The inner of [Ti] COMICS '05

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051218 [最近読んだ漫画]

　今月の『LaLa DX』では『飛べない魔女』で女装キター！とか、麻生みこと新作読みきりキター！とかとかとか他、なかなかに読み応えのある号であったのだが、骨抜きにされてしまったのが、ルーキー作品である『不屈のボーイズライフ』(街田シカク)であったのことよ！
　即ち、古典的テーマでありつつ、10年前の麻生みこと風味を漂わす新鮮達者さを醸しつつ、今年を表す漢字が『姉』だった(極東屑山公司調べ)ことを締めくくる作品であったのことよ！
　早い一年でした。


1.『CYNTHIA THE MISSION 2』　高遠るい（一迅社）


　INTERMEZZO_006「後悔させてやるぜ」→バタン→「何をーーー？！」
　弑、なんて恐ろしい娘−−−っ！(笑)
　シンシアのデコ後退前がここまでラブリーだったとはっ！ いや、今もラブリーだけど、ここまでに頑丈デコ立派になってしまって…。(泣)
　いかにせよ「これは無いだろ」と思っていた檎桐のアイパッチ・向こう傷の由来が、あげな萌えハンニバル（キチガイ）レクターの仕業だったとはっ！　そんで、番長つえーっ！！
　先生、さりげに、外伝を匂わせてるよ！（相当やってるね、アレは！）
　微妙に悩む弑、番長、そしてシンシア達ではありますが、もっと悩ましい姉君、いや、お姉さまが大・登・場！
　しかもキャラが立ちそうな手下が3名！
　これはもう、　D　U　E　L　の　予　感　！　！
　燃えーっ！




2.『ああ探偵事務所 ９』　関崎俊三（白泉社）


　��鬼�≠ﾌ扮装、そのネタとオチは数ページ前から明白に読めていたです、私。
　だがしかし、予想を遥かに超えるその強烈な姿とオチのベクトルに、久しぶりに漫画で吹いたですよ。　GJ！探偵！
　今回の事件x2、皆が幸せな方向になるように、事件を通して探偵が軌道修正してる話やね。 勧善懲悪的なハデさはないけど、地に足が着いた、いい話だと思う。 しみじみ。
　そして、この羽毛田弘に対しては、いよいよをもってタイヘンな感情移入をしでかしてしまう俺ガイル。orz　お幸せにー。
　しかし、もう9巻ですかぁ、早いものです。
　ここ数年は絵柄が安定していたと思うけど、ここに来て少し目が大きくなる・顔が丸くなる方向に変わってきてますな。 涼子さんラブやー。
　では、また、半年後。




3.『エルナサーガII 6』　堤抄子（スクエアエニックス）


　うわー、ヴァーリの二番煎じかと思っていたら、更にエグイことを繰り出してきたよ、この枢機卿。
　人間だけならまだしも、英雄の尊厳を踏みにじるというこの行為、いかに合理的といえども日本人的には無茶苦茶な嫌悪感をもよおすよ、世も末だよ、悪魔も裸足で逃げ出すよ。
　そんな中、ヴァルの強さが徐々に分かってきたですよ。 先のエルナとは違うようで、共通する要素だったんだなぁ、と。→「そうか、主人公はヴァルだったんだ」なんて、素で思ったりするよ。
　『著者コメント』で戦争の形態と信義について述べられていたけど、ちょっと異論があるなぁ。昔も、今も、領土と資源・そして信義が戦争の中心であることは変わりないと思う。変わったのは、効率的かそうでないかの違いではないかと。
　そのように��疑似科学�≠�物量戦で垂れ流していた古代の魔法戦とは違う、��科学的で効率的な�＃�対称戦闘の魔法戦に様相が変わったこの世界の中で、新しい英雄達は新しい狂気とどのように対峙していくのか、なんか、ワクワクしてきだぞ。




　主として漫画のスキャン保存の段取り作業用として、永らく永らく永らくかれこれ10年くらい使用していたカッティングマットをこの度御役御免とした。
　ここまで切り刻まれた刻まれた刻まれたカッティングマットはそうそうあるまい、というご自慢の一品じゃよ？じゃよ？じゃよ？
　お疲れ様でした。

　入手した次のマットも、（ここまでは酷使されないだろうけど）割とコンスタントには酷使する予定なんで、よろしくー。

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051120 [最近読んだ漫画]

　うわーん、お姉ちゃん＠『天上天下 14』が死んじゃったぁー！ はやく生き返ってー！！
　あと、『機工魔術士 9』はメルクーリオ＠本人のSっぷりがステキ！　あぁん。


1.『紅い足痕』　杉浦守（角川書店）


　このような漫画が連載されていたことを皆目知らなかったのだが、『犬狼伝説』は15年前の日本出版社版から延々と買い続けてきて、その後の漫画蔵書一斉スキャン＆破棄という荒波を超えてなお残ったよりぬきの25冊に二冊も含まれているプラチナブランドであるが故に、この作品も書店で見掛けて迷うことなくゲット。
　『犬狼伝説』の続編ではあるのだが、首都警の狗どもが確かな足取りで歩んだ謀略や破滅・暴力の美学といったものよりも、ずっとずっと曖昧で不確かに泥臭くのたうち回る捨て犬の物語であり、言うなれば遥かに『紅い眼鏡』な作品になっていた。
　何かを分かりやすく表現して、それを伝えようとするエンターテイメントではない、何かを見つけて手繰り寄せてそれを咀嚼しないといけないような、典型的な独善的エンターテイメント作品であるが、それでもなお一瞬の鮮烈なイメージ、伝わる曖昧なメッセージが心に残る、素人にはまったくをもってオススメできない味がなんともバカらしく、面白い。
　もう、これで終わりなのだろうか。
　次の舞台が日本へ移ることを祈りたい。



2.『みなみけ ２』　桜場コハル（講談社）


　なんか、一層微妙に面白くなってる！
　定石っぽいボケやオチを萌えでくるんだギャグ漫画が魍魎跋扈する昨今の漫画界ではあるが、ここは位相やら間合いやら組み合わせを間違えまくった上に媚表現もあるんだか無いんだかの微妙ライン上であり、テンションに至っては限りなく低いこの作品が面白い理由がよくわからんが、面白い。
　やはり、微妙なのと普通の姉妹愛がごった煮だからだろうか。「バカじゃないの？」なんて、傑作かと間違えたよ、俺。
　藤岡とかふじおかとか番長が羨ましいからだろうか。タケルおじさんとかマコちゃんもみんな美味しすぎるぞ。
　あと、内田と内田より不安なコら微妙な小学生とケイコとリコちゃんら微秒な中学生と、速見先輩とマキら微妙な高校生がいい味をだしているからだろうか。 羨ましいぞ。
　で、やっぱり時々正気に返るカナや動物っぷりが増量したチアキやいい感じで増量中のハルカ姉妹らの緊張感のさなが、平成大不況の微妙な終焉を語っているのであろうと私は思うのだが、どうか。
　それでは、また来年。




