The inner of [Ti] COMICS '02

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021206 [最近読んだ漫画]

　「よく発売できました」というキャッチコピーが素敵すぎる『人生一年生』（小学館…マークが「ロン！」とか言ってる！）が凄すぎる。　これは危険だ、危険だよ！


1.『魔法遣いに大切なこと』　山田典枝／よしづきくみち（角川）


　モロに懐かしめの藤島康介氏絵柄が目に優しい表紙が目について、コマ割なんかもまんまだったりして、一目でアシスタントのチーフかそれに近い人が描いていると分かるんで、ハテサテ、どんなもんだろうな、と買ってみたんですが、うーん、拙い原作に引きずられる作品独特のぎこちなさもあって微妙なバランスで、安心して楽しむには至らないかな？という印象。
　でも、“素朴さ”とか“良心”を一生懸命に作品に落とし込もうとする努力が感じられて、好感。
　まだぎこちなさが残るけど、アニメが終わって暫く経てば、こなれて“化ける”んじゃないかなー、と期待。
　期待。



2.『ああ探偵事務所１』　関崎俊三（白泉社）


　今月の表紙買い二冊目ですが、今度は表紙に騙されました。
　だってさー、てっきり文明開化な探偵事務所の世界かと思うよねー、この表紙わー。ちくしょー、騙されたー。(^^)
　で、「面白い」んです、これが。　結局のところ、たいそう得した気分ッス。
　キャラ作りや前フリからして、推理の楽しさ云々がメインになるのかと思いきや、…いや、確かにそれを押さえていつつも、キャラの素っ頓狂な魅力やバカっぽくもしっかりした会話の流れの魅力、勿論“事件”のアイデア、そんで微妙なラブコメ風味というか微妙にお色気担当の井上涼子嬢のかわいそさとか、いろいろと地味だけどバランスよく偏ってて（←？）おもろいっス。
　そう、「犯人は君だ！」系統のカタルシス漫画に比較すれば、同じ事件ネタでもとことん地味な味付けになっちゃう作りですが、わしゃ、こっちの方が好きじゃ。
　そんで、回を重ねるごとに奇麗になっていく絵に惚れ惚れし…うわっ！　てな引っ掛けがあったりして、小癪なっ。(^^)
　調べてみたら、今月に2巻が出るじゃないですか！　オレはついてる！　期待。



3.『極上天使 リターンズ』　東山むつき（秋田書店）


　このHP作って最初期の頃の表紙買いであったことが懐かしい『極上天使』ですが、完結して久しいのぉ、神楽の姐さんの暴れっぷりが懐かしいのぉ、とか思っていた昨今だったりしてたら、何気に続編が出てましたー。まんせー。
　リターンズ、となっていますが、その実は脇を固めていたサブキャラ連中の救済全開話で、神楽全然大人しすぎ。こんなの神楽じゃないー。やーい、留年ー、やーい、ダブリー。かわいいなぁ、もう。
　京本兄弟いい奴らだ。その一方で皇くんの情けないこと！このダメダメくんがっ！
　そんで、同梱の『スウィンガーズ』、面白そうじゃん。連載にならへんのかな？　期待。





　私が「表紙買い」とか言っている月は、計画的に購入するような面白い漫画が無かったか、少なかった月だったりしてるのですが、今月は上記『ああ探偵事務所２』とか『蟲師３』とか『ぱにぽに３』とか『wilderness ２』とか『天上天下 ９』とかとか沢山沢山で安心安心。

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021107 [最近読んだ漫画]

