the inner of Ti

The inner of [Ti]
COMICS　'98

[最近買った漫画] 981212

　さて、士朗正宗画集『Blades』を無事ゲット。　すさまじいばかりの描き込みに震えが来るデスよ。　いや、スゴイ。　でも、一緒に買ったのが、完全にタイトルに釣られて『戦うメイドさん！』（笑）　内容は推して知るよーなものと判っているのに、抵抗できなかったです。自分にはメイド属性なぞないと思っていたのになぁ。　…と、巫女さんも気になる今日この頃。（ヲイ）

『LaLa-DX』　（白泉社）

　大満足。
　…だけでは、アレなので、一応内容をば。
　『BELL』（麻生みこと）は、久々の『天然素材～』以外の作品ですが、「先生、描きたくて仕方がなかったんだろうなぁ」的なハイテンションさがすんばらしいです。　映画的なドラマ運びや見せ場作りなんかは見事見事で、100Pダレずに一気読みっすよ、うんうん。　これで、本作を表題作とした短編集がようやく出るに違いないっす、きっと。　切望。
　オレ的ランク急上昇中の田中メカ先生の贈る第三作目『変化の法則』、いやぁ、微妙なラブコメ加減とか、乙女（笑）の心情告白がこそばゆいぞ的な快感とか、”クイーン”と呼ばれるしあんの可愛さとか、これこそロボットの鏡だ的な”アガサD-III”とかとかとか、いろいろな要素が盛り込まれていて、お得です～。　掛け値なしにかわいい話です。
　連載陣も相変わらずハイクオリティで、絵柄が一層可愛くなって復活の橘センセ『Honey』、とうとうこのネタを使ったかの『トラブルドッグ』、ストレートで、でも深入りしすぎない密かな表現が微妙な『目隠しの国』（筑波さくら）とか、いい仕事してます。
　でも、今回は新人作品がえらい光ってます。『World Game』のイマドキの少女漫画の王道をいく素直さとか、雰囲気造りに楽しみなものがある『探屋』とか、心にしみる後味の『一瞬間のロマンス』とか・・・、一時期パワーが無かったのがウソの様です。
　コストパフォーマンス、高し。　お買い得。（\580）

『エンゼル　アタック２』　伊藤伸平（白泉社）

　一言で言うと、ミモフタもない人でなしと論理・・・、こりゃ、ひでぇ(^^;)
　この、極めて爽快で危険な非道徳ぶりは、自分の価値観を省みる良いきっかけとなる（かもしれない）デンジャラスな香りを感じるのことですよ。（なにそれ）
　錯覚だとは思うけど、”もしかしたら前向きかもしれないし、判っててやってる人でなしなんっじゃ？”みたいなのを刑事さんに感じるのは、気のせいでしょうか？
　Ｂー２の活躍する『電気按摩は～』と『スーパーロボット～』には、なんか、すげえ何かを感じざる得ない。（涙）
　・・・、そーか、こうやって人類は1999年に滅ぶのであるとのことですか、的な結末に、成程。　それもいいかも。（←正直。でも、少し投げやり）
　そーいえば、途中から”本日の死傷者・負傷者”が掲示されなくなったけど、何か意味があるのかな？

[最近買った漫画] 981115

　先日、初めて即売会（Cレヴォ）に足を運んで、カルチャーショック受けまくりの私ですが、思い当たる先生の『BJ』本を端から端まで一式買って来て、ホクホクです。(^^)　ブースに居られたのは御本人だったんかな？（白衣を着てなかったから違うかも）

『ひみつの階段　２』　紺野キタ（偕成社）

　買い忘れていたのを、無事get。
　元・眼鏡娘でショートヘアで文学少女で、現・シャギーの入ったロングヘアでコンタクトでか細げでありつつも芯の強い美人OL兼少女小説家先生が、なんつーか、ココロ揺り動かされまくりで、スバラシイです。(^^)9　
　物語の進み方が、今と昔を行ったり来たり、登場人物が色々と絡み合う感じは、『晴天なり』シリーズを髣髴させられて、私的には非常に好みでgoodナリ。
　相変わらず、なんか、少女時代の上澄みをそっとすくった様な物語がキレイな本だなぁ、と。(謎)

『アジアいかされまくり』　宇野亜由美（白泉社）

　密かに刊行されるのを楽しみにしていた単行本です。　
　傍若無人なキャラクターとツレの壊れ加減などなどのせいか、微妙に『できるかな』が入っている気もするが、そこはそれ、他人の不幸は蜜の味と言うではないか、なぁ？　笑えるって、ホント。
　本音・暴言がボロボロ出てはいるけど、旅っていいなぁ、と思いますねぇ。　私も漫画が描けたならこんなん描きたいっす。
　取り敢えず、タイは行きたくないなって気が、更に募った一冊です。（謎）

『東京爆発娘２』　伊藤伸平（角川書店）

　いつのまにか出版社を変えて再開していたんですね。　なんにせよ、完結メデタイです。
　版型の違う一巻が出たのが既に７年前ですから、内容も隔世の感が有りますねぇ。
　にしても、むき身であんなゴツイ銃をぶら下げた女教師とか、密かにテロ対策設備を導入している学校とか、いかにせよデカすぎるワニとか、細かい（？）シチュエーションがニヤリと笑えますね。（『GOZZILA』よりこっちの方が面白いのでは？）
　そんで、微妙に友情や愛情の表現があって、ホロリ・ジーンとさせられるあたり、相変わらず上手いです。　それゆえ、「轢殺！」とかの人でなしぶりが引き立つというものである。
　なんにせよ、アキラにルーズソックスを履かせなかったのは正解だと思います、私的には。（あとがき参照）

『YOUNG KING OURS』　（少年画報社）

　『GEOBREEDERS』はちょっとマジな入江の人でなしぶりが初めて描かれていて、意外でした。　来月がこのシリーズのラストみたいで、化け猫達が盗み出したものが何なのかようやく判明しそう。　楽しみ。
　『エクセル・サーガ』、地球の裏まで落ち続けるエクセルや、照れ照れエクセルにドキドキしますが、やっぱり「子象でも描かれたの？」でしょう、今回のbestシーン。　二人のセッションから戦いに至る無声シーンは、まるで映画を観ているようで、腹がよじれます。　
　『STANDARD BLUE』、大団円です。　いい話だと思います。　でも、作者は不満でしょうね。　私としても、（作者の意図の有無に依らず）『DARK WHISPER』の影を感じざるえません。　少し残念。
　『肩幅の未来』は、醒めたようでいて、じんわりと暖かさがある、いい話で、ホロリ。　そのコマ割の如く、淡々と語られる物語と、静かに時間が流れる様子が、ホロリ。　短編ドラマみたいです。　ホロリ。

[最近買った漫画] 981025

　漫画ではないけど、『tickets～すんぢ画集～』（ラポート）を買った。　『ファンロード』を買わなくなって幾星霜だが、彼の絵はいまでも憧れです。　描きたい絵の理想型の一つ。　そういえば、来月は士朗正宗画集２が出る筈だ。　これも楽しみ。

『DREIECK』　やまむらはじめ（大都社）

　長年待ちわびていた待望の単行本化に乾杯！！＼(^^)／
　表題の『ドライエック』を含めて、短編が４つも収録された、超お得な構成で300ページ近い大ボリュームに、ウハウハです。
　カッコ悪いけどあがく男、プロの女、プロの男、おませながきんちょ、仇討ちに生きる子供、得体の知れない保安官、極道に身を費やす少年達、もう一人の自分を屠る少女・・・、よくもまぁ、魅力的なキャラクターがこれほど次々と出てくるものだと感心してしまいます。
　そして、彼らの活躍する舞台は、真剣さや冷酷さの漂う尖った感じの雰囲気に加えて、少しのやさしさがブレンドされていて、絶妙です。　短編はかくあるべきですな。
　それにしても、カバーデザインのセンス悪い。　折角の作品をスポイルしていて、残念。

