The inner of [Ti] - MOTORCYCLE '99

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991122
同業者と認識したら厳しいよ、オレは

　ＧＳが再入院〜だー（Ｔ＿Ｔ）

　…今週は、先日指摘された整備不良項目の内、エンジンオイルとギヤオイルの交換するということでDÖKENの横浜店へ行ったんですよ。
　（２時間半かかって）交換して、さぁ乗るぞ、としたら、バッテリーが上がってしまってて、再度分解。
　更にバッテリー交換作業に入って（一時間半後）、
「どうもセルが壊れたらしい。下手するとギヤも。そうなると、また重整備ですね」

　…ホンキか？オイ…（Ｔ〜Ｔ）

　まぁ、エンジンがかからないのでは連中に任す外ない。
　しかし、処置の手際が悪いので、印象悪いなぁ、あそこ。
　というか、メカニックが、ホント、虫が好かん。
　技術力は測ることができないけど（それなりのレベルはありそうだが）、応対の姿勢がなっていない。　一言、「ダメですね、交換です」では、こちらのライダーとしての誇りを傷つけられるし、それで詳しい内容を聞き出そうとすると、「なんで、こんなことも知らなかったの、当たり前なのに」的な含蓄を感じさせる口調で、さもオーナー（要するに私）の扱いが悪かったのが原因だと言わんばかり。結果としたら正しいことなのかも知れないけど、私にとっては、そーゆー見下された態度というのは、激しく憤慨モノである。　そんで、前回もそうだったが、「今はできませんね」と言って黙ってしまうのはどーゆーわけだ。　オーナーの私としては、どのような過程・スケジュールで直すまでが決まらないことには話にならないのに、ナンデ私が(1)故障原因の確定までのスケジュール、(2)もし部品交換となったら取り寄せまでの日程、(3)預ける際の手続き、(4)その後の連絡・詳細決定に至る流れ　までを決めなきゃならんのだ？　ひょっとして、あそこに行く客はみんなそうしてるのか？（そんな筈ない）　そういったことを決める・調整するのは店側がすべきという私の感覚がおかしいだろうか？（そんなワケない） 　私的な印象としては、“（優秀かもしれないが）意思決定力に欠けている為に一人だと仕事の出来ない奴”的な悪印象でイライラするうえ、こちらが話していると口答えして、上記の態度なので、ムカムカし放題だ〜っ。　客商売の基本がなっとらーんっ！　多分、他の客もそこまでは思っていないとしても、かなり不快に思ってると思うよ、多分。
　ああいった場面で伝えるべき最低限の事項は、(1)修理完了（受渡し）までのスケジュール・日時、(2)費用であり、それなりにプロの自覚が有るのなら、(3)原因、(4)対策内容、(5)再発防止のアドバイスなど をするべきだ。（品質に関しては“当然”のレベルであるという前提。しかし、最低限の対応が出来ないとなると、その質も疑わしくなるのは自然な感情というものなのだが。）　もしかしたら、奴の頭の中にはこういった内容が詰まってるのかもしれないが、黙ってたら分からんし、埒が明かないので仕方なくこちらがそれを引き出してやってるのに、声を荒げて口答えするなよ。まして、客をバカにした態度がにじみ出てるぞ、論外だぞ、オマエはよぉ！

　…で、翌日、約束の時間に遅れること１時間でようやく連絡があって、
「アッセンブリ交換です。二週間かかって１２万円」
　まぁ、車体自体のデザインがそういうものなのだろうと推測はつくが、奴の判断に至った過程の至る所に欠陥が有って、さらに不信はつのるばかりだ。　状況を聞いてみれば、とどのつまりどこが悪くて動かないのかを突き止めていないのに「もう、ここしかない」と決めつけているようなので、「アッセンブリ交換してもなお不具合が解消しないということはないのか？」とやんわり他の可能性を示唆してやったのに、「あなたの使い方だと再発するでしょうね」と来るとは、呆れてしまったよ。　フィールドエンジニア的仕事というのは、客を不安を和らげる為の対応の仕方やマチガイのない仕事の進め方などがかなり重要なのだが、それ以前の問題として、奴の仕事の仕方（推測を事実として扱う、問題の本質を認識していない、客が不安としていることを把握していない、自分の考えに疑問を持たない、予想外の出来事に対応できない、etc.）は、曲がりなりにも技術者として少し情けなく見えるなぁ。　ホントにバイクが好きなのか？とまで考えてしまうよ。

　…てなことを本人に教えてあげるほど私はお人好しではないので、“簡潔”に店のアンケートへ書いてきたが、伝わらんだろうなぁ。

　完全にメカニック個人のせいで店自体の印象がすこぶる悪くなったなぁ。他に人材がいないのかな？店の為にならんよ、このままだと。まぁ、いらん世話だろうけど。
（まぁ、自分の器量の狭さも再認識させられたっす。　つーか、怒るのって疲れるんだから、趣味の領域でまで怒らせないでくれよー）


　あーあ。　来週は友人とツーリングの予定だったのになぁ…。



　GSの総走行距離26402km…入院中(T_T)

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991115
ふっかーつ

　…てなわけで、ＧＳの修理完了〜（＾＿＾）

　で、すり減ってしまったクラッチ板を見て、

「う、確かに、論外」

でした。(^^;)　すげー、リベット削ってるよ〜


　クラッチ一式を新品にしたので、そりゃ、もう、滑らんです、ナニしても。
　が、今までの癖があるので、まずは、いきなりエンスト。はずかしー(T_T)
　一応、二時間ぐらい乗って慣らしたけど、まだクラッチの感覚を補正しきれていなくて、スタートでフロント上げたり、エンブレで後輪ロックさせたりとか、かなり恐い運転デス、今。　

　ただ、他にも色々とダメな所を指摘されてしまったので、これから徐々に交換な日々になるらしい…　ま、気持ちよく乗る為には必要か、それも。（←今までがかまわな過ぎた）

　さーて、これでツーリングい行けるぞー…、って、もう冬ーっ！！寒っむーっ！！　…これはやっぱ、温泉へ行くべきでしょうか？(^^;)



　GSの総走行距離26401km…さーて、そろそろオイル交換の時期だな…て、むしろ補充。なんか、こっちに来てから無くなるペースが早いなぁ。ひょっとして渋滞だと無くなりやすい？

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991108
＜入院中＞

　取敢ずクラッチ一式が届いたということで、ＧＳを店に預けてきました。
　で、その後の週末はというと、

「ぐあー、オレはなんて無力なんだ〜」

って感じですな、ＧＳが居ないと。(^^;)
　今年は車検でこれを味わったので、これで二度目ですよ、こんなん。

　に、しても、クラッチの部品代だけで\62000デス。　これだけで中古なら程度のイイ原付が買えちゃうデスよ。　値段暴落中のメモリなら500MB分買えちゃいマス。　とほー。
　さらに工賃が3日分…　メモリなら1GB分買えちゃうよ。　ずず〜〜〜ん<(T_T)
　高い授業料だったなぁ。しゅ〜ん


　またさー、おまけに、こんな時期に限ってツーリングのお誘いがあったりするんですよぉ。　朝、みんなで一斉に暖気を始めたりするのを眺めてると、すっげー悔しいよー。


　そーいえば、今の職場、（仕事の内容は別として）非常にバイクに理解があるというか、同じ穴のムジナが多いのがアレでして、前職では

「バイク？　別にいいけど、早く卒業しなよ」

的な周りのプレッシャーを気にしていたのがウソみたいな雰囲気で、永遠のモラトリアム人間の私には居心地がいいというか、なんというか。（何だよ）
　職場の飲み会に行っても、前職だったら仕事の話→愚痴・批判話になってしまってまずい酒になること間違い無かったところが、現職だと上司が率先してバイク話をする辺りで、あー落ち着く。


　あー、GP500の最終戦、劇的タナボタでRGV-Γが優勝したっすねー。　ちゅーか、アレでコケなかった方がすげぇっすよ、むしろ。　テレビの前で叫んじゃったもんなー。　おー、こわっ



　GSの総走行距離26344km…今週末は乗るぞっ、ギャー

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991025
ひとつぶのなみだ

　わーん、ＧＳが重整備送り確定してしまいました。(T_T)


　いや、前々からクラッチの滑り云々をぶつぶつ書いていたけど、どうにもならん感じなんで、ご近所のDÖKENに整備に行ったのだ。
　そしたら、

【DÖKEN】　「もう、ダメですね。」

【間抜けなオレ】　「…え？」

【DÖKEN】　「クラッチ交換です。　エンジンを下ろさないと。」

【うろたえるオレ】　「え？」

【DÖKEN】　「１３万円になりますね。」

【瀕死のオレ】　「え？　え？」



　ＢＭＷのクラッチのアタリ調整は直前のベロフラム部の押しボルトを使うのだが、決してレバー部のワイヤ調整をしてはイケナイということに2年もの間気がつかなかったワタシが悪かったのだ。　この事には半年前に気づいたんだけど、手遅れだったということか。　いや、実はＧＳが乾式単板クラッチということすら、今回初めて知ったのだから、いかにせよオレが悪すぎるのだ。　大失態なのだ。

　…そ、それにしても、高かすぎる授業料だ。くそう。
　この日は別件のダブルパンチもあって、酒でも飲まないとやってらんないよぉって厄日デシタ。（酒、飲めないけど）



　GSの総走行距離26340km…↑こんな感じで、もうすぐ入院です(T〜T) 26000kmでエンジン割りっす。後輪タイヤのこととかも言われそうだなぁ。トホホなりヨ。

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991021
役得最大限行使!

　週末かな〜と思っていた“東京モーターショー”へ、行って来ました。
　しかも、プレスデー(press day)なんで、混雑ナシの役得うははである。(^^)

　しかし、行くと決まったのが前日の夕方で、背広はともかくとしてワイシャツとか革靴の部屋内での在処に一抹の不安を覚えてたのは秘密だったんですが、それは、まぁ、いい。

　さて、当日の朝。　東海道線の混雑にタスケテクレーと言っていたら、京葉線のスカスカぶりに「これでホントに電車あってるのか？」と不安に感じたりしているうちに、久しぶりの幕張である。　モーターショーに来るのは初めてなんだけどさ。
　うむ、人も手頃でいいかんじ。　右の人はフランス語だし、左の人はドイツ語だし、時々ラテンな響きの人もうじゃうじゃとしていて、いんたーなしょなるな感じがここそこに感じられましたなー、取り敢えず。


　さてさて、お仕事を着々とこなしつつ、5時間かけて全部を観た結論をここに述べよう！

「先入観抜きで語る、私の美的感覚に極めて正直なコンパニオンランキングぅ！！」（←ヲイ）

１．スズキ（四輪）
　はっきり言って写真映えしないファンシーな衣装なんですが、アレが動くとカワイイんですよ、これが！　ぶかぶかの帽子もキュートで、後ろ姿にほのぼの！　で、左の脇腹に入った斜めスリットから少〜しオナカが見える！　うわー、なんてステキなんだろう(T_T)　そんで、ショータイムには、彼女らがカワイイ踊り（not Dance）をするんですよー。　ぎゃー。　スバラシイ！ビバ！東京モーターショー！！（←ヲ〜イ）
２．ホンダ（四輪）
　ユニホームは白のケープに青のスーツ＋帽子という色合い鮮やかさはあるんですが、物足りないな−とか一瞬思う訳ですよ、まずは。（場所的に日産の隣りなんで、わかりやすい日産ガールズと比較しちゃうんですよ、やっぱ）　が、このユニホームの神髄は動いた際に、胸元がチラリ！となることにあるのですよよよ。　このインパクトは、スズキの脇腹に匹敵するものがあり、高く評価されて然るべきでしょうとも、ええ。（←ホントか？）
３．日産
　極めて判り易い。　胸ボーン、腰バーン、おへそきゅーな衣装で、なけなしの布の部分は白で統一されており、各人のボリューム・体形に沿った形状・素材のバリエーションがいろいろあるという、まさにサービス満点の多品種少量生産な現代を象徴する様なブースでした。わかりやすいー。
４．ヤマハ
　皮素材（エナメル黒）衣装がぴっちりフィットして、「私ってワイルド？」みたいなカンチガイをしたカワイイ三人娘が、あからさまなグラビア撮影ポーズを取りまくるという微妙な恥ずかしさ！　計算してあのショーをやってるんならすげぇっす！

　次いで、カロッツェリア、エクリプス、ケンウッドなどの内装メーカが、いわゆるレオタード・スリット系統で判り易くもスバラシイ。
　あと、ジャガーとかオペルが、ゲルマン入ったパツキン＋ボデコンモデル（？）の貫禄あふれる舞台が時折見受けられ、これは反則ではと思ったり、思わなかったり。

　です。(^^;)


　あ、勿論、バイクも観ました。
　特に、1150ＧＳには、辛抱たまらず跨がりました。(^^;)　うーん、ポジションは1100GSとおんなじです。　今まで使いにくかったハザードやABSキャンセルボタンの位置が、コンソールからハンドルグリップに移っていたのは羨ましいデス。　でも、コンソールに油温計が配されたあおりで、トリップメータの０調整ダイヤルが、すげぇカッコ悪くなってたのは、ＢＭＷらしからぬ失態では？とかね。　あと、部品変更箇所とかいろいろと感じたけど、まぁ、完成度が上がったという印象は確かにある。贅沢度はそれ以上に上がったかな？　あと、C1が２台あったので、乗り込んだっす。　すげぇ、欲しいよ、アレ！！(T_T)
　ヤマハのコンセプトマシン：MT-01のデザインはすげぇというか、サイコ入った二本マフラーにスーパートラップで、ライトニングもどきの後輪サススプリングとか、ファンキーだなぁ。　それと、解説のにーちゃん、ココロが込もってなくていいなぁ。(^^;)
　スズキはDR400Zがあったが、あれ、DR650の日本版？って感じで、少し迫力不足。　コンロのガスカートリッジで走るバイクは笑いを取る為だったんだろうか？
　カワサキは、自社の産業用ロボットアーム達が一生懸命プラカードを振り回していたことのみ印象に。　ステージ前に入れないんだもんなぁ。
　ホンダは、車両とかシミュレータとか展示物は沢山だけど、殆ど触れないし、バラデロとかの輸出オフロード車皆無だし、あんま面白くなかったです。　四輪の方は、それはそれはすげえセンス爆発のコンセプトカーがてんこもりだったのになぁ。



余談１．今回、一緒に行った相棒も身長187cmの人でして、
「現地ではぐれてもお互いすぐ見つかるね」
などと事前に思っていたら、今日はプレスデーなんで
「はわわ、ガイジンばっかでわからーん！」
というアクシデントがずっと付きまとって困り果てた、などというのはどーでもいいですね、ハイ。しゅーん。

余談２．ダイハツのブースを観ていた際、各展示車両の説明看板全てで、ＣＶＴを「無断変速機構」としている誤りに目ざとく気づいた私は、「ややや、プレスブリーフィング（数分後）でこれが発覚したら一大事ぃ！」と、付近に居た一番偉そうなおじさんにこっそり伝えてあげました。（すごい顔してました）　あぁ、なんてフェアプレー精神溢れるワタシ(^^)←性格悪っ


