The inner of [Ti] MISCELLANEOUS '05

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051126
地味にコツコツやってます

　芸術の秋ですよ！(冬だけど)
　芸術は爆発ですよ！
　一時期話題になったアレが、更なる進化と、ちょっと実用的にコツコツとバージョンアップですよ。
　バカだなぁ。（褒）


＜温故知新＞
　ふと、「そーいえば、随分と前だったけど、PDAで『月姫』が出来るって話があったよなぁ」と思い出したので、やってみた。→
　何台もの引越しを経たデータHDDに��月姫�＜tォルダがあったので、そこから作成。
　CD-DAのデータをMP3化する必要があったので、荷物を探すと、��月姫�＜fィスクと��月箱�≠ｪ同時に出てきたので、月箱からMP3を吸い出す。
　使っていない128MBのCFがあったので、そこに詰め込む。
　起動→おー、動いてる、動いてる。(^^)
　で、知らない曲ばかりでびびった。
　いまさらかよ！！
　てか、ちゃんと音が出ないよー。
　やっぱりスワップファイルが必要なようで。
　めんどー。
　あと、SDカードに入れた『歌月十夜』が動作してくれない。なぜだろう。
　…なーんて、ことをぽしぽしとやっていたその週にW-ZERO3のリリースがあって、微妙に悔しい終末でした。


＜マリンハウジングのビデオを持ち込んでチェック中＞
　後輩の上手い表現：「あぁ、��ルームランナーみたいなプール�≠ﾅすね」
　その流れる屋内プールで相変わらず泳いでます。ざぶざぶ。
　で、「ストロークのどのタイミングでペースが崩れるかがよーく分かるので、フォームの改善にいいかも」「ペース配分を強制されるので、持久力がつくかも」、そんなことを最初は思っていました。　とりあえず、「できるだけ息継ぎをしない」ことが、最も効率よく泳ぐコツであり、ハイペースで延々泳ぐのなら平泳ぎ＋ドルフィンキックが一番ということが分かってきた。
　しかし、ラクして泳ぐ、つまり、水の抵抗を少なくする方面にフォームがどんどんと遷移していくのも如実にわかったりする。　おかげで最大流速でも延々泳げるようになった。既にアレでは体力づくりにならんよ。
　それだけならいいのだが、どうも、水の流れが穏やかなトコロを探すような挙動を体が勝手にやっているフシが。←しっかりした流水プールじゃないので、流れがまだらなのだ。　つーか、水面と水中とで流速が違う→できるだけ深い所で泳いだ方が抵抗が少ない→バタフライ気味の平泳ぎが最もラクに泳げる、という、「ハテ、目的は何だったっけ？」な状態に。 クロールが一番しんどい。 つーか、流速の遅い領域にまで手を伸ばして水をかくと効率がいいので、そういうフォームになりつつある。　オイオイ。
　あと、流れの強いほうへ引き寄せられる（翼で揚力が発生するよーな原理？）現象で、かなり左右方向にフラフラするのがイヤだなぁ。
　ちなみに、上流へ動く際には背を向けて後ろ歩きする方が数段安定することがわかった。この体勢だと、相当な流速（時速10kmくらい？）でも耐えられそうだ。 これは多分、非常時に役立つ知識かな。


＜税金払え＞
　横浜市から市民税・県民税を支払えと督促が来た。
　転職してるので、給料天引きできないということなんだそうだ。
　そもそも、引っ越しても市民税を支払わなきゃならんの？
　調べてみた→「１月２日以降に転出入された場合であっても、1月１日現在住所のある市区町村へ納めることとなります。」
　えぇぇぇーーー！
　…確かに、現職の給料明細を調べてみたら、住民税が0だった。
　うひー、払わないとならんのかぁ。orz
　給料天引きならまだしも、一旦財布に入った現ナマを20万円近く払うとなると、惜しくなるなぁー。 くやしぃ。


＜税金寄越せ＞
　その税金↑の納付に銀行へ行かねばならんのだが、取り扱い金融機関がめちゃくちゃ限定されてて、びびった。
　神奈川県内に住んでいる人間であれば、それなりの数の選択肢があるなのだが、遠く離れた土地では郵便局ですら取り扱いを行わないことを知り、相当に驚かされた。　どうやら、関東在住のみを想定しているようだな。
　こんちくしょうで面倒ではあるが、されど脱税するのもかったるいので、仕方なく付近の金融機関を捜してみる。
　…と、口座を開設していて、且つ周囲40km圏内にあるという二条件だけで、一店舗に絞られてしまった。　マジか。orz　関東圏であれば、1km圏内でうじゃうじゃあったのにー。　なんて不便なんだ。
　日本最大の銀行がこの体たらくかと、久しぶりに鄙離れたことを実感したよ。


＜投票権＞
　県知事選挙の案内が届いた。
　「ハテ、俺はこの夏に引っ越してきたばっかなのに、投票権があるのかいな？」
　少なくとも、小泉劇場への案内は来なかったので、あの時点で投票権は無かった筈だ。
　そこでGoogle先生に聞いてみたところ、「転入届の提出から三ヵ月後に投票権が発生するんですよ」と教えてくれた。
　これまでは、「一年間後に発生」となんとなく思い込んでいた。
　とりあえず、今まで同様に不在者投票に行って来た。
　それにしても、世の中には知らんことが沢山あるものだなぁ、うーん。


＜改革は続くよ＞
　小生、末席ながらも自動車業界に身をおいているので、道路特定財源の話は少々興味があった。
　また、日経新聞と業界新聞とで主張が違うのも興味深い。
　そんなことを思っていたら、職場で反対署名が回ってきたよ。
　なんか、この署名、民主党に渡りそうでイヤだなぁ。
　なんで、署名拒否。
　まぁ、そもそも、この主張にも賛同できなかったんだけどね。
　あのパフォーマンスも、まぁ、パフォーマンスだろうし。
　世知辛い世の中だ。


＜リアル＞
　転職して「おー、これは合理的やなぁ」と関心したことに、給料明細が（配布されない代わりに）イントラネットからPDFで貰えるというものがあった。
　これだけ長い間サラリーマンをやっていると、保管してある過去の給料明細書は結構な量になっていることもあり、これ以上リアルなストレージが増えない＆データ管理がしやすくなるというのは極めて合理的＆嬉しいことだ。
　と、そんなことを考えていた折、TYPE-MOONで商品をオフィシャル通販する際に大混乱となった話を聞いて、「へー？」と思った。
　そもそも、イマドキの若者は手紙なぞ書かないだろうし、絵はPC上で描くものだろうし、ゲーム＝ビデオゲームだろうし、勿論写真はデジカメ、下手すれば電子書籍を携帯で眺めているような、ある意味「進んだ」効率的生活をしていて、そういったものに立脚した価値観を持っているものと思っていた。　それなのに、今回のように��単なる印刷物�≠ﾖ拘って群がるという行動をしたということが、私には非常に奇異に感じた。
　ひょっとしたら、オタク層の価値観というものが、これまで想像していたものとはまた違うものなのかもしれない。　推測ではあるのだが、もしかすると「TYPE-MOON謹製小冊子」という��ブランド�＜Aイテム、さもなくば��稀少�＜Aイテムを欲しての行動であったのだろうか？
　どちらにせよ、これは趣味のアイテムであるが故、合理的判断が非合理的購買行動に優れるということは無いのであって、一定の範囲ではあるが彼らの価値観・行動も理解できる。
　むしろ、合理か否かを優先して考える自分の価値観に対して一石を投じられたような気がして、少々だが思案させられたです。思案中。
　将来的に揺り返しがあるかもしれないですしね、こういう価値観は。


＜8ヵ年計画中間報告＞
　PCに触れてから既に25年、「全てPCデータ化していこう」と思い立ってから既に15年を経て、昔考えていたことが次々に実現している。
　ので、実はこの先にある具体的な未来像についても割と自信を持っているし、それに向けて供えを日々充実させている。
人生デジタル化計画概要と進捗


No.	1	2	3	4
項目	技術資料類(500件 6GB)	漫画類(2300件 40GB)	ビデオデータ (700件 300GB)	スチル写真 (2400枚 3GB)
内容	技術書籍・スクラップ類のスキャン＆OCR＆破棄	単行本・スクラップ・画集類のスキャン＆破棄	録画ビデオ・LD類のキャプチャ＆破棄	フィルムスキャン＆撮影年でアーカイブ化
現状	2004年9月完了 PDF化による全文検索可能状態	2005年6月完了 ラスタデータを直接閲覧	2004年8月完了 WMVで閲覧	2005年11月完了 JPEGを閲覧
将来	WEBデータと統合、連携運用 OCR技術進歩に応じてラスタデータを再度OCR処理、文字情報精度の向上	技術進歩に応じてOCR化	OCR・音声認識技術の進歩に応じて再処理＆メタデータ付与 圧縮技術の進歩によっては再エンコード処理	Exifデータの付与 圧縮技術の進歩によっては再圧縮処理 今後はデジカメ撮影が原則


　つまり↑年末までかかる予定だったフイルムスキャンの作業が、1ヶ月前倒しで終わったー。
　これで、私の部屋にはデータ化されてないメディアは無くなった。 全てのメディアをPC上で閲覧可能な状態に、ようやくなったというわけだ。
　さしあたって、これだけまとまったデジタル化を行うことによって、可搬性・検索性が向上→アクセス性が飛躍的に向上、そして(1〜3項で)物理的な空間の創出（←部屋の荷物が無くなった）といったデジタル化のメリットがより大きさを増していることが想像できるだろう。
　また、純粋な情報の質についても、メディアを変換して経年劣化を防ぐといった消極的なメリットを得るに留まらず、画像処理による画質の向上・記憶の再現といった効能が発揮されることも確認しつつあり、また、閲覧性の向上やポータブル化によって新たな価値や効能が生じるといった、当初は予定していなかった利得があることも分かってきた。 これは、結構スゴイことなんじゃないかと。
　そして、デスクトップPCのHDD一台丸々を占領しているビデオデータを除けば、大抵のノートパソコンで運用可能なデータ量であることがわかる。そのビデオデータも近い将来はノートパソコン等のストレージに収まるだろう。 そして、携帯機器との間でユビキタスなやりとりが可能になるに違いない。 その段階で、一層のメリットを享受することができるようになる。��どこでも自分の部屋�≠�真に実現できるのだ。
　また、今後は実時間で周囲環境情報の取得を行うような技術(人間版ドライブレコーダーみたいなの)が進歩する筈であり、それらの活用を視野に入れていくべきだろう。
　そして、これまでは試行錯誤を重ねながらコツコツとデータを作ってきたが、今後はこれらを有効に・有機的に活用するシステムについて検討する・構築していく段階に入ったかなー、なんてことを考えている。
　…きたるべき、データ化していない��曖昧とした思い出�≠ｪ具体的に価値を持ち、既存のデータを有機的に利用してそれを構築する技能が価値を持ち、また逆にデータを記録させない＝見えなくさせる・消す権利と費用(≒税金)がハバをきかすような「ネットは広大だわ」社会に向けて、準備することはまだまだいっぱいあると思うのだ！
　「D'ou venons-nous? Que sommes-nous? Ou allous-nous?」
　…いろいろと考え中。

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051015
夢一千光年

　芸術の秋ですよ！


＜これにもムダなノウハウが必要そうだなぁ＞
　デジタルでバーチャルなデータが謳歌する我が根城に残されたラスト・アナログである銀塩写真とそのネガフィルムへ、遂にメスを入れる時が来ましたのですよ。
　フィルム・スキャナの出番です。
　何故にフィルムをデジタル化キャンペーンの最後に持ってきたのかと言うと、「デジタル化によるメディアのシュリンク」を実現することができないからである。
　これが、他のアナログメディアの際には、それはそれは強烈にシュリンクされた。　しかし、フィルムの場合は例え枚数が多くても、容積としてはたかが知れている。 それどころか、フィルムスキャナの分だけ容積を喰うことが事前から明確であったのだ。
　しかし、デジタル化のメリットは容積のシュリンクだけではない。経年劣化からの開放や検索性の付与が可能で、複製の容易化、デジタル処理による高画質化etc.のメリットが得られるわけであり、特にフィルムに関しては経年劣化対策が極めて重要なことから、早期の実施が脳内で激しく求められていたのであった。
　そして、いよいよフィルムの番が来たのである。
　フィルムスキャナも、（まだまだデカいけど）できるだけ小型なものを用意した。IEEE接続だし、動作も安定だ。
　Photoshopでの一括処理(3000x4000pixクラスの画像を30枚同時に開く)に備えて、PCのメモリも3.5GBにまで増設した。　これでHDDスワップなしだ。
　で、試してみた。
　「…遅っせーーーーーっ！」
　高解像度＆ホコリ・傷除去処理・粒状低減処理といった条件でスキャンをかけると、一枚あたりでなんと30分以上かかるよ！！
　このままだと結果的に、既に完了した蔵書のデジタル化（作業期間2年半x1H/day）よりも、全ビデオのデジタル化(4ヶ月x24H/day)よりも、設備費がかさんで、さらに手間ヒマもかかりそうな予感が…！
　そんで、「こりゃ、たまらんわい」と解像度を落としてスキャンして、高解像度と比べてみたら、これがちっとも違いがわからんではないか。
　…実は去年頃に、ラボでフィルムをまとめてスキャン＆DVD化する安価なサービスが始まったので、それを利用すべきかと、かなりのところまで検討をしていたが、解像度がそれほど高くないということで止めていた。　だが、今回のテスト結果から見るに、上記サービスの解像度で必要十分だなぁ、ということが分かった。 ちくしょー。
　でも、最後まで自分でがんばるよ！
　もー、意地だし！(笑)