『MISSING GATE』　米村孝一郎（ノアール出版）

　（内容に比して）少し地味な表紙をめくってみると現れる、「・・・・・この本を野田昌宏先生にささげます」の巻頭の言葉が！　く～、燃えるっ！！　なんという粋さ！　日本ＳＦもここまできたかって感じで。（謎）
　世の中に氾濫していそうで、案外少ないのがＳＦ漫画でして、その中でもこの作品は数少ない生粋のＳＦ漫画と呼べるのでは？
　しかし、スピード感やキャラクターの”立った”感じが、単なる”ＳＦ小説”とは一線を画していて読みやすいです。　と、いうか、漫画のテイストと、小説のテイストを場面ごとに使い分けている感じに、ニヤリとさせられます。
　それにしても、一挙３巻ってのは、ボリュームありすぎ。　満腹。(^^)

『LaLa DX』　（白泉社）

　良作が多いんで目が離せませんね、この本は。
　今月は、『ムジコ』（八幡くみ）と、『無敵のハートビータ』（田中メカ）がお気に入り。　『ムジコ』は、ネタ的に知識がない分野でありながら、いつのまにか引き込まれてしまい、なんかほろりとさせられます。　色々と考えさせられますし。　『無敵の～』は、先月掲載された新人作品から気になっていた作者であったのですが、今回も期待に違わずいい味出してます。　主人公のキャラクターも面白いけど、脇役たちがそれを支えきるキャラクターを持っていて、なんか、安心して読めますね。　ほのぼの。
　『天然素材で行こう』、『トラブルドッグ』などの常連は相変わらず読ませますし、『interval』(小林つな)は強引でありつつもいい話に持ち込む相変わらずの味があって、good。　密かにコストパフォーマンス高いっすよ。

[最近買った漫画] 981002

　漫画ではないが、先日ふと思い立って早川書房『SFハンドブック』を今ごろ読んだ。　出版後８年経っているが、「あぁ、なんでオレは今までこれを読まんかったんや～」的な感じです。　知的好奇心をくすぐられるっす、うむ。

『メロディ』　（白泉社）

　まずは、久々の那州雪絵センセの新作『Doggy days -犬の日々-』で大喜び。　いや、相変わらず見せるの上手い。”芸は身を助く”とはよくいったものですが、こんな奇天烈な”芸”を設定として持ってくる破天荒さに笑ってしまいます。（しかも少女漫画で）　　みさおさんの前向きな思考と人間の意地、そして捜査時の凛々しさ（笑）が見所でしょう。
　そして、遠藤淑子先生の『ヘヴン』に、しんみりほのぼのさせられます。　マットに感情移入しているのか、それとも”ルーク”に感情移入しているのか、自分でも分からないのだが、コンビ的には極めておいしいキャラクターですね。　しかし、それに頼らないで”罪”というテーマをさまざまな形で表現していて、見事です。　”ルーク”の懺悔＝”彼”の懺悔が、悲しく、美しいです。　ほろり。
　『地上の星座』とか『恋するメロディ娘』とか、読ませる漫画が沢山で、お得な号ですね、オレ的には。

『電撃大王』　（メディアワークス）

　『宵闇眩燈草子』での、”ミザリィ”（＝ワルプルギスのご老体？）の人でなしっぷりが見事です。　虎の字の悪党っぷりも。　あと、林さんの不幸ぷり（笑）。
　で、特別読み切り『頭文字Ｄ』！　いやぁ、笑える笑える。　峠を走る度に思い出してかなわんぞなもし。　まったく、「何考えてやがる」ですよ。　次回掲載にも期待。
　『ToHeart』は、最近ちょいお気に入りなんですが、これはやはり、コンスタントにレミイと志穂とセバスチャンが出てくるせいでしょうな。　「バイ～ン」なウェイトレス制服でなかったのは残念だが。　密かに、クラスメイトの娘が可愛いあたりもいい。　葵ちゃんは少し雰囲気が違う気がするのは仕方がないとして、秋口に部員勧誘とはかわいそうすぎるなぁ。綾香がどんな風に関ってくるのか、楽しみ。　あぁ、夏コミのLeaf紙袋の柄が分かって、一安心ってのもあったな。
　『がんばれ！真奈ちゃん』の後藤なおセンセって誰？　イキナリ勢いがあって面白いっす。　末端肥大症的なかわいらしさと、『宇宙家族～』のおとうさん的ロボットの暴走とか、お約束なんだけどね。
　さあ、次号、『プチレンジャー』復活なるか？！　『Wings』なんかやってる暇はないぞ！（不安）　・・・『DarkWhisper』は諦めてます・・・・トホホ

『YOUNG KING OURS』少年画報社

　やまむらはじめ先生のポスター付き！　おまけに、『DREIECK』が単行本化！　目出度い！！　10/20が楽しみだ！
　『GEOBREEDERS』の冒頭のアオリ文句がいつもと違う～(^^) 「２％の被害ＯＫ」って辺りが、JISの某規格的でブラックですね。　３つのドラマが同時進行しているかと思えば、いきなり逃げてる奴が居るし、まやのアレが伏線で笑えるし、乱闘蘭東さんとのコンビネーションがかっこよかったり、次号がヤマっぽくて、楽しみです。
　『エクセル・サーガ』が、いつもと違ってオロオロしてしまいます。　タイトルの『ひとりでたどる道』ってのが洒落にならない何かを感じさせて、オロオロ。　「ゆるしてください」・・・何故？！　シアリス要員は美咲さんだけかと思っていたのに、よもやエクセルにそんな役がまわってくるなぞ思いもよらぬ展開に、オロオロ。　ちなみに、メンチを頭に乗せた姿は、銭湯につかる姿のよーだということは、どうでもいいか。
　『STANDARD BLUE』で語られる過去の物語が話に厚みを持たせてくれたので、次号のクライマックスが盛り上がること必至につき、大期待です。　あと、『少年甲斐』のはずかしいまでの爽かさが心地よいです。森見明日先生って誰？

[最近買った漫画] 980830

　今月は「お、これ良さそう。」と買った単行本が外れな場合が多くて、審美眼が衰えてきたのかなぁ、的危惧がチラホラ。　口直しに昔買ったものを読み返えす日々。…で、久しぶりの『EXPLORER WOMAN RAY１、２』（岡崎武士）がグッときたです。　あ、『彼女彼氏の事情』の連載の方で内容(雪野のヒキョウぶり)が復活したようでなにより。

『薔薇科少年』　岡野史佳（白泉社）

　久しぶりの短編集で、しかも、ＳＦ＆ファンタジー特集ときては、先生の独壇場ですしホクホクです、私。
　でも、タイトルと表紙があざとすぎ…(^^;)
　表題の『薔薇科少年』は先生の作品にはめずらしく、”ひっかけ”みたいものを随所に感じます。タイトル然り、キメラの設定然り、伏線（みたいに見えるもの）然り。　それ故、オチのキレイさに、素直にヤラレタと思いました。　一時期引いてしまった内容や絵柄の方向性も、ここに至って復帰・円熟の感があり、惚れ惚れします。
　それにしても、先生がデビュー１３年（！）とは・・・、月日の流れの早さにガクゼンとします。　うをー、羽月ちゃん～、花音～！（オイ）

