The inner of [Ti]
MOTORCYCLE '06
061203の日々是二輪
気がつけば師走です。
なのに、夏のツーリング時に撮ったフィルムの現像すらできてません。
うひー。
＜（行政）サービス業の自覚がまったくねぇ＞
この転居に伴って、免許の住所変更と、車検証の住所変更をしてきた。
ちなみに、前回・前々回の引越し時に免許の住所変更をしていない。
更に言うと、前回・前々回の引越し時に車検証の住所変更もしていない。
この一年半、色々と不便だったぜー、イヤッハー！（問題）
てなわけで、先ずは免許：所轄の警察署へGO！
県外からの転居なので、『県外』書類を埋めて提出…したら、「（住所変更をサボってたのなら、今回は）横浜内での転居扱いになるから、書類を書き直せ」と来たもんだ。なんとなくムキー！！
ほんのりムカつくその足で、さっさと運輸支局へ行こうとしたら、しまった、車検証を忘れてた。ムキー！！ ムカムカと一旦根城へ戻って、車検証を持って運輸支局へGO！
そんで、運輸支局では案の定沢山の建物をたらい回しされる車検手続きなわけで、ただでさえムカつくのに、その順路が書いてある看板が敷地の随分と奥にあるのも納得いかんなぁ、とムカつきつつ、最初の建物に向かってよくわからんがサンプルのごとく書類を埋めてから窓口で手続きの詳細を訊くと、「隣の建物で書類を買ってきてから来てください」などと、看板と違う指示が出されて、またムカつきつつ、書類を買ってきて、再度埋めて窓口に行くと、「え、違いますよ。隣の建物の二階にある軽自動車協会でやってください」と再度違った指示を出されて、かなりムカつくが、手続きしてくれない以上はやりようが無いので、隣の建物に向かうものの、その軽自動車協会が見つからないので、一階にあった封緘場の兄ちゃんにもう一度訊くと、「あぁ、むこうの建物の奥ですよ」と、再び違った指示が出されて、ムカつくのも疲れてゲンナリだったが、結果的にこの指示がようやく正しいものだった。
…さて、ようやく辿りついた窓口で、この1年半に転々とした先々の住民票4枚を提示して、やっとこ、住所変更完了。 つーか、転居の先々で住民票を余計に取得して保存しておいたオレ、素晴らしいぞ。
しかし、この窓口でも「この書類は（別の窓口で出すものだから）内容が合ってるか判らないですねー」とか、微妙にムカつかさせられたけどさ。
＜ただでさえ高速に乗るのが億劫になってきたのに＞
ようやく運用が開始された二輪用ETCだが、「BMW車への取り付けはしない」などというアナウンスが一部あることに愕然。
なんでだよー。（泣）
＜東海道中徒然道草＞
久々に横浜⇔静岡間を走ってみた。 しかも、ずーと下道で。 ハイカが使えないと、高速を走る気がせんので。
で、以前の根城なら近くの246号から富士スカイライン経由で林道超えで静岡に入るところだが、今の根城はすぐ近くを国道一号が走っているので、今回は秋の箱根越えで往復ですよ。
それにしても、秋の箱根は車で近づくもんじゃないね。 渋滞、渋滞、渋滞、渋滞、渋滞、また渋滞。 カンベンしてくれ。 芦ノ湖を通過すれば混雑は減るけど、バイクだと前に四輪が詰まると、また悲劇。 楽しいダウンヒルが台無しだもんなぁ。しょんぼり。
一方で三島に入ってからの国道一号の自動車専用道路っぷりは惚れ惚れするな。 東名高速から見下ろしたときよりもスゲェよ。
で、以前はフン詰まりもいいところだった静清バイパスがそれなりに動いていることに驚いた。接続の仕方が改善され、車線も徐々に増えてるようだ。あと、北街道がバカっ広くなっていることに今更気付いた。まだ中途半端みたいけど、別の街みたいだと思った。
