どうであろう？ 少し不自然な中にも、“味”というか、妙な美学があるような、そんな気が。

　脱線。



地に足の着いた、奇天烈なブツを望むですよ

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030517
「私たちと親友になろう」

　いやね、忙しいんですよ、最近。シャレにならない。
　こう、心の余裕がね、特に遊び方面には無くなって来ててね。
　でも、仕事の方はいい調子というか、研ぎ澄まされてきたというか、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、きちんと考えて、ずっと考えつづけていることができて、手ごたえもあるなぁ、と。
　で、週末はですね、ぶっ倒れたくなるようなくたびれた体から、えいやっ、と残留気力を振り絞ってですね、確か、「HDD内の全文テキスト検索で複数キーワードの正規表現指定ができるようなgrepの類…、マクロかスクリプトないかなぁ（←仕事用）」でぐぐっている内に、「そだ、DirectInputの資料を集めておかないと…」と、続けてぐぐり…、どういう経路を辿ってか覚えていないものの、ここに流れ着いたんですよ。
　で、「あー、同人ゲーの試用版かー」と、何気にDL。　こういう類のDLて今回が初めてです、私。　絵描きさんが、以前私的に無茶苦茶気に入ってた絵を描かれた方だと気付いた時点で背中を押された、って気がしてますが、兎に角DLした。
　さて、寝よう。　明日は同僚らと日帰りのツーリングだ。　…あ、雨だ。　中止だ。　がくー。
　「じゃ、寝る前に、先刻DLしたものをチェックしておくか…」と、半ば義務感と悲しい気持ちで、一通りのDL物をチェック、DVD-RAMに保管という“作業”を開始。
　その最後に残ったのが“nijusiki_pilot2.ZIP”てなデカイファイルで、「ハテ、これ、なんだったけ？」（←この時点でDLしたのを既に忘れてる）と、中身を確認。「あー、そういや、ゲームのパイロット版、DLしたっけ」と、起動。

「ふむふむ、SVGAサイズのゲームかー。」

「お、UIが凝ってるね。　『Melty Blood』みたいなチャート？ねぇ、ふーむ、興味深いぞ。」

「あー、なんか、いーかんじー」

「…ほー」

「………」

　：
　：
　：

面　白　い　ぞ　っ　！！

　絵描きがいい味出しつつ達者だし、演出にメリハリがあるシナリオも上手い。

　「あさのん、私たちと親友になろう」
そう言って遠坂さんは手を差し出した。
宇佐美さんもおずおずと手を差し出す。

　てな感じで冒頭から、握手が多い。 　こう、接触するシーンが多い。（女の子だけじゃなくて、親とか、動物とかも）
　その辺りに、いろいろと心理的効果がありそうだなーとか。

　何より、漢の中の漢な“自称乙女”七瀬お嬢を彷彿させる七宮にメロメロだーっ。
　いや、ま、今回のパイロット版の攻略可能キャラは彼女だけなせいもあるとは思う。それでも、メロメロラブラブな流れを表現する文章が、実に上手いと思うのだ。
　彼女のシナリオでは謎解きがかなり中途半端な状態で終了したにも関わらず、最後の最後までみえみえ伏線でやきもきさせてのハッピーエンドのシアワセ感によって、そのことをすっかり失念してしまうというアレは、『痕』の梓シナリオ的とでも言いましょうか。ヤツらにはお不幸が似合うのじゃ、といっておこうぞなー。

　いやー、 いいね！

　正直言うとね、あからさまな“萌え”商品ってうんざりなんですよ、私。そういうのを全面に出したのって、既に鬱陶しい。“萌え”ってのは、大甘まるかじりさあどうぞー、そうじゃない、こう、じわり、とにじみ出てくるようなものなんじゃないかと主張する私なのであって、その中で彼女のような魅力は実に好ましいと言えるのである。（日本語ヘン？）

　私の沢山ある心の琴線に「少年時代」と「伝奇」のキーワードが引っ掛かるこの作品、全体に漂う『ダークエイジ』な心の迷いとか焦燥がひどく心地好いです。うっとり。

　ウケ狙いと捕らえかねない（確信犯？）な「小学生」という部分については、まぁ、私も最初はまんまとその術に引っ掛かったんですが、実はそのこと（小学生であること）の必然性があるストーリーであり、表現であり、雰囲気・舞台であったことが、予想に反してすごくいい。
　このことが上手く伝われないかもしれないが、『ぼくの夏休み』が小学生でなくて高校生だったらダメであるのと同様、このシナリオも小学生であることが必要なのだ。（きっと）