『はるかリフレイン』　伊藤伸平（白泉社）

　この作品の掲載誌を知っている人、います？　『進研ゼミ　高一チャレンジ』（ベネッセ）なんですよ。　読者は（ほぼ）全員高校一年生！　むちゃくちゃ異色だ・・・
　扉絵の『T2』の意味するところが理解できるのは、多分一通り読みおえた後なのだが、深読みすると意味深です。
　”取り返しのつかないことをやり直す”のに、それがえらい前向きに描かれていて、そして色々と考えさせられます。　そして最終的にそれを受け入れるはるかが、清々しくて、切なくて。
　正直、このテーマ（”取り返しのつかないこと”）は、タブーとなる人が今の社会では沢山いる筈です。　幸いにして私自身はないのですが、大学で親しかった先輩が浮浪者（身元が分からなかったので、これを”不幸中の幸い”と考えてしまう自分が悲しい）相手に起こしてしまって以来、すっかり人が変ってしまい、その後大学を止めてしまったとかいう噂も聴きましたが音沙汰聞かなくなって久しく・・・、かなり痛い気持ちになったことを思い出しました。
　ラブコメやギャグばかりでなく、真面目な要素を含みつつも勧善懲悪に走らず、作者は高圧的にならず、しかし、きちんとした”解”を示したこの作品は、・・・実は、名作なんじゃないかな、って気がします。

『かたつむり前線１』　藤川佳世（白泉社）

　新人の読み切りから連載になるパターンなので途中かなり苦しんでいるなぁ、と思いつつも、最近の連載の面白さと絵柄のキレイさに負けた私は、今更だけど購入。
　いや、今月のLaLa連載での、「ふ、ふっ、芙美おね…っおねぇ　さん…っ」には、負けるよ、オトコの俺でも。(^^;) 勿論、凛々しい道着姿と「忘れてた　　　(だはは　　　)」もあるから完璧なのだが。(^^)
　先生自身、手際良く自動車のロックを外すとか、小学生相手にゲーム談義するよーな人とあっては、ファンにならざる得ない。（笑）　この辺の話をもっと聴きたいです、個人的には。
　あと、このシリーズ以前の読み切りの収録はナントカする予定があるのか、心配である。　『親分』（タイトルうろ覚え。　あぁ、切り抜きが無いぃ、あれぇ、何処に整理したっけ・・・）なんて、結構よさげなのだが。（流石、アテナ賞作者）

[最近買った漫画] 980807

　前回のつぶやきは、ちょい、失言だったな。　漫画文化の担い手（の一員）たる出版社だって、あくまで企業なのであって、慈善事業しているわけじゃないんだもんね。(それ以前に、単行本化されている作品も沢山有って、恥でした～(T_T)）

『極上天使２』　東山むつき（秋田書店）

　かっこいいなぁ、神楽。　こんな舞台なら、絶対通っちゃうし、春の連ドラの方は絶対エアチェック（Hi８のSP）するよ、オレ。(^^)　もう、絶対にファンです。
　自然体が魅力の彼女ですが、少し考えてるみたいですね、最近は。（それでも、専ら直感で動いているのだろうけど）　当初はこんなに”いい話”になるなんて、予想していなかったんで、オドロキですよ。　宮城かな編のエピソード、ホロリとしてしまいました。　田丸聖也編もそうなるのかな？
　それにしても、”美（少）女と野獣”→”野獣教師”→”極悪教師”・・・、あぁ、一体、どこまで登りつめられるのことででしょうか。　楽しみです(^^;)

『いいひと　２２』　高橋しん（小学館）

　「ま・・・まだできる！！」、「信じるものは一つ」、「みんなおんなじものでできているからなんだよね。」・・・、無茶苦茶な話なんだけど、こう胸に響く言葉が沢山あって、ジン…て来ました。
　「リセットしましょう。」この言葉を、時々後ろ向きに使ってきた私ですが、これをどう前向きに持っていくのか、これからの展開がすごく気になります。
　有森さん再登場で華やかですし、二階堂さんの壊れ具合がいい感じで、妙子さんと真理子さんでちょちお色気がアレで・・・、あと野島さんがもうちょっとナニすれば、バランス完璧ですよね、この巻。(^^;)
「そんなんじゃ元気でませんよ。」　誰か、こんな言葉をオイラにも言ってくれぃ…、みたいな。

『敷居の住人１』　志村貴子（アスペクト）

　まずは、絵がスッキリ系なのがオレ的にキャッチーなんですが、登場人物同志の関り合いが”偶然”にしてはあざとすぎるのが自然・不自然を通り越して、妙なギャグになっているのが気に入ってます。　コマ間の微妙な間合いも好みっす。　・・・うーん、「よくわからんが気に入っている。」っていうのが正直な所なんですがね。
　・・・主人公・ちあきクンの頭や挙動が、ウチの下の弟（去年高校中退。プー。）を見ているよ－で、少しアレなところが気になるんだろうな・・・・。(^^;)

『TRIGUN最終完成型』　内藤泰弘（徳間書店）

　（あとがきを読んで）やったね、『ア○伝』準備中！
　・・・いや、スマン。(^^;)　改めて、祝『TRIGUN』完成！！
　”用意のいい行き倒れ”ウルフウッドの初登場～GUN-HO-GUNSとの関りや、いい奴ぶりが救いになっているけど、レガードの言動～退場や、ナイブズの登場～会話には寒気をもよおしたですよ。　ぞぞぞぞ。
　メリル・ミリィコンビって、こんなに可愛かったけ？　アニメ（やってないけど）の良い影響なんかなぁ、なんて思ったけど、まぁ、良きかな。(^^)
　ともあれ、これで落ち着いて『～MAXIMUM』を読めますね。　いや、長かっただけに、ホッと一息。　後は『アルプス伝説』だけだ。（しつこい）

[最近買った漫画] 980802

　私は、雑誌を捨てる際に気に入った漫画をスクラップする（単行本入手後にカラーページを除いて破棄）習性があるんですが、最近、どうにも増えてきてイカンなぁ。＞特に白泉社　新人の作品はおろか、連載を持つ作家の（ブレイク前の）良作すら蔑ろにするのはなんと勿体ないことであろうか。　数多の人があんなに良い作品を読むことが出来ないなんて、悲しすぎる。　（例）マツモトトモ（マツモト旬）『保健室』、『眠る姫』／津田雅美『あばれる王様』／麻生みこと『Ghost』、『眠りの森の…』、『神様が見てる』、etc.／水野十子『NIGHT WALK』、『記憶狩り』、『すいれん』、『満月』etc.／たかしろ碓氷『41階の恋人』、『恋の謎もとける』、『GOOD HARVEST』、etc.／筑波さくら『まつりのあと』、『バニーゲーム』、『瞬間の来訪者』、etc.／木原坂典子『衣更え』、『メリークリスマス！』、『自転車』、etc.／松川松風『White Room』／河内美雪『からおけ諸法度』、『林ライス』、『愛の洗濯』、etc.／那州雪絵『踏まれた天使のように』／遠藤淑子『君の為にクリスマスソングを歌おう』（←これは自信が無い）／etc.etc.・・・・　←「単行本になってるぞ」ってのが含まれてたら、教えてプリーズ。
　…こう思うと、『TRIGUN』のけじめをつける徳間書店と少年画報社の誠実さには心打たれるものがあるよね。ついでなので、『アルプス伝説』もなんとかしてくれぃ。(^^;)