なによりも、第二東名の高架上を車がガンガン走っているのを見て、あぁ、道路行政は腐ったままなんだなぁ、としみじみ来た。
ちなみに今回の発見なのだが、「静岡⇔横浜間の国道1号線沿いには書店が見当たらなかった。」 遠出ついでに本を買っておこうと思いつつ、延々片道150km以上往復300kmそれを二回で600km走ったのに見つけられなかった。 なんか、意外やね。
＜妙に疲れるなぁ、とは思っていた＞
久しぶりにタイヤ交換した。
ボーナス時期だし、面倒くさいので前後同時に交換。 工賃込みで45000円ナリ。
そろそろ交換しないとなぁ、と夏頃から思っていたのだが、だらだらしてたらこんな時期になってしまった。
つーか、後輪からエアが抜けるようになってしまったのだから、末期症状もいいところだった。エアを入れても一週間程度でパンク同然の圧力にまで下がってしまうし、ブレーキなしで坂道で停車できるくらいだ。ひでぇ。
しかしなんだね、後輪のエア圧が下がると、前輪操舵も不安定になるのな。知らんかった。路面のデコボコで車体全体が不安定になるし、ワインディングなどは砂地を走っているような感覚になったよ。懐かしい。(笑)
さてさて、新品のタイヤで年越しです。
＜旅をする＞
世界中を旅して回っているという某漫画のキャラクターが、「彼は哲学くまなんだ。 ずっと一緒に旅してきた弟分だ」と、ちっこいくまのぬいぐるみを紹介するシーンを見て、「あぁ、カッコいいじゃぁないか」と、ちょっと羨ましかった。
だって、私も旅をするときは必ず持っていくジンクス品があるけれど、その品が『タオル』では、カッコがつかないよなぁ、と。
このタオル、ネパールへ行った時にカトマンドゥを出発してから戻るまでホコリ対策でずっと首に巻いていたもので、それ以降の旅の際に「無事に戻ってこれますように」というゲンがつぎで必ず持っていくようになったモノ。
オーストラリアではアウトバックの粉ホコリで真っ赤になり、汗だくになったり凍えたりのモンゴルでは汗を搾ったり防寒マスクにしたり、大クラッシュしたエジプトでは一緒に空を飛んだりしたタオルですよ。あと、北海道野宿ツーリングやカンボジアでも荷物の中にいれて行ったし、てくてく歩いた石垣島・西表島・小笠原諸島にも持参したな。 実に実に愛着があります。
でも、客観的にはヒトに見せてカッコいいものではないよなぁと、この哲学くま（ヘラクレイトス）のシーンを読んで、羨ましくなった。
うむむ、いいなぁ。
…そうだ、このタオルを使ってくまを縫えばいいではないのか！
いや、くまである必要は全然無いのだけどね。（笑）
■ＧＳの総走行距離：53460km… ガソリンも値下がってきたし、ちょいと出歩きたいですな。…初日の出暴走？
060923の日々是二輪
暑くも無く、寒くも無く、いい季節になってきました
そしていよいよ、二輪もETCが取り付けられるようになりました。
ふふふ、買うか？ 買うのか？！
でも、盗難防止とか、電源とか大丈夫かいな？ ポータブルGPSを乾電池運用している身としては、経験的にその辺りが不安だなぁ。
＜そのGPSだが＞
2年弱運用しているが、カラー機種でも意外と電池が持つのね。
どうやら、経路誘導を使わないなら、朝から夕方まで電源を入れっぱなしにしても、４〜５日持つようだ。
但し、電池が切れるときは唐突だ。 予兆も何も無く、突然警告ウィンドウが出る。
まぁ、これは、リチウム乾電池を使っているがゆえの動作な気もする。
つーか、運転中はGPSが無いとダメな雰囲気になりつつあるよ、最近マジに。 白黒の地図なし機種を使っていた頃は、オリエンテーリング的な運用を除けば、とてもじゃないけど常用する気にならなかったが、カラー＋地図ありの機種にして以来、タンクバックに入れてある地図なんて殆ど見なくなった。 うーん、余程広域を見たいときだけ見る、という感じか。 それに、海外でも平然と使えたし、実は市街地を歩く際にも重宝するとかいう実績を重ねてくると、なんとも、心強い装備だと感じるようになってきた。