　GSの総走行距離26140km…先週乗ってないんですぅ。

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991004
備え有れば

　秋です。
　秋といえば、漂泊の思いやまず旅に出るのが日本人のココロなのです。（？）
　朝、目が覚めて、いい天気だったら、思わず実行に移すのが、いなせな浜っ子なのです。（？？？）

　…そういった理屈云々はともかくとして、ここ一月程は横浜市内の道を覚えようと近辺を右往左往して鬱憤が溜まっていた上に、日本三景にどうして富士山が入っていないのか不思議でしょうがないわたしは、週末の良い天気に恵まれた空に誘われて、富士山一周遠足ツーリング（日帰り）へ旅立ったのでした。　…日本三景といえば、宮島が台風でアレでしたね。見覚えあるよ、あそこ…

　さて、それにしても、渋滞。
　仕方が無いとはいえ渋滞。
　結局渋滞。
　相模川を超えて暫く経つまでは、とにかく渋滞。
　でもまぁ、暑くないのでガマンガマン。
　ふと、走りながら計算してみる。 「シフトアップ・ダウンで、ほぼ2秒おきにクラッチを握ってるなぁ。　それに、渋滞中はとにかくクラッチを切りっぱなしだ。　一体何回クラッチを握ることになるのだろう…　…先刻一分間のクラッチ握り回数は２０回だったから、平均して３秒に一回だ。　すると、一時間に1200回、山中湖まで2時間半として3000回、多分今日一日で８時間走るから、一万回か…　…いつも左手首が痛くなる訳だなぁ」
　…とまぁ、これくらいヒマでした、渋滞中。(^^;)

　箱根が近づくに従って涼しくなってきたものの、観光客てんこもりの中走るのは、まだまだ暑い。
　河口湖まで来て、名物：不動のほうとうを食そうと店を訪れるが、駐車場満杯で入れない。(T_T)　まぁ、特にこだわりは無いので、隣りの店で食す。　…ふーん、カボチャ味噌汁にきしめんを入れたみたいなものっすか？（暴言）　ま、美味かったです。
　さて、ほうとうを食べて後半戦。　店を出たての時点で汗だくなるも、多分この後寒くなるだろうということで、防寒シャツを一枚羽織る。　日差しに暖められて無茶苦茶熱い肌触りに思わず悲鳴。(^^)
　その後、湖北ラインを走って、ようやくコーナリングが楽しめる程度の車の量になって、学生の頃に友人達と遊びに来た際に泊った（そんで、前日にぶどう狩り＋ワイナリーの収穫をむさぼって、死亡(^^;)）旅館とかなつかしー、などとと思っていたら、だんだん寒くなってくる。
「ふふふ、こんなこともあろうかと思って、あんなに暑い中、皮ジャンなのだよ。おまけに防寒シャツ。加えてブーツ・プロテクター装備。　あぁ、前を走るにーちゃん、寒そうだなぁ(^^)」
　などとほくそ笑んでいると、西湖の辺りで少し雲行きがあやしくなってくる。　先刻まであんなにいい天気だったのに…。　そういえば、ワタシは富士山に来る度に必ず雨に降られていることに思い当たる。
　嫌な雰囲気が漂う中、上九一色村を南下、朝霧高原を走っていると、ついにポツポツきだした〜　で、潔くバイクを停めて「こんなこともあろうかと〜(;_;)」と、準備してあったレインウェアを着る。　そんで、カメラ類の防水容器も、「こんなこともあろうかと〜(T_T)」と、準備万端だったので、パッキングしなおして、再発車。　この負けを認めたような準備の良さに、少々、情けない気もしたが、まぁ、気にしないことにする。

　…などと悩んでいたら、目的地の一つであった、温泉を通り越してしまったのは、失態。(T_T)　リカバーしてたら、日没になってしまうので、やむなく諦めることに…　くそっ、I'll be back!!　（また来るのか？(^^;)）

　次の目的地、新五合目を目指して152号〜富士山スカイラインを突っ走る走る走る俺様。
　ぐわーっ！　これを待っていたんだよー！ 　対向車無し！　当然、前を走る車両無し！　両脇から茂る木のトンネル！　信号なんてゼンゼン無い！　時々飛び出してくるケモノ！（ヲイ）　雲に突っ込んで前が見えない！（ギャー）　攻めるコーナー、抜けるコーナー、気を抜くと突っ込みそう！（…）　ぷはっ、雲を抜けたぞ！夕日だ！！　おおお、山頂がすぐそこに！（みえるような気がする）…
　…久しぶりのノンストップバトル（一人だけど）に浮かれまくって、アドレナリンとドーパミンを延々だだもれしていると、標高2000m辺りで植生がガラッと変わって、…寒っむ〜！！　ヲイヲイ、洒落になんねーよ、これ。
　だかしかし、「こんなこともあろうかと〜」という訳ではなかったのだが、雨を警戒して着ていたレインウェアでかなり助かって、割と快適に2600m地点へゴール！　１０年振りっす！！

　ひとしきり雲海を撮って（昔ならここで登山を始めるところだが、もう、そんな若くない(^^;)）、周りを見回すと…、ををっ、赤道儀を出しはじめている連中が、ここそこに！　あぁ、ここなら、キレイなんだろね。　代え難いよね、観てどうこうでないような“体で感じられるような”キレイな夜空って。まぁ、ワタシも若い頃（^^）は似た様な無茶をしたし、気持ちは判る。　でも、あんたら、そんな軽装じゃ死ぬぜ？(^^;)


　さて、復路。
　御殿場で給油した後、ラクをして東名に入る。　その後は、うひゃうkm/hなので、横浜まで瞬着。　途中、半分寝てたけど。
　だが、ここで終わらないのが俺様。
　出口の料金所で、私の券が機械に噛み込んで、後ろは大渋滞に。　ギャー、オレは悪くないのに〜
　おまけに、その後事務所に連行されて、なにやら色々と手続きしている間待たされることしばし。　悪いことしてないのにー。
　そしたら、お詫びの品を貰えた。（携帯ケース）
　…まぁ、引き分けにしといたろ。急いでなかったし。(^^)


　一日ツーリングにしては、割と楽しかったっす。　普段は鬱憤が溜まる首都圏道路なんで、これくらいやらんと、健全な（？）ライダーマインドを維持できないかもしれないなー、などと思った秋の夜長の月に乾杯。　了



　GSの総走行距離26140km…クラッチがスベルー。　来週調整しよう。　来週な。　それにしても、今月のバイク雑誌（not中綴じの）はR1150GSばっかり〜。　むむむ、良く見ると99ダカールwinnerの雰囲気もあるような、無い様な上部フェンダーカウリング？　むーん。　油圧クラッチは少し羨ましいなぁ。

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990824
散歩に出掛けよう

＜漂泊の人達＞
　先日、久しぶりに買ったオフロード系バイク雑誌『GARRRR』を読んでいて、びっくり。
　去年の暮れ、一緒にオーストラリアツーリングをしたメンバー”teacher”が、アフリカツーリングのレポートを書いていたから。 おまけに、その集合写真には、これまた見覚えのあるヒト達が合計4人(^^;)　相変わらず元気そうですねー。　笑っちゃいましたよー。


＜日頃の行い＞
　最近の私はどーもダメダメらしく、ツーリングの度に大雨に祟られています。
　で、先日も祟られました。(T_T)
　…なんつーか、都会（？）って、夜になると、無性にバイクに乗りたくなるってことありません？　私はあります。
　で、その発作が起きたのが盆休みだったりしたので、歯止めが効かずにそのままれっつごー。　ちなみに、夜０時半。(^^;)
　途中、ファミレスで食事して（この時点で、「なんでこの時間にこんなに人が居るの？！」と田舎者の私はショックを受けている）、少し涼しげな国道をひた走って（「なんでこの時間に渋滞してるのだーっ！！」と、田舎者の私はショックを受けている）…、富士山麓の燈火や満点の星空にうっとりしつつ…、山中湖にて一服。ふいー。　ぶらり遠足にしては遠くまで来過ぎてしまったかな？
　そこで一案。　「折角だから、テーマを持った遠足にしよう。　温泉はデフォルトとして。」と、マップを眺める。　数分後、コース決定。　富士五湖→身延山→梅ヶ島→草薙　である。　テーマは『久遠の絆』縛り。(^^;)　つーても、身延山・久遠寺と草薙神社だけなんですけどね。
　ともあれ、コースが決まったので、リスタート。　…本栖湖周辺で夜が明けたら、今度は雨がぱらつくので、念のためレインウェアを着る。　と、どうだろう、湖に見事な虹の柱が立っているではないか！　数分後に消えたので、極めてラッキーなタイミングで停車したものであるなぁ、とホクホク。(^^)
　しかーし、トンネルを抜けたら、豪雨。(T_T)　付近は雨量によって閉鎖される道路ばっかりなので、久遠寺はそれどころでなく、その前を素通り。　梅ヶ島への抜け道も危険であろうと判断して、大人しく　５２号を南下して清水に出る。　このまま大人しく草薙神社に行くのも癪なので、実家の墓のある寺に、3年ほどサボっていた墓参りに行く。（←なんじゃー、この行動は）　そんなこんなで、墓地で休憩していたら、強烈な落雷・猛烈な豪雨の二重奏が始まったので、寺の軒下で寝転がって仮眠…、うをー、２時間も寝ちゃったよー(^^;)　なんか、途中でゆさゆさと揺らされたような記憶があるのだか、アレは夢だったのか、住職だったのか、それともアレだったのか…（墓場だけに、ヒィィィ）
　雨も止んだので、草薙神社を探す。　…元地元民の癖に知らない非国民なので、ツーリング用の縮尺の大きな地図から推測して捜し回ることに。　地図上だと、県立図書館付近だったので、敷地内に突っ込んでいった所、ガードマンに止められてしまって、テヘへ。(^^;)　ついでに、そのガードマン達に正しい道筋を聞いて（警備会社：『SERIO』のおじさん達、ありがとう！　その胸章が欲しかったぞ！ってのは秘密だ(^^;;;)）、いざ、草薙神社へ！
　…昭和５０年代に建てた鳥居とか、妙に新しい癖に貧乏臭い感じで、“よくある山の中の神社”以上の何者でもない感じでした。　少し、がっかりー。　でも、バイクを止めた所でネコが二匹遊んでくれたので、良しとする。（ヲイ）

　結局、温泉ナシの１４時間ツーリング（遠足だな）になってしまって、物足りないー。
　無茶苦茶疲れたけど、コミケの4時間の方がもーっと疲れたってーのは、なんでだろうなー、と、少し悩んだり、悩まなかったり。




　GSの総走行距離25585km…大雨の中走って、フェンダーがキレイになれども、エンジン周辺は流石に汚いなぁ。涼しくなってから洗お。(^^;)

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990809
　さて、夏本番！　ツーリングに行くべきでしょうっ！！

　…とは言え、こう、連日のカンカン照りと熱帯夜だと、流石にゲンナリして折角の休日でも抜けるような青空がうらめしく感じたりもしようものである〜。　暑いよー、

　でも、そこは気張って、「よっし！　涼しいトコに行こー！！」とバイクに跨がるも、

渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞渋滞…

　箱根まで4時間かかった。　100kmちょいなのに…。　平均移動速度が今までの半分だ。　イキナリへろへろ。　おまけにワインディングも気持ちよく走れないしー。　ついでに、復路はもっと地獄。　あぁっ、あそこで、路肩走行で検挙されてるヤツ、オマエの気持、よく判るぞー。(T_T)

　…こちらに来る前に、（広島のバイク屋で）
「むこう（関東）からこっちに来た人が、『バイク乗りとしては、もう、むこうに行きたくないですよー、こっちに来ると』って、言ってましたよ」
なんて脅されたけど、その言葉が少し判ったよーな気が。
　なんにも考えないで素直に走ったら、楽しめる道路にありつけそうも無いらしい、どうも。　工夫しないとイケナイのね。　むーん。
　と、いうわけで、よーやく、『ツーリングマップル・関東』を買ってきました。　人間、死ぬまで勉強デスナ。(^^)


　さて、ＧＳな記事がまたチラホラ見られるような今日この頃。
　先日のR1200GSなネタは結局ガセで、正しくはR1150GSだったというオチだが、そのデザインは…、うーん、相変わらずぶっとんでてよさげでもあり、タチの悪いツラ(^^)にも見えるし。　R80G/S来の（いい意味での）ダサさ・無骨さをもったキャラクターというものが、現ＧＳに比しても薄まっているような印象ですね、ぱっと見は。　予想通り、Ｓの部品が流用されてるし。（ま、これは合理的）　ナニ？！グリップヒータが標準仕様？　ナンデなんだー？！　…ツアラーなんですか？　ひょっとして。
　で、R1100GS/RRっすよね、うっとり〜。　アドベンチャーなツラがスマートすぎるきらいがあるけど、ボクサーのワークスマシンっすよー、ゲレンデシュポルトっすよー、ひゃっほう！　みたか、Ｓ！（←F650乗の友人(^^) ）　デモでいいからオリオールが乗ってみてくれないかな…。(^^;)

　あ、中途採用で同期ＢＭモト三人組中、唯一別のトコロに住んでるヤツ（R1100R）が、この盆休みに引っ越してくるらしい。　そーなると、三台のボクサーツインが駐輪場に並ぶのである。　なんか、異様かも。(^^)


　GSの総走行距離25020km…ともあれ、無事２万５千km突破〜♪　じゃーん。(^^)

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990718
秋葉までの道は覚えました(^^)

　何処を走っても、“聞いたことのある地名”で、なんか、新鮮デス、最近。
　でも、よく、迷います。(^^)


・秋葉まで行く度に、二台も三台もＧＳに遭遇するなんて、ちょっとヘンじゃないか？！　不自然だっ。　…みたいな。(^^;)　…都会とは、かくもバイクが走っているものなのだな、と痛感している今日この頃。　いや、老いも若きも、ついでに夫婦も乗る人が多い。

・ついでに言うなら、運転が結構乱暴な人が多くて、ついつられているような感じがする。　私も郷に従うか？　…いや、控えるべきだよね。

・ちなみに、広島にいた頃に比べて、街乗りでの平均移動速度が半分になりました。　燃費悪そう…。

・さて、折角横浜にいるので、横浜の動研に行って来ました。　…店の前に3台ＧＳが有りました。(^^;)　しかも一台はMonsterGS。　いかにも新品なＧＳの音を聴いたけど、なんか、スゴイ静かで拍子抜け。　ひょっとしてキャタライザーを入れるとあんな音になるの？

・同期のR1100Rな人が、「R1200GSが出るよ」と教えてくれた。　ガーン。　デュアルヘッドは羨ましいっす。　いや、キットで付け替えるという手もあるけど、ノーマルのバッテリーは弱いから、不安だしー。　少し、悔しい。

・それにしても、秋葉でバイクを眺めてると楽しいね。　割とレアな奴が、汚い状態（ここがポイント）で駐車されてて、結構うっとり。
　でも、ＧＳを引き回すのは大変だー。　重い、暑い。