　『Go！ ヒロミ Go！』のゆかりおねえさんってば、なんて素敵なんでしょう。
　は？！　こ、これって、恋？（♪）

1.『黒男』　あとり硅子（新書館）


　不覚にもこの単行本の存在を一年近く気付いてませんでした。 なしていつもとレーベル違うかなぁ、もう。
　てなワケで、激！オキニの短編作家なあとり女史の久々な短編集げとー。
　で、いや、もう、いいなぁ。　“ともだち”とか“友情”とかのほんわか、しっかり、ふわふわ、微妙なエピソードがたくさん。　心穏やかで、おもしろ悲しかったりのあとり節健在です。　…でも、おんなのこいないよー。(^^;)（仕方が無い）
　「ぬるい」から、おじさんも安心。←掲載誌から懸念してたんでやれやれダゼ
　セクハラ素敵。(脳内変換不要)←ヲ



2.『アフタヌーン シーズン増刊』　（講談社）


　ぐわーっ、休刊ですとー？！
　買わなかったヤツは誰だーっ！！　おーい、オイオイオイ。(←泣き声)
　『Ordinary±』が読めなくなってしまたよー。ウワーン。『神原則夫の人生劇場』がー。ウワーン。
　これもデフレやテロ、そして地球温暖化の影響なんでしょうか。ウワーン。
　でも『もっけ』と『蟲師』が本誌にリレーされるのは、せめてもの幸い。　つーか、今月の『虚繭取り』もまた、凄かった。素晴らしい。熊倉氏の近況にも啓蒙された。実に素晴らしい。ついて行きますよ！
　その密度に比例してか、僅か二年でその幕を閉じてしまった増刊なんで、マンネリ気味に嫌気がさして買うのを止めて二年近く経ってた本誌を定期購読ラインに戻さざる得ないですなぁ。



3.『少年魔法士 10』　なるしまゆり（新書館）


　単なる闘争本能でなく、単に頭がいいだけでなく、常に貪欲で、常に馬鹿で、「生きている理由」とか「生きる意味」とかに悩むことなく、強く、己の意志のみを拠りどころとし、とにかく前に進む、そういうひとたちが凄いです。
　この巻でこれまでの伏線の多くについて語られたことで、かなりの見通しがついてきましたが、その先に広がる物語の広大さ気付かされて、更に感服。　凄いです。
　そして、当初立てた壮大な構想を着実に、ちゃんと積み上げてきたなるしま先生に拍手。まだ途中ですが、拍手。凄いです。
　凄いついでに、先月は『プラネット・ラダー ５』(集英社)も出ているんだから、凄すぎる。
　いや、もう、凄い。　啓蒙されっぱなしです。　リスペクト。



　『彼方から』＠LaLaが最終回に！おめー。9年？！異世界転移モノではピカ一な作品だったと！（私にとっては『月光』(那州雪絵)に次ぐっす…そいえば、『フラワー・デストロイヤー』が漫画文庫になってましたね。オススメ！）
　それと『3X3 EYES』も大団円になっていたんですね。書店で記念本を観掛けるまで知らなかったですよ。
　私、この作品の第一話が掲載されたヤンマガのカラーページをフィルム加工して今でも保存してありますよ。(^^) …えっと、15年？！
　今に至る私の“アジア好き”のきっかけになった作品だったかも。
　おめー。

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020912 [最近読んだ漫画]

　私が『LaLa DX』を読む際は、ざーっとページをめくって「お？」となった作品を読む、というシーケンスを繰り返しています。で、今回の最初は『魔法の輪』(萩尾彬)だったんですが、決してメイドさんや眼鏡やウィグで引っ掛かったのではないのです、ウソじゃありません、信じてください。ホラ、この瞳を見て！…ごめんなさい、ウソです。でもこの人、なにげにいろんなワザやネタがあって、キレイな絵柄で、バランスもいいかんじになってまいりましたので、今後に期待です。前回の掲載作がおねーさんらぶらぶ話だったこととは関係ありません。ホントです、信じてください。(^^)