　ビールの詰め合わせを買って、お歳暮で友人へ贈るイヤガラセを計画していたので、ちょいと三次へ行ってきた。
　…品切れだった。orz
　やむなく、中身（地ビールの��ベッケンビール�＝jを贈った。
　宅急便の申し込みをしていたら、同様に「朝霧の巫女ビールはありますか？」という客が来て、なんか、粘ってた。 笑えたが、ちょっと見苦しかったぞ。
　ちなみに、三次の土産物屋には『朝霧の巫女』のポストカードとか、巫女グッズがいっぱいや！(笑)
　とりあえず、基本の『泡雪三姉妹』をゲット。↓ あまーい♪

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051022 [最近読んだ漫画]

　『百合姫 vol.2』は全面的に『ストロベリー・シェイク』(林家志弦)専用誌として購入している感じ。
　うーん、更なる企業努力が必要じゃのぉ。


1.『アダ戦記５』　堤抄子（一迅社）


　「ヒロインは月波だったのかー！」
　「月影は男だったのかー！」
　…などと、今更なことに気付いて驚いた最終巻。
　そして、「あぁ、堤女史は��終末描き�≠ﾈんだなぁ」ということに、ようやく気付いた10数年目の最新刊。
　その今回の終末は、地味に・泥臭い、そして途方も無い時間を必要とする、人々の手によって未来を掴む・未来に希望を託すという、これまでとはちょっと毛並みの違う終末だった。
　その希望と引き換えとなった月波との別れのシーン、唐突で華がない演出だけと、理屈ヌキで心打たれた。 アダの純粋さや月波の母性などのキーワードが思い付くが、実際のところはよくわからん。
　ちなみにラストの「夜空を見上げると〜」のシーンに『アポロ13』のラストシーンを彷彿させられて、ちょっと鳥肌。
　これら一連のシーンにはBGMが欲しくなる。 個人的には��Songs With No Words��(梶浦由記)がマッチした。
　悠久の刻を感じさせ、ＳＦマインドある作品ってのはいいもんだなぁ！ と再認識や。




2.『LaLa-DX』　（白泉社）


　今号は全体にいつものいい感じのペース。
　主力連載陣の『飛べない魔女』(川瀬夏菜)、『花の名前』(斉藤けん)、『夏目友人帳』(緑川ゆき)の御仁らは相変わらずいい感じ。安定感抜群ッスよ。
　一方で『魔女の仔』(紫臣)が、冒頭での読みも中盤での読みも終盤での読みも外れに外れまくって、予想外にキた作品となった。伏兵だったと思う。
　そんで、準新人の『君とひみつの花園』(林みかせ)が、楽しい方向の良さを伸ばしての読ませる漫画で、久々によかったよ。本人も楽しく描いているんじゃないかな。
　で、今月は新人・ルーキーらが、地味ながらもなかなか良かった。『あぁ愛しの番長さま』(藤方まゆ)や『夢☆来来』(藤丘ようこ)などは、可愛い絵柄で若いエキスを再抽入されるよーだったし、『柚原キョーダイ』(綾菜充木)や『恋する人間学』(モチダ)の荒削りな新鮮っぷりが気持ちよい。
　そんな感じで、いい感じ。
　次号はもう12月かぁ。『波待ちリストランテ』(麻生みこと)が楽しみー。




　『フルメタル・パニック！ Σ』を読んで興味が出たので、『フルメタル・パニック！』を一気に揃えて読んだ。
　漠然と持っていたイメージとは違って、骨太ドラマで存外に面白かった。
　先入観で判断しちゃダメねぇ、とおもた。　反省。

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051001 [最近読んだ漫画]

　祝！『カルドセプト 5巻』発売！ 　コスモだかチャクラだかが燃え上がる展開に燃え燃えだ！
　スパッツ娘になったナジャランに存外萌えるのは、まぁ、アレだ！

1.『IGNITE WEDGE 2』　堤芳貞（マッグガーデン）


　「えぇっ、最終話？！」
　途中まで読み進んで目に入ったその文字にびびった。
　確かにそこまでの展開に「端折ってるなぁ」とは思っていたが、よもやこんな結果になろうとは…。(泣)
　登場人物は魅力的な連中ばっかりだったのに、物語が動き出したばかりだったのに、なんとまぁ、勿体無いことよ。トホホホ。
　今回は、淀んだ世界の清涼剤：ジルフェがなんともいえない心地さを醸していて、存在感ありまくり。 且つ物語の最後を彼女が締めくくってくれて、切ない余韻と、ちょこっと救われた気分。
　でも、彼女はいつも明るく元気でいて欲しいかったなぁ。
　ともあれ、連載お疲れ様。　次回作に期待。



2.『パンプキン・シザーズ　４』　岩永亮太郎（講談社）


　「彼女こそ、いま最も美しい��アリス�≠ｾ！！」と声を大にして言いたいですよ！
　will-o'-the-wisp：��死沼に誘う鬼火�≠ﾉ負けない輝きを放ち、一点の曇りもなく澄み切った、純粋な、そして高貴な心を持ち、‘不正義’をよしとせず、‘悪・即・漸’を旨とし、可憐で美しい姿形、「指揮官向きのよい声」、悪に退かず、悪を許さず、悪を断つ、強く、凛々しく、踊るように戦う‘切り裂きし者’、孤高な『アリス』少尉。惚れまくるでしょ、フツー！
　今回はその少尉が「これこそが正しいツンデレ」を見せてくれたこともあり、もー、少尉で頭がいっぱいですよ。 余談ではあるが、世にはびこる「ツンデレデレデレデレ…」ではない、正しい「ツンデレ」をここで学ぶべき人々は沢山居る筈である。(力説)
　ちなみに今回の見所は、おっぱいとふとももだろう。うぅん、この、バカ娘がぁ♪
　あと、彼女の姉らの凛々しさ・妹バカっぷりも素敵すぎる。 実は少尉並に強いのでは？なんて妄想も膨らむですよ！ 人妻でもいい！(ヲ)
　「理不尽な論理と欲望・暴力の渦巻く戦場に立つ可憐な少女と、その傍らに立つ立つ屈強な大男」という構図は、かの名作：エルナ@『エルナサーガ』を彷彿させられるのだが、この二人はまったく違う立ち位置とベクトルとで、戦いとは、悪とは、正しさとはについて考えさせてくれる。 なんと素晴らしい作品なことよ。
　今回の見せ場は少尉だけでなく、残虐な敵に叩きのめされた末にそのでかい図体を少尉に役立てたいのだという自分の気持ちにようやく気付くことができた伍長の不器用さ、そして純粋さが心を打ちまくります。 憧れちゃうですよ。
　そうそう、前巻の伏線（手袋、コートのすそetc.）が見事に受けた演出にもしびれるぜ。やるなぁ！
　そういえば、（特に男性キャラの）絵柄に、しかくの＠『爺さんと僕の事件簿』女史の香りを感じたのだけど、関係があるのかな？
　正直、１，２巻迄は��良作�＜激xルだと思っていたけど、三巻から急上昇、この四巻に至って��傑作�≠ﾉランクインですよ！ 古本屋で1,2巻を観掛けると「ふふふ、そこで切ったか、愚か者め！」なんてせせ笑ってしまいます。 読まない人は、人生の損失です！(言い過ぎ)
　つまり、「あぁっ、もうっ、早く続きを観たい、魅たい、みたーい！！」