　GSの総走行距離24620km…暑い。疲れる割に走ってない、というのは、結構ムカつくな。

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990703
いきなりうちとける奴等

　さてさて、横浜にやってきました。

　出発の朝は、日本全国に梅雨前線が停滞しまくっている中での出発。
　覚悟を決めて、レインウェアを着ての出発しましたよ、割と悲壮な覚悟。

　が、横浜までの850km、一滴の雨にも濡れなかった。(^^;)　こんな筈では…
　レインウェアは名古屋で上を脱いで、静岡で下を脱いで、気分爽快。　れっつごー。

　すっかり走り慣れた山陽道・中国道・名神道・東海道、ペース配分も心得たもので、決して○○○km/h以上出さない運転＋200km以内で休憩しても、１０時間かからんかったよ。

　ただ、我ながら意外だったのは、東名静岡〜清水間を走ったのは、今回が初めてだったということに気付いたこと。　勝手知ったる街だった所為だね。（そういえば、山陽道も本郷〜尾道間は走ったことなかったな…） 　いや、車道を走っていたら、学生の頃、地学サークル入り浸っていた部室と天文ドーム（20cm屈折望遠鏡だよな、確か）のすぐ脇を通って、
「あぁ、確か、あの頃、夜中に暗室で現像してたら、高速の音が、ゴーって聞こえたっけなぁ…」
　なんて、思ったんで。　少し、アンニュイ。


　な〜んて、思っている間もなく、日が暮れてびっくりというか。（西日本に比べて、日没が早い！） 「目的地は、まぁ、適当に探せばいいや」 なんて、テキトーに考えていたんで、暗くなってしまって慌てました。　てなワケで、足柄山SAでFIVAを出して、地図をチェックしてＧＯ！　でも、246号に入る前にイキナリ道を間違える辺りが、方向音痴まるだし。(^^;)


　さてさて、新しい職場での同期中途採用者２名と御対面したところ、なんとびっくり、一人がBMW R1100S、もう一人がBMW R1100Rでした〜っ！！(^^;)　私を含めれば、正にＢＭ三兄弟。
　縁とは妙なもんだな、とか本当に面食らったっすよよよのよ。

　ま、ナンバーも横浜ナンバーにしたし、心機一転、週末はこの界隈のお散歩場所でもさがしますかねぇっと。




　GSの総走行距離24456km…この二ヶ月で4500km以上走ってるよ、ヲイ。　ちなみにＧＳのスピードメータの値って、その時の気温によって、真の値±10km/hを指してね？　どーも、そんな気が。

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990619
梅雨前線異常なし

『続・漢の旅』

いや、広島〜横浜間を移動したんですけどね、もー、ずーと雨なんですよ

今年はアレだ、空梅雨だからって、油断したよな。

もー、疲れる、疲れる。　うひーん。

バイク1200km　ずっと雨。

でも、ＧＳは視点が高いので、トラックの巻き上げる水煙の上に頭が来るので、割と安心感して突っ走れるんだよね。

あ、平日の高速道路を走るのって初めてなんですが、休日のそれよりもペースが遅くね？

おまけに、久しぶりに東名走ったら、日本坂トンネルが二つあるしよ〜、びっくり。

もう泣かない

足柄山ＳＡ（下り）に居る猫3匹、疲れた心を和ませてくれるよね。うっとり。

でも、ずぶ濡れ

もう泣かない

そんで、久しぶりに国道一号線を走ったら、なんだか東静岡駅とかあるし、変わるもんですねぇ…

取敢ず、高速のアスファルトは、全面的に吸水性のある奴にしてくれい(T_T)

泣かない






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　GSの総走行距離23495km…もうクラッチが滑り始めたよ。もしかしてＧＳの弱点？それともオレが悪いの？？　あ、GPSやトリップメータと比較したところ、ＧＳのスピードメータって真の値+10km/hを指してるらしいことに気付いた。誰か知らね？

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990607
太平洋はでかかばい

『漢の旅』


バイクにテント、寝袋背負って一人旅

竜馬も見た海を求めてちょっと遠出

アナタとポチ連れてあの頂上（ヤマ）めざそう

途中で横道、温泉にｇｏ！

最後のＧＳからもう60km、いやだわ、戻りのガソリンがもうないわ

でもでも温泉目前、いけいけどんどん

途中の峠でにわか雨、濡れても乾くわ、いけいけどんどん

着いた着いた、露天に打たせ湯、一人で漬かっていい気持

お肌つるつる、漬かり過ぎたら、そのうちぬるぬる

ぽかぽかしながらキャンプ場所まで行ってみれば、自分一人よああステキ

管理人さん家にTELした後は、管理棟でゴロ寝三昧

暗闇の中聞こえてくるのは、沢の音、虫の音、雫の音

ついつい、『With Heart III』 のMP3で“Rain”を聴いてしまうの摂理

この感動をライブで掲示板にと思ったけれど

あれま、DoCoMoが『圏外』でした〜




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…ドコだ、ここは？(^~;)
（GPSも電波が弱くて作動してない…）
しっかし、ホントにガソリン大丈夫かな？　「阻止限界点…、越えました。　コロニーは重力に引かれて地球へ…」みたいな心境がすこしあるんですが


…と、いうわけで、四国４県縦断お散歩ツーリングに行ってきました。…ホントに縦断して、温泉に入っただけ(^^;)

　上の分は、当日の夜にFIVAで書いた奴なんで、非常に呑気。
　実はこの後、雷雨・豪雨・風雨・濃霧の中の強行軍でちょっとへろへろ。
　先月死にそうな目に逢いながら渡った“しまなみ海道”を一瞬で駆け抜けてしまって、ちょいと物足りないとかも、あることにはある。　途中のＳＡで寝たけど。　ぐー。

　寝たりないや、寝る。　ぐー。


　GSの総走行距離21366km…散々っぱら雨天走行したんで、フェンダーの内側がキレイになりました。(^^)

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990530
行った人から夏になる

　（またしても）唐突な思い付きで、『琉球・八重山海路　マリンスポーツで自然と触れ合い旅情編』へＧＯ！　…してきた所です。(^^)

　今回のテーマは、“できるだけ人力”、“のんびり”でしたので、いつものツーリングと少しは違ったものとなるであろう的観測を基に、“いかにも”な一人旅を満喫するつもりで出発しました。

　ま、相変わらず予定もクソも無く出発したワケなんですけどね。(^^;)
　そんな道中記（？）、おヒマな人はどーぞ↓。


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1999/05/20『出発』

「あ、『Feeling Heart』が聞こえる……、、、、はっ！！」

　フェリーのベットで既にまどろみかかっていた私は、聞こえていたメロディが携帯のオリジナル着信音であることに気付くまで数秒を要した。
　慌てて携帯を手にとる。

『おそーい』

「あぁ、スマン。と、どーも、お久しぶり。明日からお世話になります。よろしゅう」

『別に世話しないけどね』

　旧友の口調は相変わらずで、思わず笑ってしまった。

　ここは、鹿児島←→沖縄間を２５時間で結ぶフェリー“なみのうえ”の二等船室（洋室）のベットだ。
　今朝広島を出発した私は、山陽新幹線と鹿児島線（Ｌ特急：“つばめ”）を乗り継いで９時間かけて鹿児島にたどり着き、ようやく沖縄向けのフェリーに乗り込みほっとした所であった。
　ちなみに私、特急という奴に今回初めて乗車したのだが、パーサーが居るということを初めて知って、少し得をした様な気がしたり、しなかったり、まぁ、そんなことはどうでもいいか。


　さて、数時間遡ってみよう。
　西鹿児島駅を出て、私は少し思案していた。
　駅前に建てられたマップには、フェリー乗り場が二つあるのだ。

「どっちだろう？」

　沖縄行きのフェリーが鹿児島港から出ていることは、数年前に実施した『Ｈ２弐号機打ち上げ見物・種子島ツーリング』の際に確認していたのだが、その時のおぼろげな記憶では…、

「確か種子島行きの切符売り場がこっちで…、で、こっちに間違って来た沖縄行きを望む人が慌てていたような…、じゃぁ、こっちか！」

　と、見事な推理を働かして、道路を闊歩する俺様を襲ったのは…

「暑い…、（荷物が）重い…、遠い…、道がわからん…」

　結局１時間程歩いて、いつのまにかたどり着いた切符売り場は…、ビンゴ！(^^)　方向音痴な私でも、たまにはこんなこともあるんだなぁ、なんて少し感心しつつ、涼む。　流石、南国。　いきなり消耗しちゃったぜ。　あー、しんど。（←自分の無計画を反省してない…）


　と、まぁ、こんなんで、ようやく船上のヒトとなった私が、船室でくつろいでいたところ、同室のメンバーがぼちぼち集まってきた。

「こんばんわ〜」

まず、冷蔵庫のごときバックパックを背負った二十前後の青年が扉を開けた。

「こんばんわ〜、ども、よろしく〜。　むちゃくちゃでかい荷物っすね〜。　どっから来たんですか？」

「えぇ、えっと、岐阜から歩いてきました(^^)」

「・・・・・（日本語解析中）、・・・・・・（反応選択中）、えぇぇぇぇぇ？」

　なんでも、彼、高校卒業後にバイトして貯めた金を持って旅に出て、山陰〜大分を経てここに至っているとのこと。　ちなみに、親は北海道で同様の徒歩旅行中なんだそうだ。　彼の道中記は聞くも涙・語るも涙、でも涙あり・笑いありで、なかなか聞き応えのあるものであった。
　中でも、彼の決意を良く示した印象深い台詞が、

「同じ歳だけど、（西部の）松坂投手に負けないようなことしないと！」

　うーん、あがいてる、あがいてる。　頑張ってくれたまえ。

　さて、次に二十代半ばの二人組みが登場。
　神戸出身の彼らもまた、仕事を辞めた後、原付バイクに巨大な荷物をくくりつけてここまで走ってきたのだそうだ。　ついでに言うなら、彼らの道中話はきっちりとボケ−ツッコミを分担して進む愉快千万さで、流石にアッチの人間は違うなぁ、と感心することしきりナリ。（？）

　まぁ、そんなんで、夜は更けていき…、って、まだ8:00PMだけど、みんな寝てしまう。　疲れてるんだよね、みんな。　じゃ、オレも。　お休み…。




1999/05/21『再会』

「冗談みたいな海っすよ〜」

　デッキから見える風景に、同室のＳ氏らが興奮気味に言った。
　私も、まったく同感である。
　碧いのだ。
　海が。
　ここはプールか？　バスク○ンを溶かしているのか？　なんだ、アレは？！
　…沖永良部島の港で、我々は興奮を隠せなかった。


　前日は早くに寝たにも関らず、全員が目覚めたのは朝八時頃であった。
　私はというと、4時半頃に一旦目を覚まして、散歩と軽い朝食を済ませていた。　この時、船は名瀬に寄港中であり、修学旅行の小学生御一行が一斉に下船しており、その喧騒で目が覚めたワケだ。
　連中のやかましさには多少辟易したが、それ以上に仄々していたというか、遠い記憶を呼び覚まされたというか、まぁ、悪い気はしていなかったので、少々寂しくなった気のする船内を探検したりして時間をつぶしていた。

　まぁ、持参したミニノートパソコン：FIVAでメールチェックしたり（←会社から仕事の問い合わせがあるんだよ〜(T_T)）、掲示板に書き込んだりもしたけどね。(^^;)
　あと、PDAの名機：Zaurus PI-6500でお絵描きしたり…。

　そんな、こんなで、時間をつぶしていると…

「デッキ、行きましょうよっ！」

　同室の連中が誘う。
　うむ、オレもそろそろ行こうと思っていたところだと、腰を上げる。

　デッキへの扉を開くと、一気に南国の風情をたっぷり含んだ風と日差しに誘われるようにして、気持足早に階段を駆け登り、最上階：４Ｆの後部デッキに出る。
　遥か彼方に続く航跡、輝く海面には数多くの飛魚が跳ね、海中に透ける日差しが揺れる様が見えて、気分爽快御機嫌上機嫌である。
　例の徒歩ハイカーＨ氏は、歌なんか歌いだしてる。(^^)

　そして昼頃に寄港した沖永良部島で、冒頭の様な、少なくとも我々にとっては“非常識な”海を目にして、オドロキの声を上げたワケである。　あれが海なら、我々が今まで目にしてきた“海”とは何であるのか…、いや、はや、興奮するですたい。

　それにしても、去年の北海道ツーリングの際に乗ったフェリーでは、割とデッキに人が出てきたものであるが、この船では出てくる人が少なかった。　いても二人程度なんで、
「みんな、なんで、この風景を見に出てこないんかね〜、勿体ない」

　ホント、そう思って仕方が無いですよ。


　デッキに出たり、船室に戻ったりを繰返しているうちに夕方となる。
　船室にあったＴＶを点けると、丁度、首里城が世界遺産に推薦されたとかいうニュースをやっており、同室の連中で

「おおっ、我々は時代の最先端を行ってるなぁっ！」

　なんて馬鹿なことを言ったり。(^^)

　さて、日も暮れた夜8:30、那覇港に接岸、下船である。
　一日の道中であるが、一緒だった連中と道中の安全を願いあいながら別れの挨拶をして、タラップを降りる。　沖縄への初上陸。　第一歩。

　すこし歩いて、懐かしい顔が目に入る。

「や、いらっしゃい」

「ども、お久しぶり、お世話になります」

「んー、世話しないけどね」

　まったく、相変わらずな奴である。(^^)






1999/05/22『転覆』

「じゃ、いくぞ。　そーれ、それっ、そ〜〜〜〜」

バシャン、ガボボボボボ

　友人Ｙの楽しげなかけ声をかき消す水音と、ひっくりかえった視界。
　三半器官を全力で働かせて、私は転覆した艇からの脱出を試みた…


　…って、なんのことはない、友人Ｙの提案で、シーカヤックの練習をしているのだ。
　ちなみに、これは、転覆した際の脱出方法〜復帰のやり方を教わっていた所。
　ま、コンタクトレンズをしている私は、自衛のためにゴーグルを付けて臨んだので、水中でも落ち着いて行動ＯＫであり、そんなに恐怖は感じませんでしたけどね。

　シーカヤック、要するに“カヌー”の一種で、某ラーメンの宣伝：『すぐおいしー、すごくおいしー』の犬を乗せたアレである。（正確には、アレの後ろに方向舵が付いたモノ）

　この日は、“台風直前のじっとりと湿ったような空気”の那覇市内、曇り時々晴なんで、イキナリ日に焼けてヒドイめにあうことはなかろう、などと口に出していたら、

「バカ言っちゃいけない。曇りの日に油断して、体中真っ赤にした本土の人が夜になるとうめいているんだぞ」

　などと、有難い忠告があったので、日焼け止めを持って、友人に借りたDT-50（2stオフローダー）に跨がって一路、カヤックショップへ…

「だー、止まらんっ！　ぐわー、スピードがっ！！」

　トルクが無いことは先刻承知なので、常に6000rpm以上で回しつづけ、そこそこ走らせることは出来たと思う。　しかしっ、ブレーキも、エンブレも、思ったとおり効かない恐怖っつーのは、なかなか変え難いっす〜。　なんか、昔の恐怖の記憶がフラッシュバックするっつーか、あー、恐ろしかった〜。(^^;)

　で、海にほど近いショップで着替えて、カヤックをキャリアに載せて、海へＧＯ！
　直射日光こそ殆どないけど、やっぱ、暑いや。
　…にしても…、ラブホ、オフロばっかやな〜、ここ。
　うわっ、水、冷たいよ、今日。　ぶるぶる。