＜実は購入してから半年放置していたら、いつの間にか後継機が出ていてショックや！＞
　…で、そのフィルムスキャナを先週末から試験運用な感じでしばらく使ってみた。
　以下、気付きなど。
・初期化（キャリブレーション？）に随分と時間がかかる。
・使用中の筺体はかなり発熱していて、スキャン後のフィルムが随分と熱いので不安。
・６コマ毎の段取りが面倒だ。ビデオのように一旦段取りしたら１０時間放置、みたいなのが楽でいいのだが。
・使い捨てカメラのネガは上下逆に撮影されているということに気付いた。 撮影の順序が逆（コマが進むにつれてパトローネに巻き込まれる→撮影終了で巻き取り完了）だということは知っていたが、(コマ番号を合わすゆえ？)上下逆とは知らなかった。トリビアや。
・面白いことに、日が経つに従ってスキャンのスピードがどんどん向上していくではないか。 最初は６コマのスキャンに１時間半かかっていたものが、３日後には１時間弱に、５日後には40分を切るまでに短縮された。この付近でサチった感じ。　きっと機械系のアタリが出て、サーボとの相性が向上したのだろう。(ただ、時々は遅くなるようだ。フィルムが古いとか、空とかのコントラストが低いコマで遅いような感じがする？) デジタルな機械だけど、アナログな側面が顕在化していて興味深いね。
・原始的且つ約１時間おきの段取りが必要とは言えども、全自動取り込みマシン、いわばロボットである、途中の作業はぎっちょんぎっちょん完全自動運転であり、時々その様子を気にしては「おぉ、健気にコマ送りをやってる、やってる」と、メカ心をくすぐられて楽しい。
・あと、当時はDPEで弾かれた（プリントしてもらえなかった）コマや、アルバムに残さずにすぐに捨ててしまったコマを再び目にすることで、新鮮な驚きがあったりも。「おー、こんな写真も撮ったっけなぁ」
　ただ、ダイビング写真のようにカラーバランスが大幅に狂ったものはうまく取り込めないようで、マニュアルのカラー調整が必要。惜しい。
・そしてなによりも、昔の記憶がよみがえってくることが楽しい。取り込みの様子をなんとなく気にしていると、丁度それは「ゆっくりとしたスライドショー」状態なんで、地味に楽しくなる。「これで、すべての写真をスキャンできた暁には、一気にスライドショーするとムチャクチャ楽しそう！」などと期待も膨らむ。　BGVとして秀逸なものになりそうな予感。
・あぁっ、13年前のフィルムにカビが！ 気をつけてたのに！
・収蔵ネガポジのスキャン後トータルデータ量はJPEG圧縮で4GB程度になるものと予想。
　これなら、（現在は無理だが）PDAで常時持ち歩けるレベルだ。
　動画像も含めて「全てのデータを持ち歩く時代はもうすぐなんだなぁ」と再認識させられますよ！ ワクワクや！
　そんな感じで、人生のデジタル化、尚も進行中！


＜what's full stars＞
　よーやく、ホームプラネタリウムをゲットだぜ！。
　注文サイトを朝晩一回ずつ毎日チェックして、再生産分でなんとか滑り込み注文できたー。(嬉)
　思い返してみれば、そもそもは“光学式の小型プラネタリウム”について、かれこれ２０年前から興味があって、ちょくちょく要素技術を調べたり、アイデアを暖めてきたテーマだったりします。
　なまじ“本当の星空”に憧れていて、様々な経験（台風明けの南アルプスとか、ヒマラヤとか、オーストラリアとか、モンゴルとか、エジプトの砂漠とか…）を通してそれを知ってきただけに、よくあるピンホール式のプラネタリウムにはまったく食指が動くはずもなく、大型プラネタリウムやポジフィルムによるスライド投射からの推測から「光学式しかないだろう」というのは常々思っていたトコロ。（“光学式”と言うと語弊があるかもしれないけど、要はレンズ光学系で星夜原版を拡大投影するような光学エンジンを備えたもの、という意味で使っています。ありがたいことに、日本ではこういった部品を市場で購入・設計・自作できるんですよね。おまけに２０年前とは違って、現在はさらに高度な要素技術の選択肢も幾つかあるのようになったのだが、金額的・日曜大工で扱える・出力クオリティまで含めるとなると、結局はこの“光学式”が最適選択肢だろうなぁ、と判断している。近い将来はどうなるかわかんないけどね。
　ともあれ、この夏に本アイテム発売が報道された際には、「欲しい！」と思うと同時に「やられた！」という悔しさも少々ありましたよ。
　さてさて、梱包を解いてみると、玩具然としたそれが出てきましたよ。昔なつかしいTOMYのセミアポ望遠鏡を彷彿しました。光学系はそこそこしっかりしているけど、筐体やメカ系がまんま玩具なんですよね、これ。うーん、まぁ、値段相応かな。２万円しないアイテムに、光学器械の質感を求めるのは酷ですもんね。　…うむむむ、別途メカ部を設計したくなるなぁ。 ま、我慢、我慢。
　えーっと、電源は…、ＡＣアダプタがと外付け電池ボックスか。 うーむ、この電池ボックスは本体と一体型にできるといいのになぁ。 本体はスカスカに軽いので、片手だと（本体ごと卓上を滑ってしまって）ボタンを押すことすら出来ないんですよ。 スタンドの部分に錘として電池ボックスがあってもいいんじゃないかな。
　ペラペラのマニュアルをほっぽって、早速、星野原版をセット。　ほほう、イメージサークルは1inchくらい？ 星野データが彫り込んであるマイクロフィルムのような薄膜をプラスチック円盤に固定してあって、その空隙の所々にニュートンリングが見える。この構造だと反射光や光源像が崩れてコントラストが落ちるだろうなぁ。　…うーむ、それにホコリがちょっと心配になるなぁ、このつくりは。どうやってメンテすべきか。とりあえず、カメラ用のブロワで吹いてみる。うむ、これでいいかな。 基本は、使用後はケースに保管だな。
　そして、おもむろに部屋を暗くして、期待にうち震えつつ、記念すべき初回起動です。
　「おーーーーー！」
　すげー、星空だーっ！
　最初はピントがずれているので、ガタガタしてて触るのが不安なピント合わせのリングがぐるぐるぐるぐるまわしている内にピントが合う。 この際に、立ち上がって天井に近いところでピントを確認しながらやると、きっちりピントを合わせることができた。 　投影範囲中央付近の星野は相当なクオリティで、実際の星野と遜色ない凄さ。よく観ると球面収差があるが、寧ろそれがいい雰囲気を出している。 マジ感心。
　但し、直径30度の範囲を超えたところはコマ収差と球面収差が特に酷く（恐らく像面湾曲もあり）、コントラストは急低下、ピントは合っていないに等しい。 ここいらがこの光学系の限界だろう。 色収差が殆ど出ていないところを見ると、こちらの補正を優先した結果なのだろう。 それに有効視野は一応カバーされているので、ギリギリ許容範囲か。
　大抵の部屋の天井（＝スクリーン）は長方形だろうので、その短辺方向に寝ころがるといい感じになると思う。 左右方向に広い周辺視野に（ピントが合っていないとはいえ）投影像が入り、没入感が向上するようです。　まぁ、ワイドスクリーンを縦にして観るひとはいまい、と同じ理屈ですな。
　気になるのは、一等星のデカさ。 ハンパじゃない。 投影像中央付近にあるだけに特に目立つベガは、天井でφ40mmくらいある。 星の明るさを投影面積で表現する（一等星投影機が無い）簡易プラネタリウムである以上は避けられないことであるのだが、なまじ出来が良いだけに、このことが実際の星空との最大の違和感と言える。 光源LEDの明るさを今の100倍くらいにしたら、改善されないかな？ （←投影距離2mでφ4mmの投影円なら��点�≠ﾆ言ってもいいし） でもそうなると、6等星付近にレーリー限界が来そうだしなぁ。うーん、難しいな。
　そして、何よりも、商品名が��家庭用星空投影機�≠ﾅあり、その意味するところは「天井にしか投影できない」装置であって、��プラネタリウム�≠ﾅはない、つまり平面に星野を投影するという幾何学的な射影の関係で、実際の星空とはかなり違う位置関係になってしまっているんですよ。 感覚的には「本物の1/3程度に圧縮されていて、天の北極から40度を超えた付近からの崩れ方がハンパじゃない」という感じ。 本来ならアルタイルがある付近にさそり座があったり、白鳥座やわし座が横長だったり、なのに、ちんまいながらもオリオン座は形を維持していたりと、かなり変形がされている感じ。
　「おーっ！流れ星！！」
　散発流星機構もおまけでついてました。　つーか、動きも明るさも形も流星に見えない。ピントも合ってないし、合わせる機構も無い。この機能はOFFにした方がいいかも。 　人工衛星も欲しいところ。 勿論、惑星投影機、月投影機もオプションで！
　一通り文句をつけたが、なんだかんだ言って、気持ちイイです、心が落ち着きます、これ。
　観始めてからものの数分で眠りそうになりましたもん。(笑)
　あと、BGMで虫の声とか、風の音とかを組み合わせると、相乗効果でいいかも。 勿論、ヒーリングミュージックもよかった。
　「この星空を通して、実際の星空の下に佇む自分を思い出し、その旅への想いを募らせていくことだろうな。 間違いない。 本当にありがとうございます」


　BGM用のCDが欲しくなったので、調べてみたら廃盤になっていた。探索中。芸術の秋ですよ！

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050924
男たちの尾道と呉

　ふと気付いてみたら、横浜から引越ししてから半年ではないか。
　つまり、習慣であった水泳を半年サボってしまっているのですよ。
　こりゃ、いかん！ ってことで、今住んでるトコの室内プールを使ってみた。
　水泳選手がフォーム観察のトレーニングをするような、6mx2.5mの可変速な流水プールだ。
　（一時間ほど泳いで）うをー、腕があがらんー！ きぼちわるーいぃ！ ぉぇっ。


＜1／1大和を観てきた＞
　尾道の沖合にある島に作られた映画撮影用の舞台セットだ。
　「でかっ！」
　尾道駅前から島にわたる船（渡し賃￥100）上から観ることができたその勇姿に軽く驚く。
　艦首に輝く菊の御紋、そこから伸びやかに繋がる船体の曲線がなんとも美しい。
　そして、とにかくデカい。バカでかい。強そう。
　船体の前部及び左舷を復元されていたが、第一砲塔は砲身が無い状態、そして艦橋はまったく復元されていない状態で、ちょっと悲しい。
　この船体、鉄骨の足場にベニヤ板でできているようで、叩くと「ボン、ボン」と気の抜けた音がする。
　第一甲板は実際の船舶然とした木のデッキであり、ここには感心した。
　ただ、対空機銃類はプレハブ感あふれており、見るからに軽い。資料展示小屋で上演されていたメイキングビデオを観ても、弾倉をホイホイ運んだり、斉射中にガタガタとユレていたりと、至る所で重量感に対する配慮が欠けていたように思う。学芸会レベルの演技もあいまって、興ざめな映像だった。効果・編集のＣＧでなんとかしてくれるといいのだが。
＃ちなみに、戦闘の映像の中で航空機からの銃撃を受けて血煙となって砕け散る銃座手の描写が多用されていたが、完全に『プライベート・ライアン』からのオマージュだろう、あれは。だが、少々下品というか、使いどころのカンやら周囲の演技の方向性がズレていたように思う。戦闘の残酷さというよりも、監督らの残虐さが滲み出る映像だという印象を受けた。たとえ感銘を受けた映像であっても、それをそのままマネするのは浅はかだと思うなぁ、と。
　閑話休題。
　１／１大和の展示もエキサイティングであったが、閉鎖された造船ドックの廃墟な風景がなんとも印象的であった。在りし日の活気を思い起こさせる巨大な敷地と設備の数々と閑散とした建屋の内部に、心揺さぶられるのではないだろうか。揺さぶられたよ！
　拝観料五百円也。


＜1／10大和を観てきた＞
　呉の駅前に建てられた通称「大和ミュージアム」の中央吹き抜けに鎮座する、メインの展示物だ。
　それにしてもデカい。
　なにしろあの大和だ。　たとえ1／10でも全長弐拾六米超もある。
　でけー！　でけー！！
　このミュージアム、実はこの大和模型展示よりも、一般展示の方がかなりの上質であって、感心した。 …造船技術の歴史や技術展示、殉死者に対する敬意と客観的で丁寧な取り扱い。回天などの特殊潜航艇・潜水艦、そして零戦の実機も展示されていてびっくり。
そして、それらがあくまで‘兵器’であることの負の側面についてもきちんと解説されていて、思想的片寄りが無い・バランスがよい展示になっている。質も量も立派で、じっくりとまわりたくなる。四時間ぐらいかかりそうだ。近代工業製品を収蔵した博物としては、相当に上質なものではないかと思う。　いまどき稀に見る良心的な博物館と言っても良い。　高評価やっ！！
　ふと館内から屋外展示に目をやると…「おおっ、‘しんかい’だ！　てっきり横須賀かお台場にあるかと思っていたぜ」「うを、その隣はＴＳＬじゃないか！ちいせぇな！つーか、古くなったもんだな！」「‘金剛’の主砲砲塔展示！すげー！」
　…あぁっ！ 常設展示に‘宇宙戦艦’ヤマトがいるよ。（笑）
　ちなみに、最寄り駅は「呉」。乗車券を買う段になって「う、‘呉’と‘呉ポートピア’のどっちだっけ？」なんて迷ったさ。
　実にコストパフォーマンスのよい展示でした。
　拝観料五百円也。