　近所の地域清掃（夏の間にボーボーとなった雑草刈り）に参加した際、「背が高いから」という理由で、植木バサミを渡された。
　受け取った途端に「…おー、伍長みたいだー」などとスイッチが入ってしまい、ふつーならノコギリで落とすような枝まで含めて「töten sie」「töten sie」「töten sie…」と勢いよく刈りまくりの一時間後…
　腕が上がらなくなりました。（笑）

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050910 [最近読んだ漫画]

　転職して電車通勤になった＆田舎ローカル線への乗り継ぎがある為、週に何回かは駅前の書店で時間を潰すようになって、棚をずいーっ、と眺める機会が以前よりも格段に増えた。
　で、一年前に橋本みつる作品集『GET DOWN』が出ていたことをチェックし忘れていたことに気付いて、ゲット。…15年前に感じた微妙なバランスとテイストを堪能＆満喫＆マンゾクー。


1.『成恵の世界８』　丸川トモヒロ（角川）


　「いつもにまして、サービスカットが多いなぁ！」が最初の印象。バチスカーフさん＆銀河先生ブラボー！ブラボー！ブラボー！！
　四季ちゃんの素がでまくった『時代屋の女房』シリーズは、キャラのドラマと同時進行でSFの側面が影に日向に出てきて、SFマインドがくすぐられますな。四季祖母の問いに答えるピートの台詞は、まさに『夏への扉』だね。「勿論だとも！！」
　ちなみに、はじめちゃんの着メロは『ダースベイダーのテーマ』とみた。だいなしだ。(笑)
　で、恒例のカナ坊おさかなＴシャツだが、今回はブリとマンボウで二種類も！ ラブリー。
　丸尾妹(4年生、スパッツ娘)のちょっとツンデレ(？)気味ないい話とか、丸尾父(自営業)のちょっといい一徹親父っぷりなどといった、いつものほんのり家族ドラマに加えて、いよいよ地球上を舞台にしてSFな何かが始まりつつあるのがなかなかにワクワクさせられる。　惑星日本などの諸惑星の成り立ちと地球との関係に繋がるのではないかな、と妄想中。 真相は果たして如何に？ 今後も楽しみだ。



2.『屍姫 1』　赤人義一（スクエアアニックス）


　惨劇乙女！
　千切れ飛ぶ少女の手足！ 首筋から迸る鮮血！　抉られ毟られる肉塊！ 毎回バラ肉＆吊し肉！　畏怖と憐憫と侮蔑と嘲笑！　天国もない、墓場もない！　黒のハイソックスは伊達じゃない！ フトモモの内側！ はいてない疑惑！
　などなど、（最後の３つはアレとして）猟奇魅惑的な言葉が流れるように湧いてくる天国まであと残り96人をブチ殺す予定の死なない少女ホラー活劇なのですよ！ 世も末だ！
　ともあれ、ストーリーとしての面白さよりも、キレーな主人公少女が如何にゲロ残酷な方法でいたぶられるか、そしてエロ残酷に勝利するその過程を活劇として楽しんで読むのが現状であろう。　丁度『無限の住人』の最初期や各々のエピソードラスト戦斗シーンの楽しみ方やね。
　一目瞭然な魅惑のふともも＆血まみれのキレーな表情の魅力に加えて、今後のストーリー面での更なる飛躍をなんとなく予感させられるので、けっこう期待だ！



3.『LaLaDX』　（白泉社）


　今月は際立つ新人作品もなく、ちょいと夏バテ気味かなー、と。
　そんな中で、『飛べない魔女』(川瀬夏菜)の続編があってウヒョー、万歳。で、また女男かよ！(笑) この調子で女男をガンガン（12人くらいに）増やしていって、逆ハーレム化、そしてその先にあるのはゲーム化だ！！ …これならオレも買うよ？(正気か)
　あと新人組に入るけど、『金魚奏』(ふじつか雪)が地味に良かった。折りしも、この夏に小笠原でのダイビングで八丈島太鼓の演者と一緒になって、その演奏を聞かせて貰ったのだが、それが一つの太鼓の��二面打ち�≠ﾆいう奏法で、結構ダイナミック。この漫画では主人公らがその珍しい奏法を採っていて、そこに「ピーン」と来た。こういうこだわりは大好きだ。漫画も丁寧で好感。
　そして、圧倒的な存在感の『ことのは』(麻生みこと)シリーズ完結作(？)『詩人の恋』が実に実にスバらしい。麻生節と細やかさと乱切りブツ切りのメリハリっぷりが産み出す際立つ楽しさ・面白さは、ますます磨きがかかって、スバらしい。 くまも佐古も黒木も魅力的だ。 「言葉を無駄遣い」という台詞、いいなぁ。（ちなみに私もライダーなので、覚悟と自戒を込めて2000年からドナーカードを携帯してますよ？ くまちゃんプリーズ！） なによりこの短編読みきりシリーズ、実は相当の名作だよ！ 面白かった。
　…あ、本誌の方に緑川ゆきと草川為の作品が載るんだ。うーん、久しぶりに買わないとダメかなぁ。
　まぁ、そんな。




　…で↑、『LaLa』本誌を久しぶりに買ってきたのだが…
「うう、おじさん、この本の面白さがよくわかんないよ」な感想。
　歳をとったんだなぁ。

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050821 [最近読んだ漫画]

　
　「…あ、折角広島に来たのだから、三次(みよし)の実写素材を使って『朝霧の巫女』イメージなブツを作るのもおもろいかもしんないなぁ」
　…などと、久しぶりにバイクでうろうろしつつ、出来もしない妄想が湧いて出る夏頭な今日この頃。


1.『できるかなV3』　西原理恵子（扶桑社）


　すんません、出ていることを二年半も気付かずにいました。
　生きる力がモリモリ湧いてくるというか、悩む力がモリモリ萎えていくというか、なんつーか、人生の前向きな自堕落へのロバスト性についてのなんたるかをグリグリと押し付けられるようなパワーが溢れ出していて、いや、もう、相変わらず。
　『脱税できるかな』という漫画のサブタイトルなんて、一生に一回見ることもないんじゃないか、ふつー。 …朝の連続テレビ小説で毎朝昼夕にカットが出てるヒトがこんなんでいいのか？！ すげぇ！！
　一方で、『ホステスできるかな』は、ちょっと毛並みが違って、いい話がポロポロ混じっているじゃないか。 いい話だ。
　また、ここで紹介されていた変態道の深遠なる奥深さには、「ネットは広大だわ」も裸足で逃げ出す宇宙ヤバイ。 お願いですから参りました。orz
　この3巻はとにかく勉強になった、人生の。 マジに。



2.『ブラックラグーン(4)』　広江礼威（小学館）


　…アニメ化はご愁傷様。orz　犬に噛まれたと思ってガマンですな。
　さて、この二ヶ月間で私は南米旅行をキャンセルすることになって、そこにお茶濁しで刊行された南米ネタの『翡翠峡奇譚 1,2』で微妙にこん畜生と不貞腐れだったりしていましたが、ともあれ、ようやく待望の4巻です。
　今巻はレヴィのツンデレっぷりがたまりません。　ビヴァ！ツンデレ！！
　勿論、バラライカ姐御がマジ外道でステキすぎ。　ハラショー！ ウォー・フリーク！！
　そんで、次はヤクザ＆女子高生！ こいつぁ、まさに日本の伝統美じゃー！！(？)
　「…あれ…、…ハテ、なんかデジャヴが…？　…あ、『ファントム』か！」 なんて考えたりもするが、まぁ、それは御愛嬌。
　じゃ、アレですな、次は教会での攻防戦。（しねぇよ）
　それ抜きにしても、バケモノやらキチガイsやらの役者がワラワラ湧いてるエピソードなんで、締めの舞台が楽しみだ。
　それにしても、エピソードと巻の区切りが中途半端なのはよろしくないね。 折角のストーリーの流れがスポイルされるようで勿体無い。 少々厚くなろうが薄くなろうが、エピソードで巻を区切った方がいいと思うのは人間が古いのかなぁ。（まぁ、編集としては「本誌を買ってくれ」という意図なんだろうけどねぇ）
　ともあれ、(今度は早い筈…だけど、アニメに合わせて遅らされる可能性がある)次巻に期待だ！