　あと、二十四節気にひっかけたシナリオ運びが、なにげに風流。いいねー♪

　そして、いろいろな所でライターの計算とかが見え隠れする部分があるにしても、敢えてそれに乗っかって楽しめるのが気持ちいいです。これが出来ないライターもいるので、相性とか人徳とかなんでしょうなー、と思うが、その点、この作品は実にいい。
　

　というわけで、『二十四季』（玉露飯）スゲー。　正式版は買うよ、絶対。



極東屑山公司は玉露飯も応援しています

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030426
リアルワールドな人々

　最近は、書けるネタが少ないなぁ。
　穏やかに暮らしすぎか。


＜隣はナニする人ぞ＞
　先日休日の昼過ぎに、メシを作りながら部屋の掃除をしながらメールチェックをしていた（←ながら過ぎだ）ところ、ドアを叩く音が。
　「このDVD-ROM、壊れてないか診てもらえないかな」
　と、同僚がドライブを抱えてドアの前に居た。
　いきなりだな。
　その上にロマンのない来客だなぁ。
　ま、よかろう。（宗教や新聞の勧誘よりはいいか）
　いや、まて。
　今、部屋の中には『妻みぐい２』のパッケージが…、お、よし、その上に『新QC七つ道具・５統計図法』のプリントが重ねられている。他には何も外に出てないな。
　む、ドーム型ケースに入った梓の水着フィギュアもあるが、それは地上2mにあるから、まぁ、大丈夫だろう。
　「ん、まー、いいよ」
　で、サーバー機“No.11”のケースをバラしてDVD−ROMドライブを接続してメディアのチェックをしたのだが、DVD-ROMはOK、CD-RもOK、だけどCD-ROMがNG。
　「んー、ダメみたいね。機構・構造的には納得いかないけど、VAIOのじゃ、寿命じゃないの？」
　などといいかげんな診断をしたんですが、まぁ、作業しながら世間話をぽしぽししてたんですよ。
　したら、この同僚、
「最近、サターンのゲームを買い漁っている」
だの
「昔の98ギャルゲーをエミュレータでやってる。寧ろ高くつくんだよね」
などと、ひょっとして私にカマをかけているのか？みたいなことを言う。（注：リアルワールドでは私の素性は秘密なのだ）
　でも、ま、この時リアルタイムでこやまさんへのメールを書いていたので、つい、
　「あ、じゃぁ、TYPE-MOONってギャルゲーメーカ知ってる？　知人がそこの人で、いま、まさにメールを書いていたんだけど」
と振ったところ、
　「え、そこは同人なんでしょ、知ってますよ」
と来たもんだ。
　「『月姫』とかやりましたよ。『歌月十夜』からやったんですけどね、最初は友達から「オマエは東京の近くに住んでるんだから、買って来い」って命令されてね、並んだんですよ、暑い中を。流石に懲りたんでその後は通販で買ってます」
　「ほほう、そりゃ大変だったな。（すまん、オレはいつもラクしてました。つーか、『歌月』の時は出勤日だった筈だぞ？オレはフレックスで早引けしたけど）」
　「そうそう、このDVD-ROMが使えなくなったのって、『Melty-Blood』が出来なくなっちゃったので気付いたんですよ。あと、音も出ないんですけどねー」
　「あー、まー、VAIOでしょー？（音が出ない症状は聞いたことあるなー）」
　…などとゆーことがありました。
　ウズウズ。(^^;)


＜本気(マジ)だ、ヤツは＞
　先日、ふと知的財産権な脳内モード時に、突然バチンとスイッチが切り替わって、Xゲーのタイトルな登録商標を調べてみたくなった。　なったのだ。
　まず「株式会社チャンピオンソフト（アリスソフト）」と「株式会社ビジュアルアーツ（Key）」と「株式会社アクアプラス（Leaf）」と「株式会社エルフ（elf）」で調べてみる。
（このセレクトで呆れてくれるな。私は古い人間なのだ。すぐに思いつく「社名が分かるＸゲーブランド」と言ったら、思い浮かぶのはこれしか無いのだ。無いのだったら。）
　で、初っ端から最後まで笑わかしてもろたです。
　だって、
・アリスソフト…０件！　スゲー潔いぜ！！(^^;)
・Key…3件（成立は『沢渡真琴』『月宮あゆ』←どーゆーセレクト？ ちなみに『Kanon』は拒絶査定：Canonの登録商標('96)からかな？）
・Leaf…10件。　微妙。 去年以降の新作が申請もして無い。ま、『痕』はあるので安心。
・elf…たくさん。　几帳面な会社ですな。
　このelfのが特に面白かったです、個人的には。
　『同級生』、『下級生』 といった懐かしいタイトルが『DRAGON KNIGHT』とかに混じってあった、それはいい。
　『上級生』、これもまぁ、許そう。そんなOVAがあったような気もするし。
　『新入生』、しつこい気がするが、想像もたやすい、まぁ、よかろう。
　『転校生』、これならまだ許せるか？　これもま、想像はたやすい。
　『卒業生』、うーん、まだNGでは無いよね。つーか、姉ゲーっすか？！（迷）
　『同窓生』、うむー、ギリギリ許容か？グレーゾーンに突入気味な気も。
　が、『同期生』はどーよ。
　更に『新入社員』はどうかと。
　更に『社員旅行』ときましたか。
　ここまでやってるのなら、いっそのこと『入社式』とか『忘年会』とか『団結式』とか『送別会』を申請して欲しいものである。（？）
　あと、『イクイクパッ君』なる商標が登録されてて笑った。そんで、ぐぐって、ホントにこのタイトルで商品化されてたのを知り、驚くと同時に笑った。スゲェよ。＞elf


