The inner of
[Ti]
COMICS '08
080413 [最近読んだ漫画]
『仮面のメイドガイ 7』(赤衣丸歩郎、角川)の下品で中二でオトナなセクハラの連続に恐怖した!
擬音の「ぼいいん」「ボイイン」「たゆん」「ぴこん」「わさっ」「モミィ!」に対する感想を書くだけで児ポ法に抵触しそうだ!
日本は平和だなぁ。
1.
『成恵の世界 10』 丸川トモヒロ(角川)
8年目乙。
相も変わらず理路整然な傍若無人の篠原カントクがステキすぎる活躍と、あまりの正統的エロコメにバチスカーフも愕然であった対土井姉妹戦エピソードの濃度は異常。
それに、香奈花母と後妻の娘の丁々発止と追跡する異母姉と彼氏の奇行、そしてエントロピーのエピソードなエピローグは泣ける。マジ泣ける。
山守さんのエピソードは、一見すると武伏のエピソードの焼き直しに見えて、「自然」との付き合い方や姿勢、人間の連なり、記憶、未来、とSPオペラ盛り沢山なテーマで泣ける。マジ泣き。
4巻のOL八木さんエピソードを受ける話かと思いきや、人間機族の過去と迷い、そして実はこの物語の
要
(
かなめ
)
となるのでは?という伏線らしき「未来小説」。
どれも、これも、複雑で、楽しくて、悲しくて、なんとも愛しい。
この世界のまとめをゆっくりと進めつつ、これまでの伏線を解きほぐすのではなくて、更に編み上げていってますね。
ゆっくり付き合いたい気分にさせられますよ。
「私をきずつけたもの
手をさしのべてくれたもの
すべてに
祈りをこめて」
2.
『ヒャッコ 3』 カトウハルアキ(ソフトバンク)
実はお姉ちゃんっ子だったトラ、テラカワユス♪
あのトラにこんな設定があることや、それを前半戦丸々使ったエピソードがやるとは思いもしなかったが、イケものだな。 つーか、巧い。 家族ネタ耐性0の私には無条件降伏ですよ、シシマル状態ですよ、もう!(がおぉぉぉぉ)
そんで、後半戦は21世紀型のちよちゃん@『あずまんが大王』ですよ。ボクっ娘ですよ。なのに、長髪ヘアバンドですよ。けしからんことにランドセルにスク水ですよ。 なんたる重装備か、バケモノか、カワユス♪
それにしても、要所要所でネネがいい味だしてるよな。かくありたいものだ。
あとタっちゃんのデジャヴな受難とか、あゆのデジャヴな受難とか、ツッコミ役2号が定着したメガネとか、「ゆらり」じゃなくて「ぬるり」なイノとか、テンション異常な兎とか。 楽しい連中はより楽しく、楽しい連中がさらに増殖。
な ん て た の し い ん だ!
気付いてみれば、GWが目前だな。 さて、どうしたものか。
080330 [最近読んだ漫画]
前回から二ヶ月以上も空けてしまったが、無論、漫画を読んでいないわけではない。
読んでいないどころか、購入した新刊単行本だけでも以下のような按配だ。
1/23 『Alice Quartet OBBLIGATO』(藤枝雅+源久也、メディアワークス)
2/08 『ツマヌダ格闘街(3)』(上山道郎、少年画報社)
2/09 『フルメタル・パニック!Σ(7)』(上田宏、角川)
2/09 『蒼海訣戰(5)』(納都花丸、一迅社)
2/09 『かんなぎ(4)』(武梨えり、一迅社)
2/19 『天上天下(18)』(大暮維人、集英社)
2/22 『蟲師(9)』(漆原友紀、講談社)
2/22 『屍姫(7)』(赤人義一、スクエアエニックス)
2/23 『未来日記(5)』(えすのサカエ、角川)
2/25 『アリスの照星(4)』(長谷川光司、ワニブックス)
2/29 『めがねのひと』(日坂水柯、白泉社)
3/05 『そこをなんとか(1)』(麻生みこと、白泉社)
3/08 『マイガール(2)』(佐原ミズ、新潮社)
3/12 『眼鏡なカノジョ』(TOBI、ソフトバンク)
3/19 『学校ホテル』(モリエサトシ、白泉社)
3/19 『BLUE DROP 天使の僕ら(2)』(吉富昭仁、秋田書店)
3/17 『みなみけ(5)』(桜場コハル、講談社)
3/17 『Pumpkin Scissors(9)』(岩永亮太郎、講談社)
3/24 『Under the Rose(5)春の賛歌』(船戸明里、幻冬舎)
3/24 『成恵の世界(10)』(丸川トモヒロ、角川)
3/25 『ユーベルブラット(7)』(塩野干支郎次、スクエアエニックス)
3/25 『BAMBOO BLADE(8)』(五十嵐あぐり、スクエアエニックス)
3/27 『機工魔術士 enchanter(16)』(河内和泉、スクエアエニックス)
3/28 『魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS(2)』(長谷川光司、学研)
3/28 『ああ探偵事務所(14)』(関崎俊三、白泉社)
…ヤバイ。
2月・3月が新刊ラッシュとは言え、多すぎる。
…いや、過去の実績を確認してみると、実はそうでもないらしい。
平日は毎晩一冊ずつ新しい単行本を読んでいるような感覚なのだが、実際のところはあれこれ忙しく、読み返す時間がとれないので、そう感じているようだ。
それに加えて、スキャン処理が滞った結果、枕元に18冊のタワーが出来てしまっている。(⇔普段なら多くても5冊程度)
ちなみに、こちらはスキャン待ち雑誌スクラップ。
そう、上記した単行本に加えて、月刊誌や隔月間、季刊誌もあるのだ。
うーん、そろそろ久々に行動の見直し&引き締めの時期なのかなぁ。
なんとかせな!