GPS技術がコモディティ化した結果の最適化産物であるが故の小回りのよさ、実に実感中ですよ。
＜これはリズム復帰前に書いたから日本語がおかしい＞
ツーリングをしながらも、日々の世知辛い縛りから抜け出せない私は、「後で清書する時間が惜しいから」と、寝る前にキーボードを叩くのであるが、今回ようやっと気付いた事がある。
「ツーリング脳とＩＴ脳は共存できないのではないか？」
ユビキダスなＩＴＳの企画を立てている連中の前提を無為にするような仮説であるが、私の見込みでは脳生理学的・認知科学的実験で証明できそうな気がする仮説でもある。
現象としては、異常にキー入力が遅くなることで可視化されていて、特に自律スケジューリングが必要な国内ツーリングだとこれが酷い。 ミクロな現象だと、キー入力に必要な眼球運動が上手くいかない、手の制御がうまくいかない、言葉を紡ぐのがうまくいかない、と三拍子揃っている。 そんでイライラする！精神的な負荷が高っ！ 少なくとも、普段のＰＣ操作と比較すると、この状態では格段にスキルダウンしていることは間違いない。 体のリズムが、ツーリングとＰＣ操作ではまったく違うのだ。 言い換えるなら、操作のペースは走行環境に依存し、走行環境はＰＣ操作を前提としていない走行制御をしている人間にあるのだ。 操作できるわけが無い、と感じる。
しかしながら、一休みして、食事をして、テントに潜り込んだ頃合では、リズムは普段の生活になっているので、それなりに操作可能となる。つまり、リズムの復帰には時間が必要なのだ。
要するに、走行中及び一時停止中の脳は走行に最適化されているのだ。
従って、論理的・記号処理に特化したＰＣ操作はドライバ・ライダーに対して相性が悪いのではないか、という結論に至るのだ。
うむ、そういえば、ナビの操作やビデオカメラの操作は専用で作っても大変だしな。
じゃ、運転操作に影響せざる得ない仕組みを作るべきだ。
歩行中に携帯電話を使いはじめる連中を見ていれば判る。 途端に歩行速度が遅くなっているだろ？ 携帯電話を使い始めた瞬間に走り出すヤツなんて見た事無い。 つまり、そういった合理的制御が必要なんだろな、なんて思う。
などなど、次世代をムニャムニャと妄想中。（意味不明）
＜復旧＞
盆休み中にウィンカーのステーがいつのまにか根元からポッキリきていたので、注文したと。
一週間で届いた。
ここまでは、まだ、いい。
店頭での交換作業に一時間以上かかって、「部品を間違えました、違うのが来てしまったようです」だと？！
この部品、前回の部品交換（富士山麓でハデに転げてメチャクチャになったとき）も、左右逆の部品が届いて、そのまま取り付けられた、といったミスがあった。
メカニックの質の問題があるのは勿論としても、同じようなミスが繰り返されるというのは、BMW自体のパーツリストの出来やパーツナンバーの採番方法などに問題があるのではないのか？って気がする。
とりあえずこの時は、風邪気味でフラフラだったのに、ムダな外出させられて症状が悪化した。こんちくしょう。
飲酒運転がにわかに問題になってるな。
またしてもマスゴミの印象操作がミエミエで反吐が出る。 年金問題の次はこれですか。 反吐が出る。
その善人ぶった臭いキャンペーンを50年前からやってれば防げた事故だろうに、なにを今更、だ。