『YOUNG KING OURS』　（少年画報社）

　独立創刊して以来、広島で３日遅れの配本が2日遅れになったみたい？　どういう流通システムか知らないけど、うれしいっす。
　『GEOBREEDERS』、入江部隊が香港映画していて笑える。料理サイトでお勉強しているまやがかわいい。（ミートせんべいとか覚えてたら面白いことになるぞ（謎））　梅崎さん、狙撃上手いじゃん（←OVAのインストで”下手”って書いてあったので、少し意外）蘭東さん、相変わらすすごい体術でスゴイぞ。（危険手当てを幾ら請求するのやら(^^)）…三者の状況が緊迫してきたところで、さぁ、これからだ、なのに、来月お休み？！　がっかり。
　『エクセル・サーガ』、”不健康美人No.1”ってフレーズがインパクトあるよな。(^^)　エクセルの素敵なバイト先とか、美咲さんの水着姿とか、メチャメチャな大振りやら、スッキリするジュースやら、エクセルなみの体力がある（？！）らしい美咲さんやら、よくもまぁこれだけ次から次へとネタがあるもんだと、感動と笑いの渦です。キーン。
　『最後の夏』、久しぶりにすこし甘酸っぱい部分があるものの、相変わらずのやまむら先生テイストに心えぐられまくりです。　もどかしさ、焦燥感、倦怠感、でも、しがみつくようにあがく男…、えぐられる。(T_T)　前回読み切りの『永遠のせつな』といい、心えぐる作品を連発されてるやまむら先生ですが、どうして単行本が出ないんだろう・・・
　『スタンダードブルー』、よもや、こんな展開になるとは！　緊迫感と、人の優しさと、場面転換のダイナミックさとで、連載当初からはとても考えられなかった展開に驚いています。　志磯の決意に至る過程をゴッポリ省いているのが、判り難いといえばそうなのだが、ううぅ、なんか泣かせるよぉ、これ。　って、来月お休み？！　ショックだ。

『電撃大王』　（メディアワークス）

　もー、『ダークウィスパー』の”ダ”すら見当たらなくなって久しいんですが、『ガンドライバー』のジュエルパレスII世号のデザイン、これ、山下先生ですよね？　相変わらずの双胴好きと思いっきりパース作画にホッとしますね。
　『ぬばたまのけもの』は、わかりやすくて、小技が効いていて、全体の雰囲気も独特で、楽しいです。　でも、前号書いてあった「『みかか』が次号も掲載」が、密かに忘れ去られているのに、心痛めたですよぉ。何故ダスか？！
　うたたねセンセの新作が『ネフェス』じゃなくて一安心とか、異世界に旅立った『プチレンジャー』は帰還の予定はなさそうだとか、活躍できないまでも妙にレミィとセバスチャンの出番が多い『ToHeart』とか、相変わらずで何より。（？）

[最近買った漫画] 980712

　『キス』４巻に、未だ収禄されていない短編がまたしても収録されていないので、がっかりしたものの、巻末おまけの『鱚』に免じて許す。（甘すぎ）

『原獣文書　３』　なるしまゆり（新書館）

　ついこないだ『少年魔法士』が出たばかりなのに、センセ働きすぎだよね。
　第一章のクライマックスと、第二章のイントロに当るこの巻、かなりおいしいと思う。
　極限状態だと思っていたら、更にその上の極限状態に追い込まれ、それでも前向きに抗らう人々が、かっこいいっす。　プロだねぇ。
　村上も無茶苦茶だが、友能も友能だよなぁ。　ちゃんと、自分の強さ・弱さをわきまえて、考えて行動するすごさがあるかと思えば、あんな状態であんなことをチェックする奴だからなぁ。(^^;)　是非、友達になりたい。
　暫くの間、彼らは新大陸に行くことは出来ないでしょうが、旧大陸では友能が、新大陸ではゼーンが活躍しそうで、そして、その後の第三章に繋がるイベントがありそうで、あぁ、楽しみ。

『学校へ行こう』　新田真子（大都社）

　（私の知る限りでは）えらい久しぶりの新田氏の単行本である。
　”ソフトＨ短編週”なんて書かれてしまっては、恥ずかしいモノがあるが、いつもの新田節というか、妙なさわやか青春モノというか、いい味なんだよなぁ。
　アクションHIPとかの廃刊雑誌掲載されていた短編が、こうしてまとまって読めるのは大感謝ですねぇ、ホント。
　氏が描かれている漫画は、その世界の中で色々な接点があり、旧来からのマニア心をくすぐられるのだが、今回も例に漏れず色々とあって楽しい。　あぁ、楽しい。　昔の奴を読み返したくなる。　ズルイよなぁ。　でも、ほのぼの。

『TEXTURE HEROINE』　御米椎（大都社）

　絵柄的には、某ＳＦ漫画家の影響を受けているとしか思えず、ちょっと抵抗が有りましたが、内容がそれに勝って、オレの負けです。
　どーしょうもないＴＶ特撮モノが、スタッフのぶつかりあいの中で”化けていく”様は、クるものがある。　マニアなノリだけでなく、真面目な（でもチープな）群像ドラマとしても、グッとくる。
　そして、今時数少ない、大真面目なスペースドラマが、どうしようもなくクる。　非常にクる。　決して売れ線にはならないでしょうが、私自身が「絶対に忘れてはいけない」と思ってやまない、宇宙への夢、みたいものが、どこかに在るような気がして、クる。
　きっと、魂を削って描いているんだと、そんな気がする。　地味だけど、一票。

『ひみつの階段　１』　紺野キタ（偕成社）

　これは、随分と前（一年前）の発行ですが、最近の私は”気になっていたけど買わなかったモノ購入月間”なので、購入。（なんだそりゃ）
　で、
　「よかった～～～」
　です。
　絵柄的には淡白だけど暖かみがあって、描線なんてロットリングか、丸ペンを筆圧０でやっているんか、みたいな感じで、決して私の好みでは無いのだけど、先ずはカラー表紙あたたかさに惹かれました。
　オビにある「少女期の透き通った風」ってのは、なかなかいい得て妙ナり。　強いて言うなら、『ブスと姫君』に通じるモノがあるかと思えば、『櫻の園』だったり、『ここはグリーンウッド』だったり・・・、擦れたオトナには、遠くなってしまったナニかを感じさせられて、くすぐったくなります。
　いや、ホント、自分がオジサンなことに気付かされるって。(^^)
　こういった、ほわほわとした感性って、いいなぁ。

[最近買った漫画] 980705

　（漫画入れる）コンテナが、足りなくなって、買い足すボーナスかな。

『できるかな』　西原理恵子（扶桑社）

　半年くらい前の新刊なんですが、メカ心をくすぐるタイトルとシンプルな表紙、妙な文句が書かれたオビなど、漠然と気になっていた本でしたので、なんとなく、購入。
　・・・強力です。
　新しい視点で見た動燃とか、微笑みの国・タイの真の姿は、真面目に読んでもホロリとさせられる素晴らしさがあります。
　それ以前に、毒気に当てられて、熱が出てしまいましたが。(^^;)　強力です。
　ちなみに、ゴン太くんとかはちっとも関係無いので、がっかりしたやら、ほっとしたやら。
　さらに言うと、直属の上司がタイに愛人がいるのですが、本当に大丈夫なのかと、マジに心配してしまいましたとさ。(^^;;;;;)

『ひまわり地獄』　林家志弦（メディアワークス）

　『ゲーム批評』のアレである。
　しかも、表紙を友人に描かしている。　とんでもない単行本である。
　連載（？）中は、時々しか読んでいませんでしたので、今回、こうしてまとまって読むことができて、幸福至極ランラララン。　取り敢えず、変人一家の沢田家はスゴイ。　なんてほのぼの家族なんだろう。　これで、企画屋ジョーと、批評親父と、男子育成シミュレーション親父と、そこの刑事と、できちゃっと美子も沢田家だったらいいなぁ、的な妄想１００連発で愉快至極ランラララン。（謎）
　おじさんへのこだわりは美しい限りでなんとも切なく、『ときめき無礼ステーション学園』に至っては新キャラ・瀬賀貞杏の登場に至って、「やっぱ、ＳＳも好きなんじゃ？」的な微笑ましさがなんともあったかナり。（謎謎）
　これだけ楽しめた私ですが、この本に出てくるゲームの内９０％はやったことがないのは秘密だ。（爆）