3.『ドラゴン・フィスト 14』　片山愁（新書館）


　「笑う時も 泣く時も」「共に在ることを願う 共に在ることを願う」 そういう物語だったです。
　彼らの長い長い旅が終わって、ひっそりと・静かに物語の幕が下ろされた、という感じでしょうか。
　連載当初の頃は随分と物語にブレがあったようだ(私が読み始めたのは4巻辺りからなんで…)けど、年月を経るに従って急速にそれが収束して、ハデさとかご都合主義なエンターテイメントはどんどんと抑えられ、登場人物達表に出す感情のみで物語が語られはじめ、それぞれの想いがそれぞれの形で結末を迎える、今回の静かなフィナーレとエピローグとなったように思います。
　本当に長らく付き合ってきた愛着のある連中なので、大団円な結末を望みたいところでしたが、少し心地よい苦みが残るこのラストが、正解なんだろうなぁ、とそのたまらない余韻に浸ってます。（私にとっては『ブルーソネット』のラストみたいな余韻）
　そして吟子の秘密がようやく明かされ、その吐露された感情に、ようやっと彼ら・彼女らの関係が理解できた。我ながらニブすぎるとは思う。 死産だった吟子の妹は、ひょっとしたら、飛龍と小雷の関係と同じようなものだったかもしれないですね。 そんな、描かれなかったドラマに想いを馳せてみたりしました。
　また鳥を失った世鋭が、エピローグで穏やかにあったのが、すごく救いでした。 …でも、ラストのシルエットに、志郎丸が居てくれると、もっと嬉しかったなぁ。
　ただ、とりあえず（詳しいことはまったく知らないし、的外れな気持ちかもしれないけれど）女史を随分と消耗させたような気がしてならない角川の編集には地獄に堕ちて欲しいと思ってます。
　ともあれ、18年間本当にお疲れ様でした。




　『電撃大王』、フィギュアつけて本誌が薄くなるなんて、本末転倒も甚だしいな。どうせ、「読者アンケートの結果を反映して」とかいうことだろうがな。
　まぁ、『月姫』の「家計図」の誤字が今月(8月)で一番気になったとか言っているようなケツの穴が小さい私。
　まぁ、そんな日々。

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050715 [最近読んだ漫画]

　「揺れ動く−、心と、胸…。」なるオビのアオリ文句がイカす『機工魔術士 ８』(河内和泉,スクエアエニックス)が、じりじり「面白く」なってきていて、いい感じだ。お色気お姉ちゃんとノリがメインのウリだと思っていたけど、漫画としてちゃんと面白くなってきていて、それに描線もよりキレイになってきて、見所いっぱい。
　揺れてます。


1.『LaLaDX』　（白泉社）


　「タイトルロゴをレイアウトした編集、氏ね！」と思った『7時間目のラプソディ』(田中メカ)。倫子さんの背中が見えないではないか！二年ぶりの倫子さんなのに！このボケ！カス！まんこ！
　それはさておき、にざかながひょっこり復帰＆ちゃっかり連載してるのがたまげた。相変わらずな駄洒落ワールドにうっとりだが、ここはひとつ修さんが復活するか否かが更なる高みへの焦点かもしれない。徳次郎さんこわい。
　魔法使いな話がスキなんでしょうか、『飛べない魔女』（川瀬夏菜）は、いつものテイストなのに飽きさせずに読ませてくれます。でも、いつもよりも、ちょこっとオトナなところが微妙にいい！
　さて、今号の新人さんグループでのダントツトップは『ラジカルスプラシュ』（久賀流）であろうね。 絵は可愛い・きれい＆生き生きしてるし、コマ割も上手い、話もしっかりしてる＆おもしろい。なにより、楽しそうな部活動を等身大で描いていて、おじさん、ちょっくら懐かしくなったりしたですよ。 次の作品も期待大ですよ。
　次点で『みにみに。』（日向マキ）ですな。絵柄は素直で可愛い（けど15年前くらいにちょっと似た人がいたような？）し、お話も(ネタは兎も角)素直でリズムもテンポ良くて、デビュー作でこれはたいしたもんだと感心。 上手いけど荒削り感があって、今後に期待できそう！ どうかな？
　そんなこんなで、（前号はイマイチだったけど）今号は結構満足度高かったです。




2.『蟲師 6』　漆原友紀（講談社）


　アニメ化っすか！？
　少々意外な気もしたが、確かにこの作品なら、きちんとしたアニメ化に向いているような気もする。 腰をすえた演出としっかりした音響で、丁寧に作って欲しいです。 昨今の濫作なアニメ化の中で、唯一「楽しみだ」という気になったです。
　さて、この巻では鬱になるような悲劇らしい悲劇が無くて、純粋に蟲師の世界を楽しむことができますな。 「蟲によって生じる不幸ではなく、人の人間臭さが起す出来事がベースにあって、それを蟲師の視点で切りとるという手法、これはSF小説の手法に通じるものがあるなぁ」なんて、思った、ふと。
　そういえば、作者が白川郷に行った際の話が載っていたが、奇遇にもつい先日私も白川郷に(バイクで)行ってきた。真昼間だったこともあってか、印象が随分と違った。 また、別の季節に行ってみたいと思う。




3.『まじかるストロベリィ 1』　まつもと剛志（白泉社）


　いちこがやっべぇ位にキュート。
　「かまってかまって」「ご主人様だいすき」「にゃん にゃん にゃーん」的小動物っぷりがスっっっっゲェキュート。
　お子様だけどキュート。いや、お子様だけにキュート。
　全身全霊でおバカなキュートっぷりに、メロメロにゃーんですよ。いや、マジに。
　勿論ながら、ヒナお姉ちゃんも計り知れないキュート。計測不能。
　萌えとは違うのだよ、萌えとは。(多分)
　続刊、早く読みてぇ！




　これをAmazonで注文しようとしたら、またしても登録されて無いー！(涙)
　前号までは書籍だったから登録されていたけど、出版社が変わった今号からは雑誌増刊扱いとなり、その(流通経路が変わる)関係で登録されないのであろうか？(←推測)
　広島以西の発売日遅延地域在住（→週末が発売日の本は店頭に出るのが週明け火曜日くらいになる→平日は店頭に行く時間が無いので手に取れるのが次の週末になる→その間に売り切れることも多々アリ→コンチクショー！がよくある）としては、Amazon様が頼りであったのに、意外と落とし穴があるようで、ドキドキします。
　もっともっと頑張って貰いたいです。
　…と、書いたのが少し前だったのだが、発売日前日になった頃に再度チェックしてみたら、ちゃんと登録されてました！
　わーい。(笑)