1.『破壊魔定光 ６』　中平正彦（集英社）


　…いやー、スゴイね！
　次から次へと、もー、思いもよらない方向へと変化する展開、活き活きと動きまくるキャラ、そして着々と現れる新たな登場人物！
　もー、タマラン！！
　そんで、久しぶりに登場なツインテールじゃないコオネ、凛々しいし可愛いし。　そいえば本気形態のコオネって、羽みたいなのが出るんスね。　キレイだし強いし。
　そんで神代とは『君の名は』か『ちゅらさん』ばりなすれ違いが始まっていたようで、おまけにちょち前のラブコメな展開がウソみたいなシビアさにあわわわわ。 その上でSFやらアクションやらで大忙し！ しぶとそうなヤツも出てきて、もうタイヘン！
　これからの更なるエンターテイメントな展開も掛け値ナシで大期待だ！



2.『ガウガウわー太 1,2,3』　梅川和美（新潮社）


　ヒロイン(？)が微妙にボケ気味だけど意外や鋭くもエネルギッシュで拗ねちゃう転校生な先輩だったりとか、ズレ眼鏡で外すと何も見えなくてデコで朴念仁言葉なきっつくも意外や素直だった委員長だったりするからじゃありません。　信じてください。
　いや、マジに。
　先月(8月)は8/31になっても月間の書籍関係出費が過去10年間で最低の記録（具体的には1993年8月以来の最低記録）とゆー由々しき事態であったので、ここは何とか新しい刺激を与えないとつまらん年寄りになってしまうと気合を入れて、通常時パッシブなソナーをアクティブに切り替えて更に感度30%UPで書店の棚をサーチしたところ、この作品が検出されたという次第。
　…と、まぁ、理屈はどうあれ要するに単なる“表紙買い”、作品自体はおろか掲載誌も完全にフォロー外だったんですが、意外や良作！で得した気分。こんなん作品が載っているんかー、と『週刊バンチ』自体を見直しちゃいました。
　微妙にご都合だったり安直なオチとかお約束なお涙頂戴かもとかいう部分もあるんですが、全体に流れている動物に対する“良心”とか“正直さ”みたいのがありますし、きちんとした厳しさもあるので心地いい作品になってると思います。 国内だけでも一千万匹居るペットとの関わりについて、真摯に考えたいという気持ちが伝わってきます。
　つーか、そう分かってるのに、読んでいると泣きそうな目に。
　“中庭のベンチで一人泣きながら編物、眼鏡には涙がたまってる委員長”のシーンなんてグっときますし、動物との間で「よかったな」「ありがとう」で終わるお話には嬉しくさせられますよ。
　どうかこのまま、素面ではとても言えないよな照れくささ満載の“いい作品”を続けてって欲しいなぁと思いました。



3.『黒猫の三角』　森博嗣/皇なつき（角川）


　先月は8/31になっても（中略）、最後にこの作品を査収した次第。
　要するに“表紙買い”。掲載誌は勿論、原作の文庫の存在も知りませんでした。
　しかし、明らかに「面白いぞ！」というオーラが出ていますし、流石に作画の皇なつき女史が『始皇帝暗殺』のヒトだということ位は知っているのでその画力にも怯み気味になりつつも、冒頭の短編の読み始めからして「こりゃ、ストーリーテラーだ。一筋縄じゃいかんな」と気合を入れさせられまして、さて本編へ。
　…うーむ、“読ます”なぁ。 単なる複雑さとか分かりにくさで読者を混乱させるのではなくて、混乱に誘導するような流れをあからさま過ぎる表現を用いて読者を警戒させたり、何気に“すこし違う日常”だったり、よく分からない事件が次々と起きたり…、とミステリーならではの雰囲気を十分に堪能して…、謎解きで犯人の本性が表れたときの純粋なサイコ展開にむぅとなる。うむ、面白い！（危険）
　それにしても、タイトルの『黒猫の三角』が“▽”（←確かにこれだけなら理系だったら分かるけどさ）とかけていて、それが謎解きの記号になっている、なんてのはちょっと殺生すぎる気が。(^^;) その辺りはムチャを承知でのお遊びなんでしょう。（そもそもだな、れんちゃんは鈴音さん＠『前略ミルクハウス』とか瞬＠『ここはグリーンウッド』を原作者が念頭に置いてのキャラだと思うのだが、それらを知らない世代だとその存在を正しく認識できないのではないか…、いや、今の時代も類型なら私の知らないトコでいっぱい居るのかも、みたいな？）
緻密なストーリーテリングの裏で、そういったいい加減さを遊んでいるような感覚とか呑気さ・大らかさが全体に流れていて、真相のやるせなさを上手く覆っているような気がするです。
　ときに、キーワードとなった“林選弱桑”という言葉ですが、丁度先月の『日経エレクトロニクス』に載っていた“立派な猫の居る家には鼠は来ない”というアメリカの諺と通じる部分があるような、無いような、みたいな全く関係ないことを考えてしまって、小一時間思考の袋小路に。
　わかりやすいエンターテイメントじゃないけれど、マイナーで迷走的エンターテイメントを愛するヒトにオススメじゃないかと。