『天上天下』　大暮維人（集英社）

　ULTRAJUMPで連載しているのは知っていましたが、それ（月刊誌）を買うのに漠然とした抵抗があったので、単行本待ちでした。　が、買いそこねていたため、二刷でようやくGET。　良かった。
　ハッタリの効いた格闘シーンが、スゴイかっこいいっす！　鳥山『ドラゴンボール』的スピーディさと、『リングにかけろ』的な意味不明の凄味と、緩急はっきりしたドラマ仕立てと、例のお色気が見事にブレンドされていて、すっかり魅了されました。
　物語の導入部なのに、このテンション！！　いやぁ、やられたって感じです。
　ときに、みるからにおっとり男の高柳先輩、どうしても某”バッドエンド”雅史に見えてしまって仕方が無いのだが、あんなに強くてびっくり、っうか、雅史を見直してしまいました、的な勘違いが頭から離れないのですが、どうすればいいでしょうか。（どうでも）
　私、じじい言葉のガキって好きなんで、真夜ねーちゃん（両モード共に）LOVEっす、断然。(^^)

『風の又三郎』　片山愁（角川書店）

　前作『銀河鉄道の夜』から随分と経ったが、無事、単行本化されて大歓喜ッス。
　それにしても、原作への忠実さと、ともすれば難解になりがちな宮沢賢治の言葉をスルリと受け入れさせてくれるまで噛み砕いた漫画表現へと転写している力量に、感服します。
　オリジナル『春葬物語』も、作者のなみなみならぬ感性の鋭さが心地好く、せつなく、美しくて、いい気分でした。　「日本語っていいなぁ」、そんな気持ちになります。
　本当に、本物の、尊敬や敬愛・良心の詰まった漫画であると、感じました。

[最近買った漫画] 980614

最近、少年画報社が元気ですね。　それに『TRIGUN』に関しては、ちゃんとオトシマエ付けてもらえそうだし、良きかな。

『GEOBREEDERS 4』　伊藤明弘（少年画報社）

　連載で読んでいても濃いんだから、単行本になったらそれ、もう濃いのなんのって。
　御都合主義的ピンチな状況切り抜け劇が何とも楽しく、「サービスって、こうじゃなきゃなぁ」を見事に実践されています。　それでいて、台詞は多いようで実は少なく、絵で動きや間を表現しきっているんですから、すごいなぁ。
　本誌連載のほうは、バタフライナイフ禁止令施行状態ですが、単行本では投げまくり(^^)　書き直しがあるかと思って冷や冷やしましたよ。　それでも、連載時からの微妙な書き直しがチラホラある辺りは、作者のこだわりの賜物ですね、よきかな、よきかな。
　ラジオドラマとか、イベントとか、ＯＶＡとかに振ったネタが散見されていますが、その辺りはよく判らないのが、残念。
　取り敢えず、まやLOVE(^^;)

『アガルタ』　松本嵩春（集英社）

　連載は読んでいないし、『２ HEART』（そういえば、『２ HEART』って、タイトルもさることながら、主人公がアヤカで格闘マニア（？）ってのは、某ゲームを髣髴させられるよな、関係無いけど。）以降の消息不明だったので、なんか得した気分で購入。（普段は、集英社って食指が動かないんですよ、何故か。）
　美学、っすね。
　独特の世界観が、どこか浸れるものがあって、良い。　物語の導入部なので、世界の説明に気を取られてしまいますが、世代・グループ・街毎にある独特の雰囲気を、丁寧に描き分けており、いい感じなんです。
　そして、相変わらず、味のあるおっさん連中の存在感が光ります。　ムサイその中にあって、ただ一人の少女である”鎖で繋がれた少女・レエル”が何とも可憐クラクラするのに、実は鬼畜だったりして惹かれます。（あ、女の子には、ユンも居たか。(^^;)）
　一体、この先どうなるのか見当も付かないけど、じっと待とう、そんな気になります。。

『ドラゴン・フィスト　10』　片山愁（新書館）

　のっけからなんだが、私は彼女の描く絵が大好きなのだ。　或る意味、私の求める一つの方向の究極に近いっす。
　そして、時々漂う文学的（？）香りと、人情味ある暖かさ、強さ。　そして、それらを纏めあげるセンスの良さは、スゴイなぁ、と、常々。
　今回のお話しは、友情・愛情・旅・別れと、キーワードを並べただけでグッときていまうし、実際そうなので、うっとり。　塁郁の涙と、飛龍の「バカでもいいよ・・・・」、うぅっ、泣かせる。
　おお、そういえば、この巻は人間が一人も出てきてないぞ。　なのに、人間くさいのが、うれしいっす。
　巻末の人気投票で、オキニイリのカイエンが１３位に入っていて、(^^)　ああいった、人のことを考えられるおっさんになりたいです。

[最近買った漫画] 980513

今月は待ち焦がれていた単行本ラッシュでウハウハ状態。

『仙木の果実』　八房龍之助（メディアワークス）

　待望の単行本化にウハウハです。
　私の持っている”魔法使い”の概念を覆す世界観と、少し位相が狂った人間、非道さ・強さ・脆さが同居した人物描写など、見たことのない世界が耽美（？）に表現されていて、なんとも魅力的です。
　このシリーズ、『JACK＆JUNE』と思っていましたが、実は作者自身はシリーズ名を付けていなかったというこだわりがある辺り、少しうれしい。　これで初コミックなんだから、”電撃大王生え抜き”というアオリも納得です。
　連載時から加筆（つーか、ほぼ完全なリメイク）された回が有りますが、これは元の方がいいなぁ。（というわけで、切り抜きは捨てれないのでした。）　最終話に加筆された2ページは正解だと思いますけどね、ワルプルギズの御老体ファンとしては。(^^)
　で、きっちりと『魔法使いの弟子』も収録されているのはＧＯＯＤ！！
　しかしながら、『高岩博士の異常な愛情』も収録してほしかった人は、日本全国で979人（弱気）は下らなかったに違いないことでしょう。　こればかりは非常に残念です。　ダイブっすよね、コレからは。(^^)

『さかなのｆ』　藍川さとる（新書館）

　別に、悩みでもなんでもない、他人からすればどうでもいいことだけど、心の中で晴れない部分を持つことに対して、「なんでもないことなんだよ。」と言ってくれるような作品群に心洗われるワタシなのですが、今回もまた、いい話がてんこもりです。
　迷走しがちな思考に対して、スマートでもなく、かといって嫌味もない正論を与えて、すっきりさせてくれる作品というか、このテイストは他の人は描けないだろうなぁ、と思います。
　このシリーズ中でも有数の”できた”人間（というか、いいやつだよな）である静太郎の描写に、妙に惹かれるものがあるのですが、オイラ異常かな。(^^;)　姉さんの世津子さん（年下だけどさ）もかっこいいし。
　登場人物の不完全さが、そしてそのストレートさが、何故かとても気持ちのいい一冊です。
　今後はペースが落ちるとは、残念至極。　しかし、これからも頑張って描いていってほしいと思える物語なのだよ。