どうせ、それが自分の墓穴を掘ってしまったと気付くような状況になるか、世間が飽きるまでしか続かないクセにな。（…と書いたのが2週間前だったが、既に身内の不祥事が発覚し始めてるようで。心にも無いことを書くから、自業自得だ。）
まぁ、確かに世の中には飲酒運転を「世の中はそういうもの」だからと未必の殺人を幇助するような、連中が多いことは問題だけど、な。 今後、日本も欧米のように殺人罪に罰則が強化され、それを補う形で防止・ケアのプログラムが導入されるようになるんだろうな、恐らく。 その移行期だということを意識することが必要なんじゃないかと思う。啓蒙にもなるし。
だがしかし、私は酒が飲めないし、そもそも車の運転もしない。 あぁ、下戸でよかった、ペーパードライバでよかった。
あとは、二輪事故を起さないことを普通に気をつけることだ。 自己責任の範疇に収まるよう、死ぬときは一人で、だ。
本来のバイク乗りには、そんな覚悟がいつも脳裏にあるもんだ、と思っている。
御安全に。
■ＧＳの総走行距離：52180km…移送中(･ω･)
060821の日々是二輪
今年の夏は大人しく近所を巡ってました
＜そんなわけで＞
林道の結節点で一休みしていると、「こっちの道路の状況はどう？」といった情報交換になることが時折あるが、その際に未だ横浜ナンバーの私のマシンを見て、「横浜から来たの？」と聞かれることも時折あって、その際はしれっと「はい」ということにしている。 これは、いいウソだと思う。 「こっちの林道はいいですねぇ」と言えば話も弾む。
つまり中国地方は、ホンマ、ツーリングに快適な土地ですよねぇ、いや、ホントにマジにそう思います。
南関東だと、伊豆や箱根、奥多摩や富士山麓にまで足を伸ばさないといけなかったツーリング≠ｪ、ちょい、のお散歩感覚でちょいと出掛けられ、しかも、延々と信号なし・緑のトンネルのスラローム、それに道路はキレイで対向車も少ないときたもんだ。 近辺にはスキー場が点在しているお陰で、案外とリゾート施設も多いし。（で、廃墟同然のところも結構あるね）
あと、ダムが多いので、いざとなればそのまま展望台駐車場等で野宿も容易なんじゃ？とか思ったりもする。やりかねん。
それに、小さな河川の上流でも、その両脇に道路が通っているのが嬉しい。 片方が細くて、もう片方は道幅も広いので、状況によってのんびり・速攻を選択できるのだ。 時には、廃線になった線路跡をのーんびり眺めながら、川で泳ぐ子供の歓声を聴きながら、山からの涼しい風を堪能しつつ、木漏れ日の中をトコトコと走るのは、いとおかし。 あぁ、ニッポンの夏の旅だなぁ、としみじみ。
…でも、川を挟んで僅か数百mの道路が途端に暑かったりするんだよなぁ、理屈は判るけど面白いものだ。
あと、落石による片側交互通行が多いのはやむえまいが、通行止めになっている道路が多すぎるのが割とストレス。 道路消失の行き止まりで引き返す回数がマジ多すぎて、なかなか目的地に辿りつけないのはイカンよー、イカンよー。 林道を走っていて、唐突に派手な土石流で埋まった上にえぐれて水没した燦々たる行き止まりへ遭遇するのは、流石に心臓に悪い。 但し、落石を避けながらのスラロームまでならおっけ。楽しい。 あと、地図に載っていない道路が沢山あったりもするので、そこでGPSの出番ですよ。 自分の走った後に道ができていきますよで、活躍しまくり。 これは楽しい。
そんな人影の無い林道を地図とGPSだけが頼りにして、延々走るという贅沢。
ふとエンジンを止めると、自然の音だけが聞こえる贅沢。
なんか、日本も捨てたもんじゃないな、と思わされますよ。
うん、満足。
＜つまり夏本番＞
私にとって、メッシュジャケット初運用の夏でもあるのだが、うーん、いいねー、これ。
「快適」ってよりも、「気分いい」と感じる機会が多い。