＜ご立腹よっ！＞
　AfterEffectsのver.6.5を（年に数回）使っているが、ハッキリ言ってver.5.5の頃の方が安定していたと思っている。
　兎に角、固まりまくるのだ。
　バージョンが上がるに従ってどんどんと洗練されているUI（除く、ショートカットキーアサインの変更(怒！)）は良いのだが、操作していると突然固まる・数分ほっとくとナニゴトもなかったかのように復旧…、あぁっ！また固まった！ という症状が持病のようにver.6.0から発症しまくって、使う度にムカついていた。これによってかなり作業効率も落ちたので、ここ一年ほどは、できるだけ被害を出さないようなプロジェクト管理を模索してきた。作品の質にも作業の楽しさにも与えるものが無い、まったくをもってムダな労力を強いられていたわけだ。
　もちろんWEBを検索するも、どこにも誰もそんな記事を出して無い。 私のPC環境（DualAthlonMP＋3.5GB＋Parhelia＋サードパーティフィルタ多数）に起因する特殊な状況なんかなぁ、と半分諦めていた。
　で、先日（8月下旬）、ふとAdobeのサイトを眺めていたら、アップデータがあるではないか。
　しかも「プロジェクトによってユーザインタフェイスの応答性が遅くなる現象を解決しました。」 なんて、そのまんまがある！！
　むきー！ このアップデータが出た後に、（それに気付かずに）延々苦労して作業してたよー！！　あの、多大な努力とガマンしまくったムカツキはマジにムダだったわけかーっ！！ orz
　てか、正規ユーザなんだから、つまらん宣伝メールばっかじゃなくて、アップデータのアナウンスぐらいきちっとしたよこせよなー！＞Adobe
　あー、こんちくしょうだぜ、まったく。プリプリ


＜晩夏＞
　「今年は冷夏って程じゃ無いけど、なんか涼しい夏だったなぁ」なんて感じている。
　夏らしい夏という感覚は残しつつも、朝昼夕にメリハリがあって、結構快適に夏を過ごしたという意識が強いのだ。
　その原因、特に人的要因について考えてみると、いろいろと思い当たるのだが
(1)横浜→広島に引っ越した
　これの効果はかなりデカい。日中の最高温度でこそ大差ないが、運河の多さや山間部と隣接している効果、そして都市自体の規模によるものであろう、熱しにくく冷めやすい（朝夕はきちんと涼しい）し、逃げ場がある
(2)フレックスタイムを使わずに出勤するようになった
　以前は朝９時半に出勤していたが、今では７時出勤だ。これだけでも2〜3℃は違ってくるだろうな。
(3)自転車通勤→電車通勤に変わった
　毎日の通勤時＆出社後30分間汗だくタイムが無くなった
　特に雨天時（従来ならばレインウェア装着＝サウナスーツ＆ランニング状態）における差はデカい。
(4)吸湿・速乾性の高機能衣料を常時被服していた
　以前から休日等の運動用で何着か所持していたが、今年は数を増やしてウィークデイ（＝通勤時・業務中）のコンバットスーツとして装着していた
(5)最も暑い盆休みの時期を丸々北海道ツーリングに充てていた
　８月上旬から中旬の１０日間を旅行に充てている。まぁ、北海道も（想像していたよりもずっとずっと）暑かったんだけどね。
あと、
(6)屋外行動が多かったので、感覚がおかしくなった(笑)
…などなど、
　たくさんの要因が積み重なることで、結果的に「涼しい夏やなぁ」と感じているのではないだろうか。
　もっとも、外的要因として「そもそもが、今年は涼しい夏だった」が一番効いているような気もする。最高気温４０度！連続熱帯夜記録更新！などなどの、気が遠くなってしまう数字をとんと聞かない夏だったしな。
　横浜に住んでいたころ（行動テリトリーが関東平野で）は「もう日本はダメダメだ！」と思ってたものだが、今年の夏は「これなら日本の夏を楽しめそうやね」と思えた。
　…とまぁ、そんなことを漠然と考えていたので、同僚に「今年は涼しいですよね」なんて話題をふってみたら「？！」って顔をされた。
　ふむ、どうやら今年は涼しくないらしい。
　改めて考え直してみると、そういえば夏前からテレビを全く見なくなった（以前は、唯一食事中にニュースを眺めていたが、それもしなくなった。つーか、テレビ撤去！）ので、暑さに関する言葉を聞かなくなっていたことが影響しているかもしれないぞ、など、新しいことにも気付いた。
　そこで再度改めて今年の清涼感について再度考え直してみたところ…、遂に決定的な要因を発見した。
（7）「そうか！ 前の職場はエアコンが殆ど効いて無かったんだ！」（笑）
　以前の職場は、外気温に左右されるくらいの弱い空調＆最上階だったことから生じている天井からの輻射熱のダブルパンチで、夏はじっとり暑い職場だった。 かてて加えて、廊下・トイレなどには空調がない建物だったので、真夏の外気温＋αをデスクワークの勤務時間内も頻繁に殺人的な熱気を体感できる環境であったのだ！ 勿論今の職場では、そんなことにはならない。 然るに、日中は涼しく過ごしている。 原因はこれか、間違いない！（笑）
　てなわけで、確実に涼しい夏でした♪



　（つづき）…自分が如何にペース配分のできていない泳ぎ方だったかを痛感させられてます。orz
　折角のプライベートプールなんだし、ビデオを撮って、フォーム改善とかに活用してみようかな。

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050903
踊り場を脱して

　最近、いろいろ買ってます。
　荷物を減らすばかりがここ数年続いたので、今度は設備投資サイクルに入ったようです。

＜設備更新シーズン＞
　８年ぶりにデジカメを買った。→
　コニカミノルタのDG-5W“現場監督”だ。
　メカニカルな一眼レフに匹敵する信頼性で（ツーリングや旅行時）確実に撮影できるデジカメが欲しいということで選定・導入。
　まぁ、元々私はミノルタ党（SRT101→XDだ）であり、且つコニカの現場監督もまた昔から好きなアイテムであったので、この組み合わせな製品(ブツ)であれば、少々のアラも許しちゃうよー、という予定調和で選定しているとかもあるのだが。
・起動はえー！ 終了遅せー！（起動の3倍近くかかってねぇか？）
・ズブ濡れでもへーき。雨男な私にはマジに超ありがたい！(笑)
・しかしなんだね、ずしっ！！ とくるよ、このカメラ。いまどき貴重なんじゃないか？ 何ていうか、もうこれは一眼レフ並の重量感だよ。
・日付フォルダを自動で作って、そこに連番でファイルを振り分けてくれるのだが、これが撮影旅行などの時にはかなり重宝した。
・撮影モードの切り替えがサッパリわからん。この辺りは確実にキヤノンに遅れてるね。
・暗所撮影では、なんだか勝手に増感処理してくれるので、ちょっと予想に反した画となることが多く、戸惑う
・当然なのだが、ゴツゴツしたアルミ筐体が魅力的な反面で、同じバックに突っ込む別のカメラを傷つけまくり。ケースに入れないと！
・バッテリーは非常によく持つ。ありがたい。
・広角に強いのが特徴の一つなのだが、逆に望遠が非常に弱い。ビデオカメラの10倍望遠に慣れた身にはちょっとツラい
　結局、「うーん、��道具�≠ﾆいうよりも��ガジェット�≠ｩなぁ」が、今の印象。
　さてさて、その瞳は何を見るだろう。


＜設備寿命シーズン＞
　かれこれ22年も使ってきたテスターを壊してしまった。(T_T)
　ADSLルーターの調子がおかしいようなので、その原因と思しきACアダプタの通電をテスタで確認していたら、どうもACアダプタ内で接触が悪くなる→ゆっくり放電するような様子が垣間見え、それを繰り返しているウチに「抵抗計のレンジにすれば、すばやく放電できるな」と、セレクタをガチガチ回したら、途中に電流計のレンジがあったので、一瞬にしてメーターが焼け切れてしまいました。orz
　つまり、寿命ではなくて、破壊。
　すまない、テスター君。
　安物ADSLルーター＋中国製粗悪ACアダプタ＋粗忽オレの道連れにされてしまった形になったわけで、「安物買いの銭失い」の新たな解釈を脳裏に刻み、これを繰り返さないと誓うことで、昇天されたテスター君の鎮魂に充てたい。
　ナムナム。


＜減価償却完了シーズン＞
　これまた8年ぶりになるのだが、PDAを買い換えた。
　今回はキーボード付LinuxザウルスのSL-C1000を選定。→
　以下、ざっと使ってみてのインプレ。
・キーボード付PDAを購入する理由の中でもキモとなる日本語の入力のしやすさについては、中身がLINUXなのでそれなりのレベルであり、かなりこなれていると思う。PCユーザにとっても違和感無く使え、併用するにしても親和性は高い。
　但し、携帯電話で使われている風の予測変換が微妙に混在したＩＭが実装されており、このことによって画面を監視しながらの入力が必須となることは、小さいキーボードに慣れていない段階では、若干のストレスを感じる。まぁ、最近の携帯に慣れた若者ならば、このＩＭでもすぐによりうまく使いこなすことが出来るのだろう。
また、４方向キーとその中央の確定キーは、日本語変換の際に変換機能キーと誤って使ったり、確定の際に方向キーを誤って押したりと、単純なミスを頻発した。またこの４方向キーには突起などが一切無く、ユーザに対する配慮が欠けている。 ・キーボードでの日本語を入力は、筺体を両手で抱えながら日本の親指で行うことになる。従って、Shiftキーを併用した入力や、ショートカットを使った編集作業はかなりの困難を伴う。（アンドゥ：Ctrl+Zが無いのが特に辛いなぁ）
　欲を言えば、EnterやShiftといった機能キーはキートップを別の色にするといった工夫をすべきだろう。ここでもユーザに対する配慮が少し足りないように思う。
　まぁ、これらを除けば、かなりいい感じでの通勤電車内テキスト入力ツールとして“使える”という印象を受けました。
・一方で、ウェブブラウザ：NetFrontを使ったHTMLファイルの閲覧は、あまり快適とは言えないかもしれない。ウェブブラウズなら問題ないと思うのですが、HDDに保存したHTMLを読ますと、リンクを繋ぐことがうまくいかんのだ。これは解決手段があるのかなぁ？ （ザウルスを買った目的が、HDDに溜め込んだHTMLを通勤時間に閲覧することだったので、これが素直に出来なかったことに、ちょっとヘコみ気味〜）
　ただ、webアーカイブファイル(.mht)を読むことが出来るのは予想外だったので嬉しいな。これは活用していきたい。
・あと、直射日光が射し込む窓際では、さすがに画面が見づらいです。バックライト式液晶の限界でしょうな。
・実際にザウルスを通勤ライフアイテムとして使ってみて、「これ、予想外にいいもんだなぁ」と思ったのは、“文庫ビューワ”でした。以前から“電子書籍”なるものは知っていたけど、正直言って「ホンマに実用的なんかな？検索性が上がるのは便利だと思うけど、それだけならPDFと競合するしなぁ」程度の認識でいました。しかし、それにPDA＋通勤電車という条件が加わると、随分と快適な“読書”環境となるもんだなぁ、とマジに感心しました。
　ページめくりに相当する機能であるスクロールについては、筺体を持つ左手の親指でぐりぐりとスクロールレバーを操作するので、ずっと同じ姿勢（片手）での“読書”が可能となるわけです。これはマジ便利＆快適。 　ただ、その反面だけど、ずっと同じ姿勢で読み続けることで、筺体を支える左手が結構だるくなったりもする。（笑）　まぁ、きっと今後は左手が鍛えられて、適応・平気となっていくだろうな、とは思います。
・おまけソフトとしてPDFビューワが用意されていたのでインストールしてみたが、動作はとんでもなく遅いし画面はキタナイ（特に画像データ）しで、使いものにならなかった。ちょっと期待してただけに、失望した。がっかり。
・マルチメディア機能は結構頑張っているという印象を受けた。MP３は勿論のこと、WMAも聴くことが出来、動画についてはよくあるMPEG4だけでなくてMPEG1にも対応しているのが有り難いです。意外と無いんですよね、こういうのって。
・本体のストレージにはSDカードとコンパクトフラッシュが併用出来るので、大抵のシーンでストレージが不足するようなことは無さそうだ。
　しかし、それらのスループットはUSB1.1相当のようで、はっきり言ってゲロ遅い。ザウルスをPCの外部ストレージとする際もそうだし、ザウルスでムービーを再生する際もこの限界が影響してくるので、ちょっともどかしい。 　まぁ、消費電力との兼ね合いで決まった仕様なんだろうけど、もうちょっと頑張ってほしいところでは。
・その消費電力だが、往復三時間の通勤時間で断続的に使用するような条件下だと、概ね一週間ちょっとでバッテリーがカラになるようだ。　ここももうちょこっと頑張ってほしいところだな。
　そして、ACアダプタでの充電に、４時間も必要とすることには閉口した。これはいくら何でもひどい。充電時間を短縮可能な容量の大きなACアダプタを提供すべきだろう。
　…と、ここまでの記事は、通勤電車内の断続的な空き時間を利用して、ザウルスを使って書いてみました。
　でも、これ、傍から見たら「任天堂DSで遊んでいるおっさん」だったんじゃないかなぁ？（笑）


　さぁ、さぁ、芸術の秋がやってきますよ？
　貯め込んだDV素材やら写真素材を料理しないと！（焦）

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050730
自己管理レベル��自堕落�＝ｨ��平常�＆恚A中

　この歳になって、初めての電車通勤、しかも毎日毎日毎日往復3時間の長旅とは…orz、と思っていたのだが、意外や時間の有効利用や楽しみ方がいろいろとあることが分かってきた。 フム…。
　しかし、6時起床はちょち辛いよぉ…。