『ベル☆スタァ強盗団３』　伊藤明弘（角川書店）

　待ち焦がれていたわりに、掲載誌を知らなかった自分に愕然としますが、作者自身が別雑誌で宣伝していたので、今回のＧＥＴに至ることが出来て、安堵の息を漏らす俺様なのであった。
　いや、もう、流石ですね。　言葉がありません。
　全員が大活躍、通りすがりの脇役も大活躍、所々でニヤリとなる演出、伏線の開放、並走する物語の切り替えビシバシ、そしてこれでもかのガンアクション！
　渋いおっさん達の意地と、確執、走りまくるスピードドラマに、危機また危機とガンアクション！
　危機、ガンアクション！、危機、ガンアクション！！、危機、ガンアクション！！！、危機、ガンアクション！！！！、危機、ガンアクション！！！！・・・・
　・・・そして、決着、大団円！！！
　いやぁ、読んでいて、毛穴が開いちゃいましたよ、オレ。　確か、６年越しの作品ですよね、これ。　なんという充実感、”伝説”の続きにふさわしい、すんばらしー締めくくりです。　この本の作業で、『GEOBREEDERS』のページ数が少なくなっていたとしても、許されます、完璧に。　
　チープなＢ級アクション作品のテイストを残しつつ、A級作品のエンターテイメントとスケールで送るマカロニウエスタン（？）大作！！　恐らく今年前半の私的ＭＶＰとなるであろう、大満足の一冊です。

[最近買った漫画] 980425

　なんか、単なる暴言集って気もしなくもないが、いつも通り。

『アフタヌーン』（講談社）

　『なるたる』…飛行機が渋いっす。飛行艇とかT33なんて、涙モノですよ、個人的には。独特の雰囲気にそそられるモノがあるが、物語が導入部的な所だけに、こちらの脳味噌もフル回転である。そんで、「あ、もビルアーマー（＠グリプス戦役）だ。」と思ってしまうのは、我ながらアレである。(^^;)
　『あぁっ女神様っ』…前回「なんでこんなん付いてるんだ？」と思っていたスモークディスチャージャーが、役に立ってて、成程。そんで、名前付けイベントも発生して、いい感じです。いらっしゃいませロボ時代の記憶はあるのかなぁ…とか、思うが、ま、大団円でなにより。　でも、ゴリラの二人乗り＋ノーヘルはイカンなぁ
　『砲神エグザクソン』…「オレだったら、打ちまくりだなぁ」、と悪魔的思考が脳裏を過る今日この頃、見ていてじれったいです。（危険）　まずは、お母さん、美人。
　『岸和田博士の科学的愛情』…６年以上も続いていながら、このテンション！スゴイなぁ。何より、「公務員対消滅」or「公僕反応」という現象の解明が急がれる。（ヤバいような気がするのだが…）　アメリカ政府は宇宙人ってのも、やりそうで、やらないネタだよね、危険で。　でも、面白い。(^^)
　『やさしいことものつくりかた』…成程、久しぶりに大賞作品を読んだ、という気がした。　これまでの作品は、新鮮さ・奇抜さに秀でた作品が多かった気がするが、今回のこれは、なんか、妙に安心して読めた点で毛色がちがうなぁ、と。　テーマがあるようで、ないようで、混沌としている気がするが、そんなことはどうでもいい気がするような、何かが染み込んでくるような感じが、少し心地好かった。　これから、どういう作品を描いてくれるのか、楽しみです。

『LaLa』（白泉社）

　『っポイ！』…白泉社お家芸の親父話が、パワーアップ。　ついにじーちゃん・ばーちゃん話になって、オイラ新鮮でした。　絵柄とか、ファンサービスにだまされやすいけど、この人も泣かせるいい話を描く人なんだよね、昔から。　今回も、なかなか来てました。　今月のLaLa随一の出来だと思います。　治ばーちゃん、かっこいいよ、ファンになっちゃいそう。
　『Natural』…バスケと旅行が一緒になって、ちょっと御得な回ですねぇ。堂本は相変わらずいい奴だし。（こればっか。）スターターが一年生三人でベスト８ってのも強すぎだけどな。「東京との違い」について、鋭く反応するところが、ちょっとキました。
　『彼氏彼女の事情』…むりにいい話を描こうとしているようなぎこちなさを、少し感じました。　もっと、ストレートにのびのびとやって欲しいんだけどなぁ。　アニメ化とかの影響でしょうか。少し悲しい。

　今回のLaLaは、個人的にはパワー不足で物足りないです。　それだけに、『っポイ！』がグっときました。

[最近買った漫画] 980405

『YOUNG KING OURS』　（少年画報社）

　『VOTAGER』、フルカラーの漫画って、こうじゃなきゃっ！って感じで、すごくイイです．　広がりのある世界観に、キレイな絵、妙に人間味のあるキャラクターと、不思議な読後感でした．　メカニカルデザインがすんばらしく、ノックアウトです、私．
　『GEOBREEDERS』は、もうすぐリリースのOVAに加えて、４巻、そしてラジオドラマＣＤの発売と、目出度いこと続きの５月になるみたいですね．　劇中でも、相変わらず危機一髪な状況が、次から次へと追い込まれて、目が離せません．「フリーズした」のは、寒いせいなのか、それともプログラムのバグなのか？（バグだろうな）　ちなみに、アオリ文で「高見の運命はいかに！？」ってあるけど、落ちたのは蘭東さんじゃん．　ヒドイよぉ．
　『エクセル・サーガ』も、前後編でかつてない緊張感の筈の中、パスカルの法則から始まるおちゃめさにニヤリ．　そして、突然のエクセルキックとか、正しい人工呼吸の手順とか、正しくないと思いたい人工呼吸とか、声出して笑っちゃいましたよ、続けさまに．　エクセルやアクロス本部に隠された謎も垣間見れてアレですが、なによりも美咲さんがかっこいいぞ！！　コワイし．
　『コミックマスターＪ』も単行本２発売決定で目出度い．　今回の主役はジ・エンドで、バイオレンスな大活躍が見所だが、個人的には「12人の~~リックドム~~元精鋭が全滅っ？　三十分もたたずにか！！」の~~ドメル中将~~隊長かな、味があるのは．
　『LETTERS -茉莉の手紙-』の大石まさる先生の作品は、初めて読みましたが、妙な味があって、いいかんじでした．　漠然と『チャイナさんの＊＊』と、『ヨコハマ買い出し紀行』をミックスしたような感じかな、って．巻頭の『VOYAGER』の印象もあって、なんか、今回のOURSは、一昔前の『アフタヌーン』を髣髴させるイメージがありました．
　『１・２チェンジ！』は、かぶりモノが、卑怯なかわいさを醸し出していて、その時点でＯＫっす．　ハムスターはずるいよな(^^)　「もっと、こう、泣きわめいて命乞いするかと思ったが・・・」→「助けてくれェェ」の間合いもGOODです、妙に．　実際、ケダモノだしな．
　

『GONG ROCK』　松本嵩春（Japan Mix）

　なにやら、随分と昔の作品らしいが（フロッピーが5inchとか、パスポートが２代前の赤デカの奴とか、時代を感じさせるねぇ）、それを読めるということに幸せを感じずにはいられませんなぁ．
　現代の冒険モノでも、暗躍する組織と戦うとか、そんなんじゃない、もっと身近な感じがすごくイイです．　テラさんの可愛さ、強さも華だが、間野のあがき、開き直り、に至るプロセスと、カッコ悪さ、カッコ良さが、なんか共感するものが非常にあった．
　脇を固めるオヤジや、家族、部族の人々、そして悪役（日本企業）が、徐々に世界をかたち作っていく経過が非常にゆっくりしていることも、間野とのシンクロに一役かっているなぁ、と思います．　それだけに、ラストの余韻が非常にココチヨイです．　本当に．