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050610 [最近読んだ漫画]

　前作の超傑作ぶりからしたらちょっと微妙やなぁ、と思っていた『エルナサーガII』ですが、最近はちょっとええ感じになってきましたよ？ 登場人物らの肝がすわってきて、ようやく物語の芯と『II』での方向性を感じられるような気がしてきました。
　…決して、ヴァルの凶暴姉の魅惑の生足に魅了されて評価を変えたわけではないよ？ ホントだよ？


1.『三者三葉 ２』　荒井チェリー（芳文社）


　葉子様のキャラでツカミをとりまくっていた一巻から一転して、この巻では双葉に素で萌えた。カナ坊系のおバカキャラかと思いきや、いろんなワザを持っているのが好印象あ。
　つーか、照公や山G、照姉など、皆々キャラが立ちまくっていて、なんか楽しいぞ。
　そして、一巻では四コママンガ独特の丸っこい・可愛らしい絵柄であったものが、この二巻で筆がこなれるにつれて徐々にキレイ・洗練された方向に絵柄が変わりつつあって、照公がふわふわだったり横顔が凛々しかったりにドキっとして、双葉の表情にはドキドキっとさせられることが時々。 こういう絵柄の変化は珍しい変わり方ですよね。(多分)
　




2.『８８８ 2』　桑田乃梨子（幻冬舎）


　『だめっこ動物』がアニメ化されたと聞いて、「えっ、桑田女史の作品が！？」と、ちょいと驚いてしまった失礼な私なのですが、よく考えてみれば『オコジョさん』という類例もあるよなぁ、と思い返したりも。　『ひみつの犬神くん』がオレ的忘れられない作品ベスト10に余裕でランクインされている私としては、ちょっと感無量。
　そんな今巻のオビに書かれた文句が、ちょいとイカしてるね。「殺伐とした世の中な今だからこそ読みたい　日本一事件と無縁なへっぽこ探偵物語。」　確かに、甘々じゃないけどもぬるい空気というか安心できる居場所のような事務所と仲間達というだけで、こう、癒されるです。
　その割に事件っぽい起伏と人情っぽいいい話な連続で、且つ女子供と動物が闊歩するのだから、癒されまくりです。
　『ひみつの階段』とかに通じる「ちょっと優しくなれるような、いい気分」が後に引きつつも、桑田女史独特の泥臭さも気持ちよい作品ですよねぇ。
　ちなみに、この日は『ああ探偵事務所 ８』と一緒に買ってきたので、ヒマ探偵漫画尽くしになりました。(笑)




3.『仮面のメイドガイ 1』　赤衣丸歩郎（角川書店）


　全てが異常だっ！
　どうもこうもない、兎に角狂ってる！
　なんだ！ メイド漫画にあるまじき変質者というか、怪人というか、妖怪というか、クリーチャーは！？
　そして、メイドとは思えぬその発言の数々！
　「ククク…　さぁ、どうご奉仕してやろうかご主人　ククク…」
　「この汚れご主人め！」
　「貴様のことなら何でもお見通しだ ご主人！！」
　「クククク ムダな努力だ ご主人！」
　「おのれ、ご主人！」
　ホレてしまいそうだ！ アニキ！！
　見た瞬間に「実は男に違いない」と思ってた後に「もっとコワいキャラだとおもったのに、こんな可愛いキャラだったとは、失望したぞ！」と思ったフブキさんも激可愛いし、どんどんおバカになっていく主人公？なご主人も爆可愛いが、この魔人の魅力はそれらを凌駕する異常さだ！
　参りました！！




　この春、ウチの会社の研究所で、まぁ、所謂リストラみたいなことがあったのだが、それを機会として辞めていった人間に「漫画家になる」という奴がいたそうだ。 部長に対して「『マガジン』とかにも掲載されたから、これからはこれでやっていく」とか説明したそうで、うむ、いい度胸だ。若いっていいね！
　別に知己だったワケではないけど、「がんばれ」と言いたいッス。がんばれ。
　あと、一迅社えらい!

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050521 [最近読んだ漫画]

　ふと、思った。
　「天乃川先生＠『成恵の世界』が超能力を使う際にサングラスをかける件について、あれはひょっとして瞳が怪しく光ってるからかな？」
　これ↑は絵になる！カッコイ！
　いや、まて。
　「いやいや、彼女は随分と視力が悪いみたいだし、もしかしたら超能力を使うと更に悪くなって、のび太目（ε_ε）になってるとか！」
　…美しくないものを想像してしまった。orz

1.『破壊魔定光 11』　中平正彦（集英社）


　ちょっと刊行ペースが早いような気がしました、良いことです。むふー。
　コオネ編に至る暗さが払拭された上に幾分能天気なコメディ色まで醸していた宇宙編も大団円(？)でクリアして、次は平行世界行脚の二人(＋2)旅編ですか！　次々と舞台も状況も変化して、いつも新しいドラマを魅せてくれる中平氏の贅沢な手法に感嘆させられます。（ある意味で『ジョジョ』を彷彿させられたです）
　そんで、まぁ、ネコ耳はいい。　外見は兎も角として、中身は凶暴なまんまだし、ツンデレも健在だし。（ヲ
　しかしなんだね、新登場の女定光は一体全体どうしたことだ？！
　ママ属性＋ツンデレ属性＋姐さん属性の私にとって、この作品においては神代嬢以上の萌えはありえなんだと思っていたが、おっきいお姉さん属性でもある私にとって、この女定光は危険すぎる！ 長身属性＋黒髪ロングのポニテ属性＋ロングモミアゲ属性＋ヤンキ姐さん属性＋乳属性はないけどもあるに越したことは無い属性＋巨乳が恥ずかしいと気にしている娘属性＋「制服を着たらちょっと猫背」属性etc.etc.で、萌え燃えのマジヤバやー！！
　そして、祝！ コオネ復活！！(T_T)
　続刊にも大期待！！



2.『天上天下 13』　大暮維人（集英社）


　既にストーリーには微塵も期待せず、キレイな絵とサービスカット、そして局所的なノリでハッタリとケレン味を楽しむのが、このマンガの楽しみ方なんだろーなー、と割り切って随分と経ったが、前回の12巻では描写にちょこっと感心したり、マンガ的な楽しさを感じたりしたので、ハテサテ今回は？とワクワクしながら読みました。
　強さのインフレが開始されているとか、伏線の矛盾とかの厨設定はアレとしても、適当にヤマ場っぽい盛り上げがあって、案外楽しめるようになっているではないか。相変わらず洗練された絵のキレイさもあって、氏独特のマンガスタイルがうまく回っているように見えたよ、うん。
　そうそう、下半身まるだしで登場、その後覆面化という前代未聞（…いや、前例はあったな、つ『けっこう仮面』(笑)）な関西弁新キャラがいい味出してる！！ いや、むしろ素敵だ！！
　そして、僅か数コマだったけど、G-STRIDERが登場したのには仰天！(笑)
　…あれ、なんか、楽しくなってきたぞ？！ なんだか次も期待しちゃうぞ。