＜立ち止まるな 弱音を吐くな＞
　先日（またしても）メインマシンが起動できなくなって青くなった。
　「　も　う　、　海　外　に　逃　げ　る　し　か　っ　！　」
　こんな叫びも、これで何回目か。
　そんで、今回は実際に父島へ逃げてたのが、これまでにない実績となった。（笑）
　まぁ順番はどうあれ、最終的にはシステムの復旧をせなならんことには変わりが無いので、考える時間がたっぷりある往復の船上でいろいろと検討してました。
　ざっと考えてみて、現時点で私の選択肢には大きく以下の３案があると思う。
・第一案：元通り(現状ハード：DualAthlonMP2800+Windows2000SP4)にシステム再構築
・第二案：OS変更のみ(現状ハードDualAthlonMP2800+WindowsXP SP2 MCE)でシステム構築
・第三案：この際だからハードごと変更(DualOpteron+WindowsXP64か？)でシステムを新規構築
　さしあたって第一案を行う為の作業をリストアップしてみると、約30ステップを順序良く行う必要があり、作業時間は10時間を超えそうである。
　あと、第二案なら/3GBオプションが使えるようになる(であろう)という点が魅力な反面、これまでにやったことが無い作業なので未知の不安要素が沢山出そうで、第三案に至っては2GB以上のメモリ利用が卑近に必要なので魅力的であるのだけど、まだ現段階に於いては時期尚早な気がするし、アプリケーションの対応とOSの安定化が進む来年になってからじっくりと行うべきステージだろう。
　従って、非常に面白みがないものの、第一案で復旧計画を立てた＠父島への往路。
　その6日後（父島からの復路）太平洋の真ん中の船上で、往路に立てた復旧計画をチェックしていたら、ふと「ピコーン！」と閃きましたよ！
「システムが起動しなくなったのはMBRがイカたからだったようだ。いや、考えれば考えるほどそうに違いない。それ以外のシステムファイルやHDDそのものはまったくの無傷に見えた。それならば、改めて別パテーションにOSをインストールして、そこに生成されるboot.iniを編集して旧システムを起動させるように改変したらどうか？ 確か、WinNT系はそういった大雑把なことが出来たような気がするぞ？(てか、逆に、以前HDDを拡張した際に編集をミスって起動できなくなり、復旧で苦労した経験があったぞ)」
　これがうまくいくのであれば、復旧作業は1時間とかからない筈だ。
　部屋に戻って、早速作業を開始してみる。
　インストールするダミーOSには（250GBのHDDを素で扱える必要があるので）WinXP PROを使った。　…これは難なく完了。
　そして、今回のキモとなるboot.iniの編集だ。
　ここで、管理ツールの��ディスクの管理�≠ﾅストレージの状態を確認してみると、旧システムが��ディスク１�≠ﾌ第一パテーションにあった。（ドライブレターは��C:�≠ｾったのに、素の状態では��D:�≠ﾆなってしまう位置に取り付けられていた…。）
　従って、boot.iniを以下の様に書き換えた。（実際には、これにメモリ制約オプションなどを更に追記）
�� multi(0)disk(0)rdisk(1)partition(1)\WINNT="Microsoft Windows 2000" ��
　ドキドキしながら再起動すると、見事に旧システムが起動！
　そして、お役御免となったWinXPはシステムフォルダごと削除！ これで復旧完了！ やたー！！(嬉)
　…いやはや、起動しなくなった際に慌ててハードの構成をいじったり、システムを触ったりせずにおいてよかったー。　お陰で、最小限の作業と時間で何事も無かったように復旧できましたよー。
　それにしても、「PCは忙しいときに壊れる」法則は未だ健在なのに、再構築の手間は昔に比べて遥かに増大しているのだから、危機管理の準備や耐性をつける工夫をしないとイカンなぁ、と今更のように思いましたー。
　うむ、ボチボチ工夫していくとしよう。


＜いよいよ次世代機を検討する時期になってきたということか＞
　Pentium4ヤバイ。
　よく聞く話で消費電力とか発熱で「Pentium4ヤバイ」とかよくありますが、正直言ってヒトゴトで考えていました。 その問題がよもや自分の身に降りかかってくるとは思いもしなんだ。
　私のサブPCがモバイルPentium4(3.2GHz)のノートPCで、まぁ、そこそこ結構速いし、導入して1年半近くになるのに未だ陳腐化の気配も無いことから、満足度は高かった。
　しかし、最初の半年後くらいにDVの取り込みがおかしくなってきて、その次にデスクトップサーチのソフトで強制シャットダウンされる(再現性あり)ようになって、そして先日は300MBのファイルをLHA圧縮する途中で強制シャットダウン(再現性あり)されるようになってしまい、こりゃ、いくらなんでもおかしいだろ？！と思案。
　室温は26℃。
　筐体はアッチッチ！
　なので筐体をうちわx2で扇ぎまくって処理させたところ、完走。
　つまり、熱による不安定化及びCPUの熱損傷防止機能が働いていたようだ。
　PCをうちわで扇いで処理させるさまは、もう、ローテクの極みだよ…。orz
　ノートPCという熱的キャパシティの少ない条件ではあったとしても、情けなくなってくる話じゃぁ、ありませんか？ orz …この調子じゃぁ、ノート用DualコアPen4って、ホントに大丈夫なのかいな？！とか。
　その点、メインマシンをDualAthlonMPでシステムを組んだのは大正解だったよな、ってしみじみ思う。
　これを組んでからもうすぐ3年になるのだが、当時からCPUスピードもOSも殆ど向上しなかったこともあり、今でも超快適・超安定環境のまま使い続けていられてるのだから、満足じゃよ。
　勿論ながら、CPU換装(Dual2100+→Dual2800+)・メモリ倍増(1.5GB→3.5GB)・HDDの三倍増(240GB→750GB)・I/O増設(G400→Parhelia128、IEEE1394)などを経てのことであるが、それらが可能であったしっかりとしたプラットホームであることが重要であったなぁ、と思うのだよ。
　つまりAMD偉い！
　ま、その反面ですが、パーツが古いのばっかということもあって、いまどきでは珍しくなってしまった大迫力な轟音PCのままなんですけどね。(笑) 今年の夏を乗り切れるのかなぁ、などと、いう心配もちょっとばかし。
　そして、そのソケットAがいよいよ大団円を迎えるという報道。
　お疲れ様、そしてさらば、ソケットA。 ←これが言いたかった


＜ハロー＞
　関連事項をまとめてみた。
(1)前職を辞める際に、その退職手続きの煩雑さに辟易したので、その経験を『S社退職手続き完全マニュアル(2005年版)』として整理して、同僚らに配布した。
　…あれから2ヶ月。
　同僚二人が退職しました。(笑)
　…ひょっとしたら、在職中に作成した資料で、最も有益なものとなったのかも？
(2)さて、閑話休題。
　ちょっと前まで住んでいたところは、そこから市街地に出る途中に��職安�＝iハローワーク）があった。
　これまで私にはとんと縁がなかった職安ではあるのだが、��ニート�≠ｪ流行語となる昨今の社会状況に呼応してか、なんとなく以前よりも身近に感じられるような気がしていたこともあって、その前を通り過ぎる度に「中を覗いてみたいな」と思っていた。
　で、入ってみた。
　そこは、えっらい盛況で、駐車場からクルマは溢れていたし、中も人がいっぱいだった。
　昔テレビで見て想像していた職安は、役所というか図書館というか、大学の学生係の就職相談室ようなイメージであったのだが、今はパテーションテーブルにパソコンがずらーと並んでいて、イメージが随分と違った。 それに女性の率も半分以上だったんじゃないかな。
　皆真剣に何かを調べていて、完全に冷やかしでうろついている私は居心地が悪く、ぐるりと中を巡ってすぐに出た。
　そして、すぐ側の道路わきにインスタント証明写真のボックスが置いてあり、「うむ、実に合理的だ！」と唸った。
(3)あと、職探しつながりなネタで、（区役所で教わったことなのだが）「就職関係書類に必要となる住民票記載事項証明書の発行は、そのことを申告すれば、労働基準法の規定によって無料になるんですよ」ということだそうだ。 たかが300円だけど、ちょっと得した気分になった。(笑)


　さて、盆休みはかなり長い休みがあることが判明したけど、今からではビザも取れない。
　どーすべー。（悩）

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050708
初心不忘

　先月とは一転、梅雨らしい梅雨になってまいりましたな。
　紫陽花がキレイです。


＜ゲル状＞
　先月は海岸を散歩する機会が多かったのだが、そこでよく見かけたこの物体→って、なんだろう？
　波打ち際にあるので、海から来たものだというところまでは想像できる。
　うーん、クラゲ？


＜上陸！＞
　折りしも季節外れの台風4号が接近するうねりの中、私は海岸を散歩してました。
　その日は平日だったことも重なり、砂浜にはひとっこ一人いません。
「ここは日本の海岸なのか？！」
　なんて叫ぶくらい。
　なので、ふと、気が迷ってしまい
「この砂浜の端っこまで行ってみよう」
　を実行開始。←バカ
　てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく。
　誰もいない砂浜に裸足の足跡を延々とつけながら歩き続けること1時間半。
「ヤバイ、砂浜、終わる気配ねぇよ！ 復路もあるのに、つかれた！！」
　しかし、優柔不断と天邪鬼が合わさってこじれた性格なので、転進のきっかけを掴むことができません。
「何か、目安はないか？ここまで、っていう目安…、うをっ！！」
　目の前の黒い物体が動きました。
　5,60cmはあるべっこう光沢のそれは…、ウミガメでした。
　まさに浦島太郎のアレだ。
　そういえば、この海岸は産卵地だった。
　見れば、波打ち際からキャタピラ跡のような足跡を延々とつけて、そこに至っていた。
　既に涙をいなかっぺ大将状にぶらんぶらんさせていて、時折前足を高々と振り上げて、くちばしを砂に埋めつつ匍匐前進してた。
　こっちは天然記念物への偶発遭遇にびびって、その場から動けなくなっていると、そのウミガメはこっちに向かって転進。 目前2mくらいで一旦停止してさらに方向転換、そのまま海に去っていった。悪いことしたなぁ。
　つーか、人が居ないからといって、この真昼間(午後2時)に上陸するかね、普通？！
　ともあれ、天然モノの天然記念物に遭遇したのは初めてなので、記念写真を…、あーっ、デジカメのバッテリーが切れてるーっ！！orz
　まぁ、えてして、こんなもんだ。＜オレの人生
　あと、触りたい衝動にもかられたが、それはこらえた。オトナじゃーん。
　その後、人のいるところまで戻って、風景を撮っている人に声をかけた。「向こうでウミガメが上陸してましたよ」→「どのあたり？」→「ここから1時間半のところ」→笑われた。
　ちなみに、後で地図を調べてみたら、砂浜の終端はそこから更に2時間歩く必要があった。 カメに出逢って助かったワケだ。(笑)


＜↑翌日↓＞


もう一度海岸を歩いたら、上記の場所からさらに2km程西にいったところで、上陸した跡をみつけた。 　今日はカメラの充電をきちんとしてあったので、撮った。→ 　足跡の消え具合などから、恐らくは私がここに来る数時間前に上陸したようだ。(中田島海岸はいつも風が強いために、足跡は数時間でキレイに消えてしまうのだ) 　こっち←は、ここに産卵したのだろう、という穴（を埋めたもの）の写真。直径80cmくらい。 　奇妙な縁によって、なかなか貴重な経験をすることができた言えよう。 　…と思っていたのだが、この数週間後に出掛けた小笠原において、カメが上陸した足跡だらけ・産卵した穴ぼこだらけの海岸を方々で見ることとなり、折角のありがたみもクソもなくなったよ。（笑）




＜不易流行＞
　大リーグ11年目に入ってなお「失敗したら、またーからやりなおせばいい」と仰る野茂投手のお言葉が、こう、じーん、と響く昨今のワタクシな心境です。




「どうしてやめないの？」 「誰と　約束したの？」 「思い足どりと　思い心 削り取られるカレンダー 夢見ることも忘れてしまったんでしょう？」 でも　ほら見て この椅子は 私の椅子 私が作らなければ ここには無かった かけがえの無い 小さな椅子なの from "Cotton Tail"『Papa told me』 Episode74


　そんな訳で、　ま　た　会　社　辞　め　ま　し　た。

　浮き草っつーか、根無し草っつーか、ジャン・レノ＠『レオン』つーか。
　まぁ、次の転職先をガッチリ決めての退職な辺りがいかにも小市民なんですが。
　ちなみにその転職活動では、“面接でやってはいけないこと”とされている、“現職を非難”とか“「最後に何か言うことはありますか」→「ありません」”などなど、ガチで平然とやってのけつつ、おまけに風邪をひいた状態で面接を受けて、鼻水が気になったり、熱でボーっとしたりだったり、(面接の担当者と人事の担当者が別であった時に)面接後に人事の人が「どうでした？」などとフレンドリーに話しかけれて「いやー、喋らせ上手な人でした」などとつい素直に本音を言ったりとか、帰り際に「結果は1週間後くらいに連絡しま…、あ、他の所も受けられてますか？」という問いに「あ、他は全部落ちましたんで」などとポロリ正直に喋ってしまったりとか、引っかかりまくりで、それでもなんとか所望の職場にいける事に。 まぁ、あれらで、裏表のない正直さをアピールできたと思うことにする。（笑）　…などなど、いろいろとあった2ヶ月間でした。
　…相変わらず緊張感がない転職だなぁ。＞オレ



「きれいごとかもしれないけど 志望し入社した頃は 給料や社名のステイタスなんて 問題の外だった でも今は逆に それだけが拠り所になっている　　　　 "納得しかねる"のは 本当は自分自身に対してなんです」 from "Emerald City"『Papa told me』 Episode110


　前回は『So What？』のエピソードにあった「7年間あそこで暮らしてやっと、逃げ道じゃない道が見えてたような気がしてね。」という台詞が心に染み込む転職であったが、今回は『Papa told me』のエピソードにあった数々の文言が自戒を込めて心に留まっています。　…ちょっと後ろ向きかもしれないと思いつつ、辛気臭さは殆ど無い。
　世の中も、自分のことも、少しはわかるようになってきたということだろう。
　「頑張ればなんとかなるさ」

　しかし、なんだね、多少は意識して行動してきたつもりだったが、結果的に「スキルアップ」「キャリアアップ」が出来ているように客観視できるのが、我ながらちょっと意外かもしれない。
　もっとも、延々と一社で勤め上げた場合に比べると、退職金とかで随分と損をしていることであるのは自明なのであるものの、そのまま勤めていてももっと沢山のものを失うような気がするので、腐りそうならサクっと場所を変える方がきっと自分の為にはいい筈だ。。
　場所や環境が変われば、新しく得るものが沢山あるし、一時的ではあるものの進歩の速さも復活するし



街を出て行くのは 夜遅くが好き 列車の窓から 小さいたくさんの 灯りを 見るのが好き あの 灯りの下に いる人たちは この美しさを きっと知らないわ from "Pilgrim Road"『Papa told me』 Episode56