＜ほんとうにあったいい話＞
　先日、私のエロゲ師匠（当時の私に彼の部屋を称して「東京ドーム3杯分のエロゲ」と言わしめた猛者）宅に第2子がお生まれに。
　命名：「虎男」
　…………？
　ちなみに、第1子は「竜之介」。
　……………………………………！！
　カミさん、アンタ、きっとだまされてるよ！(^^)


類似な身に覚えのある人、沢山いるであろう昨今

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030405
結果報告

　この世に“人妻モノ道”というものがあるのなら　−いや、きっとあるのだろうが−　、本作は邪道なのだろう。
　恐らくは、その美学を逸脱しています。

　しかし、『邪道は王道より出でて王道に秀る』という言葉もあります。（嘘）

　そこには、暗さも背徳感も怠惰も刹那楽しむ感覚は微塵も無く、明るく・前向きで・アクティブで、それでいて“萌え”に依存しないという一線は保ちつ…、といった各種新しいバランスの21世紀型“人妻モノ”のありかたを提案するこの作品は、実にエンターテイメントでした。


　そしてなにより、本作は“姉ゲー”として最強位に位置するものであると、僭越ながらも悶絶しつつ高らかに勝利宣言致しまつ。（通称“3.28宣言”）
　そのリアルさとファンタジーとバカさが適度に入り混じったアリスソフト独特の不思議時空に発生した“姉ゲー”な素敵空間にメロメロきゅー…、にさせられることなく、アグレッシブにさせる撒き餌で突進突進又(股)突進＆勝利者はオレだ、誰にも（法務省にも文部科学省にも）とめられないぜ思考DAZEヤター。（とめて）

　尚且つ、前作において千穂をメインヒロインとした派閥のぐふー、いや失礼、その派閥構成員を自負する我にとっては、ぐふー、いや、失礼。
　…まぁ、そういうワケで、真の救済と申しましょうか、誠実な救済と申しましょうか、申しましょうというよりも妄想しましょうな脳内では正しくスゴイことにさせて頂きまして、シアワセいっぱいです。
　ありがとう。

　そして、アリスならではのクセや嫌味のない相変わらずな文体に、余計な疑問を挟む余地のないシチュエーション構成とその展開は老獪で且つ小気味よく、それにしてもエロエロで素晴らしい。いや、素晴らしい。

　今回から付いたCVには、「ごく多少の慣れを要するかな？」という微かな抵抗を感じたものの、数分後には無問題です。　むしろ、他の大作のような潤沢な時間・資金を用いることが不可能という背景からすれば、（特にエロシーンは）職人技と言っていいでしょう。　テキスト段階からの調整も感じられ、実にいい仕事ぶり。
　そして、香苗×ショタな異彩な世界は、あのCVの畳み掛けるような掛け合いで完成していると言っても過言ではなく、なんつーか、スゲェ、スゲェ。　…ここには、アトラクの世界に感じた衝撃に通じるキティさに、そう、戦慄したものよ。

　音楽もなかなかに安定品質。　特にEDの『Fortune Tale』はゼヒともロングバージョンを切望！ いいなぁ、このラテンな感じ！

　ゲームのボリューム的には、3/29の0:30から開始して（2回失敗して）3/29の11:00頃に遥ED査収、3/29の17:00頃に全ED＆CGを査収したという付近で察して貰えれば。
　コストパフォーマンス高し！
　月末の週末だというのに、財布の中に5000円しかない（←この週に出張があったんですよ）私でしたけど、後顧の憂いなく買えてしまう素晴らしさにアリスブラボー！！