4.『イリヤの空 UFOの夏 ３』　秋山瑞人（メディアワークス）


　晶穂の逆襲が始まった　　　　　と思って頂きたい。
　特に巻末。（げ）
　…と、コレはマンガじゃないですが、私の脳内ではマンガであることと、半年前にもココで書いたので、その流れで再度書く。
　水前寺姉！美人のおねーさん！！
　コロリ。
　コロロロロ…
　…はっ？！　いや、失礼。　私としたことが。
　イリヤは実は○○！ なんと！！
　ゲージがぐーん↑↑↑。
　ぐーん↑↑↑ぐーん↑↑↑ぐーん↑↑↑ぐーん↑↑↑…
　うひょー。
　…はっ？！　いやいや、度々失礼。
　いやはや、なんというか。（なんだよ）
　ちなみに晶穂の逆襲は反撃とか追撃とか殲滅戦の死闘で辛くも如月十郎39歳料理長の大岡裁きで友情が生まれてしまうという清々しさ。つーか、バカバカしさ。むしろ、バカだろ、おまえら。　こういう体育会系のノリは大好きです。　スゴイやスゴイや。
　なのに、浅羽14歳は死にそうになりながらも死闘にならなかったせいか、夕日に向かって一緒に笑うことができなかった、かわいそう。つーか、このキャラ連中、戦ってばっかだなぁ。体育会系。
　その浅羽の癇癪とヤケクソで、予想もつかない方向に進む物語に、こっちが困惑。一体どうなるんですか。マジかよ、おい、オマエ。
　夏はまだ続きます。　期待。

　思い付きました。
　『ぱにぽに』のキャラで『さくら』(NHK、朝の連続テレビ小説)をエミュレートするネタはどうでしょう？
　キャストはベッキー→エリザベス、早乙女先生→桂木先生！おぉ、きっとハマリだ！
　それに各話タイトルのネーミングセンスも似てるぞ。
　む、でも他のキャラの扱いがムヅイ、駄目ぽかも。 残念！　(完)

　…あ、でも、セイン・カミュ＆ラモス→宇宙人ってのはどうでしょう？（逆）

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020810 [最近読んだ漫画]

　『天上天下 ８』(大暮維人・集英社)の亜夜ねーちゃん、いやぁ、カッキーくてホレちゃうなぁ。でもガキVer.に復帰(^^;) それにしても、いよいよ達者な絵になってきて、凄みがあるですヨ。