　そんなわけで、再びさらに随分と鄙離って根城を構えることになります。
　それにしても、静岡→広島→横浜をループしているなぁ、オレ。 なんだか、回遊魚？

　さーて、また、いろいろとやりなおしだ。
　がんばろう。






　広島への移動は、やっぱり(前回転職時と同様に)バイクで。
　そして(前回転職時と同様に)700km延々大雨でした。
　どうやら、これは恒例だな。

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050603
まぁ、毎日が日曜日なんですが

　先日風邪をひいて寝込んだ際に、病床でうなされながら、ふと思いついたこと。↓
　「『攻殻機動隊』のバトーの声で「智子ーーーーっ(（本家いいんちょ）)！！」とかゆーのは、面白くね？面白くね？」
　自分でバカウケして、思わずメモまでしたのでした。
　…病人思考だから、いーんです。orz


＜電話しません＞
　半年程前に実家宛てで振り込め詐欺（当時はオレオレ詐欺）の電話があったことは以前話したが、先日またしてもあったそうだ。
　前回は弟(一号)の“事故”を演じたもので、今回のは弟(二号)の“犯罪”を偽装した内容の電話だった。
　そのシナリオは、次のようなものだったそうだ。
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　…グスグスとすすり泣く声。 泣きながらボソボソと何かを訴えてる。
　親が不安になって何度も聞き返す。
　何度目かになってようやく『会社の金を使い込んでしまった。サラ金に連れて行かれる。お金を振り込んで欲しい』とお願い。
　この時点で、ウチの親は完全に信じてしまったそうだ。
　「いくら使い込んだ！」
　『…400万円』
　ここで、ウチの親がイカす切り返しをした。
　「犯罪をしたんだな! そんな風に育てた覚えは無い！ 親に頼らないで、さっさと警察に出頭して、自分で罪を償いなえ！」
　『…会社の人が呼んでるから、一旦切る。（ガチャン）』
-----------
　向こうにとっては完全にシナリオ外だったんだろうな、電話口で説教されるのは。（笑）
　でも、完全に信じていたウチの親は、速攻で折り返し（本物の弟の）携帯電話にかけなおしたそうだが、その時たまたま弟は電話に出れない状況だったそうで、親はマジ焦ったそうだ。（数分後にはつながって、無事を確認して、やれやれと一安心。）
　と、まぁ、「二度目だったのに、完全に信じてしまったよ」と親父は笑っていたが、「信じさせる」演技や演出技術が向上してきてるなぁ、と感心すると同時に不安になった。演技や映像を扱う人間が指導なりシナリオ作成なりを手がけてきているようだ。いや、単に従来からある詐欺師のノウハウの一つなのかもしれないな。恐ろしい。
　ともあれ、「な、危ないだろ？ 名簿業者に住所を知られるとロクなことが無いんだから、オレが引っ越しても、引越し先とかを同窓会とか卒業者名簿とかに連絡しないでくれよ？」と、これまで口を酸っぱくして言い続けてきたことを繰り返し言い含めたところ、流石に理解してくれたようだ。(でも、年寄りだから不安だなぁ…)
　「ちなみに、俺はイザとなっても実家に電話をかけることはしないから、俺のネタで電話がかかってきても、だまされるなよ？」と重ねて言い含めておいたが、
　「もう15年電話かけてきてないだろ。電話番号覚えてるか？」
　…読まれてた。(笑)


＜こういうのが土地のイメージを形成するよ＞
　浜松市に住民票の移動を行ったが、横浜（都筑区）と比べるとサービス内容が悪いね。
　なにしろ、朝一番で行ったのに、30分もかかったのには閉口した。
　なのに、やっとこ出てきた住民票の写しが一枚350円で、すぐに出てきた都筑区の300円よりも20%近く高いじゃないか。
　市町村合併して大きくなるみたいだけど、住民サービスがなってないな！
　…まぁ、ゴミの分別が大雑把なので、楽なのはいいことのだが。(・ω・)
（私が転出したのと入れ違いで、横浜・東京の分別収集が厳しくなったですしね）


＜怪しくないよ？＞
　ここのところ「うわ、びっくりした」と出会い頭に見知らぬ人から言われることがしばしばある。
　曲がり角を出てきた子供に「ひっ？！」と驚かれたり、窓口を尋ねたら「えっ、えっ？！」、挙句、ばーさんなんかは「うわーっ」。
　こっちは微妙に傷ついている反面、ちょっと楽しかったりもする。
　こういうのは、なんだか久しぶりだ。
　過去においては、田舎（広島/尾道/福山）でしばしばあったことであったが、横浜へ引っ越して以来、久しく無かったように思う。
　思うに、図体がデカイとか、その割に生気・存在感が薄い（のでいきなり視覚で認識することになる）とか、動作が不審（ゆっくり動いていたかと思えば、急にすばやくなったり、停止したりする）とか、相手のペースを考えないで干渉するとか、そういうことに耐性があるor無関心なのが都会の人間だったのかもしれんなぁ？ という説が構築されるのであるが、どうだろう。 うーん、田舎はセンシティブだ。
　そんなこんなで、引っ越してからこっち、ご近所を把握でうろちょろしています。


＜懲りない＞
　私はオタクなのを言い訳にして、衣類に対するこだわりがまるっきり無いことを放置しているけど、単に「経験的に言って、非常に長持ちするから」という理由でL.L.Beanを（バカのひとつ覚えで）汎用している。 衣類を買いにいくのがとんでもなく面倒、というか寧ろ苦痛ですので、長持ちするというのは、値段に勝る素晴らしいメリットなのだと思うのだ。
　で、前回店舗へ足を運んだ際のことだが、そのときが丁度春先だったこともあってか、冬物が随分と安くなっていたので、適当にみつくろって嬉々として買ってしまった。 安いというのは素晴らしいのだ。
　そしたら、うっかり（また）XLサイズを買ってしまった。
　つまり、「袖が余って、指先がちょこっと覗く」有様だ。
　どうだ、可愛いだろ！
　（また）やっちまったー。orz
　考えてみれば、これと似たようなことを高校の頃から繰り返し続けているですよ。まぁ、昔は大村洋品店だったけどなー。(笑)（大村洋品店：静岡市にあるLLLサイズ専門店。私の知る限り、圧縮陳列の元祖はあそこだ。）


＜楽しさと手軽さが重要＞
　これは、ちょっと…というか、かなり楽しみなサービスだと思う。
　現時点で普及している画像掲示板のような良いアクセス性で楽しむことができれば、コミュニティがうまく回って、新しい文化や、素人映像技術のスキルアップが後押しされるだろうな。 そして何にしろ、そのベースに情報の有機的活用についての武装満載のGoogleがある時点で、単なるシナジーに留まらない、何か面白い反応が起こることを期待してしまう。
　商売云々は別としても、こういった“インフラ”が存在することが大切だと常々思っていたので、これでまた未来への一歩を踏み出したのではないかと、勝手に思う。


＜サンデースクリプト＞
　以前から「三次元のデータ列のテキストをグラフ化する手軽な方法が欲しいなぁ」と思うことがままあって、そんな際にはフリーソフトのGraph-Rを使ってきた。
　このソフト、3Dのコンター図や散布図などを手軽に・キレイに描画してくれてるので、なかなか重宝している。 MatlabやTexでも出来ることだろうが、そのグラフをリアルタイムでぐるぐる回転させて“観察”するという目的・用途を考えたときに、このGraph-Rはそれらに比して圧倒的に強力なツールである。
　ただし、3Dの折れ線グラフ（≒3Dの経路図）については対応しておらず、私にはそれを表現する方法が他に思いつかなかったし、高価なCADソフトが必要だったこともあったので、「背に腹は変えられない」と愚痴りつつ、使い慣れたメタセコ上でちくちくとパスを打ってポリゴンデータのグラフを作成するなどという、前時代的だかなんだかわからんことをしていた。
　だが先日のこと、なんとなくメタセコのデータを眺めていたら「…これ、えっらいシンプルだなぁ。ひょっとしなくても、簡単にCSVからメタセコへデータ変換できるんじゃねぇか？」と気付いた。
　思い立った日が吉日とばかり、すさかずへろへろっと作ってみた。
　ここでやってることは単なるテキストフィルタなので、手っ取り早く組める＆実際に使う段で手間が少ない秀丸のマクロで実装した。
　xyzデータのテキスト列を秀丸上で領域指定してこのマクロを実行すると、そのデータ順のパスオブジェクトを含むmqoファイルを生成してくれるので、これをメタセコで読み込んで編集するなり観察するなり、さらにそれをレンダラに渡すなりするという使い方をするといった使い方を想定している。
　具体的には、パスのオブジェクトを利用して、MASH氏のメタセコのプラグイン：“ラインを四角形面化や、パス押し出し などを利用すれば折れ線グラフを容易に作ることが出来る。 一旦メタセコに取り込めれば、それはただの3Dポリゴンデータであるので、そのデザインや色・透明度などを任意で設定できるし、アニメーションの作成やオブジェクトの追加などといった小回りも利く。必要ならマッピングするとかもアリだろう。
　また、メタセコのオブジェクトプラグイン：“パスに沿って複製 を使えば、散布図の作成にも対応できる。（でも単なる散布図なら、Graph-Rの方が簡単にキレイなグラフが作れるけどね）

　あ、S-JISのファイル以外で上手く動くかは確かめていないので知らない。
　そして私は、このマクロを「エクセルでパラメトリックに作成した3Dパスのデータを、ポリゴンオブジェクトに変換する」ことにも利用したりしている。これが意外と重宝。
　以上、「3Dのデータで折れ線グラフが必要」で「秀丸を使っている人」で「メタセコをフツーに使っている人」などという、全人類でも必要な人が何人いるかもわからない用途に特化したいらないマクロ(笑)の解説でした。


　さて、これ、めちゃくちゃ欲しいのだが、Amazonで予約開始→品切となって以降、れぜんぜん続報が無くて気になっている。
　ていうか、「そのうちに自分で作ろう」と思っていたそのまんまの構成なので、複数の意味で楽しみにしている。
　早く出ないかなー。

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050509
でけー！

　忙しくて、忙しくて、更新が遅れてます。


＜感心のため息ばかりだ＞
　たまたま上京する用事があったので、１／１スコープドックを観る機会があった。

会場前。 平日なので空いてました。

　で、拝観経路に沿って歩くと、まずその足が見えます。
　そして腕と背中が見える。
　「でか！」
　鉄の巨人の背中に、ゴゴゴゴゴ！！という擬音が脳内で可視化されます。
　すげー！
　人が少ないとはいえ、その前だけは人だかりが途切れることはありません。
　従って、なかなか前面から見る位置へ移動することもできません。
　それでも文句を出てこないくらいに、どの角度から見ても楽しい。
　ふと、足元にアセチレンのタンクが転がっていることに気付いた。
「これは、転倒防止の為に現場合わせで取り付けられたと思しき、天井ビームとの締結ブラケットを溶接した名残だろうな、多分。消防庁かどこかから文句が出て、即興で対応したんじゃね？」などと推測。

記念品の、刻印付ボルト。 記念メダルみたいものか。
　あ、スコープドックの写真はナシです。
　展示館内での撮影が禁止だったんですよ、ここ。
　まぁ、ヤンチャなガキとおっさん共は撮りまくってましたが。
　ジェントルマンなガイである私はそんなことをする筈がありません。

だけど、館外からパチリ盗撮。
　ともあれ、眼福、眼福。


＜私は見た！＞
　巨大つながりというわけではないが、上記の前日、巨大人間を見た。
　田町で用事を済まして、駅前で食事を取ろうと店を探していたときに、それを観た。
　店舗がら出てきたその人間は、優に220cmは超えようという大巨人であった！
　しかも日本人に見える。私は外国人ですら、そんなんデカイのには遭遇したことがない。
　私は187cmなので、日本人の身長分布でいうと0.1%、つまり1000人に一人位で似たような人間を見かけるような、そういう視点で普段は歩いている。 その私が仰角45度以上の視線で肩しか視界に入らないのだ。
　おまけに、その人類は背広を着ていた。　もう、なにがなんだか！
　すげー！！ 東京、こえー。


＜旧型が！＞
　以前ここでも書いた修理に出したDVカメラ(IXY DV5)であるが、ようやく４０日目にして戻ってきたのであった。
　基板とメカ交換の大手術だったそうで、当然のように完全修復。
　その上、液晶やレンズがクリーニングされていて、なんかキレーになっちゃってる。 細かいー。
　そして、（私の使い方：車載カメラ用デッキに適合させるために）引きちぎってあった端子カバーも修理されていた。　申し訳ないと思う反面、「良かれと思ってやってくれたのは理解できるのだが、余計なことを…」と思ってしまうのが、我ながらちょっと悲しいかな。 速攻で引きちぎったけど。
　そしてそして、電源を入れて撮影してみると（基板が新型になったことに伴って？）以前あったUIのバグが直っている上に、なにやら新しい機能も追加されているではないか！！
　修理費用はというと、保険が利いてるのでタダ！
　そんなこんなで、初期型ユーザに私にとってはえっらい美味しい修理になった！


＜新型か！＞
　上記DVカメラは、ヘッドマウントCAM用として調達したものであったので、本体の撮影機能は一切問わない…要するにカメラ画質はハッキリ言ってショボいものだ。ポータブルのDVビデオデッキ機能があればいいのである。
　しかし、普通の撮影も必要だし、おまけにDVカメラのデジカメ機能もそれなりに使えそうな時代になってきたので、もう一台：私にとっては3台目…恐らくはSD画質最後の…多分最後のDVカメラとなるであろう新型を導入することにした。→
　レンズはデカく、筐体は小さくなりました。
　この寸法なら、バイク用ウェストバックに少々の余裕をもって収納できます。
　そうそう、アクセサリーシューがあるのが地味ながらも嬉しいポイントですな。　映像素材採取用カメラとしては、外部マイクとかの取り付けで結構必要なのですよ。
　撮影系は、200Mピクセル＋強力な望遠レンズ装備なんで、望遠であればそこそこの静止画が撮れる筈だ。 広角側が心許ないので、ワイドコンバータも準備したが、実際は広角ズームデジカメとの使い分けが必要になるだろうな、などと計画中。
　いろいろと満足なマシンであるのに、唯一困るのが、LANC端子が無いことで、トホホのホ。 これではヘッドマウントCAMで使えないー。折角の最新型なのに、ツーリング向け万能機にならないとは。(涙) …なので、「最後のLANC端子搭載機」IXY DV5は今後も酷使されるのであった。