渋滞にはまればどうしたって暑いけんだど、ちょっとした風や、少し動くだけでも、さわーっ、と涼しくて、実に気分いい。
山間部に入れば…、路肩の温度計は34℃とか出てるのだけど、やっぱり間欠的に涼しい。 例えば、水が湧き出る近くとかを通過すると、ひんやりとした空気を体全体で感じたりできる。 うわっ、気分いい。
バイクから降りれば途端に暑いのは勿論なのだが、風が吹いたかもわからんような弱い風で、さわわわーっ、と涼しくなる。 寧ろ、涼しくなって初めて、風が吹いたんか、とわかるステキさ。
ただ、脱いだジャケットを小脇に抱えてると、ポケットに入れたものがポロリ落ちたりするのはイカンな。 フールプルーフがなってない。
あと、走行中にポケットからカメラを出して撮影して、それを仕舞いなおす際に、ポケットを開きにくいのもイカン。イカンのだ。 練習、練習、練習中。
そして夜になると、微妙に秋を感じさせる風が吹いているじゃぁ、ないか。
暦の上では、もう秋だもんな。
残暑見舞い申し上げます。
■ＧＳの総走行距離：52080km…ウィンカー補修のついでなんで、タイヤも交換しようかな。
060617の日々是二輪
ギスギス
いつのまにか初夏ですよ！
（晴れれば）バイクに絶好な季節ですな！
＜ちょっと前に＞
夏用のメッシュジャケットを買った。
「この類の商品は、定番でないことから、欲しいアイテムがあっても、マジ品切れで入手不能なことが結構ある」という去年の経験に懲りて、春夏モノがアナウンスされた直後に入手ですよ。（3月）
…さっむー！ 流石に3月に出番はありません。 当たり前です。
で、6月になりました。いよいよ出番です。
…さっむー。（笑） 普通に快適な気温の中をメッシュジャケットで走ってみると、これがまた、実に腹が冷えますよ。 対策としてウェストバックが必要かな？
これに涼しい時用のインナーを装着した状態だと、着たままで歩き回るには明らかに暑苦しいが、走り出すと丁度よい涼しさで、なかなかに絶妙かも。 但し、これによって脱ぎにくくなるのがちょいとマイナスやね。
ちなみに品番はRR-5770。冬用ジャケットに比べて随分安いねぇ。ペラペラ。まぁ、パッドが入ってるから、そこそこ安全か。ツーリングにはちょっと心細いな。
御安全に。
＜バイク駐車場、ビルなどに義務付け・国交省方針＞
よかった、よかった。
二輪ETCも中部・関西でボチボチ最終モニターがはじまりそうやし、やっとこ最低限のインフラが揃いつつある。
…世界の大半の二輪を作る国なのに、なんとも情けない話だよなぁ！ プリプリ。
＜く、屈辱＞
ひっさしぶりに、ツーリング先で「転進！」した。
いや、確かに、GSでは辛い路でしたよ、急勾配の未舗装路で、ガレてて、そこに至るまでに、既に後輪はドリフトしまくりでしたし。
だがしかし、過去10年間で、大概の悪路は走れることを自分で証明してきたという自負と、二輪ってスゲーという今更の感慨、そんで、走り始めたら止まれないB型行動原理で突き進むのが常なんですよ。
でも、今回は急ブレーキをかけました。 ダメ、絶対ダメ。 GSじゃ、埋まるし突き出た枝に引っかかる、って道路に突っ込みかけた。
「ふふふ、今日はブーツもニーパットもないし、この重たいGSじゃ無理ね！」
バイクを降りて少し思案したあと、おもむろに「転進！」と叫んで引き返しましたとさ！
…でも…くやしいっ！
＜ようやく＞
この半年、年末年始のツーリングを仲介した旅行代理店とずーっとゴタゴタしていた。
どれくらいゴタゴタかというと、こちらは訴訟の準備をしていた位だ。