　と、まぁ、海水浴場のすぐ脇で、ばちゃばちゃとパドルを漕ぐ練習をを続ける私。
　時折、友人からアドバイスがあったり、ひっくり返されたり(^^;)、そこからの復帰（セルフレースキュー）の講義があったり、別口でカヤックをかついできた人と話をしたり（→このあと海へ…、えー？！）、船が近くを通る度にそれの作る波に揉まれて恐怖したり…、と、のんびり過ごしました。　あんまり上達しなかったな。

　この後、カヤックを引きずってショップに戻り、手入れをした後、シャワーを浴びて一休み。　別口でツーリングに出ていた人達が合流して、スイカ（むっちゃくちゃ美味しい！！！　ナニ、これ？！）を貰ったり、“沖縄の価値観・食生活”とかなんとか色々と面白い話を聴かせて頂きました。　ま、私は取敢ずツッコミ役でした。(^^;)

　再びバイクに跨がって、Ｙの自宅に戻るのだが、途中、晩飯代わりに立ち食いそば屋に寄った。　“沖縄そば”とやらを注文する。

「大阪のうどんの汁に、名古屋のきしめんを細く・硬めにした奴？」

　乱暴な表現だが、我ながらピッタリだと思う。(^^)　おいしいですよ。
　足りないので、稲荷ずしを追加して、満腹。


　さて、夜になったが、やることがない。
　で、友人の持つサターンが出てくる。
　『ギレンの野望』、『サクラ大戦２』、『街』のさわりをする。　面白いぞ、オイ。
　ちなみに、私の大神は100％“硬派”ですよ、当然でしょ。(^^)
　って、オキナワくんだりまで来て、ナニやってんだか、ヲイ。(^^;)


　この日は、翌日のこともあるので、早めに（0:20）寝る。　ぐう。






1999/05/23『グラン・ブルー』

「うそくせ〜ぞ〜、この色はよ〜っ！」

　珊瑚礁の白い砂浜と、透明度の高い水、原色の魚が泳ぐ海を前に、声を荒げざるえない私であった。　


　ここは、沖縄本島・泊埠頭から連絡船で１時間程度の所に浮かぶ、慶良間列島は座間味島・古座間味ビーチ。
　何の計画性もなく埠頭へ出向き、連絡船に飛び乗って着いた座間味港で、目にはいった最初の民宿に荷物を置いて、乗り合いバスをつかまえてビーチへ来てみれば、先客が２０人ほど。
　ちなみに、このビーチ、1km弱あります。　で、２０人。　この快適さ、判ります？

　ま、兎に角、売店でビーチパラソル(￥1000)をレンタルして拠点を確保、シュノーケリング三点セット（￥1000）をレンタルして、サンゴの海へGO!(^^)
　って、シュノーケリング初挑戦なんですが、私。(^^;)
　その前に、海で泳ぐのって、6年ぶりなんですが、私。(^^;;;)
　ま、泳ぐのは得意（の筈）だし、腐ってもPADIのＣカードを持ってるし（←役に立たん）、テキトーにやる。　出来る。（当たり前）

　それにしても、まー、キレイなことといったら、なんちゅーか、まー、まいった。　バリとかの比じゃないよ、アレ。　透明度がケタ違い。（←少し言い過ぎ？）
　売店で思わず水中カメラ買っちゃったよ。

　ただ、やっぱりというか、水が少し冷たいので、スキンダイブだと潜水時間が苦しい。　せいぜい１分半が精一杯だったかな？
　でも、ま、深いところでも5mあるか無いかの水深なんで、スキンダイブで充分な所デス。　つーか、装備背負ってのたのた潜ってる連中の所までダイブ〜、くるくる〜、するする〜（←？）なーんて茶化しながら水中探索を楽しみました。　性格悪っ？

　さて、水が冷たいので４０分も海に入っていると寒くなる。　仕方なく一時間程浜辺で暖をとるのだが、そんなことを繰返している内に日焼け止めを塗り忘れた場所が日に焼けてくる。　まずいなぁ。　明日が恐い。

　ふと、横にいた友人が、

「あのさ、セリオってナニ？」

　…そうか、オレのＨＰを見たのだな。　よかろう、とくと説明してしんぜよう。(^^)
　で、

「ふーん、パソコンに名前をつけるくらいだから、余程好きなんだね〜」

　な、なんだ、その含蓄のあるリアクションは？！
　て、貴様のLinux端末三台が、“ハーロック”、“エメラルダス”、“メーテル”なら同類じゃないかっ！(^^;)


　そうこうしている内に午後4時頃になると、（夕方の便で殆どの連中が引き上げてしまい）…ヲイ、プライベートビーチになっちまったぞ。　マジに。
　先刻までは、シュノーケルを残して生き埋め（土とんの術！）にされてる連中とか騒がしかったのに、一気に静かになって、海辺独り占め！（あ、友人も居るぞ）
　今の時期は例年空くらしく、おまけに沖縄地方は先日梅雨入りしたのだから、この状況は当然といえば当然なのだが、気象庁の思惑に反してカラ梅雨なんで、我々はラッキーなんでアル。　こんなこともタマにはあるさ。(^^)

　宿に戻って、シャワー浴びて、夜風で涼んで、夕食。　あー、美味しい。

　じゃ、寝るか。
　あ、背中がヒリヒリしてきた…、ぐう。





1999/05/24『谷間』

「４５点」

「え〜、何点満点で？」

　なんか、図らずもどっかで聴いたことがあるやり取りになってしまったが、私はせめて７５点を上げたいんだが、あの谷間には。　小麦色の肌に馴染む黒いセパレート、そして寝返りをうつ度に寄せられ、圧迫される谷間、良いではないか、なぁ？(^^;)

　などと、論評してる我々も、ビーチ２日目。
　あれだけ潜れば、海底の地形もほぼ頭に入って、遊ぶポイントも掴めて、一層楽しくなってくるものである。
　私も、エントリーのコツが判ってきたので、エントリーでムダな体力を使わずに、水中で楽しむ時間も増えて、より楽し。

　なーんて、言っている内に、連絡船の時間になってしまって、撤収。　名残惜しいなぁ。
　ま、丸一日の滞在ながら、充分のんびりできたし、楽しめたし、良い、素晴らしい、ブラボーな島と言えましょう。　こりゃ、現地に居着く人がいるのも判るわ。


　さて、非現実的な島を後にした私は、泊埠頭の宮脇書店で『沖縄・離島情報』を買う。　この時点で、明日以降のスケジュールを決める。　よし、西表島だ。


　この夜は、ＪＳＤＦ御用達（？）の店で晩飯。
　ニンニクの串、すげー美味しいけど異常に量の多い上牛タン、すげー美味しいけど異常に量の多い○○○（名前忘れた、牛の横隔膜）、すげー美味しいけど異常にでかい肉のカタマリの入ったスープで、すみません、食い切れませんでした。(T_T)




1999/05/25『目眩』

「あ、暑い、ここは…、一体…」

　荷物を背負い、路を歩き続ける私。
　もう、どれくらい歩いただろう。
　道すがら、どこからともなく中国語の放送が聞こえてくる。台湾の放送だろうか…。


　…なーんて、この時は、アレだ。　西表島に行く為に、沖縄本島から石垣島に飛行機で渡って、港までの道を歩いてたんですけどね。
　空港からタクシーで600円位とあったが、近くに路線バスが通っているということで、金をケチって空港脇の道路をスッタカ歩く俺様が１５分後に停留所の時刻表で見たのは…、

「つ、次のバスは一時間後？！」

　ガーン

　まるで、雅史に「僕は地平線が見たいな」と言われた時のようなショックに打ちのめされる俺様。
　沖縄本島よりも力強く照りつける、最早圧力を感じるような石垣島の日差しに既に半分やられていたのだろうか、思考がおかしくなってきていたようだ。

「このままここで一時間待つ位なら、港まで歩こう。　ほら、あそこに港まで3.5kmってあるじゃん」

　…結局、ちゃんと歩きました。　暑い〜。　でも、地図も見ないで、ちゃんとたどり着いたよ、ははは。


　で、西表島行きの連絡船のチケットを買う。　一休みしたらすぐに乗船の時間となる。　…おおっ、早いぞ、この船、80km/h位出てない？　おおお、揺れる、揺れる。　おおっ、跳ねる跳ねる。　楽し〜♪(^^)

　で、西表島・大原着。
　さて、宿を決めないとな…、お、素泊まりで一泊￥2000の宿みっけ、ごめんくださーい
「・・・・・・」

「もしもし？」

「・・・・・・」

　おばぁちゃん、反応してよ。
　後で聞いた話、

「外人かと思った〜」

　だと。
　そういえば、私、海賊ルック＋もう一ヶ月ヒゲを剃ってない＋サングラスであった。(^^;)

　ま、大部屋で6人雑魚寝とはいえ、宿を確保したので、島の探索に出る。

「むこうにある南風見田の浜が見えるところまで行ってみよう」

　例の如く、距離も確かめずに歩きだす。
　てくてく・・・誰もいないなぁ
　てくてくてく・・・・暑いなぁ
　てくてくてくてく・・・・・歌でも歌うか
　てくてくてくてくてく・・・・・『Feeling Heart』、『それぞれの未来』を歌い終えたのに、誰にも会わないなぁ
　てくてくてくてくてくてく・・・・・・今の状況に一番似合わない『Powder Snow』まで終わってしまったぞ
　てくてくてくてくてくてくてくてくてく・・・・・あれ、なんか、上り坂じゃない？先刻から…
　…帽子すらせず、ジーンズのままで歩きつづけて４０分、遂に諦めました。　自転車ならまだしも、徒歩ではむしろ辛い下り坂の復路のことを考えたら、無茶はできないデス。
　でも、引き返して暫く行った辺りで、

「うをっ、め、目眩いが…」

　やばい、なんか、内臓も変になってきた。　日射病だ。　でも、水も無いので、先ずは休む。　数分じっとして、後は気合いで宿まで戻る。　宿から50m程手前に来たところで、いきなりスコール！　危なかったぜ、ふいー。

　ある程度回復したところで、観光ガイド『南風見 ぱぴよん』にTELして、明日の『仲間川　カヌーツアー』の予約を入れる。

　さて、もう夕方4時過ぎ。
　ホントは、自転車でもレンタルして、この先にあるという温泉に行こうと思っていたのだが、炎天下の散歩で体力と時間を浪費してしまって、もう今日は時間が無い。　仕方ない、明後日に実施するとしよう。　結局、移動だけの一日になっちゃったな。

　と、なれば、後は飯を食って寝るだけ。
　近所に一軒有った食堂（つーか、飲み屋）に行く。　一人で食ってると、そのうちに地元の人もやって来たのだが、なにやらママに説教されてるぞ。(^^;)　なんか、アットホームっす。

　日が暮れて、宿でくつろぎつつ、久しぶりにメールチェックしたり（オイオイ、また仕事関係のが来てるよ）、その返信を書いたりしていたら、少し虫が増えてきたので、少々風通しが悪くなるのを承知で入り口を閉める。（窓は勿論網戸なので、全開）
　蒸すな〜、なんて思っていたら、妙に部屋の中を飛び交う虫の数が増えてきた。
　あまつさえ、数匹のヤモリが壁を這い回り虫を食いまくっている。
　網戸を見れば、びっしりと体長1cm程度の羽虫が！　四方の網戸全てに！　そして、サッシのすき間からモリモリと室内に侵入している！　そう、まるでＢ級ホラーのように！　思わず目眩いが…

　結局、電気を消して、窓の外の連中が去るのを見はからって、今度は室内に残った奴を掃除機で吸いとって、後は暗闇で過ごしました。　げんなり。　暑いし。　夜半過ぎには蚊も来るので、さらにげんなり。　同室の奴がいびき＋歯ぎしりと器用な奴で、おまけに一晩中続けるマメな奴で、もう、げんなり。

　あ、子供の頃から見ていた、不定期連載の夢を見たな、この日は。　年々、設定が細かくなっていくような気がするけど、この類いの夢を見るときは疲れているときなんで、気をつけねば…

　ま、かなり不快な夜だったことは確かである。　翌日のカヌーに望みを託して、…ぐう。





1999/05/26『南へ…』

「も、もう、半分は過ぎましたよね？」

「あぁ」

「そうですが、よ、よかった〜、もう、手首が痛くて…」

　半分泣きが入ったような状態であった。
　初めてのカヤックツーリングである、もう、二時間近く休み無しで漕いでいる。
　今日は朝から仲間川を、ガイドに連れられて登っている。
　この仲間側、川というよりも、極端に深い入り江といった感じで、海抜０ｍが河口から10kmも続いているという川なのだ。　従って、干潮時には水が下流に流れ、満潮時には逆流する。　ちなみに、今は干潮時。　流れに逆らって登っている。　あー、しんど。

　はて、さて、ここは西表島である。
　西表島といえば、イリオモテヤマネコとマングローブである。
　そして、ここは水辺。
　当然、川岸はマングローブの森である。
　ホントに、マングローブだ。
　おまけにカヤックなので、マングローブの作るトンネルをくぐったり、泥に刺さった種の様子も見れます。
　そして、干潮で現れた干潟でせわしなく踊るシオマネキ（カニ）達やハゼ達の様子を目前で眺められます。
　カワセミも近くまで来ます。
　遊覧船の連中は絶対に見ることができない、こういった生態系を間近に眺めながら、私の頭の中ではＮＨＫ・『生き物地球紀行』のテーマソングと解説が勝手にプレイバックされていました、いや、マジに。(^^;)

　に、しても、パドリングがしんどい。　右手首のひねりがおかしかったらしく、6km程漕いだ辺りから鈍い痛みを感じるようになってしまい、冒頭の泣きが入ったというか。(;_;)

　遊覧船に８隻程追い越され、その度にその波にもまれつつ、遊覧船の乗客に愛想をふりまいて(←悲しい性ね)、8.5km上流の船着き場で休憩〜。　ふいー。

　ここでガイドの山本さんと雑談しながらお昼ご飯。
　その間も、色々な野生動物（ちゅーか、全部天然記念物だ）とニアミスがあり、ホントに西表島に居るんだな〜と、実感。
　ついでに、人生について語り合うことしばし。(^^;)

　さて、食事も終わって、二人しかいないことをいいことに、ジャングルへ上陸。＜以下、削除(^^;)＞

　その後、再びカヤックに乗り込み、更に上流へ。
　もう、ここは遊覧船では入ってこれない水深なんで、カヤック様々である。
　マンゴーみたいな野生の果実をパドルでたたき落として、食す。　ん〜、普通。(^^;)

　さてさて、川下りである…、って、あ〜っ！　満潮になってるぅ！　水が逆流してくるぅ！　うえぇ、おまけに向かい風だ！
　割と悲壮な覚悟で漕ぎ出す私であったが、

「あれ？　楽に漕げてるぞ？」

　なんの事はない、午前中に調整したラダーペダルの位置が悪くて、艇をしっかりホールドできていなかった為、上半身を上手く使えないまま漕いでいたので、なかなか進まなかったことに気がついた。　午後、艇に乗り込むときに再調整したのが効いてるらしい。
　要するに、力を入れ具合、抜き具合がなんとなく判り、きっちりと進むようになった。　こうなればこっちのものである。　いけいけどんどん。
　割といいペースで河口まで来て、再上陸。　御苦労様でした。