　この会社、ホンっっっトにおはようからおやすみまでエロを見つめつづける人々なのだなぁ、と感嘆の吐息を漏らす我なのでありました。

　それでは、また来年の『３』で！（←希望！）


　…あ、ここに到って、何の作品に関しての文章なのか言及が無いではないか。
　そう、『妻みぐい２』（アリスソフト）は、いいのじゃよー、って話でした。




去年の『痕Re』以来、実に8ヶ月ぶりのXゲーでした。　…老いたな、我。

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030326
今週末は忙しいので

　今日の内に更新しておきます。


　理由は、まぁ、察して下さいよ。（自明）


　それでは、また来月！









今週中に報告書をあと二つ出さないとっ！週末がっ！週末がっ！！

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030301
“秋葉”信仰というものが静岡にはある（←神社です）

　てなわけで（？）、秋葉＠『月姫』の件。

　暴走も爆走も蓋し甚だしいことおびただしい最近卑近な彼女ですが、そんなん前からどーにもこーにも彼女のキャラのベース部分というか、共通する何かを持ったキャラがどこかにいたなぁ、と、もやもやとした既視感があったんですよ、自分。

　まぁ世の中のキャラは、幾つかのステロタイプとその組み合わせで成り立っているものなのは分かっている。　だがしかし、こう、彼女から漂ってくる懐かしみのある香りがどーにも気になっていた、と。
　あぁっ、ここまで出てくるのにっ。 もどかしー。

　そんな先日、ふとした弾みで思い出しましたよ。
　『雑居時代』（氷室冴子原作、山内直美作画、白泉社、1987〜1988）の主人公・倉橋数子嬢っすよ！

　きっつい性格とストレートさらさらロングでお屋敷に住んでいるお嬢（但し数子嬢はエセだけどね）キャラというビジュアルな部分の共通性、そして“苦労性”、そんで何より、その努力が肝心な所で決して報われないお不幸の連続な部分が、こう、オレ的には実に秋葉としっくりー。(^^)

　今の世代の若者には本作品の知名度は低いであろうが、彼女のスーパ外面猫っかぶりぶり＆それがコミカルになってしまうキャラ作りの部分は（恐らく）初期の『彼女彼氏の事情』における雪野などが採用したステロタイプ伝統の祖であろうとか言えば、なんとなく有難味があろうと思うのだがどうであろう？（←？）　ま、ここで話題にした秋葉との共通性については、そことは違う素のキャラの部分の話なんですけどね。

　…うーん、『ここはグリーンウッド』の話が辛うじて通じる彼等でありましたが、流石にこの作品までは無理かな〜？(^^;) 20世紀は遠くになりにけり。 …つーか、昭和かっ！　どひー。

　ままま、これら↑が私の錯覚だろーと、既にMY脳内ニューロンは組替え完了してしまったのです。連想記憶野にぽっかり空いていた穴へ、パクっと収納されてしまったのです。もう遅いのです。

はー、すっきりー。



巨大化しません

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030125
“仄紅朱”

　ふと気付いてみれば前回のアレンジ曲なネタから一年近くが経ってしまっててびっくり。
　で、この半年で入手したアレンジ曲群から、独断でオキニなセレクトを以下徒然に。
（と書いたのが随分前だったんで、時差のあるネタも多いけど、堪忍な？）



“河島はるか-Summer Mix-”：『いんた〜みっしょん』Trk.01

　ちょっと元気すぎのはるかですかね、これ。
　風が吹く中、緑の中を疾走するMTB、くぅ、まけないぞー、負けたー、みたいな。（？）
　どんな時でも気持ちよく聴けるような、そんな原曲のフレーズがより軽やかに・踊るように演奏されてて、気分いーです。
　スイング風に処理されるところも、いとキモチよし。
　アレンジ曲CD初期の名盤：SJVSS4(復刻盤が出てますね！)の収録で、私の大のオキニだった“河島はるか”と肩を並べる出来なんじゃないか、と。


“鬼神楽”：『MATERIALISE FULLMOON』Trk.A03

　六三四アレンジですね。(^^)
　ぶっとい。
　荒々しさと研ぎ澄まされた鋭さを感じさせる原曲に対して、圧倒的な物量や凶暴さ・速度感を叩きつけてくるようなギターパートが、実にいい感じです。部分的にT-SQUARE風ドラムも気持ちよい。そんで、三味線パートがもう一本あったら更なるトリップ感で凄いんだろーなー、とか聴いてます。
　ちなみに、この曲の次トラック“AutumnLeaves”は、『映像の20世紀』風に聞こえたです。(^^;)