　コツコツと続けてきた蔵書のデジタイズ作業もいよいよ大詰めに入りました。
　一時は荷物の大半を占めていた一千冊を優に超える蔵書であったものが、今や30数冊を残すのみ。 僅か一つの小さなプラスチックケースに全てが収まっています。 一年半前に立てた計画では今年の7月完了予定だったので、少々前倒しで進んでいる。 現時点での作業進行度は97%で、このペースであれば来月には作業完了すると思う。 忙しいので多分ムリだけど。
　で、作業を開始した頃（３年前）に取り込んだものを久々に観直してみると、まったく同じ処理をしている筈なのに、どうにも汚さを感じたりして、つまりよくわからないけどスキルもUPしているのだなぁ、などとヘンな実感をしたりもする。 かなりどうでもいいスキルだ。(笑)
　さてさて、もう少しだ。

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050429 [最近読んだ漫画]

　先日辞書を使ってた際に、“oriole”なる単語が視界の隅を通過して、ややっ？！となりました。　米国産ムクドリ科の小鳥。　そう、オリオール＠『ダークウィスパー』の名前の由来を、登場15年目にしてようやっと知るに至った春でありした。　…あぁ、だからメッセンジャー達(＝小鳥)は微妙に歌のネタがあるのか！
　あ、ナギ＠『はやて×ブレード』は「セブン仮面」で登場するという大予想で１００ペソ！
　それはさておき、『百合姉妹』（マガジン・マガジン）が休刊になったそうで、『ストロベリー・シェイク』(林家志弦)が一体全体どうなるのか、ということが心配で心配で夜も眠れません今日この頃ですが、如何お過ごしでしょうか？


1.『LaLaDX』　（白泉社）


　今回の印象は、新人作品にパっとしたものがあんま無かった代わりに、ベテラン勢がステキー、てな感じでした。
　マツモトトモ久々＆待望の読みきり作品『背中の男』にヤッホッホー。 『ウワサ』→『ウワサ９７』→『よくある話』→『合コン』と来たシリーズ（？）と認識しているのですが、今回は少女側の変人度が低くて、その代わりに乙女度が増量されていたので、ちょいと毛並みが違いましたね。 まぁ、変人度は連載の方で使い過ぎていたということでしょうが、ちょっと寂しかったかな。
　そしてナニはともあれ、今回の出色は、これで三作目となった『ことのは』(麻生みこと)で、今回は、なんちゅーか、麻生女史版『魅惑のビーム』ッスよ！的な演劇部ストーリーテリングにホクホクです。 いや、もー、今回はこれだけでマンゾク。
　なので、以上。



2.『もっけ ４』　熊倉隆敏（講談社）


　年甲斐も無く、じゃーじゃー泣いてしまったエピソードもあった三巻でしたが、果たして今回は？と大期待で購入。Amazonで。
　今回、姉妹が似ているなぁ、と初めて思えた。　瑞生は生真面目な姉を理由にして、渋々行動する場面が時折あるけど、それは自分も結構生真面目に考えているってことだなぁ、と。
　それにしても、昔の話で見せる姉妹のとんでもなくかわいさが凶悪ですよねぇ。 そんで、互いに思いやっている様子…��姉妹愛�≠ﾈんて書くとこっぱずかしくなるけど、それがホントにすげーいいよ。(泣)
　で、まぁ、今回は静流よりもまじめなおねーさんが登場して、相対的に静流の微妙なお年頃加減さがUPした感じが、また新鮮。　されど、「風になれればいい」なんてモノローグで、マジさわやかすぎる。これもいい話でたまらんばい！
　『蟲師』が「私([Ti])が作りたいお話」（cf.『セリ風』）のそのものの遥か先の到達点だと尻尾を巻きつつ・驚きつつ必死で追いかけているという意識なのに対して、『もっけ』では同じような題材を考えもしなんだ方向で料理されていくので、寧ろ尻尾を振ってついていきたいと思わされてます。興味深深。
　これからも、楽しみ、楽しみ。



3.『フラワー=デストロイヤー』　那州雪絵（白泉社）


　超今更ですが、3年前に文庫本が出てたんですよね。 書店で見かけて、「表紙が『サマー・ファング』かよ！」と思ったのを覚えています。
　で、先日『魔術師の娘 2』を読み終えた後で、ふと『ダーク・エイジ』を久々に読みたくなって、蔵書（私は当然のように花とゆめコミックス版を持っているので）から取り出して、読んでみたワケですよ。
　…鳥肌立った！
　まずは、鳥居さんの元に��デストロイヤー�≠ｪ降るシーンで、壮絶に鳥肌立ちまくり！
　「…大丈夫！ ここにいるから！」
　「きっと 助けてあげるから！」
　…鳥肌立ちまくり！
　「正体のわからないものは わからないから 不安なのよ」
　「だから 知らなくちゃ いろんなこと」
　「そして 戦わなきゃね」
　「大丈夫」
　「負けないわよ」
　…もう鳥肌まみれだ！！
　やはり、傑作＆名作だーっ。(T_T) 何度読んでも、心の琴線をかき鳴らしまくりです。
　で、改めて調べてみると、これ(『ダーク・エイジ』)がもう14年前の作品で、『サマー・ファング』で宮野が「25年計画でとりあえず日本の首相になる」と言ってからは18年、そして『フラワー＝デストロイヤー』が20年前の作品ですよ。
　…20年！？
　よくよく調べてみたら、この『フラワー＝デストロイヤー』が、私の蔵書の中で二番目に古い(1987.12)単行本であった。（最古は『黄門じごく変 1』(中津賢也・小学館、1986.02)でした）　うひー。
　その20年間あいも変わらず同じようなところをぐるぐるしている自分をちょこっと振り返りつつ、これからもまだまだ続きそうな現実の『ダーク・エイジ』に立ち向かっていきましょうかね、って気持ちになったです。 ポジティブな智恵にエネルギーを分けて貰ったような気分。
　…ちなみに、いろいろな��環(たまき)�≠ﾆいう名のキャラがはびこる昨今ではありますが、この鳥居さん(『ダーク・エイジ』の鳥居環嬢)は、私の中では「よい環」の筆頭でカウントされています。(笑)




　「ここ数年は、収納スペースの問題が顕在化したことによって漫画を買うことに多少億劫になっていたなぁ」と改めて思う。 言わんや、新規開拓な作品をや、である。
　だが、最近回りだした漫画分割〜スキャン〜データ保管・本体破棄のサイクルのお陰で、良い漫画もハズレな漫画も「即・斬・録」で処理するようになり、収納スペースを気にせずに新規開拓を行えるようになり、敷居が一段低なったように感じている。
　更に加えて言うなら、スペース問題でない精神的な障壁:「面白くない・質の低い・低俗な漫画を持ちたくはない、さりとて、買った漫画がつまらないからとすぐに捨てるというのも悔しい」という“変なプライド”についても「モノがそこになくなる、しかし情報は残る」ことがこれを回避・緩和させることに成功している。
　結果、少し前であれば絶対に買わないようなものにも手を出すようになってきた。　これはまさに“プライドを捨てたのではなく、飲み込んだ”ものだと言えよう。（？）
　いや、プライドじゃないものを捨てたような気もするが。(笑)
　ともあれ、これにプラスして、Amazonで確実・迅速に入手する手段を得たことで、この方面の感性停滞が解消するかしらん？ などと期待中。

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050409 [最近読んだ漫画]