　この後、ショップで一休み、雑談。

　で、このショップに居たもう一人の店員さん、なんと友人の友人で…

「じゃ、夕方にパソコン直しに行きます」

　てなことになっていた。(^^;)
　西表島まで来て、ナニやってんだ、オレは？

　西表島は、まぁ、パソコン持ってる人はいるけど、Macが多いらしく、彼女の様にWindowsを使っていて、なおかつ不具合を見れる人が居ないとのこと。
　障害の概略を聞くかぎり、最悪インストールのし直しなので、多少うんざりもするが、まぁ、（まさに）乗りかかった船であるので、出向く。
　ちなみに、彼女、東京出身の元保母さんで、カヤック運んでの一人旅って趣味が昂じてここに移り住んでいるらしく、その方面では有名な人（らしい）。
　さて、パソコンを前にして十分なツールも無くチェックしていくので、割としんどいのだが、幸いインターネットに繋がっていたので、ツールをダウンロードしながら作業する。
　結局、不安定となる操作がほぼ確定したので、それを回避する手法のアドバイスで様子見ということにする。　日本最南端・最西端でのWin95再インストール記録所持者（推測）になりそこねたのはくやしいが(^^)、まぁ、よしとする。
　ついでに、FDで主要データのバックアップを取れる環境を設定して、お役御免となる。
　報酬として、夕飯を貰い、翌日は自転車を借りれることとなった。　ラッキー♪


　宿に戻ると、同室の連中がテラスで談笑してたので、混ざる。
　やっぱ、一人残らずヘンな連中だよ。(^^)
　でも、普段我々が“当たり前”と思っている所で悩んだり、その解決方法が突飛だったり、極端だったり、そして基本的な価値観が違うんだな〜、みたいなことを感じたり。
　で、その場での共通認識、

「人生に疲れた人は南へ、犯罪者は北へ」

　これって、新説かな・(^^;)


　この夜は、羽虫が全然居ない上、風もあって涼しい。　割と快適。　蚊は相変わらずなので、毛布にくるまって寝る、ぐう。






1999/05/27『バス』

「クソッタレっ！！　バカヤロー！！！」

　我が身に起きたことを認識し、硬直、そして振り返り、叫んだ。
　しかし、そのバスは遥か彼方に走り去っていた。

「ばかやろーーーーーー！！」


　…あー、ムカツク。
　えっと、この日はですね、自転車を借りて温泉まで走って行ったワケですよ、雨の中。
　朝、起きたら、雨が降っていたんですが、時折止むのでその合間を縫って出発したのはいいが、それでもやっぱりスコールの雨圧には耐え切れず、木陰で雨宿りしながらの道中、まぁ、これはこれでいいかな…なんて、呑気に走ってましたよ、ええ、最初の内は。
　道中、クイナを3回も見掛けたので、この調子で山猫も見れないかな〜なんて、考えている余裕も、道程を半分過ぎたあたりから無くなっちゃいましたよ。　しんどくて。
　折角借りた自転車ですが、案の定、私の体格と合わないので、妙に辛い。　せめてサドルの高さを15cm程上げればマシになるのだが、工具も無いので、殆どスクワットの如き姿勢で走り続ける。
　で、例の如く、雨、向かい風。

「温泉、温泉、日本最南端の温泉」

　それだけを念じて走り続けました。(^^)
　しかし、この日の内に沖縄本島に戻ることにしているので、その連絡船の時間も迫っている。　ゆっくりしている時間なぞ…、全然ない！　ので、鞭打って走る、走る、走る…
　で、温泉へ到着。　屋内、露天、ジャグジー（！）、プール（！！）、一通り入って、はい、おしまい。　あぁ、風情が無いなぁ(^^;)

　復路も必死で走るぞ！　と漕ぎ出した瞬間、脇を通過したバスに泥を浴びせられたんですよ、もう、右半身、泥まみれ。　ギャー。　で、冒頭の叫び。　ギャー。

　でも、時間が無いので、そのまま、走る。
　でも、島なので、坂道が多くて、思わず下車して押してしまう。　少し、負けた気がして、悔しい。
　通りすがりのバンのにーちゃんが、乗っていけってジェスチャーをしてくれたりしたが、思わず、ニヤリと笑って、へーき、へーき、この先の下り坂が楽しみ〜♪…、などとカラ元気で断ってしまって、また、汗を流しながら坂を上る登る昇る…(T_T)

　しかし、今度は雨も無く、追い風だったこともあって、往路よりも２０分短縮して港に到着。
　２０分ほど余裕があったので、再度、宿に行ってシャワーを貸して貰う。　よし、スッキリ。
　サラバ、西表島。　連絡船に乗り込む。　寝る。　ぐう。

　で、石垣島。　飯を食う。　実は次の飛行機まで少し時間が有る。　今日は涼しい。　２５℃くらい。　魔がさす。

「行きと同じように、飛行場まで歩いていこう」（←バカ）

　途中、博物館に寄ったりしながら、飛行場まで歩く。　でも、涼しいので、割とラク。　時間ピッタリに空港に着く。　見事だ。
　飛行場、この日は５月の嵐で便が遅れまくってる。　仕方なくデッキでＴＶを見る。『エイトマン』（←タイトル、うろ覚え）とやらをやっていた。　シンジくん系統の主人公に寒いぼ。　お姉さん系統のヒロインはいいね(^^)

　さて、あっと言う間に、那覇。
　再度、友人宅に転がり込む。
　夜、ケーブルテレビを見ていると、なんちゅうーか、『エヴァ』でシンジ君をモテモテにしたみたいなアニメ（タイトル忘れた。副題に脱力した記憶アリ）に悶えて、その後でやってた『デビルマンレディ』で予想外の出来の良さにほえ〜、としていると、『To Heart』が始まって、びっくり、みたいな。(^^)　おまけに、エンディング曲が別バージョンの奴で、なんか、得した気分。　ヘタだったけど。(まぁ、作り声だし)
　だから、沖縄くんだりまできて、ナニしてんだよ＞オレ

　などと、リゾートモードから切り替わりつつ、とっとと寝る。






1999/05/28『完了』

「おニイさん、しばらく見なかったから、みんなで心配してたのよ〜」

　飛行機で戻り、旅も終わったその足で入った食堂。　そこのおばちゃんにこう言われました。
　なんか、恥ずかしいような、うれしいような。(^^)


　しりすぼみだが、これにて、終わり。　ちゃんちゃん。




　GSの総走行距離20582km…そういえば、2万km突破！ぱふぱふ〜、ドンドンドン。は〜、きもちいええわ、こいつ、やっぱ。　次は、こいつでツーリングっすね、よし！

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990505
一騎夜行

　「バイクの無い休日というものが、こうも味気ないものであったとは！」
　ひたすら、これを痛感したＧＷでした。

　ツーリングはおろか、買い物に行く気も起きず、ゲームやって、WEBにつないで、マンガ読んで、寝て…、最終的には、午後５時に目を覚まして、
　
　「夜か…、ふふふ、狩りの時間だ」

　などと言いながら、コンビニに食料を調達しに行くような、不健全極まりない暮らしに陥ってしまい、「あぁ、私にはバイクが欠かせないモノになっているのであったとのことよよよ」と、今さらのように認識しましたです、ハイ。

　で、昨日（昨夜）、「お、雨が止んでる。月がキレイじゃん…」いつもの私なら、ここで月見ツーリングに繰り出す所なのであるが、僕はピアノが弾けない、じゃなくて、バイクが車検でない…、そだ、でも、自転車：“黒龍号”が居るではないかっ！　おりしも、自転車ツーリングに最適なコースが、ついこのあいだ発生したところではないか！　などと、よくわからない熟考の上、５月５日に日付が変わるのを待って黒龍号と出発しました。

　てなわけで、『本州四国連絡道路・尾道-今治ルート・通称“しまなみ海道”（突発）自転車ツーリング』を終えた所です。

　出発した時点の“しまなみ海道”に関する知識は、
(1)自転車で走れるらしい（←ニュースでやってた）
(2)尾道から入って、今治に着くんだろう（←あたりまえ）
(3)確か全行程20km位だった？（←ニュースで言ってた様な気がする）
　のみで、当然、コースもクソも知らない。　でも、まぁ
　「島を橋伝いに渡っていくんだから、最悪、海岸沿いを走ってれば、橋に当たるでショ」
　的な楽観思考を基本として、地図すら持たない私は…
(a)いきなり、尾道で迷う
(b)“しまなみ海道”とサイクリングロードはゼンゼン別のものであることに愕然する
(c)尾道迄の15kmと併せて目処を立てた「三時間で着く」計画に沿って、三時間休憩無し。（でも行程半ばで呆然）
(d)“しまなみ海道”、“今治方面”という自動車用の道路標識に釣られて、島の中を右往左往する私。自転車には拷問の山越えにHP削られまくり。
(e)ちゅーか、サイクリングロードも、橋を渡る度に激しい高低差があって、ムキになって走ってたら、HPが大暴落。
(f)そんなことを言っている内に、膝にガタが出てきて、辛くなってきた。
(g)おまけに寒いから、手がかじかんで、ズボンのボタンすら外せない〜、ピンチ。
(h)あぁっ、夜が明けてしまった…
　…、てな塩梅で、しんどいことになってしまいました。　最初の3時間は、（平地なら）アベレージで30km/m近く出ていたのに、6つ目の橋を渡る頃には、橋の傾斜すら冷や汗をかきながらで、もう、フラフラ。
　ここで、往路でこれだけ消耗してしまっては、復路は絶望的〜と判断し、やせ我慢も最早これまでと、フェリーに乗って戻ることを決定。　でも、一番近場の“今治-三原 国道フェリー”は先日廃止になったばかりだし〜、ということで、近場のコンビニに駆け込んで地図を見る私。　で、コンビニ弁当で腹をこなしたあと、すぐそばにあった竹原行きのフェリーに飛び乗って、爆睡するも、疲れすぎていて眠れない。　それでも、HPゲージが1/3程度には回復。

　よーやく本州に戻れて、朝の海岸沿いを快走。　途中、釣りする人々を眺めながら防波堤に座ってたこ焼きを食ったりして和みつつ、アベレージ25km/hで走り続け、よーやく9:45に出発地点に到着、トータル125km(位)、あー、疲れたのことよ。

　それにしても、昼間に、コースを知ったうえで、ペース配分をして＋あのムダな山越え・道に迷うを省いて走ったとしても、家族連れのサイクリングには辛いんじゃないかな、的な危惧もチラホラ。　どうなんでショ？

　結局、行程（ルート、高低差）を勘違いしてたのが主な敗因で、他にも反省すべき点がてんこもり、いまひとつワケの解らないツーリングになりましたが、途中（深夜、山の中）でくじけそうになるも、最後まで完遂（フェリーでワープしたけど）できて、少し自分を誉めたいワタシなのでした。(^^)

　あ、夜の海面に照る月や、橋から眺めた波間にうねる光なんて、「えいえんはあるよ」的な幻想さで、非常に良かったです。(謎)(^^)（まぁ、こんなことを考えていたのは、まだ余裕のあった最初の内だけですけど）


　GSの総走行距離19912km…つーか、車検で伸びようがない。ついでに、今さら納税通知が来ても遅すぎ。　車検が出来た連絡が来たけど、お金が無いので、この週末に受取に行こう。　楽しみ。

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990424
日頃の行いが悪かったのか？

　ぐわーっ、大失態〜〜〜！。
　ＧＷなのにっ、
車検でバイクがない〜〜〜っつ！！
　ちくしょ〜〜〜〜っ！
　こうなったら、ＧＷ全部、雨降っちゃえ〜〜〜〜！(^^;)
　はぁはぁ、トホホ。

　てなわけで、バイクを置いてきたところです、今。
　ざっと見てもらった時点で、前輪タイヤ交換、後輪ブレーキパッド交換なんで、こりゃ、１０万は下らんなぁ、痛恨。

　いや、折角、年末の強化合宿(^^;)のメンバーから、ＧＷ合宿ツーリング（別名、アウトドア飲み会、いや、廃屋巡りなのか？）のお誘いがかかったのに…(T_T)
　仕方ない、ＧＷは自転車ツーリングでもしようかなぁ…

　代車のTDR125で40km程走ってきたけど…、心細すぎるっ！　店の人が「思ったより走らないですよ」と言った通り(^^;)　排気量で先程まで乗っていた奴の1/10だしねぇ。　いや、でも、７年前までは同じ排気量に乗ってたじゃないか！って気合い入れてみたものの…、幹線道路じゃダメだ、降参。(T_T)　すっかり軟弱になってました、私。
　ついでに、原付おばさん連中の無謀さが、よーくわかりますね、一緒に走ってみて。

　昨夜、ふと思い立って、MTBを繰り出して誰も居ない深夜の街中を疾走してみました。　ついでなので、昼間はできないようなこと（ex.駅の階段走行、幹線道路の歩道橋走行、車線・信号無視、etc...）をしまくって、なんか、いい汗（？）をかきました。　でも、疲れたデス。(^^)

　GSの総走行距離19912km…クラッチワイヤーを修理したっす。気持ちいーっ！　前輪浮かしーの、後輪滑らしーの、コケそーになるの、雨でズブ濡れ〜の、トホホ（…アレ？）

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990404
春爛漫・漂泊の思い止まず

　懸念だった事柄が少しずつ片づいてきたし、天気もいいことだし久しぶりにカール君（バイク）を洗車しましたよ、今日は。　実に８ヶ月ぶり(^^;)　うん、色男になった。（＾＾）
　まぁ、汚くては走行に差し障りのある部分（ミラーやメータ類）と、ステンレスマフラー部など、日ごろからなんとなくポイントを押えて磨いていたので、ぱっと見の印象はあまり変わらない感じで、少し残念。
　…などと、部屋の前の桜の下で、『Feeling Heart』を聴きながら気分良く洗車していたら、赤ちゃん連れの家族一行が来て、桜をバックに記念写真を撮っていきました。
「あぁ、何て平和なんだろう、日本ってば」
　あまりののどかさに、ほえほえしてしました、私。（意味不明）

　ついでに、年末ツーリングから放置していたブーツも、（公約通り）ようやく洗いました。　こいつは、流石に見違えましたね、酷かったから。
　オーストラリア特有の赤土が、ホースの水に流れていく様を見て、少し、あの時の苦行（？）を思い出しましたよ。　うっ、少しげんなり。(^^;)


　あと、ついでに黒龍号（MTB）もメンテしました。　こいつはいつも部屋に入れているので、部屋の掃除をする度に磨いてはいたんですが…　油断してたら錆が出てきてるではないかっ。　アルミフレームだから錆とは無縁だと思っていたんですが、チェーンは錆びるよね、忘れてた。(^^;) 　てなわけで、久しぶりにバイク乗りの部屋らしくCRCの匂いに溢れた玄関、ゴムの匂いが染みついた指先な状態です。　あぁ、ツーリングに行きたくなってきた…。


　そうか、ＧＷの予定を立てないとイカンなぁ、そろそろ。　と、言いつつ、今年は事情があって多分ダメっぽいので、５月〜6月に何か予定を立てようと思う。　さて、どこに行こうかな…