“灯火 ジャズ風”：『MATERIALISE FULLMOON』Trk.B07

　もいっこ、『MATERIALISE FULLMOON』から。
　また、ジャズ風。　ジャズアレンジ、好きなんですよ。(^^)　気持ちーなぁー。
　願わくばこの気持ちよさを、この3倍程持続させて欲しかったdesu。…贅沢？
　世の中の『月姫』曲群も、ようやくぼちぼち練りこまれてきたなぁ、と思いましたね。
　それにしてもGMLのアルバムは、人材も、一曲一曲の質も、装丁もしっかりしているのに、どうしてこんなにまとまり感が無いのかな、と勿体無くて仕方ないです。まるで某党のようだ、と。


“-tu-ki-hi-me-”：『月輝』Trk.08

　自称「『月姫』CD-DAとゲーム互換」なアルバムですが、すげぇ地力に基づいた潤沢なテクニックとアイデアの粋を尽くして原型を留めない程にアレンジ…じゃなくて殆どアルバム丸ごと“作曲”（not“編曲”）してしまったとは、なんと清々しいことか。
　そんな中、この“-tu-ki-hi-me-”は、原曲のフレーズを留める貴重なアレンジ曲なのだが、これもまた寒気がするような曲想と不思議なボーカルで、「あぁ、声質で気に入る曲ってあるよなぁ」でして…（勝手に）シエル先輩のイメージです、これ。　ちなみに、次トラック“blue glass mooon -and white moon-”の見事なピアノアレンジが、この曲の後だとすっごい普通に感じてしまったりとか。(^^;)
　この前のトラックの“the faith”も、その旋律とアジアンな響きのボーカル(音ネタ)の使い方が独特の魅力を発散してますし、更にその前のトラック“crimson air”の異様な迫力のコーラスと吹けあがるブラスに、かなりかなりシビレた。
　媚びがないのにしっかりとした装丁・イラストのベクトルにもひどく好感。
　「うん、いいアルバムだ。」


“X-Y-Z”：『月輝継』Trk.03

　で、その↑姉妹アルバムの『月輝継』ですが、このクオリティでフルボーカルアルバムという壮大な挑戦がなされている時点で凄いんですが、正直ボーカルのムラで惜しい所があるものの、こりゃ凄い。（なんだよ）
　いろいろと凄いなかで私が初聴でビビッときた三曲が、奇しくもcranky氏編曲のものだったりしてまして、その最初の一曲がこの“X-Y-Z”！　…そうか、シエルのイメージ曲ですたか！（私のシエル様への忠誠心を実証！(^^)）　エレガントで悲壮なのに疾走してて、でも単純に乱雑ではないビートで幾重にも繰り返して奏でられる旋律が、激しくも切ないチェンバロの響きが、歌唱力あるボーカルが、いろいろな気持ちを散らしていくようで、かっこいいなぁ、もうっもうっ！　そんで、trk.05の「ドコが瀬尾なんじゃろー？(笑)」というしっとりさに加えて、trk.08の荘重で威厳溢れる合唱＋パイプオルガンといい、いやはやいやはや、楽しませて貰えます。
　そんで、ブックレットのネロ教授と紅赤朱、かっこよすぎ。　だから、trk.04もオキニ。　私の求める『月姫』は、この付近にあるんじゃー、と再自覚した次第。


“Winter Vacation”：『Heart Session2/Cool-Weigh』Trk.06

　まず、「気持ちよく演奏してるなー」でしたです、第一印象は。
　メインの管楽器の響き、そして流れるような弦楽器とセッションする気持ちよさは、なんつーか、全然“WINTER”ちゃうやんけーと言いたいウキウキ感じゃきに。（？）
　それぞれがきちんと楽しく演っていて、奇麗に重なり合って、且つ丁寧な仕上げ作業でうれしくなります。
　奇麗に、楽しく。
　流石のプロなお仕事、見事です。


“red tint”

　WEBコンテンツです。　それでいて、この品質！！
　久しぶりに瞬間感激する曲に出会いましたと、しみじみ語りたくなるというか。
　つーか、ヘッドホンで聴いてて、マジに鳥肌出ました。
　昨今の“アレンジ”という言葉がイメージさせるものというより、原曲に忠実な“UP TO DATEなリファイン”的編曲と申しましょうか、繊細さとダイナミックさが調和していて、すげ、いいよ！　手放しで絶賛。
　これを聴いてると、私の脳内じゃ『アトラク＝ナクア』映画化時の冒頭5分映像が勝手に再生されてますよ！　ぐふー！（笑）
　くーっ！　かっこいい！！　ブラボー！
　そんで、XV音源凄いよ！　恐るべし。