　「マイブーム(死語)も去ったしー、もー、続刊は買わなくてもいーかなー」などと微妙なラインにある漫画は、買ってみると「おー、買ってよかった」と思うことが割と多いなぁ、と気付いた。（ま、時々例外もあるんだけどね。）
　つまり、『機工魔術師 ７』では、おねーさま方に気持ちよく振り回されて、あー、楽しかった、ということが言いたい…力説するところであるのだっ。（駄目）


1.『SOUL GADGET RADIANT 2』　大森葵（一迅社）


　「もうダメか」と思いきや、見事に二巻が出ました！！ 『TRIGUN』みたいな奇跡でかっこいいぜ！ ちくしょうめ！！
　さて、その二巻ですが、「おおう、さすが主人公だよ、少年」という活躍暴れっぷりに、一部腐女子と特殊ガイの皆様方が胸キュンになることこの上ないですな、ライル少年とその兄妹！！
　しかし、ノイエもヒロインとして前半では主人公張ってますし、要所要所で存在感を発揮してますよ！　そんで、ライル妹のシェスカ嬢に至っては次々に各種可愛さをアッピールするのでグッとくるね！ 私の知るトコロの「可愛い妹キャラ」でトップクラスだ！ でも「敵にさらわれちゃう」なんてのは、ヒロインの特権では？ ヒロインなのか？！
　そんな皆々活躍＆いいところを見せまくっている中で、一巻で大暴れしてオキニとなったマリーシャ姐の暴れっぷりが足りないぞー、たりなーい、が唯一の不満であるので、今後はより一層の大暴動を期待いたします！



2.『CYCTHIA THE MISSION』　高遠るい（一迅社）


　こんばんは、凶暴な漫画が大好きな[Ti]です。
　できれば短編形式の、密度が濃い物語を好みます。
　明快なストーリーテリング、そしてしっかりと演出されたカメラワークは必須で、組織・集団戦よりも、個人間でのやりとりがいいですね。
　それぞれに、ちょっぴり悲劇が入っていると、もう、たまりません。
　そんで、前向きな連中だったりすると、シビれます。
　もちろん常に臨戦体制、いやいや、戦闘中でしょう！ 少年漫画にありがちで辟易させられる恫喝とか威嚇etc.の下らんハク付け合戦はすっぱりヌキヌキ。
　そんな、世にはびこる同類同士なおままごとバトル漫画を軽〜く吹っ飛ばす、いきなり人死にがボロボロとでまくる明るいガチ凶悪暴力少女達に本誌記者もヌレヌレだ！！
　また、その内容の濃さに見合うように、しっかりとした漫画デッサン＆15年位前のCLUMPを彷彿させるキレイな絵柄となるよう、丁寧に丁寧に描かれているのも気持ちがいいぞ！
　こいつぁ極上&高純度の“読むアドレナリン＆エンドルフィン”だ！



　随分とスッキリとした表紙に「ほう！」と気に入った『B型H系』（さんりょうこ、集英社）を表紙買いして、「うーん、『女子高生』テイストな4コマ？」と思うよりも、「うーん、女史の漫画を読むのは15年ぶりだが、以前の絵柄との差がすげぇ！いや、マジ、すげぇ！」と思ったのは私だけだろうか？ 精進し続けることの大切さが、じわじわきましたよ。

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050319 [最近読んだ漫画]

　とりあえず、コミカライズ版『月姫』（佐々木少年、メディアワークス）は実に良い、ゲームのコミカライズとしては近年稀にみる上質さであろう！（絶賛）
　そんで、いよいよ先輩が活躍するぞ！
　やほーい。

1.『IGNITE WEDGE 1』　堤芳貞（MagGARDEN）


　すっかりご無沙汰していましたが、『シーラカンスデイズ』、『スパイダーズ レコード』、ヒゲ（？！）etc.etc.ごっつ好きであった氏の作品がいつのまにか出ていた！ ってことで、半年遅れですがGETだぜ。
　なんつーか、登場する連中は無粋だったり飄々としていたり真面目だったりいろいろだけど、共通している肝が据わった静かな怒りや焦燥が込められたような視線・表情・間・台詞といったものが、相も変わらず魅力的でうれしい。
　で、その性悪だったり凶悪な連中ばかりの中にあって、なんだか唯一の清涼剤：ジルフェの明るさや元気さ・凶暴さ(あれ？)etc.がマジ愛しいぜー！ 泣ける台詞もアリ。 ホロリとくるぜ、こんちくしょう！（やられた！）
　ラストで出てくる「一銭にもならねぇプライドと心中したけりゃそうしろ」のとりわけ凶悪そうな兄（アン）ちゃん、（ヒゲがないけど）一体どんな役割を果たすのか？！
　うひー、楽しみだ！



2.『ほしのこえ』　佐原ミズ（講談社）


　言わずもがなの同人ムービー原作のコミカライズにて、かなり慎重に観察しつつ、熟慮の末に購入。
　…やべぇ、いい作品です。
　某誌のコミカライズ作品でありがち（除く『月姫』）の安直なストーリーなぞりとか、安直なエピソード追加とかではない、真摯に物語と向かい合って、正しく浸った視線が見た風景が描かれていますよ！ 本編と所々交錯しつつ、本編で描かれなかった物語がわかり易く・愛おしく描かれてますよ！ その愛ゆえに、微妙に不器用な表現も、それが本編同様に絶妙な味になってますよ！
　本編で多用されていた情緒的な風景をカメラがなめながらモノローグ、というシーンは少なくて、常に人物…しかもバストアップ以上でフレームにあるような、非映画的カメラワークなんですが、ちゃんと『ほしのこえ』の世界になっています。
　そしてその所々で、あの印象的なBGM群が聴こえてくるようでした。
　がんばれ若造！ 頑張れじーさん！　そんな気持ちになりました。



3.『陽だまりのピニュ 1』　こがわみさき（スクエアエニックス）


　一部地域で待望の新作！
　そんで、初の非短編！
　「ムズムズ」しながら、楽しく描かれているのが伝わってくる楽しさよ！
　そう、「楽しそう！」　これはいまどき、貴重な感覚ですよ！！
　そんで、キャラが立ちまくっているマルちゃんがヒット賞！ 危うい笑顔も、企み笑顔も、いつも真剣なのも、テレ顔もかわええよー！　なにげにお友達に合流しているし、いいなぁ。
　いつものこがわ作品であれば、傍若無人に活躍しそうな湊なのに、この巻ではなかなかその場を与えられていないのが、ちょとさみしいので、これからの暴走を期待いたします。(笑)




　『ダーク・ウィスパー』で、軌道エレベータとスプライトをくっつけたネタがでていて、（5年ほど前に軌道エレベータ建造をブチあげたプロジェクトを同じネタで「見通しが甘い！」とコキおろした私としては）ニンマリ。　世界はまだまだ未知の世界なんですよねぇ。
　ともあれ、ここのところ『ダーク・ウィスパー』がきちんと連載されていて、なんか気持ち悪いぞー！（笑）
　…そうか！この冬の雪の多さは山下先生の所業によるものだった、ということですな？

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050213 [最近読んだ漫画]