　GSの総走行距離19475kmぐらい…さぁ、２万キロが目前だ！　でも、クラッチワイヤーが伸びきってしまったぞ。クラッチ滑りまくり。　しかも車検も目前だ。　一体いくらかかるんだろう、カール君（GS）の車検って…

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990220
正月豪州自動二輪車旅団後始末

オッス、オラ、[Ti]

どもーっ、オラ、[TiN]

ところで、どうして貴方がコアラなんですか？

そういう貴方はカンガルーじゃないですか？

……………

……………

と、まぁ、ここまで読んで、「あ、まだ更新していないのか」って、前のページに戻る人って居るだろうな(^^)

わざとやるなよ、そういう性格の悪い悪戯

あんまり害の無い悪戯って、思い付いたらやりたくならん？

まったく、いい歳こいて…

……………

あ、ムカついた？

…歳といえば、前回のツーリングに行った時のことだけど…

やっとバイクの話かい

その時だけど、メンバーの中で私が最年少でした、またしても

いい歳なのにねぇ

ま、それは事実だけど、気持は若いんだぞ

でも、他の人たちのほうがよっぽど若かったね(^^)

それは、言えてる(^^)

体がついて来ないね、でも、流石に

その辺は普段の心がけの問題ですよ、多分に

ま、そうだね

そういえば、このツーリングで一緒になった、“軍曹”（陸上自衛隊の人）がね、私と同じＧＳ乗りでね、妙に話が合いましたよ

私より半年以上後に買ったのに、既に２万km走ってるってんだから、異常ですよね(^^;)

週末しか乗らないんだから、この数字はスゴイ。感服

あと、現地で通訳してもらった女性の旦那が、やっぱりＧＳでね、うーん、ＧＳの密度が高いぞ的なメンバーでしたね

まぁ、ＧＳといってもＲ１１００だから、生粋のオフロード乗りからすれば、邪道かもしれないんですがね

まぁ、それは言えるね。　私もこのツーリングで、少し認識が変わりましたよ。　生粋のオフローダーなら、ここまで自然の中に切り込んで行ける！みたいな

なんか、パーワードスーツ的な感覚と申しましょうか、人馬一体と言いましょうか、“旅”と言う感じじゃなかったですよね

瞬間、瞬間はそうなんだけど、結果として旅になっているってのは、オフロードの醍醐味ですよ、アレは

じーん

あ、思い返してる？

前回書いたツーリングレポートに写真を貼り込んでね、割といい感じなんですよ、これがまた

このＨＰ、容量不足だから写真をＵＰできない（99/02/19現在）のが悲しいね

いや、まったく

アルバムめくってて気付いたのは、今回のツーリングはハードだったから、停車した際に撮る写真が異常に少ないんです

あぁ、風景写真が殆ど無いね

代わりに、走りながら写るんですで撮った奴が異常に多い

妙にダイナミックなのが多いと

ツーリングで知り合った人に送ってやると、「どうやって撮ったんですか？」って聞かれる(^^)

「走りながら撮ったんです」

そのまんまや〜(^^)

あと、そんな人達とメールでやり取りしていると、私に対する印象がまちまちであったことと、その変遷が楽しい

どんな？

「お坊さんみたいな[Ti]（仮名）」、「剣道をやっていそうな」、「中身がチガウ[Ti]（仮名）」、「実は人でなしの[Ti]（仮名）」、「ぜんぜんわからない[Ti]（仮名）」とか

まぁ、四六時中一緒に居るとはいえ、一週間じゃ、そんなもんでしょうね

ま、私も他の人をしっかり認識できたワケじゃないしね

アリスちゃん（仮名）は？

萌え〜っつ！！

お約束ですね(^^)

ははは、ま、半分マジということで

閑話休題

ツーリングの後始末が実はまだ終わっていないんですよ

恐怖のブーツをまだ洗っていない

舐めたら塩っぱそうだね、これ

汗もあるし、海の塩水も浴びたし、あと沼地も走ったし

正月以降も、防寒ブーツ代わりに履いてるから、少しずつキレイになってきたんですが

早く洗えよ

いや、他の人も、まだ洗ってない人いたよ。　春まで待つ、とか言って

オマエのことか？

オレだけじゃないってことで

ヘルメットは？

一応、拭いたけど、やっぱ水洗いしないとダメかな？

ダメです。　黄色いじゃん、この辺り

雑巾で拭っても取れないんですよ

だから、洗えって

あ、そういえば、オキニイリのクジラプリントのＴシャツ（友人のハワイ旅行土産）の襟のところが黄色くなって、洗濯しても落ちないんですよ

これは悲しいね。　靴下なんかは、割と諦めがつくんだけどね

あ、靴下で思い出した。　２月に入った頃から、脚の裏の皮が一斉にずる剥けてびっくりしましたよ

ホント、なんでだろうね

炎天下で一日中ブーツをはいて蒸れまくった日々なんで、傷んだ表皮が脱落したのではないかと推測しているのですが

正に脱皮だもんね、オドロキ

寒いから、表皮を残して脚が引き締まったみたいな感覚があるんですよ

ま、今年は総じて暖冬だけどね

でも、しっかり雪は降ったね

しかも、遅刻しそうな日に限っての積雪なんで、悲壮な覚悟で自転車に乗りましたよ

なんか、周りでは慣れないアイスバーンで車はボコボコだし、御老人は滑ってこけてるし、子供ははしゃいでいるし(^^)

でも、ＭＴＢって、案外雪の中でも走れるのね。以外でした

重心が高いのがアレだけど、結構安心感あるね、雪道でも

流石、俺様の黒龍号（GaryFisher JOSUA X-1）！

そんな危険なことするくらいなら、早起きしろって(^^)

いや、でも、ツーリングの時、ａｍａの人に「転倒しないことはトライしなかった証拠だから評価できない」と言われていた人がいたくらいだし

論点が違う気がするが…、その理屈で言うと、俺様は猛烈にチャレンジャーと言うことですね

単にヘタという区別が難しいことも忘れてはイケナイ

ま、それは同感(^^;)

さて、ＧＳに話を戻す

正月からこっち、バイク雑誌にＧＳの姿が珍しく多かった

『BIG BIKE Crusing』の『ＢＭＷの本質』では特集になってたね

アレ、R1100S主体の記事の中で違和感あったね

おまけに、二年ほど前の別雑誌の記事の焼き直しだし

なんか、新鮮さが足りないよね。　パソコン雑誌のレヴュー的な画一さに通じるモノがある（暴言）

その点、『MOTOR CYCLIST』の『耐久1000km試乗・ホンダXL1000Vバラデロ＆ＢＭＷ・Ｒ１１００ＧＳ』（長い）なんて、割と面白いのでは

バラデロは気になるマシンだしね、腐ってもＧＳ乗りとしては

ま、新車種だけあって、あまり差し障りのない内容ではあったけど、割と“使える”記事だよね、ホントに買う人にとっては

でも、ＤＲーＺとか、テネレがカタログ落ちになったんだとは知らなかった

つい先日、『国産ビッグオフローダ』の特集が組まれてたのにねぇ

そんで、「国内外でＲ１１００ＧＳが静かなブーム」って、ホントかよって気もするのだが(^^)

どんなデータをもって、そう判断したのかを教えて貰えると嬉しいんですがね

きっと、泣けるような数字だと思うよ、少なくとも国内販売だけで言うと(^^)

多分、そうでしょうね(^^;)

さて、今日は、このへんで終わらせますか

どーでもいい話でも、この形式で書き連ねてると、結構長くなるね

去年、このＨＰに書いた記事の中で、一番量が多かったのが、このバイク関連でしたよ、実際

ツーリングレポートで量を稼いでるからねぇ

もっと、こう、楽しげに書けるといいんだけどね

ま、それは、これからの課題ということで

そういえば、昨日、すごいむかついたんですよ

突然なんですか？

いつものヒキです

おあとがよろしいようで〜

---

990124
年末豪州自動二輪車旅団のこと

　年が明けて、久しぶりにＧＳで走ってみたところ、オーストラリアで乗ったTT250とのクラッチフィーリングの差にガクゼン。　ただでさえ下手くそなのに、さらにガタガタな走りになってしまい、カンを取り戻すまでの間はコーナーで転けそうになったり、発進でもたついたり。
　それにしても、無茶苦茶安心して100km/hを出すことが出来る日本の道路に、感心。贅沢言っちゃイカンね、しみじみ。
　今回のツーリングで“バイクの自由度”を痛いほど感じることが出来、バイクを手足の様に扱えたらいいなぁ、的な欲望が少し沸いて来ました。この歳にして。　きっと、何処にだっていけるよ。　でも、バイクが“枷”になっている自分に気付いて、少し悲しい。　ＧＳでのオフロード走行は、“スピードを出して突っ込んで、その出力と安定性で突っ切る”ものであり、TT250は“状況に応じてマシンを操って切り抜ける”ような違いを感じました。　TT250の方が、結果に対するライダーがシートの上であがく技量の占める比率が高いというか。　どちらも楽しいけど、TT250では、マシンの性能を絞り出す楽しさがあって、最近ヌルイ生活を送っていた私にとっては、かなり新鮮でした。

　…てなわけで、ツーリングレポートを一気に作りました。↓　長文です。暇な人のみ読んで下さい。



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オッス、オラ、[Ti]

どもーっ、オラ、[TiN]

ところで、どうして貴方がコアラなんですか？

そういう貴方はカンガルーじゃないですか？

……………

……………

まぁ、それはいいとして、要するに、ツーリングレポートですよ、ここでは

掛け合いモノでツーリングレポですか？　ムリがありますねぇ

ムリは承知、だって、メモを清書するだけのタイムテーブル風のレポート、そろそろつまらなくなって来たん

そういえば、去年のGWのネパールツーリングレポートも、完成してませんよね

もう、飽きた

うわっ、暴言

でもさ、テレビとかでネパール関連の（主にヒマラヤや仏陀関係）番組とかあると、聞き耳立てますよね

そそそ。　カトマンズやポカラやチトワンなんて、絵になる場所が決まってるから、見覚えの有る場所が出る出る

…やっぱ、機会を見計らって（レポートを）まとめないとなぁ

一足先にネパールにトレッキングしに行った後輩にも見せないとね

そだね

で、それはともかくとして、今回はオーストラリアですね

そうっ！　今回のツーリングも、最初から波乱ぶくみでしてねぇ（涙）

そうでしたねぇ（遠い目）　でも、そもそもは、申し込んだのが結局二週間前というのは、自分の責任ですな

そんなの、関係無い

言い切りますね

電話で「行く」言ってあったからいいの

この契約社会で、無謀な発言ですね

…すみません、ゲームやってて申し込み忘れてました

よし

でも、その後が本当にゴタゴタしましたよね

うん、まずは、飛行機のダブルブッキングが判明して、日程が一日遅れた

今時、しかもJALでダブルブッキングなんて生じるのか？　って気もしますが、まぁ、これは寧ろラッキーでしたね

そそそ、まぁ、理由は後で

次に、イキナリコースが変えられてしまいましたよね

楽しみにしていた砂漠を突っ走りコースが消えてしまったというのは、今でも残念

代りに、スゴイことになりましたけどね

うん、それは、これも、まぁ、後で詳細を

次は…、あ、広島在住の私は、関空発の便に乗る予定だったのに、イキナリ成田に行け言われてねぇ

結局、ゴネまくって、関空に割り込みましたけどね（笑）

あ、そういえば、オーストラリアのビザを近所の旅行代理店に申請代行してもらったら、簡易版のETASを持って来た

別にそれでも良かったんですが、むかついたんで、やっぱりゴネまくって、代行料金を半額近く値切りましたっけねぇ

なんか、ヒドイ奴？　オレ？

客観的には、そうかも

…、まぁ、そんなこんなで、出発前日の12/25の状況は…（メモを見てる）、あぁ、「前日まで仕事で大忙しで、衰弱しまくり。　運動して体調を整えて出発した前回とは雲泥の差ナリ。　トホホ」とありますよ

そのあと「真の理由は『久遠の絆』だがな」とあるけどね（笑）

うむ、あの頃の生活はヒドかったねえ…。　はっ、それはエエって

まぁ、ソレにもなんとかケリをつけて、この日からようやく荷作りを始めたんでしたね

一瞬で終わったけどね

前回のツーリングが終わった後、必要そうなものを買っておいたからね

バカ重いドラムバックを背負う用のストラップとかね

うむ、アレは正解だね。　リュックも背負えるし

で、寝袋を干して、と

ここで、懐中電灯を落して、壊した、と

うん、これはショック。　５年間、ツーリングを共にした奴だったのに

仕方が無いので、ヘッドライトを買って来たけど…

電池（リチウムの123Aの）が別売だったんで、もう一度買いに行く羽目になったと

やかましい

そんなんで、出発当日の12/26は…、あぁ、「05:46　飛行機に乗り遅れる夢を見て目が覚める」とある

そうでしたねぇ。　結構、心臓バクバクモンでしたね

実は、この期に及んで、何時の飛行機かを把握していなかったという不安が顕在化したものでしょう

ひでぶ

その後、「何故かザウルス（PDA）のデータをメンテして、何故か『あぁっ女神様！』のビデオを観た」

ザウルスはともかくとして、『女神様』を観たのは、モータスポーツ方面のテンションをUPさせようとしたんですよ、確か

でも、自分のＶＴＲがダブルデッキであることを忘れてて、何時までたっても再生されない（8mmビデオの『女神様』を入れたのに、VHSが再生されている）んで、「うわぁ、消去したんか？！」などと、慌てましたね

アホですねぇ

それだけ、使ってないんですよ、ビデオ

それで、電源を切らずに旅行に出た訳ですね

いや、LDPとアンプも消してなかったぞ

自慢になるか

まぁ、そんなんで（？）、「14:20　部屋を出る。　あ、カメラのレリーズも忘れてた」　これは、毎度やる失敗ですね

去年の夏の北海道ツーリングもやりましたね

折角、クランプ付きの雲台を持って行くのにねぇ

でも、夜は、毎日爆睡してたから、星野写真とか撮るヒマ無かったんだし、結果オーライなんですねどね

「みどりの窓口で“はるかは自由席にしますか？”なんて聞かれてびびる」というのも、驚きましたねぇ

12/1から自由席が出来てたみたいだね。　「？？　自由席なんてあるんですか？　安いなら、そちらをよろしく」なんて、答えたよね、あのとき（笑）

ビンボー性ですから

で、はるかの中で、ザウルスを使っていると、案の定、電池が切れた

旅行に出ると、切れますね、いつも

でも、大ー丈ー夫ー！（夏美＠逮捕しちゃうぞ 風に）、今回は予備を持っているのだー

おおっ、流石。　でも、使用済みの電池をポケットに入れたことを忘れていたから…

空港の金属探知機を４回も通る羽目になったね（^^;）

「18:01　関空着（早過ぎ）　19:25　ブラブラしたあと、カウンターでON ROADの連中（４名）と顔合わせ←全員懸賞でタダ旅行の連中だ！なんかアレだ」とある

まったく、アレですね

しかも、自分で懸賞に応募したわけでなく、奥さんや妹が当たったのを貰ったとかいうのばかりときたもんだ

金を払っているのはオレだけ？！

いや、成田発の連中は、金を払ってるって（多分）

でも、一ヶ月後に双子が生まれる奥さんを置いて、年末〜正月を旅行に行くという某氏（39）の姿勢は…、スゴイというか

まぁ、突っ込まないでおきましょう、人の家庭のことは(笑)