　これからも、忙しい予定。なんとか解決しようと努力中。逃げることも可能だが、それもムカつくので、真っ向からケンカ中。損得勘定ができないオトナです。(がんばろう)

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050415
追いつけ

　春かと思っていたら、もうすぐ初夏ですよ！　八十八夜のGWですよ！
　マジかッ！
　マジなのか？！


＜サブマリン＞
　フリーフォントをプロダクトに使ったことで起きたゴタゴタを見て、思い出した。
　実はつい2ヶ月前、私も社内のプロダクトでフリーフォントを使っているものを発見し、その頒布サイトのチェックをしたところ、��商用利用は禁止または相談�≠ﾆいうことであったので、社内のデザイナーに注意勧告をした、ということがあったです。
　なので、いい機会ということでフォローしてみたところ、デザイナはその勧告を無視してました。
　まぁ、若いデザイナなんてそんなモンだろうな、と思います。


＜OS Xが羨ましいと思えたにょ＞
　ウチのメインPCのメモリを3.5GBに増強した。
　マザボ的にはまだ0.5GB余裕があるけど、流石にこれで打ち止めだろうな。
　と言うのも、ウチの環境でほぼ唯一のメモリ喰いアプリであるAfterEffectsに対する効果が頭打ちになってしまったのでー。　ちっ。
　つまり、OSがWin2kSP4なので、AEが受け取ることができるメモリは2GBで頭打ちなのだ。(←唯一無二な頼みの綱であった/3GBオプションについては、システムが不安定になったので速攻で戻したし…orz) それでなくとも、ちょっと怪しげなサードパーティ製AEプラグインを使っている為と思しき不安定現象を回避するためには、そのなけなしの2GBからイメージキャッシュが1GB程度に制約されてしまうという不具合が顕在化してしまっているのだ。　これでは（違った意味で）メモリが余って仕方がないぞー。　ぶひー。
　だがしかし、AE6.5ではそのイメージキャッシュをHDDに自動でスワップする機能があるので、スワップ先のドライブに昔なつかしRAMドライブをあてがってやることにしてみたのだが、さぁ、どうだ。
　…てなわけで、RAMドライブを1.3GBを割り当ててみて、「よ−し、これで理屈の上ではイメージキャッシュ倍増だー！プレビューの持続時間が延びるぞー！！」…と、期待したのも束の間、なにやらちっともぜんぜんプレビュー時間が変わらないではないか？！ 結局南極要するにこのスワップ機能は「再レンダリングを省く」という目的にのみに機能する、本来の意味でのキャッシュであった、ということで、プレビュー時間はメインメモリで決まる仕様だったのね。orz=3 ぶひー。
（まぁ、スワップも地味に効いてくれるものなのかもしれん。　だがしかし、AE6以降になって格段におバカになったキャッシュマネージメントの前では、大して役に立たないんだろうなぁ…）
　当然ながらレンダリング時間の短縮効果もまったくナシであり、AE＋Win2k環境ではもうこれ以上のメモリの追加はムダっぽいです。しょぼん。
　但し、AE単体では2GB以上のメインメモリがムダではあっても、PhotoShopを同時に立ち上げるとかいう際には役立つであろうし、PhotoShopは常時スワップファイルにアクセスするので、それがRAMディスクというのは割と役立つことは間違いないだろうし、実際に確認してみたところ目に見えて快適になったよ！ 数百MBのデータを複数開くようなPhotoshop使いには超オススメだ！ 「よし、この辺りを配慮してメモリの割り当て最適化を模索していくかぁ」というのが、当面の作業かな。 あぁ、そうだ、ついでだし、OSのTEMPフォルダなんかもRAMディスクに持っていくとするか…、とかね。
　うーむ、しかしなんだね、これって、10年前:DOSやWin3.1の頃にあれこれ小細工を弄してやっていたことを思い出すよーな状況にすっかり逆戻ってますな。 32bitシステムの限界が来ているということか。
　そして丁度64bitの時代が始まろうとしていることだし、「5年後に思い出したら、『なんてムダなことをしてたなぁ』と笑えるよーな努力をしてみますかねぇ」的にもう少し頑張ってみるのも面白いかもしれないですな、なんて思えるよ。


＜引越し＞
　「二時間で引越し準備が完了する部屋」をテーマに、日々荷物のシュリンクに精を出してきた私であるのだが、それはまた、増え続ける荷物や情報との戦いであった。
　しかし、この2年でアナログメディアを駆逐するデジタル化の手段とスキルを手に入れたことに伴って、引越しにダンボール箱を必要としないところにまでシュリンクされ、勝利の鍵をほぼ手にしていた。　環境にもやさしい。
　そう、いよいよ本番がやってきたのである。
　引越し本番だ。
　およそ6年間住んだ横浜から、ちょっと懐かしい浜松へ。
　そして、自信満々の私は、前日夜まで引越し準備なんてしませんよ？ なんてったて2時間でできる筈ですもん。
　さて、前日夜、荷造り開始。
　ガタガタ、…微妙に汚れが気になるので、ゴシゴシ。　ガタガタ、ゴシゴシ。　ガタガタ、ゴシゴシ…。
　よし、完了。
　あぁ、3時間半かかってしまった。(笑)
　つーか、当日朝までメール云々をチェックしたいので、インターネット環境を保持したまま荷造りすることによって、作業の難易度が高かめたような気がする。　引越し先でのシステム復旧手順まで考えて、環境を活かしつつ、限られた収納ケースへ梱包するのは、さながらパズルのようでもあるな。
　ともあれ、梱包作業万端で迎えた引越し当日は、布団を縛り、PCと配線類を箱に放り込み、その後の搬出作業は30分で完了！　業者の到着から出発まで45分という早業に、業者もうれしかろう！ どうだ！
　そして、がらん、とした部屋には、綿ぼこりころり。
　うーん、いつも部屋はスミまで綺麗にしていたつもりだったが、本当に狭い隙間にもたまるモンだなぁ。 反省だ。
　それに、まだまだ、荷物シュリンクの最適化・ムダ排除etc.が可能であることを実感したよ。 あと、2割程度はシュリンクできそうだ。　今後とも、精進、精進。
　ちなみに、引越し先へはバイクで移動した私が当然のように先に到着して、更に搬入後3時間で部屋のレイアウトが完了した。
　が、…うーむ、レイアウトの自由度が少ないので、空間にムダがあるなぁ。　むむむ、改善せねば。
　奥が深いですなぁ。＜「根城機能の最大化と、荷物の最小・最適化」


＜シャアが来た！＞
　そうそう、引越し先でも今まで通りにADSL12Mのネット環境にしたのだが、それがいきなり実効8.11Mbpsで、びっくりしたよ！
　以前は調子がいいときで2.8Mbpsだったから、ほぼ3倍。
　うーん、これなら40Mのコースにしとけば、スゴかったんじゃないのか？ あぁっ、勿体無い！
　…などと盛り上がってはみたものの、あんま関係ないね、よく考えてみると。（用途がWEB観るだけだから）


　そんなこんなで、あれやこれやとてんてこまいの春です。
　これからどうなるやら、ハテサテな。

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050326
がんばれ

　すっかり春めいてまいりました。
　絶賛休日出勤＆代休取得不可の業務指示満載今日この頃なので、気分はシベリアですけどねー。


＜物騒な世の中なので＞
　クレジットカードの銀行口座は、常に残金を少ないようにしている。（対処になっているか知らんけど、念のため）
　が、いかにせよ放置しすぎていたような気がして、心もとなくなったので、久々（具体的に言うと2年3ヶ月ぶり）に補充してみたわけですよ、先日。
　そしたらね、振込みカードを吐き出しやがるんですよ、このクソATMは！
「なにが『もう、使えません』だっ！こいつめ！！」
　…ふと、最後（6年前＠那覇港）に、この口座から金を下ろしたときのこと（その日の夕方に決めた翌日からの西表島行脚用軍資金調達）を思い出した。
「…そういえば、『この口座の支店はもにゃもにゃ支店と統合されますが…』みたいなことが明細に書いてあったような、ないような…」
　そんな記憶は南西諸島に放置したままだったので、すっかり忘れていた。
　が、この口座はクレジットカードx３のみならず、NTTなどなどの支払いにもつかっているので、状況はちょっとヤバゲなのでは、と不安になるではないか。
　そこで、一番近所にある支店（大手町の東京支店）へ足を伸ばしてみたら…。
「ねぇ…。」
　ビルが工事中で、支店がない。いくら格付けが低いからって、いや、まさか…。
　びびったぜ。
　いや、二階に臨時スペースを開設していたんですけどね。アクシデントが重なってるから、びびるね。
　で、まぁ、窓口のおねーさんから、「転居先住所不明で連絡が届いてませんね？！キャッシュカードも通帳も新しくするから、印鑑だして！」と怒られたけど「すんません、通帳も印鑑も持ってません…」で、また怒られ。 しゅーん。
　つーか、３年前に左手首を捻挫したままモンゴルでツーリングをして苦しんだのって、この銀行支店の前で捻挫したことから始まったことを思い出し、この銀行に対する一層印象がわるくなったぞ！（逆恨み）
　あー、田舎で口座を作ると後で面倒なんだなぁ、いや、これからの日本は、こんなことが増えていくんだろうな、などと世を儚んだり。（飛躍）
　…あ、確認を忘れていたんだが、送金はできなくとも引き落としは（変更手続きなしで）できてるんだよね？ また不安だ。（確認しろよ）


＜ちなみに、この↑前後には＞
　通販の支払いで振込みに行った銀行でも「そんな口座はない」でATMに突っ返されまくっていた。
　「くぅ、楽天だからか？！ いや、フィッシングか？！」
　などと、いわれの無い疑いをかけつつ、「あぁっ、個人情報はどーなるんだ」とか、不安の翼は果てしなく羽ばたきまくりつつ、改めて調べてみると…。
「…番号は合ってる」
　アタリマエだ。番号のチェックは昔から慎重にやるクセがついている。どこでも指差し呼称しちゃって確認してますよ？！
「…支店名も合って………うっ？！」
　間違ってた。
○上池上出張所
×池上出張所
　（オレが悪いんだが）ややこしいなぁ、もうっ！
　そんな按配で、結局この日は、銀行を５件まわって、まともに用事が済んだのが２件だったょ。
　普段の生活で面倒だからと手続き溜め込んでいると、イザという時に反動がでかいぜ。はははぁ。orz


＜お得な便利アイテム感がえぇんょ？＞
　さて、「さらば、NTSC。TVを観れへん環境へ華麗にシフト」とか言ってたのがついこの間でしたが、その一方でこんなのを導入してみましたー。→
　このMPM-202は（ボチボチと新製品が出る頃合なので）割と安価になっているし、PSPみたいなポータブルビデオストレージ＆プレーヤというのも面白いものだなぁ、な体験もあったので、この類の製品に興味が湧いてきていたこともあり、TVはおまけということで入手してみた。
　ちっこいナリだが、起動すると２秒くらいでルートメニュー画面となって、ムービーデータ鑑賞／画像データ鑑賞／音楽鑑賞／TV鑑賞（クレードル接続時のみ）といったメディアプレーヤが選択できて、それらをリモコンでピピピと選ぶ家電感覚は面白い。　まぁ、その下の階層のメニューはというと、いきないファイルマネージャとなるので笑えるのだが。
　ともあれ、今回一番の導入目的とはいうと、ジュークボックス機能ですな。PCやiPodで部屋オーディオをやっている人ならわかると思うが、モハヤCDプレーヤで音楽を聴くよーな面倒なことはできーん、という所にまでグータラが進行した人間にはジュークボックスが必須なのじゃよー、と念じつづけた末に、この「60GB HDD JUKEBOX」なる製品に目をつけた次第。PCを起動させることなく、CDのシーク音を聞くことも無く、すべてのCDをべろろーんと選んで、だらだらと聴くことができるこの環境は、快適の一言じゃよー。（嬉）
　更にこのMPM-202は、内蔵HDDだけでなく、コンパクトフラッシュとSDカードを同時に利用できたりするので、そこにデータを置いておけば、内蔵HDDの微かなシーク音すら無くすことが可能！ 無音！ 素晴らしい！(泣)
　あ、SDカードは512MBまでが動作可能とされてたけど、何事も無かったかのように１GBのSDカードが使えてます！ うーん、ラッキー！
　ついでだが、PCとUSB2.0接続したリムーバブルHDDとしても扱える、ということに加えて、コンパクトフラッシュとSDカードのリーダー・ライターとしても使えることを、入手してから気付いて、これがまた結構便利じゃった！(喜)　更に、このMPM単体で、SDカード⇔内蔵HDD⇔コンパクトフラッシュといったファイル移動やコピー・削除を行うことのできるファイルマネージャが内蔵されているので、デジカメ等のデータ退避ストレージとしての機能も持つことができるですよ！(素敵！) おおお、なんか、すげーお買い得なんじゃねぇの、これ！
　おまけ機能のTVとTV録画機能については、おまけ、と割り切ればかなりいいのでは？という感じ。近年の高性能な表示デバイスに比べると“高画質”とはお世辞でしか言えない程度の画質ですが、必要にして十分。VGAサイズ4Mbpsで録画したDivX画像は（PCで再生すると）MPEG4的なノイズが目立つものですが、本体のモニタでは十分な高画質に見えてしまうという、程々感がすきー。
　外装とかについては、10フィートGUI風のメニュー画面とこなれていない（要するにおかしい）キーアサインの滑稽さとか、録画スイッチ一個しかボタンがないクレードルとか、そのクレードルの中央で線状に光り続けるLED点滅具合とかとか、諸々にカッコビンボ臭くてええ味を出してるね。　あと、電源投入時は、かならずメニュー画面になってしまう（前回電源OFF時の画面に復帰はしない）とか、メニュー選択後もメディアフォルダの選択を必ずやらないとだめ（最後に使用したフォルダを覚えていてくれない）とか、こなれてないねぇ。　なのに、何故かTVだけはチャンネルを覚えているよ、こいつ。 ピントがずれてるなぁ。
　ポータブルビデオストレージとして使うには、PC側にDivXをインストールしないといけないという所でイヤだったけど、まぁ、そこはWEBに接続していないPCにインストールするということで堪忍してやりさえすれば、なかなかに面白いアイテムだなぁ、と気に入りましたよ。 60GBっつーたら、映画数本入れてもOKな量だしね。 あ、ただ「あれ？」と思ったことは、画像の横幅をLCDと同じ480pixにしたAVIを作って突っ込んでも、再生してみるとLCDの全画面表示にならないという罠が。　大人しく640pix幅のAVIを作れということですな。　だけど、320x240のAVIならフル画面で再生するし、640x360pixのデータだと上下に黒枠を挿入した正常なアスペクトで再生してくれます。　バカなんだか賢いんだか。　ちなみに、タイマー録画機能は結構なバカで笑えます。（こいつ、自力で電源ONできないよ！(笑)）
　そうそう、ファイル管理とかで露骨になんらかのOS(linux？)で動いている様子が覗えてしまうんですよ、このマシン。　PCユーザであれば、PC風のファイル整理方法そのままで、メディアもきちんと再生できるので、わかりやすーい。　…PSPみたいに誰かがハッキングしてくれないかなぁ。(無理？) どうもHDD交換は無理っぽいしなぁ。
　さてさて、こいつの導入に伴って、私の部屋からCDプレーヤとLCDテレビを撤去できましたので、場所を食っていた装置もACアダプタも減ってくれて、これまたうれしいぞ。
　まぁ、そんな按配で、いまのところはいいこと尽くめで満足度高し！です。 「ちっこいもの好きで、微妙な違いがわかる、人と違ったものが好きで、且つ贅沢を言わない人」に、是非ともお勧めだ！！(対象狭っ)