あ、4/11は『ヒャッコ(3)』(カトウハルアキ、ソフトバンク)が出るぞ。ヒャッホー!(笑)
080120 [最近読んだ漫画]
ごはんにドレッシング
と聞いて、ナギさま@『かんなぎ』(1巻P157 )を思い出したヒト。ノシ
いや、あれは衝撃的だった。 「コッ、コッ、コッ」という擬音がまた、リアリティというか、生々しさに拍車がぐるんぐるんで、ここ数年でアレほど価値観にズガン!と来るような経験は、身に覚えがありませヌ。
…いや、私はしませんよ?
1.
『おじいちゃんは少年探偵 3』 井上よしひさ(JIVE)
とりあえず、ご健勝なロージンズの方々に吹いた。 70代とは思えぬ超人ぶりに、人間ナイアガラや!
そして、昭和30年代はネタ切れなのか、1980年代にネタが移行してその踏み絵っぷりは我々世代にはパンドラの箱だよ、ガクガクブルブル。 若菜巡査、活き活きしてるよ。 ガクブル。
インディ・ジョーンズなワールドもいとナツカシス。 あぁ、今は去りし冷戦時代の安定した世界に思いを馳せる…、なんて浸ってたら、急展開じゃよ。 お母様の柔肌に食い込む縄! 裏切り者が続出! ひかりは火炙り・磔・牛割き刑! なんて非人道的なんだ!(笑)
そして、×丁目の夕日な世界へ舞台が移る! これぞ、まさに急展開! 完全に意表を突かれた気分ですよ。 つまり、これまでの話は前フリだったんですな。 ふふふ、いよいよ楽しくなってまいりましたぁ!! 次巻はいつかな?
2.
『仮面のメイドガイ 6』 赤衣丸歩郎(角川)
セクハラ漫画のトップグループを疾走快走暴走中の新刊デター。
おバカっぷりとその芸の細かさに拍車がかかって火の車ダゼー。
妖怪変化妖術じみたアプローチから、消防厨房妄想じみたアプローチへと華麗なるレベルアップ&ダウンでパワーアップしたセクハラが巻頭から巻末まで炸裂し続けるその様は天晴れと思わざるを得ないであるのことよ。
なえかの本領実力発揮エピソードに、ツララの本領実力発揮エピソード、そしてフブキの生き別れの双子の母とその本領実力発揮エピソード・・・、おいしいエピソードの連続で、いや、もう、サービスのカタマリ状態! スゲー密度! そのズッシリぶりはマジでスゴイよ!
特にフブキの真実! 魅惑のフブキ母! ツララのくのいちっぷりには、セクハラを忘れて魅了されるね!
……で、とってつけたような伏線が補強されてきましたよ。 これが今後の種となり、芽が出て、幹となり、更なる大きなセクハラ花を咲かせてくれることを願ってやみません。 (←サイテー)
『月間サチサチ』(大石まさる@『OURS』・少年画報社)がいいねー。
『ヨコハマ買出し紀行』を彷彿するまったりな時間感覚ながら、なんとも下品(褒め言葉)で逞しい&羨ましスですよ。
旅のあるべき姿の一つだよなぁ、としみじみ。