まぁ、それよりも重大な問題は、コレですよ、「なんですとぉ？　喫煙席？！　god damn!!」

あれ程、禁煙席にしてくれと言っておいたのに、許すまじ、道祖神（の関空代理業者！）

これは、ホント、許せんね。　ぶち切れ。

結局、９時間も煙に燻されて、寝不足絶好調

残りの連中はタバコ吸うから喫煙席というのは判るけど、だからといって別に一緒にする必要なぞ全然ないのにな

カンチガイしてますよね、あの業者

…むかついてきた。　明るい話題は無いんですか？

「23:40 晩飯　上手いが少し少ない」とある。　何を食ったか忘れたなぁ

ワインをビンごと貰ったのは覚えてるけど(^^)

兎に角、早く眠りたかったですよ、あのときは

エコノミーで狭いから、眠るのが辛かったねぇ

寝てるのに、タバコ攻撃とかあるしね

一時間おきに目が覚めて、ちっとも寝た気がしなかったですよ

で、「12/27 5:30　起床　朝食のおむすびが私の直前で無くなって、パンになってしまった」ああ、これは悲しかった

これで昼まで走らなけりゃいけないのは辛かった

今から思えば、辛い旅行の序章だね、この飛行機が（笑）

でも、朝焼けがキレイだったね。　すごかった、アレは

で、「6:50 LANDING　税関はノーチェックだよ、いいのか？　、7:40 東京組と合流」

その後、一応、日本円を３万円換金して

関空でやっときゃ良かったね、換金は、今から思うと

本屋で漫画なんて読んでるヒマがありゃ、そうだね（笑）

現地amaエージェントに連れられて、バスでブリスベンを移動したけど、夏！な風景と平らな街、高床式の家屋、かわいい門とか、オーストラリアらしさがここそこに見えて来て、ようやく「オーストラリアに来たんだ」という実感が沸きましたよ

セミの声に感激したりしてたね

まだ、呑気でしたね、この時は

で、ミーティングと保険の手続きの後、10:00 出発、と

「やっぱり、睡眠不足と朝食抜きではむちゃくちゃしんどい＋暑い　熱風で体がパサパサ　→心構え」と、ある

心構えが足りなかった、と反省してますね、この時に

その割に、休憩した際に、フラフラとイキナリ商店に入って、アイスを買ってたのは誰でしたっけ？

オレだけじゃないよ

アンタが真っ先に行った

…ホラ、「13:40　途中でサポートカーがパンクして一時間立ち往生」、あったねぇ、うん

…、まぁ、あったねぇ。　でも、あの立ち往生のお陰で、仮眠が取れて、助かったですよ、心底

異様だったろうね、日本人が木陰で死屍累々ってのは（笑）

これで調子も戻ったのはいいけど、この後、ダートを100km/h走行とか、イキナリ悲鳴を上げましたよね

ユーカリ畑の間を突っ切るとか、なんか、脇がダチョウ牧場とか、野カンガルーとか、いろいろあったけど、必死でしたよ

ダチョウ牧場は、まんま、『ジュラシックパーク』の1シーンでしたね。　おもわず、丸太の下に隠れちゃう、みたいな

「16:50 キャンプ地着 テントを張る」

結局、この日は走行距離270km、内ダートが200km

そしてっ！　この後が、アレですよ（＾＾）

アレですね（＾＾）

ふふふ、何故か、このキャンプ地の近くに、町営のプールがあったんで、

泥まみれの私はシャワー代わりのついでに、「この年末にプール！　風流だねっ！！」と、入りに行った、と

するとっ！

「た、た、太郎冠者、健康的な金髪美少女（5〜15歳）達が、す、す、スクール水着（？）で、あんなに！！」

「お、落ち着くのだ、次郎冠者！　我々は拝観料入場料（2ドル）を払っておるのだ、後ろ暗いことなぞ無い（←ヲイ）」

「し、しかしっ、太郎冠者、あの“日本のコギャルのお嬢様なんて目じゃないくらいこんがり健康的に焼けた肌もあらわ、ハニーブロンドの猫毛をポニーテールにした笑顔もまぶしいアリスちゃん（仮名・推定13歳）”なんて、どうしてくれよう、ですよぉ」

「むぅ、落ち着くのだ、次郎冠者。　あそこに座って“恐らく近所の娘の面倒を見ている、水色と黒のボーダーの水着と肌の白さのコントラストが目に痛い美人姉妹の、バーバラとシンシア（仮名・推定12歳、15歳）”なぞ、客観的には萌えるではないか」

「ニヤリ」（親指をぐぐっつと）

「ニヤリ」（ゴーグルを着用後、親指をぐぐっつと）

…、なに、実況中継してんだか（笑）

いや〜、いいもん、観ましたね。　って、変態かオレは

でも、この後すぐに、スタッフの子供達に巻き込まれて、水球はじめちゃってたね

ええ、つっかれたですよ。　ただでさえ疲れてたのにね(^^)

まぁ、そんなんで、気持ちよくバイキング形式の晩飯を、オリオン座が逆さに昇る夜空の下で食う、と

話がはずんだね。　キャンプらしく、車座で自己紹介したりしてね

英語はしんどいけど、通じるよね、バイクの話だけは、何故か（＾＾）

空もね、満月が近いのに、星がいっぱい見えるのは驚いたね

そんで、カノープスが、明るいよ、やっぱ。

竜骨座の位置なんて、よく覚えてたよな、オレ。　高校の頃に冬場は粘って探したからなぁ。　静岡だと肉眼では殆ど観れなかったけど

丁度、木星と、シリウスと一緒に見えるから、華やかだよね

結局、南十字座やマゼラン雲は観れなかったけどね。　深夜に出てくるから、爆睡してたし

ちょっと、勿体ないかもしれなかったなぁ　でも、「22:00 就寝」

翌日、「12/28 6:00 起床 夜中に少し寒くなって目が覚める。寝袋を出して安眠」　そういえば、暑かったから何もしないで寝たけど、結局寒くなったんでした

このまま一日、涼しければいいなぁと思いましたね、あまりにキレイに晴れ上がった空を恨めしく眺めながら

「（電波が）良く届くから」みたいな空、といいましょうか

なに、それ

いや、…いいです

「6:30 テント片付け後に朝食　バタートースト＋オレンジ＋リンゴ＋ベーコン＋スクランブルエッグ　もう汗をかいて来たぞ」 マーガリンじゃなくてバターってところが、酪農王国だな、とか感動してる間もなく暑くなって来たのがうんざり

「7:40 出発」　あ、このとき、「うわっつ！！」という声が聞こえたので、彼が指差す方を見たら、メンバーの一人のヘルメットの口の部分のエアインテークの中に、ギョロッとした目が！

ああ、あれはびびった

目の模様の入った擬態の羽根を持った蝶が、インテークに入り込んでたんだよね、心臓にわるいや、あれ

この日は、牧場の合間のダートを走りぬけるところから始まったが、例の如くペースがスゴイのと、凸凹が多いこともあって、3回転けそうになりましたね、午前中だけで

「12:00 昼食 どっかの教会の前の広場で勝手に」 朝食と同じものを食ったような気がしますが、沢山食わないと体力が持たないので兎に角、詰め込む！　飲む！

そして、最大の難所ですね、午後からは

「14:00 SAND ROAD突入」 ここから、パッタリとメモがなくなる。　しんどかったからですね

うむ、深い轍付きのパウダーサンドでふかふかの道で、おまけに狭くて、地元の皆さんの４ＷＤと行き違う、上り坂・下り坂てんこもり

あぁ、悪夢

スタックしまくり、ステアリングと進行方向が違うし、タイヤは空しく砂を巻き上げるばかり

気を抜いた瞬間、オンロードの悪い癖で、前輪ブレーキをかけると…

前輪ロック、轍にのりあげて、大転倒

15kmで2回転けましたよ

二回目はつい受け身をとったら、足の上にバイクのボディが倒れ込んで来て、そのあと2週間右足を引きずるよーな打ち身を作ってしまいました

なまじ足が着くから、つい使ってしまって、むしろ危ない時がおおかったよーな気がする

ニ−グリップを死ぬほどしっかりして、重心を十分に後ろに置いて、ステアリングを軽く押すよーな…という基本が身についていないということを、それこそ文字通り痛感しましたですよ

しかし、苦難の道は、まだ、これから(T_T)

そう(T_T)

トップに遅れること２０分程でレインボービーチにたどり着いて安堵も束の間、残りの連中が揃うまでの1時間を日陰の一切無い灼熱地獄で過ごす羽目に

バイクのシートに座って、夢の様に碧い海と空を眺めていると、私の作る日陰に数人が集まって来た(^^;)

この時点でもうへろへろ。　海の水を拝みに波打ち際まで行ったはいいけど、立ち上がったら立ち眩みで動けない所に、波が（笑）

まぁ、そんなんでも、虎の子のミネラルウォーターをちびちびとやって、凌ぎましたねぇ

気分はサバイバル

あ、そういえば、転倒した際に、ウェストバックに入れていた写るんですが壊れちゃいましたよ

気付くまでに暫くかかったから、いろいろと撮り損ねたんで、痛恨でしたね

その後、波打ち際をダカールランの如く、突っ走るんですが…、イメージと違いましたねぇ

まったく。　丁度、満潮が近かったせいで、水を少し吸っただけのふかふか砂地で、ちっとも締っていなかったんですよね

そこを避けて、結局ドライサンドを走って、また、転けて

ミラー割っちゃいましたね、ここの転倒で

３回転ければね

これに懲りて、少しぐらい締っていなくても、こちらがマシかと、波打ち際を走るが、でっかい波が来てたんで、減速したら、完全にスタック(T_T)

絶望的な位、完璧なスタックでしたね。　バイク半分砂の下

通りすがりの４ＷＤおじさんに助けて貰えなかったら、波に洗われて海の藻屑になってたかも

これに懲りたので、この後の同様に波に洗われる砂地走行のシチュエーションで、目の前で転けて波間に消えた奴を見捨てて走り去った訳ですね

そうです

取り敢えず、前方で休んでいたスタッフのMr.MAL（色男）に追い付いて、「ONE MEMBER WAS DIVING TO SEA WITH HIS BIKE.」と報告して助けに行ってました(^^;)

結局、大したことなくて、すぐに追い付いて来ましたけどね

この一休みした座礁船の脇に、出店があって、水が飲めて助かりましたねぇ

ホント、生き返りましたね、あのコーラと、水。　ボられてたけどね

まぁ、仕方ないよね、ああいう状況下じゃ

ここで、完全に満潮になったんで、バイクの走る場所が海岸から無くなったんで、1時間ほど休憩

その後、出発しても、延々と走ったね

終わったと思ったら、半島を横断して、もう一回、とかね

もう、やけくそでしたね、どうにでもなれ、みたいな

私の乗ってたTT250は後輪の回転数で走行距離をカウントしてましたが、別の人が乗ってたセローは前輪でカウントするんで、その差が意味する“後輪が空転した距離”が結構興味深かったです

妙なことを考えてたんですね

最後の方は、かなり慣れて来ましたからね。　転けてもあまり痛くないことが判ったし(^^)

あぁ、砂地が終わるところで、メンバーが思いっきり転けて、そのへんにたむろしていたオージー達に拍手喝采を浴びていたらしいのだが、それは見たかったなぁ

友達がいのない発言ですね

疲れてたんですってば

そんなんで、なんとか地獄の砂地を乗り切って、既にガスがリザーバになっていたんで給油して…、多分転倒した際に、ガソリンをぶちまけたせいだろうなぁ

この時も、地元のガキがまとわりついてきましたねぇ

なんつーか、フレンドリーですねぇ。　連中の英語はあんまり通じないんですけどねぇ

兎に角、この時点で「きょ、今日はまだ2日目なんだぞ。　この先、保つのか？」的な体力状況で、少しブルーでした

ま、無事で何より

「19:30 メシ TIN CAN BAYにて」これしか書いてないよ、メモ

キャンプに着いても、塩と砂だらけの体とライディングギアの手入れでうんざりしてましたねぇ

夜中は星がキレイだったらしいけど、もー、熟睡

ただ、アリが多かったみたいね。　夜中に体を掻きまくり

「12/29 05:57 起床　だる　くもり→晴？　蒸し暑い　体も痛い　ねむ　洗濯物が乾いてない　体も少し痛い」　…ヒドイ状況が目に浮かびますね

「07:00 メシ　焼きおにぎり」前日に炊いたご飯をおにぎりにしてもらって、しょうゆを付けながら焼いてもらって…、これで元気でましたね

いや、ホント。　日本人ですねぇ(^^)

「07:40 荷作り、08:20 出発」　ここでイキナリ、川渡りや沼渡りをしましたね、そういえば

「あぁ、こんな所もバイクで走れるんだ」的な感動がありましたよ、わたしゃ(^^)

一人だったら絶対に通りませんよ、あんな所(^^)

その後は、すんげーダスティなダートで、砂埃をかき分けながらダッシュ

「09:41 KINKINで一休み」　あぁ、ここで事故車がありましたね。

えーっと、あぁ、そう。　連中、夏期休暇で、みんなキャリアを引っ張ってるから、事故ったら壮絶なことになってますよね

警察を見たのって、ここでの一回こっきりですね

え、ちゃうよ。　最終日のNewYearカウントダウンの警備で一杯いたって

あぁ、そうか。　BMW1100LTとか、ウマとかに乗ってたっけね（＾＾）

ええっと、このあと、確かスタッフのMr.GILの息子のアランを置いてけぼりにしてしまったんですね、誰かが

オレじゃないよ

考えてみれば酷い話だけど、無事合流できて何より

「11:46 GIL's 牧場着 先客が沢山　昼飯、ウシ」　なんですか、このウシって

いや、Mr.GILのおとーさん御自慢のウシを見せて貰いに行ってですね、触ろうとしたら、子供を生んだばかりで気が立ってて、イヤがられたとか、あったんです

は〜、前日に比べて呑気なことしてますね

おう、大分元気が出て来たぞ

牧場の草地をバイクで突っ走らせて貰えて、気持ち良かったですよ

ちょっぴり、モンゴル気分かも

「14:30 Glasshouse mountain 転ける　コースミスを修正した直後、石に嫌われて　だってセクションだぜ　あんなん」　…なんだか、言い訳までメモしてありますね

「[Ti]さん（仮名）さんは、難しいとこを選んで走ってませんか？」なんて言われましたよ、この後

かなり動揺してたのは確かですね、あんなセクションみたい道は、未知だったんで

「楽して走れるのは何処か？」のみに注力して走るなんて、国内じゃやらんもんね。　みんな対向車気にしないし

それにしても、あの水が流れでえぐられた山道は、バイクはおろか、歩くのさえも難しいよね、いままでの感覚だと

バイクって、あんな所も走れるんですねぇ、感動（マジ）

このあと、Mr.MALの家に寄って、キャンプ地へ移動。　途中、雨がぽつぽつ来出したので心配なるも、なんとか到着。　近くに屋根の有るガレージがあったので、「雨が降り出したらテントは心許ない、あのガレージで雑魚寝させてくれ」とたのんで、そうなった直後、案の定、土砂降りになりましたねぇ