　ヘトヘトだぜー。
　来月はもっとヘトヘトだぜー。orz

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050305
別れの季節

　いろいろと別れが重なった月です。
　そういうことかな。


＜ひとつの時代が終わったのね＞
　『Macの父』ラスキン氏が他界されたそうで。
　氏を書籍：『ヒューメインインターフェース』で知った私としては、MacのUIデザイナーというよりも、認知科学の実践者という認識であり、且つ「技術的なバランスが悪い、典型的な天才技術者」という印象であった。
　「…人間工学的にMacとWindowsのUIデザインを比較したとき、表層とその少し下層部分では確実にMacの方が効率のよいつくりになっていることは確かであり、逆にいうとWindowsは建て増しのなかでよくもまぁ実用レベルにまで持ってこれたものだと関心できる」そんな初見の印象を基点として「これをラスキン氏が評するなら、どんな風になるかな…」といった風にUIを観察したり、更なる分析の切り口や改良の視点を与えてくれたのが『ヒューメインインタフェース』であったので、私にとっては非常に大きな影響を与えた書籍であり、技術者でした。
　携帯電話などのモバイル方面への進歩が重要となりつつあるなかで、利用の形態がデスクトップに縛られている感が若干臭う氏のデザインフィロソフィは、そのままで継承することはできまいにしても、氏が蒔いた種はさまざまな場所（特に日本）で芽吹いて・花開きはじめているように感じる。（そしてまた、ユーザも進歩…「我慢せず、工夫する」ようにしなければならない時期に来ているのではないかとも思ったりもする。若い連中は工夫してるねぇ。感心するよ。）
　…まぁ、私自身はこの方面で知見が深いわけではないので、こなれた文章を書くことができないのがもどかしいのだが、要するに（Macへの影響のみならず）情報機器の進歩へ与えた影響が極めて大きい、そしてその影響は今後も続いていくに違いない、そんな花形には決してならない・地味ながらも極めて重要な技術者であったと思うということを書きたかったのだ。
　どうか、ご冥福を。


＜さらば、B-plus＞
　NIFTYのパソコン通信が終わるのだそうで。
　私のメールアドレスが示す通り、300bpsとか1200bpsとかのNIFTY時代を経てきたのですけど、実を言うとこのことに対する感慨は殆ど無いですなぁ。
　（いろいろ問題はあるけども）より便利なWEBに置き換わっての終了なのだから、「歴史的役割を終えた」ということでしょうね。
　そもそも私は、今も、昔も、まったく同じスタンスでネットワークと向き合っているような気がするので、移行したという実感すら薄いです。まさにシームレス。
　ともあれ、おつかれさまでした。


＜こちらも＞
　ブルートレイン『あさかぜ』も廃業ですか…。
　『あさかぜ』と言えば、私が前職で広島に居た頃には、東京への出張で頻繁に利用したことを思い出されます。 まぁ、楽しい出張なんてあるわけ無いので、『あさかぜ』についてもいい思い出じゃないのですが。(笑)
　とにかく、寝台特急のくせして眠れんのじゃー。 やかましい、揺れる、連結で衝撃がくる…、なんてのには、慣れればよかろうし、実際、それなりに慣れた。　しかし、寝台が狭いのには慣れることはなかった。そう、幅も狭いが、縦にも狭いのはどうしようもない！　私の身長だと、足先と頭が寝台の両壁に接触した状態で寝ることとなり、少しでも揺れようものなら、頭頂をガツンガツンぶつけるのだ。　眠れるわけがなかろう。 ホテルのベッドのように幅があるのならば、斜めに寝ることで回避もできようが、寝台ではそれもかなわず、一晩に何回も目を覚ますよーな睡眠しかとれず、翌日の仕事（大抵は徹夜の仕事！）まで含めると、二晩徹夜を強いられる出張につながる序章、まさに、ドナドナな心境と覚悟とで乗り込むのが、私にとっての『あさかぜ』であったなぁ…、などと遠い目。
　あと、アレだ、東京駅到着前にヒゲを剃る・ネクタイ締めて…とやっているのが、横浜駅通過の頃合であったので、我々は横浜駅のホームに並ぶ通勤ラッシュの方々を見物しながら（逆の見方をすると、見物にされながら）ぞりぞりとやってる、みたいな儀式も懐かしいね。風物詩だったんでは。
　だがしかし、広島東空港が開港して、更には新幹線・のぞみの本数が増えたことにより、『あさかぜ』利用頻度も随分と減っていたので、廃止への流れは仕方ないものなのだろうな、と思うし、ちょっと寂しいものがあるね。
　でも、ま、昔話だ。


　あと、上司の息子さん(2歳)が癌で亡くなられたとかもあった。
　そういえば、昔の職場でも、やはり3歳くらいの息子さんを病気で亡くした同僚がいたことを思い出した。
　「長生きしたいとは思わないが、天寿はまっとうしたいなぁ」などと、ワケわかんないことを思ったりする雪の夜でした。

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050219
今年は雪が多いね

　だが、それよりも、一週間が早すぎることが問題だ。
　一体全体どうしたことだろう！


＜後で知ったのだが、販売台数は急速に伸びているらしい＞
　『機械設計』誌で久々のカラクリ機構的特集があった際の記事に、某社マッサージチェアの機構とその開発に関する解説があって、ふーん、と興味深くREAD。
　その最中、「この製品、どこかで見たことがあったなぁ」などと、しばし記憶をほじくりかえしてみると、「おぉ、Amazonで見たんか！」と思い出す。
　webで確認してみると、ある、ある。 確かにコンパクトだ。 それに、思っていたよりも安い。
　なので、ふと、「親父にプレゼントしてやってもいいな」などと、らしくないことを思いつく。むむむ、Amazonは財布の紐を緩くさせる効果があるなぁ。ぽちっとな。
　さてさて、その数日後、親父からTELがある。
「あー、その、届いたよ、アレ、あー、そうだ、ヤフーから！」
　ヤフーちゃうねん。（笑）
　しかし、銀行のATMすら使えないほどのメカオンチ且つITに疎い親父がAmazonを知らないのは当然だったとして、ヤフーを知っていたのには少し驚いた。
　話題がコロコロ変わったが、要するに、プロ野球に参入したことでこんな方面にもヤフーの認知が広がっているのかなぁ、ということに感心したというのが言いたかったコトだ。
　バカにならんもんだねぇ。


＜すげー！＞
　ここ6年、PCデータのバックアップはDVD-RAMでやってきたのだが、去年実施したアナログビデオのデジタルデータ化の際には、（枚数の多さと高価さがネックなのでDVD-RAMは諦めて）大人しくDVD-Rを使って保管した。
　一応は信頼性が高いという結果がでていたメディアを使って、且つゆっくりと記録し、冷暗所で注意深く保管してはいるものの、やはりデータ消失の不安はかなり大きい。（LDは、10年持たずして読めなくなったものがあったし）
　そこで先日メインマシンのHDDを750GBへ増設した際に、DVDの全データ250GBを常時HDDへ保管することにした。　…カンタンにテラ時代な今の感覚だと、意外と少ないかもしれない微妙な量だなぁ、などと感慨に浸りつつ、まぁ、これで、データ消失に対する耐性も少し向上した筈だ、やれやれ、と一息。
　さてさて、ここに至って、このPCの中には「私が所持する音楽CDの全部」「技術書籍の蔵書全部」「画集・ムック類の蔵書全部」「マンガ類蔵書の5/7（800冊分）」というこれまでのデータに加えて、「過去に記録したビデオデータ全部」が詰まっているという、非常に分かりやすい状態になったわけだ。
　つまり、この状態は「マジに指先一つで技術資料からマンガからビデオまで、全てを取り出すことができる」のだ。立ち上がりもせず、部屋の収納箱をひっくり返して探すような面倒も無くだ！　検索も可！
（但し、現時点ではマンガ蔵書のデジタル化が完全でないが、既に残りが僅かなこともあり、それらのアクセス性は非常に高い状態にある）
　これは、自分でコツコツ構築してきて言うのもなんだが、我ながら感動する体験だよ！ 人間はとことんズボラなんだよ！
　そしてそれらの引き換えとして、（とてもオタクの部屋とは思えないくらい）いよいよ閑散とした室内になってまいりました！ これはかなりのメリットだね、いい歳こいた隠れオタクとしては。
　ですので、この報道は、かなり笑った。すげーぜ！
　…笑ったけど、捨てることができない性分の私なので、多次元宇宙ではアレは私の姿そのものなんだろうなぁ。 くわばら、くわばら。


＜さらば、NTSC＞
　万物のデジタル化著しい世の中ですが、前世紀はガラクタがびこっていた我が部屋にあって最古参な家電の一つであったアナログビデオデッキが、遂にこの度撤去されました。
　享年10年、当時はバカ高かったVHS-Hi8なダブルデッキでしたが、そのデッキ人生の後半は単なるチューナーとしてしか使われず、記録はDVでするような使い方でした。ちっとも使ってやらんで申し訳なかったなぁ、という気持ちも少し。 私の「最も使わなかった家電」ランキング第三位です。
　そして残された私はというと、「これでもう、録画はおろかTV視聴もできないやー」という状態に自らを置いたことになるというのも、ちょっとしたシフトやなぁ、なのだ。
　そもそも、デッキが数台あっても、年に何回録画したか分からんような趣味生活で、その数少ない録画した番組は間髪を置かずしてDVDが販売されてる時代だし、時間制約やら手間暇かけてTV視聴・記録・保管する環境を維持することに各種コストをかける必然性はまったくないじゃないか！というのが、ここ5年程かけて得た結論だったりするのだ。　ま、ニュースもWEBがあればいーしね。
　そんなわけで、普段の部屋にはPCだけが置いてあって、収納してあるデジタル入出力機器を必要時にのみ接続、という状態に収束しつつある生活です。
　うーん、科学の子。（？）


＜後始末＞
　去年半ばの大仕事だったビデオのデジタル化作業を通して、WMVの手軽さと画質にごっつ惚れたので、その後は時間を捻出して過去の自作ムービー類をレンダリング直後の高画質で再エンコードする作業をやっている。 こうなると、もうMPEG1のムービーはとても観れたもんじゃないですもんね。
　で、先日は第一作目の『fair wind』をレンダリング・エンコードしたのだが、まず、「5年前は9時間30分かかったレンダリングが、今回は52分で完了した…」ってのが感動した。10倍！ そして、レンダリング結果のファイルサイズは15倍！（笑） ついこの間のようだったが、すっかり周辺のインフレが進んでいることを再確認。
　そんで、久しぶりにこの懐かしい映像を鑑賞して「コレ作った奴、バカだなぁ」とマジ思った。よくもまぁ、写真とイラストだけで、しかも最初のムービーでこんなんを作ったものだよ。　しかし、この時の苦労があってこそ今の私があるんだなぁ、ってなことを思いつつ、うじゃうじゃあるアラに悶えながら、WMVで再エンコード。　よっしゃ、ファイルサイズは配布版の1/3！（ただ、解像感を優先した静止画素材を多用した映像だったので、全編非常にノイジーであるからして、思ったよりも縮めることができなかった、という印象もあるな）
　ともあれ、これでほぼ全ての映像コンテンツが全画面表示での再生を出来る状態となって、なんとなく安心。　そんで、SD解像度映像プラットホームの構築は、これでひと段落だろう。
　…さて、次のHD解像度時代は、いつ頃になるのかな？ 楽しみだ、