　一昨年のJASRAC規制以降、コッチ方面にMIDIな人材が新しく流れてきたとかあるでしょうし、ブロードバンドな恩恵もあって古参な方へのアクセスがしやすくなったとか、なにより分野的にも熟成されて、より鋭く、より楽しい曲に出会えるような機会が増えたんじゃないかな、とか思ってます。 …最近の作業中BGMで使わせてもらっているのは、こことかこことかこことかこことか。ありがとうございます。
　音楽はいいですなぁ。（しみじみ）



BGM："POWDER SNOW"/"I Believe" VOCAL BY Brenda

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030112
“人間万事塞翁が馬”

　さてさて、当日は睡眠不足なのに朝が来てしまったので始発で出かけて合体スペースにパイプ椅子4脚並べて寝てたらスタッフに起こされたことから始まったことが懐かしい冬の祭典＠有明から早くも半月が過ぎてしまって、気が付けば既にフル回転全力疾走な日々にぐるんぐるんされてて、次に気が付いたら夏になっていそうな予感に少々戦慄気味な今日この頃ですが、皆さんは如何お過ごしでしょうか？

　で、たいへん遅れましたが、その冬の祭典で当方の拙作『trailors±』をお求めになられた方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。　相いも変わらずな裏芸の、文字通り稚拙な作品ではありますが、少しでも楽しめる部分がありましたら幸いです。

　ちなみに収録ムービーの、中盤にあった『アトラク＝ナクア』のネタについては大抵の方が理解可能だとは思いますが、前半をみっちり占めている『Dark Whisper』については意味不明な方が少なからず居たかもしれませんし居ないかもしれないなどと若干気になったりしますものの、“ダークウィスパー”で検索をかけてみるとそのファンジンを一緒に作った方々のページは勿論として数々のページが引っ掛かるので、6年前はこれが数件だったことを思えば隔世の感ですし安心なのですが、同名のエロマンガがあったことに気付いてわわわとかなりましたのですよ。こちらの『Dark Whisper』は山下いくと氏のたいそう複雑だけど空気感と透明感ある構図と、しっかりしつつ節度と夢のあるエンジニアリングが無限に湧き出てきて、ヘンに親切な説明がないのに濃い人間模様が素敵なSFマンガですので、念の為。←結局不親切にも程がある。

　そんで、後半の新作部分諸々は、ネタといい方向性といい、これまでにも増していかにもリラックスして編集したことが覗える仕上がりになってたんじゃないかと自己分析。最近の平均的PC環境でしたらこんなものは肩肘張らずとも作れますし、FLASHより単純な作業（中身はBRUTE FORCEですけどね）で且つ作品性としても住み分けができるやり方なんじゃないかな、それに「人に見せる為に作ることが起点だと大変な作業だけど、自分に見せる為に始めるのなら、意外や敷居が低い、すこぶる楽しい作業になったモンじゃのぉ」「コレを観れば、自分でもやってみよう、と思えるモンもニ、三人は居るじゃろ」などとぼんやり考えたりしつつ、迫りくる刻限に焦りながら編集してたんですが。(^^;)

　…えーっと、これ↑で解説になってますでしょうか。
　まぁ、前回の『trailors』と比較されてみれば、2001年中盤（『fair wind』完売と『ほしのこえ』preview3公開がきっかけ）からの方針転換がなんとなく伝わるんじゃないかな、という構成でまとめたつもりでしたんで、しばらくはこの方向でまったり行きますのん、よろしくー。(ぺこ)


　あ、そういえば、当日の（と言うか、相変わらずな）我々スペースの客商売失格的たいそうな威圧感（なにせ私のタッパが187、小栗さんが目測で184、みやもとさんが他称181でし。ちなみにsugichさんは西館で絨毯爆撃中。こやまさんは東と西をピストン輸送中。(^^)）やら雰囲気を壮絶に中和した上に癒しをふりまいて頂いた売り子なメイドさんについては、みやもとさんが説明してますねー。　なにせ初参加でサークル参加でコスプレ参加という、助さん角さんやら用心棒（誰だよ）もビビる心意気、いやはや、若さって素晴らしい！　ありがとう＆お疲れ様でした。


　ちなみに今冬は、スペースの頒布物が無くなったあとに、えいやと一発奮起、東456を端から端まで丁寧な絨毯爆撃をー途中でスタッフのえらいひと（いつもお世話になってます。ぺこり）とバッタリ逢って「[Ti]さん、こわいです」とかさらり言われながらも「倒れるまで仕事しちゃダメですよー（シャレにならない）」と言い返しつつ−敢行したり、建物の外をぐるり歩いて（←初めて）みたんですが、結局のところまたしても一円も遣わずじまいの再来になってしまいましたで終了。あちゃー、またやっちまった。
　若干勿体無い気もするけど、人間ウォッチング的には幾つかの興味ある知見を深めることが出来たので、まぁ、よしとする。いろんな人間がいるんだなぁ、と。大変だなぁ、と。がんばってください＞？