ナイス、ジャッジでしたよね、あれは

そんで、スタッフの娘さん：ジョディ(4)に捕まってしまい、塗り絵遊びをやらされいましたが？

いや、なんつーか、言葉が通じなくて、ひっぱりこまれて、なりゆきで。　でも、英語が通じませんねぇ、当然ですが(^^)

なんか、歌うように喋るんですよ、子供って。　論理もよくわからんし(^^)

このジョディ、かまって欲しいんでしょうね、いろいろとモノを持って来ては、話しかけてくる

イヌを連れて来たりね。　チワワ。　ぎゅーっって、抱きしめてて、かわいーのなんのって。　ぎゅーっ

それとか、いきなりサンタクロースの格好にコスチュームチェンジしてきてね。　そのキュートさに、がび〜ん、ですよ(^^)

いや、マジに、みんなで「バックに詰めて、密輸したくなるよね」みたいな話がチラホラ

まったく（＾＾；）

ま、そんなんで、雨音を聞きながら「22:00 ねる　ガレージOPEN」　つまり、屋根が有るだけ状態てなシチュエーションですな。　うーん、なんか中途半端なアウトドア

でも、すげー快適でしたよ、アレはアレで

さて、まともなツーリングはこれが最終日の「12/30 06:03 起床　なんか晴れてるぞ　両手の筋が少しきつい　足も痛い　右膝も　モモも」…、満身創痍ですな

この頃になると、「何とかなるさ」って感じで割と気が楽になってましたけどね

「08:01 出発、　08:40 いきなりトライアル　転け　絶壁ーウィリー」　これは？

ただでさえ獣道みたいな草木茂りまくり倒木ありーの、推定80cm深さの水たまりありーの、山道に突如現れた高低差15m最大傾斜60°おまけに轍や水の流れた溝付きの絶壁ヒルクライムです

ウィリーしたんですか？

私は、一発で登りましたよ。　いや、途中で負けてエンストしましたけど、MALさんに支えてもらえたんで、１コンティニューが効いて、ラクしましたが。　ウィリーしたのは先々日に大分した人

で、大丈夫だったんですか？

その時、サポート役で下から見てたんですけどね、ぐわわっって前輪が持ち上がって、立ち木に引っ掛かって止まりました(^^)

それは(^^)

そんで、「09:40 一休み　転け　SPEED」てなわけです、この後

また、転けたんですか

おう、これは立派な転倒というか、砂利道を80km/h位で、右爪先と右膝を削りながら転けてね、止まっててみたら、膝部分のゲブラー繊維が切れてるし、プロテクターも削れて、パットごしに膝も内出血してたぞ

プロテクター無しだったら、右足削れて無くなってますね、マジに

うむ、恐ろしい話だ

「10:30 一休み トライアルごっこ 36℃」　暑かったですねぇ、この頃になると

なのに、丸太越えの練習だもんね、やらざるえん状況なんで、やりましたが、フロントアップ下手くそなんで、後輪の荷重を逃がすことまで気がまわらない

ここでも、ウィリーしてた人がいましたね

メモには書いてあるんですが、今ひとつ、記憶が定かでないのは、何故かな〜(^^;)

歳ですか？

むかっ

…「11:20 一休み　ふい〜　けがした人、ここでリタイヤ」　なんか、休んでばかりですね

トライアルみたいなコースと爆走オフロードばっかだからね、おまけに暑いし

コース移動の舗装路も、すぐグラベルになるし、気が抜けない国ですね、バイクにとっては

このあと、我々たっての願いで、動物園に行きました。　コアラと、カンガルーと、ワニのいる所(^^)

ベタですね〜、まぁ、ソレくらいはいいですよね、観光

ここでも異様だったでしょうな、泥まみれのライディングギヤに汗まみれのオフロード軍団がコアラに群がるのは（＾＾）

まぁ、コアラも、カンガルーもやる気が無い連中だから、気を遣うことないね、アレなら

カンガルーが、しっかりカンガルー跳ねしてるのは、少し感動したなぁ

あと、“動物の休憩エリア”にぞろぞろと戻ってきて休んでる奴なんか、賢いくせにやる気がなくて、なんか好きだな、アレ

ま、ここで定石を押さえた後、午後のエクステンションコースですが…

が？

崖下りなんですよ、おいおい。　崖ですよ、ガケ

ガケですか

そう、ガケ　何処に出しても恥ずかしくない、立派なガケ。　最大傾斜６０°、高低差30m、当然轍、溝付きで、走れるところは道の端の数10センチ分のみ、それを外したら８０度の傾斜の絶壁の自由落下、おまけに途中で段付き

びびりますね

一瞬にして、「ダメだ」と判断しましたよ、わたしゃ

でも、結局走ったんでしょ？

もー、一人が降りきっちゃうもんだから、引くに引けずに、エイヤっって、感じで走ったら、クリアできました

うーん、少しは基礎が出来たのかなぁ、って感じですかね

途中、前後輪共にロックしたけど、バランスだけでマシンコントロールしてたしね。　もう一回やるのは、イヤだな、暫くは

でも、このガケを降りた後の風景がすごかったですね

今のほどじゃないけど、似たようなガケが段々と延々続いていて、蛇行する道が地平線まで(;_;)

流石、オーストラリア！

それでも、慣れもあって、走りきってしまうんだから、バイクってすごいなぁ、と、再度感心しましたよ。　人間の能力を柔軟に拡大する機械ってイメージが、より鮮明になりましたね

うーん、この辺はバイクに乗る人でも、ニュアンスが通じないかもしれませんね

まぁ、いいけど

そんなこんなで、いい運動をして、キャンプ地に戻って、また、遊んでましたね

今度は、野球に誘われまして（＾＾）

子供は元気ですねぇ

いや、まったく

夕焼けの中、牧草地を裸足で野球…、なんか、童心に返りましたねぇ、ホント

もう、この日は疲れたんで、「21:00 雨の音とイビキの大合唱」にも関らず、爆睡です

イビキをかく人が多かったですよ、日本人は。　現地スタッフの子供達は、かわいそうだったかも

さて、バイク最終日「12/31 06:07 起床 雨 ビール代の清算とチップのとりまとめ」 ビールは、飲む人はすごかったですね

毎晩６本は飲んでましたね。　ちなみに私は４日間で2本(^^;)

この日は雨なんで、カッパを着て出発、雨の中で林道を80km/hダッシュという昨日までとは又違った恐怖に、体が硬くなりましたです、ハイ

深めの轍に水が溜まって恐いし、雨粒が顔を打って痛いし、前は見えないし、霧は凄いし、危ないよ、あれは

まぁ、そんなこんなで、だんだん雨も止んで来て、オンロードがメインになって来て、ワインディングが楽しめるよーになってくると、また元気が出て来ましたです

で、峠の茶屋で、紅茶にスコーンを食いながら、この年末に峠に走りに来る不良青年〜中年のK1100RSとかTL1100Rとかを眺めて一息ついた、と

なんか、洒落た（？）食い物って、ここが初めてだったな（＾＾）

「12:59 METRO着　ごくろーさん」：ブリスベンのバイク屋に着いて、レンタルしたバイクを返しました。　このごくろーさんは、バイクに言った言葉です

ここで、保険の査定を受けて、結局ミラーのクラッシュ分を取られましたが、一万円くらいでしたから、まぁ、よしとしましょう

この後、裏のバイク屋でつい、グローブを買ってしまったのは、今回、間違えて昔の古いグローブを持って来ていて、それに気付かないで「あれ、もう穴が開いちゃったよ、新しいのを買うか」などと考えたからであって…、あぁ、そこつ

殆ど唯一のオーストラリア土産ですね

一応、Tシャツも買ったよ、空港で

「14:30 ONROADの連中と合流　ふざけやがって」これは、当時の怒りがこめられてますね

そそそ、まず、“汚れてない！”　そんで、連中、リゾ−ライフを満喫したツーリングらしい

毎晩カジノに行くとか、アレな店に行くとか、マリンスポーツするとか…

出発直前に、「もしかしたらスキューパダイビングをする機会が有るかも知れんな、ライセンスカードは何処にしまったっけ？」などと部屋をひっくり返した割に、スキューパのスの字もなかった私にとっては、ムカツク以外の何者でもないですな

その分、バイクライフが充実はしていたのは理解できるのだが、心情的にゆるしがたいよな、連中

なんで、ONROADで５日間で、1200kmしか走っていないのだ？　勿体ないなぁ

ま、ともかく、そんな連中と今夜の宿へGo！　「15:30 MOTEL 着 いびき小村氏と一緒の部屋　シャワーでホコリを落す」で、すさかずブリスベン市街へ繰り出す

今夜のNewYearCountdownの下見がメインだけど、一応、土産物もチェックするということで

うざったいので、一緒にモーテルを出た連中とは途中ではぐれて一人でうろうろしてたら、会場入り口で持ち物チェックされてしまった。　そんなに不審か、オレ？

一週間分のヒゲ伸び放題でサングラスにでっかいウエストバックだもん、レオンならまだしも、テロリスト（爆弾魔）風だね、きっと

オイ

無事、釈放されて、モーテル戻って仮眠して、打ち上げバーベキューに、amaの社長の家へ移動、これが19:40

ama社長の「なぜ、この仕事を始めたのか」って話が、「むかし、仕事がつまらなかった頃に見掛けた４人組みの日本人がヒントで、彼らは会社をやめてオーストラリアを旅していると言っていたが、一週間ほどの旅をセッティングしてやれば、走りたいという人は沢山居るに違いない」って奴、なんか昔、聞いたことが有るようなきがするんだが

何かの雑誌に乗ってたかもね

気になる

さてさて、バーベキューも終わり、そろろろ潰れた人間もチラホラいる中、最後のイベントのCountdown会場へ早足でひた走るべし、これが23:10

下見しておいたのが役にたちましたね

いや、まったく。　ただ、雨がぱらついているのがイヤだね

直前の橋まで来ると大混雑で、ちっとも前に進まない。「こりゃ、もうダメかな」とか思っていたら、23:30に丁度橋の車道部分が歩行者天国に開放されたので…

しめたとばかりに、欄干を越えて車道に飛び出して走るオレ様(^^;)

旅の恥じはかきすてって奴で

いい按配にカウントダウンクロックの目前までたどり着くと、そこはもう、ハイな連中でいいかんじでしてねぇ

MTVのビデオクリップが巨大プロジェクタで投影されていて、いい曲のサビの部分を次々に流してるから、みんな大合唱のライブ状態

1分前から画面が変わって、カウントダウンになって、

20秒前から、皆のカウントダウンで

「ZERO!!」 1999 1/1 0:00！！　花火が上がる上がる、主にスターマイン系統だけど、柳みたいのとか、ナイアガラみたいのとか、揚げ句の果てに川沿いのビル群の屋上からも花火が次々に上がって…

小雨のぱらつく中、花火を見上げる者、合掌を続ける者、踊る若者、つられて踊る御年配の方々…

腹に響く重低音を感じつつ、異郷の地で一人ここに立っている自分に、なんだか少し感動したような気分になりましたね、ヘンかな？

あと、何故か「がんばろう」って気になりましたよ

いまは見る影も有りませんがね（笑）

ま、後は帰国のみ、ひたすら移動。　帰国しても、国内でひたすら移動。　丸一日、移動しまくり。　これはこれで、非常に疲れた

1/1のJALは、杯にお酌をしてくれるサービスがあって、ちょっといい感じでしたな

成田の窓口も着物だったのが、感動

それよりも、和式トイレの方が感動したがな（＾＾）

さて、こんな所ですかねぇ

写真も結構あるけど、ＨＰの容量が足りないんで、おいおい、少しずつ出そうかな、みたいな感じで、まぁ

そういえば、今日、えらいむかついたんですよ

またかい

それでは、観想、お待ちしてます





　うーむ、ダレたなぁ、写真は入れるべきだったかも


　GSの総走行距離18502km…今月はまだ500km弱しかはしってないよん。今日は雨だし。

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990102
成程、”衰弱したコアラ”とはかくの如きモノであるか

　さて、去年立てたツーリング計画の最後を締めくくる、オーストラリアツーリングから、無事帰還しました。

　オーストラリアを走りまくるこのツーリング、思えば出国前からトラブル続きでしたが、終わってみれば密度の濃い、”良い旅”であったと、私的評価はすこぶる高いです。

　雨季にもかかわらず、殆ど雨には降られなかったのは、ラッキーであったが、なんせ真夏である。　無茶苦茶なトライアルセクションやパウダーサンドの海岸では脱水症状寸前のハードライディングの連続で、ヘルメット＋ブーツ＋プロテクター＋ジャケットな我々はまさに、
「ううっ くさい！！　ヤダー有馬防具くさい！　ちょ…離れてよっ さわらないでちょうだいっ」（BY 雪野）
　…な、状態である。
　かてて加えて、コケまくるのだ。　１０回以上。　バイクに乗り始めて１０年分よりも沢山コケたのだ。　ホコリまみれ、砂まみれ、泥まみれ、加えての汗まみれ…、いい感じだ。(^^;)
　何故こうもコケまくるのかというと、私がヘタなのもあるでしょうが、少なくとも日本では走ることの無い無茶なコース設定とハイペースな移動速度についていけなかったんです。（現地スタッフの手違いで、コース設定が上級者レベルで組まれていたのだ。）　
　雨季の雨で壮絶にえぐられたトライアル競技のようなコース、斜度６０度のクライミングやダウンヒル、小麦粉のごとき砂地で深さ40cmのワダチ走行、数時間連続の100km/hのオフロード走行…、結果、転倒したバイクに腿をはさまれて今も痛いし、膝はモトパンツのケブラー繊維が千切れるほど削りまくった転倒でプロテクターごしでも内出血してるし、他にもあちこちがやられてます。　多分あの時の絶望感・辛さは私の文章力では通じないと思いますが、終わってみれば充実感と笑顔が残っているのが不思議です。

　一日のほとんどの時間をオフロード走行（＋転倒）に費やすので、走行距離はトータルでも1040kmと大したものではありません。　このオフロードキャラバンは、多分一生忘れませんよ、ホントに。

　あと、現地の人との接触が非常に多い旅でもありました。
　おおらかな気質のお国柄というか、子供から大人まで人懐っこいというか、そんなものに居心地の悪さを感じるタイプの私ですら飲み込んでしまうような感じでした。
　また、子供達が素直でしつけも出来てて兄弟仲も良くてねぇ、可愛いんですよ。　スタッフMr.'GIL'の息子、ALANE(19)は少しシャイだけどgood riderで驚かされたし、Mr.'Mike'の娘のGOGEA(4)は「かまって、かまって♪」っていろいろと技を繰り出してくるし、子供たちが増えるとすぐに野球とかのメンバーに誘いに来るし、いや、おじさんにはキツかったけど。(^^)

　そして、旅の最後をブリスベン市街の New Year Countdown のお祭り会場で迎えて、踊り、歌う市民と騒いで、舞飛び、弾ける花火の中でいままで味わったことのない感動を味わいました。


　今回の旅では、ライディング自体がキツかったし、コケた際にカメラを壊したとかもあって、あまり写真を撮れませんでしたが、いろいろと心に染みこむものがあったという確信もあり、妙に清々しい気分です。　でも、体力の限界。　残り少ない正月休みでリハビリしないと。(^^)

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