『新ハイパーあんな３』　近藤るるる（ASPECT）

　絵柄に一層の丸みと、凶悪さが漂いつつあり、少し抵抗感．(^^;)
　内容も、サービスしまくりだしな．(^^)
　みっちゃんが相変わらず突っ走っていて、カッコいいよな．　”日本一の避け師”って辺りが、らしくてイイ、すごく．
　お約束の、霞ちゃんとのケンカも、アレだ、ホッとするですよ、既に．(^^)
　それにしても、国沢さん、一体、ナニが有ったんだろう．
　表紙のインパクトが大きいこのシリーズだが、この縦ロールは、スゴイな、本当に．(^^)

[最近買った漫画] 980322

『電撃大王』　（メディアワークス）

　あ～、もう、『Dark Whisper』はどうなったんだよぉ～。　来月の予告にすら載ってないじゃんか(;_;)
　『肉弾チビッコプチレンジャー』に至っては、「＊異世界に旅立ってしまったために今月はお休み」などと、なげやりな但し書きが涙を誘うよな。(T_T)
　『To Heart』は、ようやくゲームに縛られない展開になって、リズムが出てきたかなって感じかな。表紙の密かに三つ編みあかりとか、来栖川姉妹大活躍とか、セリオが出ないとか、いろいろあるけど、ポイントは長瀬"セバスチャン"っすよね？　いいなぁ、じじい。　それにしても、"執事長”ってことは、他にも執事がいるのか？あんなのが！？
　『ひみつのユミリちゃん』、いいなぁ、好きだな～、このノリ。(^^) 「しかしっ、大人になると悪知恵が働くのよ！」、燃える台詞だ。(^^;)
　『リスティス』は二巻発売間近ということで目出度い限り。　『ネフェス』の連載再開（つーか、リファインからか？）も、いい感じだが、近いものがある『セラフィック　フェザー』のキリがついてからのほうがイイと思うよなぁ。
　『ジャック＆ジュネ』も一区切りで、充実感っす。　おまけに単行本化！　万々歳っすよ、マジに。
　『中村博文のワンフェス見て歩き』がいい味だしててgoodっす。　特に『柏木四姉妹』にこだわる辺りが共感バリバリだ。　でも、”あの梓すら”ってのはイカン、イカンぞなもし。

　自らを”『サイバーコミック』が前世”と言い切るなら、『ネフェス』よりも『サイゴン0081』とか、『宇宙刑事シャリバン』を完結させてくれよぉ、ってのが心の叫びです、今月の。

『いいひと　20』　高橋しん（小学館）

　今回はあまりストーリーが進行しなかった代わりに、「いいお話しを聞かせてもらいました～」って、感じです。　いつまでたっても頭の中で整理のつかない理不尽な事柄を、前向きに整理しなおした考え方に興味津々です、マジに。
　野島さん、瞳の描きかたが他の人と違うけど、外人の血が混じっているのかな？　ま、そんな事はどうでもいいけど、ボケたり、イキナリシリアスになったり、これまでのヒロインよりも存在感あってよさげ～っす。　
　”50周年社史”と、”ライテックスを作る”あたりがポイントかな～と思っているけど、どうかな。
　と、久しぶりに１～20巻を通して読みました。　「したいことをしなかったことがない」姿は、おとぎ話みたいけど、元気を分けてもらえるなぁ、ホント。

[最近買った漫画] 980307

　春だと思って遠出をすれば、雪見になって引き返す今日この頃。　結局、漫画を読む週末ナリ。

　『GEOBREEDERS』：「私の知らないあいだに世の中じゃ色々あったんですよぅ」（ぴょんぴょん）、うむ、さもありなん。(T_T)（東京マルイの広告も無くなっちゃたしね。）桜木さんの”あの”アクションはもう、見ることが出来ないのかぁ、残念。　OVAのまやが妙に可愛いので、５月が待ち遠しいと思いつつも、ラジオが入る人が羨ましい私なのであった。
　『TRIGUN MAXMUM』：歌うトンガリとか、すごい顔して突進とか、笑えた。　この歌、フルコーラスバージョンを聴きたいなぁ、是非。　少しずつ明らかになる過去と、現在進行中の出来事とが、いやが上にもドラマを盛り上げて、突っ走って、スゴイです。　息切れしないのかなぁ？
　『エクセル・サーガ』：秘密基地攻防戦の筈だが、なんつーか、お約束の展開が、ドリフや吉本のコントを見ているようで、わかりやすすぎてタマランですたい。(^^)　来月に展開が続きそうだが、この調子なら期待大だ。　うむ、楽しみ。
　『ドライ・エッグ』：しんじょーはステージアウトしたみたいですね。　一応、まとりさんが出ていたので、辛うじて繋がりが保てている感じ。　しかし、やはり、乾いている、乾ききった男達が、あがいている。　かっこいいなぁ。

　私にとっては、７年ぶり（？）に読む『ベルセルク』である。
　本屋でこの増刊を見つかけ、しかも丁度以前読んだ所からの続きであったので、懐かしさのあまりに購入。
　再び動き出した私の中のガッツだが、黒の剣士になる前の彼は妙に人間臭くて、くすぐったかった。キャスカとああなるなってたなんて、ちっとも知らなかったし。
　そして、黒の剣士になるきっかけとなった”事件”への歩みが見えかくれして、痛々しい気持ちになった。
　うーん、単行本集めようかな・・・
　それと、解説資料のページが有ったが、これは余計だと思った。　構成・文章が稚拙で、なんか興醒めしてしまうよ、あれじゃ。

[最近買った漫画] 980301

　今回のお買い物は、我ながら妙な取り合わせだなぁ、とか思う訳だが、まぁ、いいか。

　雑誌掲載時はノーチェックであったが、たまたま手に取った単行本が、中身を観れる奴で、開いたページが78P「たまりすぎてパンク寸前」なモノローグ→その空気に惹かれて、購入。
　なんつーか、いわゆる、『TOY』に代表される”スカシ”系の”スッキリキレイ絵柄＋妙な味のある崩し絵柄”を駆使した漫画に分類できると思ったのが、第一印象。
　ヤクザの娘：藍川神楽の芸能界GoGoストーリーなのだが（？）、”持ち前のタチの悪さ”が武器ってところが、新鮮だ。(^^)
　天敵の皇からはブスブス言われているけど、さらさら長髪の美人だし、時々髪を上げてるし、ちょっとドキドキ。(^^;)
　自然体が気持ちいい、得した気分になった一冊です。

　お涙頂戴することなく、いい話を自然にさらりとやってしまうのが、妙なのである。　
　この捉え所の無さは、感情移入度の低い私だけなのであろうか。
　それとも、本当に触れてしまってはイケナイという自己防衛が働いているのだろうか、って気もする。。
　原の壊れ加減がＵＰしている辺りで、すごく救われる。　そして、実は深く考えているという描写があることで、一層救われる。
　「ほんとうのことはつよいのです。」
　いい言葉だ。

　でも、巻末漫画は相変わらず謎だよな。(^^)

　うっかり買い損ねていたので、今更購入。
　一巻で未収録の短編が幾つかあった筈だが、2巻は本編のみで、少し悲しい。
　巻末で、主人公二人のプロフィールがあるが、五嶋の"HEIGHT:185cm WEIGHT:66kg"ってのは、やせ過ぎだよな、絶対。(私が187,70)　奴は若い頃運動しなかったに違いない。　きっと、気胸で入院するエピソードがある筈だ。（←インネン）
　・・・スマン、登場人物（の行動）がスマート過ぎて鼻に付くのだが、イヤミがなく、人情味も有るから、否定もできない私は、なんかくすぐったくて困っているのだ。
　取り敢えず、ナエちゃんLoveだな。（爆）