　それでは、また来夏！（げ）



終わり、そして始まり

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030101
G秋葉さま、素敵すぎ

　さて、12/30の夜は、ヘトヘトだったんですよ。
　睡眠不足で、運動不足で、収穫不足で、「それなりの[Ti]節」を盛り込む以上のことが出来なかった頒布物のこととか、いろいろと不機嫌だったと。
　そんな日は早く寝るに限ります。　タダでさえバカなのに、動かない頭を無理に動かしても、ロクなことにはならないのです。

　が寝る前に、本日最大の収穫物『MELTY BLOOD』をせめて、ちょこっとはやっておこう、と思って、…（1時間）…悶・絶。 　G秋葉、素敵すぎーっ！　倒すの大変すぎーっ！

　実にいいソフトだ！！

　オチ↑を知る方に、誤解しないで頂きたい。
　真面目もすごいし、ハメを外した部分もすごい、質的に異なる“エンターテイメント”にバランスがあって破綻していないので、多面的に楽しめたのだ。
　ただ、G秋葉だけは、心の準備が必要なエンターテイメントだったのだ。

　というか、あんまりだ。(^^)

　そもそも『マリみて』が一つの流れとなる昨今、秋葉には今後その方面でも活躍の場を持つ機会が増えるであろうことが期待されていた矢先であっただけに、この芸風の広がりには目頭が熱くなる思いでその行く末を草葉の陰から見守っていきたいと、通りすがりでありながら優しい気持ちにさせられる冬の一日であった。


　…とまぁ、そんな一皮剥けまくった秋葉お嬢様の新しいお友達、シオン嬢との戦いと物語は、溺れるような湿度と絡めとられる粘性がありながらも冷たく熱く鋭くストイックに奏でられる美学が心地好い奈須節に、気持ちよく、たいへんに気持ちよく浸らせて頂きました。多謝多謝。どうかお身体を大切に。

　そして、ゲーム上に映像化された秋葉やネロ教授の能力、そしてシエル先輩やアルクの“動き”が実に素晴らしいと思わされたです。　あれはイメージの再生産にも繋がる質があると、感嘆。
　あ、ヒスコハの動き、特に琥珀のアレコレは…、まぁ、あれはあれで！(^^)　コスチュームやらナニやらいろいろありすぎだっ！　アルクや秋葉の素人まるだしゴリ押し残酷下品格闘とキャラの入った動きも素晴らしいし、いやはや、“芸”の凄さに感嘆し通しです。

　格闘ゲーム部分（アクションパート）のバランスとかに関しては、私自身に苦手意識があることでよくワカランというのが正直な所なんですが、そんな私でも「楽しめる」「熱くなる」というのは、有難いです。そういう人も考えた作りになっているということなんでしょうが。有難いです。てゆーか、既に左手の親指が痛いというか。(^^;)
　バグとしては、再現できてないんですけど、シオンVS志貴で着地寸前のシオンが空中無限滞在とゆーのがあったですが、他は滞りなくいってるようです。ただ、勝利本数の設定が反映されないのは、バグなのかな？よくわからん。

　えーっと、声に関しては、微妙にムラがあったものの、全体に“見事”だと。
　特に、男性陣の声のフィット具合にはびっくり。　…ネロ教授が素敵！(^^)
　で、さしあたっては、シエルの「オナカ、すいちゃいました♪」にコロリ。いや、一番に質が高いセリフだと思うんですが。（いや、マジだって）

　そして、音楽はノベルパートもアクションパートも、“達者”なつくりで、感服。
　Kate氏の『月姫』な世界と、来兎氏の奏でる格闘の世界とが、実に上手く調和していて、「くーっ！　いー仕事してるなぁ！（ビシっ）」と。ビシっ。


　ハテサテ、それでは本当のエンディングを観れるよう、暫くは頑張ってみようかと、思います。（あぁ、遠い旅路だ…）(^^)
　（1/2追記：本当のエンディングを（多分）観れました。　ついでに、“Oルート”の真の姿も…。琥珀さん壁紙が素敵っ！ あんまりだー。）