現地でのトラブルについて文句を入れたら、あまりに非常識・世間知らずな対応をされたので、こんなのを野放しにしていては社会に害悪をなすという懸念から、速やかに説教モードに入って世の中の仕組み教育を試みたのだが、これまでの人生で出会ったことの無い低さを誇る知性を相手にすることとなり、辛抱強さには自信が有る私をして訴訟の準備をした位なわけだ。
まず、お客様たる私の携帯電話の電池が切れるまで留守録で埋め尽くすようなリダイヤル攻撃をしてくるとか、一行メールを延々送りつけてくるとか、教えもしていないFAXナンバーを何処からか調べだして夜中にFAX攻撃をしてくるし、それが嫌がらせであることを平然と認める輩なんですよ。 とても都の旅行業登録をしている旅行代理店とは思えない下劣っぷりには流石に辟易させられた。 それらの行為で問題が解決する方向に向かうのか、向かわないのかも判断できる脳みそは持ちあわせていないようだ。 これは難敵です。
そして、「パンフレットに書いてあることは、あくまで提供の可能性なのであって、提供する必要はないし、必要があるとも書いてない」と言い切る電波っぷりはどこの悪徳業者ですかのレベルじゃね。 ひょっとしなくとも、法律のホも知らないらしい。 というか、平然とこちらに「教えてくれ」と言って来る厚顔っぷりにも驚く。 小学生向け社会科の教科書を読めよ。 ちなみに、こういった想定外の珍説を非常に沢山開陳してくれるびっくり箱であったことは、寧ろ面白おかしく楽しませて頂いたという面もある。ナマの電波人が用いる空虚な言葉が持つ独特のベクトルは、未だかつて経験の無い面白みがあるものでした。「バカの考え休むに似たり」とは申しますが、どうやらバカが一生懸命考えたものは愉快に転じるようです。 難敵です。
だが、客の安全を無視した言動のすさまじさは、愉快だと看過することができない。 「現地ガイドが飲酒運転を勧めてきたぞ！いいのか！」という私の質問に対して「飲むほうが悪い！世の中はそんなもんだ！」だもんなぁ。 ←こんなの、ごく一部です。次から次へと暴論が展開されます。 悪人です。
どうやら、ここがやってきたことは単なる仲介業者であって、ツーリング運営の技量も知識も皆無のままで、実務は現地スタッフにおんぶにだっこで今日まで来てしまった結果、こんな不幸などうぶつが出来上がったようです。 どうぶつなのです。
そんな世間知らずのケモノに対して、人間的に言葉を尽くし、半年かけてじっくり計画的に改心させましたよ！ 最終的にむこうの間違いを認めさせ、謝まらせた＆その念書を書かせたよ！ そんで、安全管理について改善させて、今後の旅行者の安全を保障させたよ！ すごいぞ、俺！
でも、まぁ、正直こりごりだよなぁ、ああいった類の無知性体を相手にするのは、もう。 言葉が通じないことから始まって、暴言や威嚇行為にも理知的に対応するために忍耐力をじゃぶじゃぶ使わねばならず、まったくをもって疲れた6ヶ月であったのことよ！（仕事なら別だけど、これは趣味なのにねぇ…）
ま、そんなわけで、カンボジアに対する世界最悪に程近い印象を残して、ようやっとツーリングの後始末が完了や。
ふいー。 酷い経験でした！！ 人生、長生きしているといろいろあるもんだ！
御安全に！
先日の地震の際には、真っ先にバイクの所に行きましたよ。センタースタンドが倒れて無いか心配で。（無事でした）
もし倒れていたら、火災の危険性があるんだよなぁ、と今更気がつきました。うーん、対策を考えないと。
■ＧＳの総走行距離：51551km…そしてバッテリーが元気だと随分と印象が違うもんだな！かかりの悪さはストレスを微妙に蓄積させるんだと気付いた、10年目の夏。
060409の日々是二輪
流されて、オレ
＜かえせ！＞
ハイカの払い戻しをしてきた。