[最近買った漫画] 980227

　今や、私が買っている唯一の少女誌どころか、唯一の月刊誌です。（後はランダム）

　『彼女彼氏の事情』がアニメ化？！しかも庵野監督とは、イカれすぎててすげえっす、マジに。　表紙観て愕然としましたよ、私は。　そういえば、どこぞで監督は白泉社系統のを読むとか読まないとか聞いた記憶があるとか、ないとか。（何）　あ～、でも、今月は印象に残る話じゃないなぁ、「私の頭脳は金になる～」部分を除いて。　あと、なんにも考えてないペロペロ辺りもgood.(^^)
　『Natural』の番外編、今までやったこの企画の中では一番面白かったっす。　堂本がGショックなのは、さもありなんだが、”冬コミ”発言に加えて「何系統だ？」の突っ込みはイカスよな、多分。(^^)
　『KISS』は、ちょい、苦しさを感じるが、白泉社として必要なエピソードでOK.　これでいかんなく、『ウワサ '98』なり、壊れた話を描く暇ができたというものだろう。（希望的観測）
　『未踏の彼女』、実は私、たかしろ碓水さんが描く”変な女の子”が結構好きで、時々チェックしてます。　今回も期待に違わず少しヘンな娘で、こう、くすぐられるものが、ここそこに。(^^)
　『B.B. Joker』、最早何番煎じか判らない『Ｘ-ペケ』系統の作品だが、その系統の中では、かなりイケる味がすると思うのは、私だけではないに違いないと推測。（少し弱気）　「うんこ人間」のネタは強力。

　それにしても、昔から、変わらぬ味を持ちつつ、かつ質が高い雑誌作りってのは流石だなぁ、と思う、購読12年目の私なのであった。

[最近買った漫画] 980207

　実に、永かった！
　去年の夏、書店に平積みされたこの本を、数ページ眺めて心奪われた私だが、事も有ろう事かその時に買いわすれ、探して探して幾星霜、ようやく手に入れることがかなった、あぁ、幸せ。

　”燃える！！”が枕詞の漫画の数々っ！！　そのエッセンスがここにっ！！！　ってな感じで、もう、オイラ、消火・・・ちゃう、消化しきれません～。　知恵熱でそう。
　「しょせん男は一人！！」
　「滝沢国電パンチ！！」
　「暗い過去なら負けんぞ！！」　オイ・・・

　などなど、燃える台詞が満載だ！！

　おまけに、島本師匠の解説と、”燃える島本ライフ”の為の活用インデックスまで収録されているとあっては、

　「男なら読めっつ！！！！！！」

[最近買った漫画] 980202

　『TRIGUN MAXIMUM』、おおう、なんか、この世界が見えてきたぞ、って感じで盛り上がってきたぞい。「突然だが今から勝手に俺様的皆殺しタイムに入る！！」とは、なんとイカすフレーズなんだろう！（問題有(^^;)）うむ、次号が楽しみ。
　『エクセル・サーガ』は、時事ネタなんでしょう、東京の人にとっては。（この号を2/1に東京で買ったけど、まだ所々に雪が残ってましたもんね。）　美咲さんの（悪魔の）微笑み～キメられた奴のいる渡辺の部屋に至る流れには、飛行機の中で笑いを堪えるのがタイヘンじゃったぞい。（隣りのおっさんが覗きこむし(^^)）
　『スタンダード・ブルー』は、取り敢えず、世界観の説明と、志磯の紹介ってところですね。　けなげで、正直で、一生懸命のいい子です、うむ、うむ。　「さて、これからどんな出逢いがあるのかな？」、そんな風に自然に感じてしまう心地好さがいいです、ホント。
　『HELLSING』は、蘊蓄・勢い・凝った描写・凄味ある絵、そして狂気。　いやぁ、早く単行本化されないかな。　『痕』とかやった後に感じる、自分の中の”何か”を呼び覚まされそうな感覚が、ココチヨイ。
　『コミックマスターＪ』によもやジャガーと一葉が再登場するとは！　一巻のいい話とアレな話をブレンドして面白い話をでっち上げた上に、少しホロリとくるとは、難い演出ナリ。（再利用という気もしなくもないが）
　『GEOBREEDERS』は、多分OVAのお仕事で忙しいんでしょう、12Pと少な目で、残念。　内容も、アレかな、OVAへの前振りなのか、少しヤバめのネタですね。　でも、タイトルは”冬の嵐”(笑)　「来月からは、派手なドンパチになりそう！」って感じのイントロなので、超期待っす。

　お、来月は『ドライエッグ』も復活か！　あい変わらすイイ仕事している月刊誌よのう。(^^)

　『Dark Whisper』が載っていないという一点において、私の中での価値がガタ落ちになってしまうというのは、我ながら自分勝手だが、本当に残念なので仕方が無い。
　その代わりと言ってはなんだが、『Jack＆June』と『高岩博士の異常な愛情』の二本立てに大歓喜ですぅ～。(^^)「 ”ワルプルギスの御老体”があの人だったとは！」とか、実はジュネには辛い過去が有った！とか、復活の最高ダイバー！とか、見所てんこもり。　早く単行本化を望まざる得ないでしょう、これは！！
　本当に来月から『肉弾チビッコプチレンジャー』が再開できるのかとか、サウンドノベルvol.3『街』がリリースとか、『To Heart』でセリオが再登場しないままにマルチ編終わっちゃったとか、『To Heart』の綾香お嬢が割といい感じとか、『To Heart』のくまに「うん、これもアリだな」と思えるようになったとか、『To Heart』の”マルチCVコンテスト”で皆口裕子以外誰も知らなくて愕然としたりとか、次号は本当に『Dark Whisper』が載るのかとか、気になることが沢山有るが、うたたねひろゆき先生と蘭宮涼先生が夫婦だったことが一番驚いたっす、オイラ。（変な日本語）

[最近買った漫画] 980118

　あやや、講談社に移っていたんですか、知らなかったです。（げ、既刊まである(^^;）
わかつきテイストは相変わらずですが、”昔の読み切りみたいな感じで連載”したって感じ。（＜分かるかなぁ？）　田舎な感じが、郷愁をくすぐられます。　逆に、都会での暮らしに現実感が薄くて、妙な気がしました。
　親との確執とか、人生の目標とか、ちょいと、身につまされるキーワードが多くて、考え込みました、個人的に。(^^;)

　「東北の夏祭りにいきて～」と、思わずにはいられない東北編の続き。　旅の雰囲気、星の話、祭りの空気・・・いいですね～。
　相変わらず、堂本はいい奴だし。　・・・夏休みといえば、基礎トレーニングの嵐って気がするは、まぁ、いいか。
　あ、弓道場なのに突然クツを履いているぞ、西門の奴（P82）(^^)
　あと、バークレーがサンズの頃の話がなつかしーなぁ。　最近はケガだらけ。（”ブタキムチ”は、もう８年以上前じゃない？）

　『キャプテン』の”落し前”第二弾である。　うむ、ヨヒことだ。　こういう、良心的な企画って、普通なかなか無いよね。　（＞切り抜きばかりがたまる一方のオレ）
　よもや、完全新作読み切りがどどんと１０７ページもあるとは！　しかも、すげぇサービス（at 少年誌）と、これでもかのアクション！、そして大暮維人お得意の泣かせる展開に、もう満足至極ナリよ。（１８禁だったら、もっとスゴイことになってたんだろうなぁ）　この辺のバランスが、さすがです。
　「人は・・・愛の在るところに戻る習性を持つ動物だと・・・～」の下り、イイです、もう、そりゃ。　(T_T)

　・・・このシリーズ、「未完の傑作」を募集してるみたいけど、色々あるぞ、オレは。(^^)　取り敢えずは、クライマックス直前の休刊に泣いた『サイゴン0081』(たけばしんご・サイバーコミックス)かなぁ・・・。　出してみよ、ダメだと思うけど。(;_;)