　『清酒・朝霧の巫女』、企画モノなアイテムで「いいねぇ」と思ったのは久しぶりだ！
　私は酒が飲めないけど、応援したくなったよ。


1.『LaLaDX』　（白泉社）


　前回の更新で書くべきだったのだが、忘れてたよ。
　遅れたけど、今回は非常にパフォーマンスが高い月だったので、記事にする。
　「懐かしい新鮮さだなぁー」などと、幾分矛盾した魅力を感じたのが『冬ほどき』（あきづき空太）でした。なんちゅーか、素朴。遥か昔に青春を置いてきたおじさんにとっては、素朴な中の微妙なくすぐったさが、懐かしくて、新鮮で、印象に残ったのだ。
　新人では『スクープナンバー101』（藤丘ようこ）が、小奇麗な絵柄とベタな話を勢いで読ませる上手さがあって、キラリ光ってたよ。これからどんな風に上手くなっていくのか、期待させられた。
　新人…でもないけど、『ファミリーBOX』（山代遠波）が、舞台設定の目新しさもあって目を引いた。これまでもコツコツといい話を描いてきたけど、クセのある絵柄で損をしているように思っていたが、線もスッキリしてきて、こういう方向ならかなりイケるのではないかな。相変わらず、芯のあるいい話だしね。
　連載陣の『十二秘色のパレット』（草川為）とか『ラピスラズリの王冠』（川瀬夏菜）はちゃんと面白いし（後者が最終回目前だったことにびっくり。そういえば前作も、長期連載かと思わせて、美味しい内にフィナーレに持っていてたなぁ。スゴイぞ。）、なにより『夏目友人帖』（緑川ゆき）がシリーズ化しているのが嬉しい。このまま複数のシリーズを交互に連載するのかな？ちょっと期待だ。
　他にもいろいろと面白い作品があり、非常に読み応えがあった＝ファイル化する手間がすごかったですよ。（笑）　こんな苦労なら大歓迎さね！



2.『プ〜ねこ』　北道正幸（講談社）


　天才漫画家の一種、というか、ある種の天才漫画家の一人であろう所の北道氏になる傑作��あぁっ教祖さまっ�≠�カバーと折込は教祖様で埋め尽くされているのに、中身には中途半端にしか収録されていないことにがっかりさせられる、待望の単行本化！
　ぬこ好きにはたまらない、というよりもたまったものではない数のぬこ、ぬこ、ぬこ、の嵐。　犬や牛もいるよ。
　そして、総番長のヤンキーに和の心が芽生えて感動のエピローグを迎えるエピソードのシリーズがホロリときた！ なんともええ話や！
　だが『白ネコ集会』の意味が分からない。理解しなくてはいけないような気がして、気になる気になる気になる。「委員長！」
　そんな、奥付までネコ満載のスタイリッシュでシニカルなアニマルコミックでした。オススメ。




　最近めっきりお世話になってるAmazonだが、先日トップページでいきなりシエル先輩表示のコミカライズ版『月姫』（佐々木少年、メディアワークス）がプッシュされたのにはびびったよ。 関連する書籍やグッズは買ったことも調べたこともないのにね。 ひょっとしたら、私の購買傾向や検索パターンが、ある群と共通性があるのかもしれないのですな？
　いや、むしろ先輩の呪いに違いない！（？）

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050109 [最近読んだ漫画]

　昔のマンガを整理していて、『ファミリー！』(渡辺多恵子・小学館)でふと思ったのだが、「最終回でお別れ」っていうのは、昔は結構あった（『VIFAM』とか…）けど、最近はめっきり少なくなったような気がする。永遠の青春…ティルナノーグな大団円を求めるような時代とか世代に移行したのかいな、とか？　ふむ…。


1.『[es]エターナル＊シスターズ』　（スタジオDNA）


　『ティンクルセイバー』つながりで知って、宮越和草作品も載っているらしいとあっては、今更ながらでもGETだということで。　でもこれ、2004年3月刊行だから、ぼちぼち入手も怪しくなる時期だったー。やれやれ。
　で、『リトル・ガーデン』(ベンジャミン)にグッときた。金髪碧眼元気娘と眼鏡神経質娘（どちらも長髪）の制服ガーデンですよ！グッくるだろう！？
　そんで、『みかげ町点景』（佐藤明機事務所）の妙な味が美味かった。なんか、こう、閉鎖された空間でのお花見なネタの微妙な二段オチに至る雰囲気がね、いいんだよ。うん。
　そんで、出色なのは『Croquis』(武梨えり)じゃろ？じゃろ？身長170しかないのにコンプレックスなヤンキー乙女なサダエちゃんのココロの揺れ具合がたまらんじゃろ？はやせ、こえー。
　さて、実はコレをAmazonで買ったのだが、それ以降、トップページで百合本の紹介が怒涛のように押し寄せるようになってしまったよ…。(笑)



2.『魔法使いの娘 ２』　那州雪絵（新書館）


　本来ならデフォ作者ではあるものの、♂地雷をさけるべく微妙な距離をもって臨まなければならないもどかしい日々ながら、この銘柄であれば安心して読めるのですよ、あぁ、よかった。
　で、この二巻では、いよいよ那州印な心地よい湿度なホラーの片鱗がにじみ出てきてますよ！ うふふふふ。こうでなくっちゃな。
　だがしかし、初音やら兵吾やらのコメディ体質なキャラ達がホラーをホラーにさせないせいか、過去の作品とはまた違う独特のテイストになってるのが、また味わい深いねぇ。　そうそう、青木さんが予想外の再登場に加えて、友情世界に進出しつつあるのが、微笑ましいというか、うれしいというか。
　つーか、初音！ いつのまにか卒業ってなんだよ！ 卒業にまつわるエピソードもまったくなし？ こんなん女子高生キャラ、初めて見たー！



3.『成恵の世界 7』　丸川トモヒロ（角川書店）


　さてさて、延期に泣いた秋口から早二ヶ月、ようやくの7巻ゲットです。出張先で新幹線に乗り遅れてもゲットです。(呆)
　それにしても、絵柄やらキャラやらからは想像のできない、なんとも骨太でヒューマンなサイエンスのワールドでストーリーテラーなオペラなのかと、読む度に感心するし、燃えるし、感動させられますよ。 つーか、武伏のエピソードでは、泣いちゃいましたよ、私、復路の新幹線の中で！（T_T)
　あと、新刊の度に楽しみにしている、お姉ちゃんの魚介類Tシャツは海老でしたか。ついでに、愛読書（マンガ）の傾向も分かってニヤリ。 和人がPHP使いということにも、ちょっとびっくり。
　そうだ、この7巻に至って、“お春”なネタが出てくるとは！ 遂に和製SFもワールドに進出ですよ！…などと喜んだ後、あれ？それを言うなら“お紺”でないかい？などと自己ツッコミ。(笑) 超有名AIのHAL氏がネタでしたか！ 名前が女の子になってるから、間違えちゃったよ。
　巻末マンガで思い出したのだが、そういえばアニメがあったんだそうで。でもピートさんが出てこない構成なんて、読者的に考えられないよな、ふつー！ 其の時点で、多分、ご愁傷様だったんだろうな、と。(悲)
　ともあれ、新刊が出るたびに、既刊を読み返したくなる、実に良い作品です。 いよいよ、スペースロマンなご近所続刊も気長に大期待だ。




　さておき、自分が『ファミリー！』の登場人物○○と同じ歳になっていたことに気付いた時には、流石にびびったぜ！！（笑…orz）

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