報道で「混んでる」と聞いていたので、少々鬱になりつつも、「ま、混んでる様子をビデオに撮って、ネタにしよう」などと楽しみにもしつつ、近所の事務所へてくてく行って来た。（歩いて30分）
いきなり「休日はこの入り口を閉鎖してます。 表に回ってください。」てな張り紙にくじけつつ、表から事務所に入ると、事務室に通される。
一言目に「何枚ですか？」はねーだろ、と思いつつ、「あ、２枚です」と答えた後で、
「…あれ、オレ一人ですか？」
「今日は空いてるんですよ。丁度良かったですね」
「えぇ、報道では混んでる、って聞いてたので。平日はやっぱり混んでるんですか」
「はい、それは、もう…」（辛い顔…）
と、まぁ、のんびり処理して、10分程度で完了。
さようなら、ハイカ。
：
さて、今後の話、まともなバイク用ETCが出るのは何時の日になることやら…。
それまでは、クレジットカードなのかなぁ。 とほー。
＜カンボジアのこと＞
旅自体は面白くなかったカンボジアツーリングだが、一応、走行ビデオも沢山撮ってあったので、例の如く編集したので、宜しかったら御笑覧ください。→いつものところ
で、このカンボジアという国を一言で言うと「地の果て（の一つ）」だな、と思いました。
内戦と虐殺によって低下したままの生産性と国民の質、その後に華僑が入り込んだが故の世知辛い価値観・倫理腐敗・賄賂の横行などなど、熱気やエネルギーこそありますが、エスニックな美しさや心の豊かさは微塵も無い土地でした。 旅行先にそういったものを期待してしまうのは、旅行者の身勝手なのはわかるのですが、がっかりです。
そして、過去に訪れたインドネシアやネパールで感じた、国としての危うさをより強く感じました。 きっと近い将来、この国も2度・3度の政変を経験することになるだろうな、と思いました。
また、「自殺の場所として、世界で一番いいのはカンボジア」と称したドイツ人や米国人がいるようですが、彼らが死に場所≠ﾆいう言葉に込めたイメージが、「美しさ」や「穏やかさ」ではなくて、（日本風に言うと）「肥溜め」や「喧騒」であったのだと、現地で気付きました。なるほど、そういう死に場所で、荒んだ心のまま死ぬやり方もあるよな、と。
以前、モンゴルに行ったときには「あぁ、この草原で死ねば、すぐにハゲワシについばまれ、狼に食われ、草原に白骨をばら撒くんだろうな、それもいいな」なんて思ったし、エジプトでは「この砂漠で死ねば、すぐに砂に埋もれて、ミイラになって、少しずつ粉になるんだろうな」とか、ちょいとロマンティック（？）な死に場所を見たような気分になっていただけに、今回の土地はイメージ外でした。
なんにしろ、気候的な不快指数が高すぎ（ハンパでない高温多湿）＋不衛生（水、ホコリ、食料、臭い）であるので、フツーの日本人であれば耐えることは出来ても、楽しむのは辛いんじゃないかな、と思った。
結論：勉強にはなったし、経験値も得たが、トータルでは損した（糞）
■ＧＳの総走行距離：51463km…ぼちぼち動かし中。GWはどうしましょうかねぇ…。
060318の日々是二輪
MAGIC
遂にバッテリーが死んだー。orz
充電器を繋ぐと、充電器側のブレーカーが上がってしまう程の過放電状態。
寿命やね。
まぁ、3万km/6年使ったのだから、長寿で天寿だったよな。（やりすぎ）
で、これまでは純正バッテリー(2〜3万円)を使ってきたが、流石に10年目が見えてこようかという大きなノッポの古バイク状態にもなると、適当なことがしたくなるプチチャレンジしたくなるなぁ、ということで、その筋には定番な秋月バッテリーを注文！
…週末だったのに、翌日には届いてびっくり。
おもむろに、タンク（30kg！）を外して、バッテリー交換ですよ。
夜中に。
おおっ、雪が降ってる。