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　でも、ちょこっと期待していたOPムービーが「うーん…、なんと言うか…、強いて言えば可も無く不可もなく？　明らかに“浮いてる”な」というのが初見の印象。　ソフトのほかの部分にあるような魅力とか工夫がまるで無い、「やっつけで、いつも通り、無難に作りました」感が強いなぁ…と激しく違和感。
　その違和感は、ゲーム本編を読み解くに従って、次第に怒りに変わっていったんですよ。「こんなに“絵”になるシーンや“美味しい”映像をなんで映像化しないのだ？！やりようなら幾らでもあるだろが。ちゅーか、内容知っててあんなん構成しか思いつかないのは不自然だ。どうかしている。信じられない。コイツ、何も理解してないで作ってるだろ。他のスタッフに失礼だ！」と。
　…そんなんこんなん思いつつ、エンディングスタッフロールで、「あぁ、作ったの、コイツかよ」、と納得しましたよ。　コイツ、人として嫌いで、作品性以前の問題で生理的・論外に嫌なんだけど、その先入観なしで映像を観てもやっぱり嫌な気分にさせられたという自分の感性に、ほっと一安心しました。(^^)（もっとも、本編が強烈な光を放っていただけにそれが余計に分かり易くなっていた、ということもあるんでしょうね。本編が愚作だったら気付かなかった可能性もあります。恐ろしい話です）
　映像の基礎や素養が無いとかは別に罪ではないとは思うし、たとえ精神的に向上心が無いとしても、納期を守った納品（←重要）さえできれば、形の上では職業としてやっていけるのだろう。　たとえ、つまらないモノを量産するとしても、それを責めはしない。　職業とする以上は私のような門外漢には知りえない経験も積んでいることであろうことだし、責めはしない。　だが、その存在は不愉快で、軽蔑して、関わりは持ちたくないと思うだけだ。　自分に対する“恥”に関する価値観は人それぞれだし、傍からは「まぁ、困ったもんだね」で済ましていいと思う。
　だが“失礼”なのは許しがたい“罪”だ。
　数多のスタッフの時間と労力と才能の結晶であることが自ずと滲み出ているゲームに、このような邪悪な不純物が混じってしまうのは、大変に不愉快極まりなく、不幸以外のなにものでもないので、速やかにHDDから削除して、（割を喰ってしまった折角のOP作曲・ボーカルの方には申し訳ないですが）私の中ではOPムービーが無かったことになりましたとさ。

　ここまで言ってなお理解できない奴も居るかもしれないが、その作品から「観る人がみれば幾らでもやりようがあるのにそれをやらない・努力しない姿勢や精神」を強く感じることに、嫌悪しているのだということを理解していただきたい。 嗜好品なのに不愉快にさせらたのは、なんとも不条理ではあるが、その出来不出来で責めはしない。 一生懸命走ったけどビリの駅伝アンカーを罵倒するような奴はそうそう居ないと思うし、逆にヘラヘラ笑いながらビリでゴールしてくるアンカーを容認するような奴も居まいと思う、そういった構図だったり、価値観をイメージするのが近いので、参考にして頂きたし。

　と、私には珍しく（遠まわしながらも、私の感じた不快感や憤りを込めて）コキおろしてみました。

　しかし、“失礼”の意味を知る人間なら、この文章から読み取るものが幾つかあると思う。逆に、“失礼”の意味を知らないであろう衆愚には、そのヒントを読み取れもしまい。　寧ろ、読み取れないであろうことを期待していさえする。　是非ともそのままでいて欲しいという気持ちもあるのだ。　何故なら、そういう人間がいることもまた、“怒り”という形で他人のエネルギーとなることから、それが決して無意味ではないことは（不幸な）歴史が証明している。
　頭に血が昇ると黙っていることができなくなる（上に、実際には手も足も出してしまう）性分ではあるが、愚人に答えを教えてあげるほどに、私は親切でもお人よしでもない。こちらとて途上の愚人であり、基本は朴念仁なのだ。
　それでも、願わくば“怒り”でない形で人にエネルギーを与える、生み出させる形の生産活動でありたいものである、人としてそう考える。

　だから、かの映像とやらは、私の他山の石である。
　同属嫌悪もあるであろうが、制作物に練りこまれた甘えとか驕りとか逃げとか無知とかの成分を嗅ぎ取り、その組成と過程を再構築・明文化することに、私はためらいはしないし容赦もしない。勿論、その逆も然り。　ただ、それをわざわざ公開する必要は無かったとは思うが、これは強制的に不快なものを見せられたウサ晴らしを、少しでもしたかっただけである。　この辺りの感情も飲み込める位に、老成したいものである。

　それにしても、本編の素晴らしさがあるだけに、なんとまぁ見事で分かりやすい、他山の石である。





最後も、感心して終わる

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