　どこぞのWEB記事に「HPの更新をやめてしまったり閉じてしまう理由を調査した」ようなのがあり、そこでの結論は「ネタ切れ」だったような気がする。
　その気持ちは分かるけど、詳細に分析してみるとどうなんだろうな、と思った。
　さも、「ネタの総量が決まっていて、それを使い尽くしてしまった」ようなニュアンスを「ネタ切れ」という言葉に感じ、そこからどこか後ろ向きな…言い訳のような印象を受けるのは私だけじゃないと思うのだが。
　「自分がやるよりも上手くやる人が他にも沢山居るので、潔く引退」とかなら分かるような気がしなくもないが、本当は「他に興味が移った」なり「飽きた、面倒くさい」なり「興味が失せた」ことにより「時間を費やす意義を見出せなくなった」ことが「時間が無くなった」を意味しているのではないかいな、と。
　WEBが本格的に普及を始めたのが1996年頃だとすると、既にかれこれ8年以上が経っているわけで、その時間の流れの中で生活も人それぞれ変化して当然だし、HPにこだわる必要は毛頭ないことも事実だしね。
　ただ、記録欲というのは人間の本能みたいなものだし、何らかの形で記録を残す仕組みは持ち続けるべきだろうと思うし、そうなるに違いない。
　かく言う私は、そんな辺りに意義を持って、まぁ、細々とやってるわけですな。
　…なんて、自分を分析してみた雪の夜。

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050205
がんばれ、がんばれ

　いやはや、まったく世知辛いものです。


＜loyalty＞
　部屋の整理をしてたら、この６年の間にVer.UPを繰り返してきたAfterEffectsのシステムディスクがわらわらと出てきたので、集合写真を撮ってみた。(笑)→
　こうして見ると、我ながら馬鹿っぽい気がしてきだぞー。ははは。
　で、そのAfterEffects（6.5）なのだが、どうにも調子が今ひとつな状況が続いている。
　6.0の頃から微妙に動作が引っかかっるような動作をしていたのだ、ここに来てその症状が激しくなってきたのだ。メモリの劣化かしらん、とmemtest86をぶん回してみたのだがまったく問題なし。じゃぁ、マザボの劣化かしらん、とマザボを交換するが症状は変わらず。更には起動時間が延びまくることを引き換えにしてECCをONにしてみたが、やっぱり変わらん。　うむむむ、やっぱ、Athlonだからなのか？！MPXだからなのか？！
　あと、使用メモリを2GB以上＋イメージキャッシュを1GB以上設定すると、レンダリングが失敗する症状が起きてしまった。折角メモリを２GB搭載しているのに…。


＜ほう！＞
　GeodeNXがAthlonXPの低電圧版だという話は知っていたが、よもやDualに対応していたとは！
　素敵だ！
　しかも、マイＰＣと同じマザーではないか！！
　素敵すぎるぞ！
　それも、15W/CPU？！
　ムラムラムラ！


＜20万スキャン超えで＞
　その酷使っぷりでは日本有数のフラットベッド（ADF無しの）スキャナであろうと自負しているマイ・スキャナ(Canon LiDE50)が、いよいよをもって怪しい挙動を示すようになったので、あと1万5千スキャンで酷使期間完了の予定ではありましたが、ここで一足早くご引退頂くことにした。2年2ヶ月、実によく頑張ってくれました。 最終的には、スキャン一回当たり0．07円のランニングコスト、得た情報量は圧縮して約28GBの大偉業です。
　最期の頃には、ヘッドを自力で動かすこともままならない程弱ってしまって、必要もない高解像度でゆっくりスキャンさせて誤魔化していたり、何度も分解しては組み立てなおしたりの誤魔化しながらで使ってきたのだから、もう、これはもう立派な天寿であろう。 いや、むしろ、（単なる趣味で）たった二年で使い潰されたスキャナは世の中にそうそう居まい、などと誇らしくさえなったのだよ！(？！)
　で、LiDE50の引退を受けて新しく買い替えたのはLiDE40でし。スーパーエントリーな機種にダウングレードかよ！って気もするが、質的にも量的にもこれでマジ必要十分、むしろ過剰じゃ！ということは、この2年間でみっちりかっちり学んできたので、この判断で大正解だということには自信満々であるのだよ。ADFも不要だ。ましてフィルム用透過アダプタも不要だ。シンプルな機械がよいものなのであるよ。うむ。
　ただ、このLiDE40、ドライバをインストールしても何故かPCはLiDE50と認識してしまい、ずいぶんと困った。この問題、結局はLiDE50を繋いだことのないUSBポートに繋ぐ以外には解決できなかった。おまけにキャリブレーション値が、LiDE50のを引きずりまくって発色がめちゃめちゃだったりしたこともあり、最初はいろいろと面倒があったりした。まぁ、きちんと動き出せば「あぁ、これが新品の挙動か！」で気分いーです。
　そういったことはさておいて、ちょいと聞いておくれ。 これ（LiDE40）をAmazonで買ったのだけど、注文から20時間弱で届いたのがスゲー！スゲー！！で感動しまくったのが印象強すぎさね。 今更ながらにITな流通革命を実感中っす。スゲー！
　さてさて、これもまた今まで同様、有意義に酷使したいものです。


＜元気になってね＞
　普段からこんな↑按配で、物持ちがいい上に故障しても縮退しながら使い潰すことを旨としている私なので、家電製品を修理に出したという経験は過去に一度しかない。（買ったばかりのビデオデッキの故障だった）
　だが先日、部屋の掃除をしていたらDVカメラの保証書が出てきて、それがまだ有効であることに気付き、しかもそのDVカメラは一部SWが故障していたことから、折角なので修理に出した。
　このDVカメラ、某エジプトでオフロード走行中に動作させるような酷使（またか）によるものなのか、僅か半年で故障してしまった。　だが、普段は使わないSWが使えなくなっただけであり、普段使う機能（DVデッキ、デジカメ、NTSC→DV変換）への影響はなかったのことから、まぁ、いいやと放置してきたものだった。　当初から使い捨てで修理することは殆ど考えていないような使い方だったこともあり、得したような気分である。
　そして、普段ならまず入ることがない保証に入っていたこと自体をコロリと忘れていた自分に呆れもするが、もしかしたら虫の予感があったのかもしれないなぁ、などと一年半前の自分を少し懐かしく思い返したりしたです。


＜先は長い＞
　気が付いてみたら、KnopixのVer.が随分と上がっていたので、久々にディスクを作ってみたのコト。
　で、ウチのDualAthlonマシンでもちゃんと起動したよ！　1CDのLinuxが問題なく起動したのは今回が初めてだ！
　おお、マウントされたHDD上のMP3ファイルが、USB音源で聴けるよ！
　おおっ、EXCELファイルがOpenOfficeで開けるよ！しかも日本語がちゃんと読める！
　…あれ？ 素のテキストファイルが文字化けてるよ！ あ、WORDファイルも化け化けだー。
　まだまだですね。


＜街角で＞
　以前から、出張の度に思っているのだが、
「朝の新幹線ホームって、栄養ドリンクの匂いがしない？＠新横浜駅」


＜一汗流して＞
　以前から、プールに行く度に思っているのだが、
「泳いだ後にヘッドホンで音楽を聴くと、リズムがゆっくりに感じたり、低音が強く（高音が弱く？）感じたりしない？」


＜世界遺産だと思う＞
　『ハッブル宇宙望遠鏡を廃棄へ　ホワイトハウス方針』なる報道がありましたね。
　大型の光学望遠鏡を宇宙空間で運用するだけでなく、使い捨てがアタリマエの人工衛星でありながら、宇宙空間で再収納〜修理作業をするといった経験とすんばらしい…芸術的ですらある天体写真を人類にもたらしてきた人工衛星ですよね、感無量です。
　「お疲れ様」


　先週・今週は、全国有名中学の受験な期間であったそうで、ここ横浜近辺でも、お受験なご父兄・塾・子供らが右往左往悲喜こもごもなご様子で、そんな世界には縁も興味も知識もない私にとっては意味不明な空間であったのことよ。
　ご父兄に話を聴いてみると、幼稚園のお受験や飼い犬・自家用車・旦那の職業・家柄といった虚栄じみたご近所に見栄っぱりな世界とはさらに一段上の、精神疾患なワールドが展開しているようで、ガチ校内暴力な世代で揉まれまくった我々の方がよっぽど健全なんじゃないだろか…、なんて思ったけど、口には出さない。
　世知辛い世の中ですねぇ。

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050122
ギスギス暮らしています

　過去7年間延々と週刊なHP更新をしてきたが、先週はそれが途切れてしまったよー。
　年末年始が忙しかったので、更新ネタのストックが皆無であったのが如実に効いてしまった形だ。
　まいったなぁ。


＜「諦めたらそこで試合終了ですよ？」＞
　「ふいー。」
　…という二ケ月前のメモ書き（タイトル含む）が手元に残っていたのだが、これ、一体何について書いたのか、まったく覚えていないのだ。
　むむむ、健忘症なのか？！


＜これでほぼ最終形態＞
　この年末年始も大活躍だったメインPC：No.11改だが、作業が一息ついたところで、ちょいとメンテを入れた。
　メンテとは言え、マザーボード交換！というかなり大掛かりなメンテなんで、殆ど��改修�≠ﾈんですけどね。
　2002年8月から既に二年半の酷使を耐え抜いてきたマザボ＆システムドライブであり、微妙に挙動が怪しくなる場面がちょくちょく発生してきて、Dualコアな時代まで（早くても）もう一年は酷使が続く今後のことを考えると、ここでリフレッシュしておくのが得策かなぁ、という判断。
　実は、このマザボ換装の前に、OSの再インストール（デュアルブート）をやってみたのだが、それまでの稼動中OSと不安定さに大差が無かったことから、不安定さの原因はマザボが疲れてしまっているからなのだろうな、と考えた。　まぁ、この2年間の酷使ぶり、過酷な熱環境から考えれば、さもありなん。　というか、むしろ丸々二年間使いつづけたOSが、インストール直後のOSと大差なかったということが驚きであろう。いかにこの二年間、大切に使いつづけてきたかが窺われるというものであるよ。
　で、その改修なのだが、これまではGIGABYTEのMPXマザーであったので同じマザーに入れ替えたかった。だが、既にその流通在庫も尽きていたことから、CPUを流用可能で唯一入手が可能なMPXマザーであるTyanのTigerMPXに換装。するとこのマザボ、オンボードのNICが載っていたので、これまでよりもPCIが一つ空きました。(喜)（代わりに、オンボードサウンドが無い） そしてオンボードのUSB1.1が比較的安定して動いているのと、PS2が安定しているので、これらの点で以前のマザーよりいいかもしれんな、と思った。
　改修のついなので、これまでぐるぐると回転し続けてきたシステムHDDを撤去して、新品に換装しやした。 こうして合計750GBのストレージを持つに至った。…これについては、ビデオのエンコなキャンペーンをしているときでもない限りは使い切れない量であり、今後は別途運用を見直そうと思う。　ふむ。
　ついで（その２）に、メモリを512MB追加して2GBに微増。 私の場合だと、AEでのビデオ編集のみでしか役に立たない量だ。 ふーむ、これも何か新しい運用の仕方を考えるとかした方がいいかもしれんな。
　ついで（その３）に、4年以上も酷使してきたDVD-RAMドライブをRやRWに対応する新型に換装。これでようやくムダに使っていたDVD-RAMの3倍速メディアを本来の記録速度で使えるよー。(笑)
　…とまぁ、アレコレ換装して、OSをインストールして、繁用アプリをインストールして…と、一気に作業を進めて5時間で完了。ふー、疲れた。
　でも、CPUは相変わらずDualのAthlonMP2800+なままであり、ベンチマーク結果には（アタリマエなのであるが）まったく変化が無かった。　ち。　まぁ、現時点ではこれでも必要十分なのでよしとしよう。
　去年の一時期は、サーバーケースをいいことに拡張しまくってバランスが悪かったけど、今回の換装でスッキリとあるべき姿に落ち着いた感じで、非常に気持ちが良い。
　もう暫く、大切に酷使してあげようと思う。


＜君子危うきに＞
　上記↑のメンテをする前段階で、実はトンでもない目に遭っている。
　HDD上のデータ200GBが昇天したのだ。
　原因は、HDDの不良とか寿命とかはたままた私の手違いなどではなく、「OSのインストール時に、インストーラーに何かされた」ものであったのが、ムカつく。
　顛末はこうである。　250GBのHDDを20GBと230GBの二つのパテーションに分割してフォーマットを済ませて、230GBのドライブにはデータを満載させおいて、20GBのドライブへWin2kをインストールしたところ、230GBのデータが読めなくなった。ビックドライブへの対応が原因かと推測して慌てず騒がずレジストリを修正したら、今度はドライブごと読めなくなった。焦り出す。もう一度ビックドライブをOFFにすると、ファイルネームは読めるようになったのだが、矢張りデータは壊れている。orz　そういえば、Win2kのインストール中で、インストールドライブでないのにこの230GBドライブのchkdskな処理画面を延々やっていたような気がしてきた。 けど、ナニはともあれ、もう、このデータは失われたのだ。
　失われたデータのかなりの範囲は一週間前のバックアップから復旧することができた。しかし、肝心要の20MBが永久に失われ、これは痛かった。
　海　外　に　逃　げ　な　い　と　！
　一瞬、マジにそう↑思った。（笑）
　こうして高い授業料を払った私だが、上記↑メンテの途中でも似た様な目に遭った。　　今度は、インストールするHDDとは別のHDDが読めなくなって、青くなって、心拍が上がって、びびった。　だがchkdskで読めるようになったので、安堵した。　心臓に悪いぜ！
　今回の教訓は「OSのインストール時は、多少面倒でもインストールドライブ以外のHDDは一切繋がない、パテーションも後で」という、昔ならアタリマエのことであった。
　しかし、昨今のように、新しいシステムへの移設データが数百GBとなると、ついついHDDをそのまま接続してしまいがちであった自分に気付かされたですよ。
　いやはや、油断大敵。


　あぁ、色々と問題が山積している時期なのに、こんなことしていていいのか？＞オレ
　今年はいろいろとやることあるぞ。
　やることは、しっかりやらんとな！
　ガンバレ、俺。

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