…暑ーい。
バイク用ジャケットを着て作業したら、汗だくや！ おそるべし。
てなわけで、別の意味で風邪をひきそうな心配をしつつ、カチャカチャガコガコぎゅっと1時間ぐらいで換装完了。
イグニッション一発でエンジンスタート！
ドドドドド！
おぉぉぉ、『フォンブラウンの戦士』な気分ですよ！(笑)
上機嫌で後片付けで、ガチャガチャと工具箱に放り込んでいくと、どうしてもスパナが一本足りない。 やっぱり足りない。 どうしても足りない。
考えたくは無いが、ひょっとしたら、フレーム内に置き忘れ？！
どげーん。
暫く躊躇したが、気を取り直し、懐中電灯で車体をくまなく探索した。
…あった！
なんと、ブレーキディスクとキャリパーの隙間に刺さってた！
よくわからんが、フレームに置いた後、エンジンの振動で落下して入り込んだのだろう。
危ない、危ない。シャレにならんよ。
そして、改めて工具確認ヨシ！（指）
ご安全に！！（自戒）
＜年末年始のカンボジアの件＞
まだ、写真の整理すらできていない。
つーか、テンションあがらん。
要するに、あんま面白くなかったというのが正直なところだったから。
汚い、不潔、蒸し暑い、雄大な自然があるわけなし、そんで走ってても楽しくない悪路≠ﾈ道路＝B 北海道のソロツーリングの方が余程楽しかったよー。
てか、残念なことに、人的な問題で不愉快なことが多い国だった。
そんな中でも、驚異的な精神力に基づく節制生活の完遂により、腹は壊さないで済んだ。これくらいかなぁ、今回の成果は。
これまでは、海外ツーリングをする度に楽しさレベルがどんどん上がって来ていて、今回にも更なる期待値で盛り上がっていただけに、落差がデカイぜー。
さて、これからはどうしたものか。（思案）
■ＧＳの総走行距離：51353km…さて、ハイカが残り15000円以上残ってるなぁ…。ぬぅ、どうしたものか！！
060108の日々是二輪
1999年 東南アジア某国
…てなわけで、この年末年始、顔の石像で有名なアンコールワット遺跡へ行ってきました。→
勿論バイクで！↓
普通にアンコールワット遺跡へ行く観光客ならば、大抵はホーチミン（ベトナム）かバンコク（タイ）を経由して、遺跡に近いシエムリアプ（カンボジア）空港入りする筈である。
しかし、そこを敢えてプノンペン（カンボジア）に入って、そこからメコン川沿いを北上したり渡ったり、ラオス国境やらタイ国境まで山道やらジャングルやらアジアハイウェイを延々と右往左往しての超遠回りで遺跡に向かうという、キチガイ経路を辿るバカさ爆発であった。
ちなみにこの国（カンボジア）は、名だたる感染病の宝庫である。 外務省のウェブページを見るだけでもマラリア、テング熱、アメーバ赤痢、破傷風、狂犬病、エイズ、そして鳥インフルエンザに注意せよ！！ですよ。 その中をジャングル行軍ですよ、うひー。
そして、かつての内戦・ポルポト政権による虐殺の遺産（地雷、貧困etc.）が今なお残る国でもあり、私の巡った中では世界最貧国である。
「それゆえ、これまでに無い体験もできるかな？」などという期待も少し持ちつつ、「高温多湿の熱帯雨林に十分なバックアップもなく投入」という不安が大半のライドです。
で、まぁ、結論としては、私の海外ツーリング経験初のリタイヤ≠喫しました。
残り7km（！）でエンジンストップ！ orz orz orz
そして、最後は牽引されての到着。
くっ、屈辱！(泣)
まぁ、その辺りの話はボチボチまとめていく予定です。
ジャングルで汗だくで迎え、そしてトラブルで始まった2006年、今年も安全運転で行きたいと誓うのであった…。
■ＧＳの総走行距離：51353km…今年中にゾロ目にできたらいいなぁ。宜しくお願い致します。