1.『はぴぷり』　高河ゆん（学研）


　完全にノーマーク作品でした。
　当たり前です。なんせ『HUG』とか『TiNY』掲載作品ですから。(^^)
　読みきり短編の２３連作で二年分な家族の日々…、お、面白いや。 アオリ文句買いでしたが、正解でしたよ。
　なんつーか、その面白さというのが、「感動・感激しまくって前後不覚でオススメまくり」とか「ホメないとイカンような気がしていいとこ探し」とかではなくて、例えて言うなら「JR豊橋駅の立ち食いきしめんみたいな良さです」というのが適切なホメ言葉な気がする面白さです。おぉ、ぴったりや。（？）
　お気に入りのぬいぐるみをホントに死守するのとか、道理が通じないのにひょこっとわき腹を突いてくる可愛さなどなど、やっぱ、ご自身の実体験な部分があったりするんでしょうね、諸々納得な筋が通ってますし、泥臭くカッコよかったり、そこにファンシーでファンタジーでゲロ甘な部分のハーモニーで、ちゃんとしっかりいいかんじです。新境地、なるほど。
　…でも、同じ時期に『柳川×○○』とか描いてたんですよね、このヒト…。不思議な脳みそだなぁ。(笑)
　胸が！
　ちなみに、『ハピレス』と『シスプリ』を併せたよーなタイトルですが、ぜんぜんまったく関係ありませんので、念の為。 『はっぴーなぷりてぃちゃん』を意味するのだそーで。　…確信犯かよっ！(^^;)
　この作品、半年前の刊行ですのでちょちタイミング外してるかもしれませんが、家族マンガに目が無いヒトナドナドへ、オススメですよん。




2.『朝霧の巫女 ３』　宇河弘樹（少年画報社）


　従姉妹萌えぇぇぇーーーーっっっ！！
（↑時代の最先端を行く視点による叫びです。さぁ、皆さん、ご一緒に。）
　つまり、倉子おねえさん萌えだったり、たまちゃんかーいかったり、柚子どうでもよかったりですね？従姉妹萌え。
　はい。
　表紙のこまさんも素敵すぎますね。祖母萌え。
　はい。
　『朝霧』としては酷評なアニメも、学園編な味付けだけなら面白いですね。
　むぅ。
　熱田神宮は丁度12年前の夏の早朝、てくてく散歩したですよ、自分。
　こ、ここに、結実お母様が…。（うっとり）
　でも、やっぱり、倉子さん泣かないでー。
　泣かないでー。
　勿論、『毒霧の巫女』は相変わらず爆弾に素晴らしいです。
　ひどすぎるーるーるー。(T_T)





　『Dark Whisper ２』完全版では結局連載時から18Pも書き足しとなってじゃん、でびっくりなその新しい舞台“Woomera Space Lanch Site”では、先日のNEXST-1な報道によって日本の愉快な恥を曝してましたね。(T_T) ALFLEXの時といい、日本にとってゲンが悪い所かも？　完全版が半年遅れたら、そんな風な表現がGTがらみで出てきたかもなー、とか妄想。(^^) きっとある。
　そういえば先々月の『Train×Train』で情報ディスクカセット＠『DarkWhisper』がさりげに出てましたね、さりげ。そいや、前作でも山下氏が関わったことがあったでしたし、さもありなん？　

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020710 [最近読んだ漫画]

『破壊魔定光 ６』がよーやっと来月出るよー。(T_T)『ジオブリーダーズ ８』がよーやっと来月でるよー。(T_T)　刊行サイクルが狂うとやきもき。

1.『さよなら、パパ。』　高橋しん（小学館）


　『いいひと。』番外編短編集だそうで、いいかげんにしつこい人だなーとか思いつつ、買う。
　（読んでる）
　（読み終わった）
　…み、みっちゃん、大きくなって、まぁ。(T_T)
　表紙が誰なのか最初はサッパリ（最初は「野島さん＠スクール？」とか思ってました。(笑)）でしたが、終わってみれば、みっちゃんファンですよ、自分。　人を魅力的に見せるのが相変わらず巧いなぁ、この人は、もうっ。
　そんで二階堂さん、相変わらずで嬉しいです。　こんちくしょう。
　ちなみに、よりにもよって小鴨さん(姉)が出てこないとは、どういったことだろうかと、小一時間（以下略）
　なんつーか、高橋氏の意図がよくわからんよーな気がしてきて、実は悪人なんじゃねーか、とかとか、ふと思ったりもする。　言葉では伝わらないどころか、誤解されるような気がしなくもない。　喋り過ぎることも問題かな、と。
　多分、確信犯なんだろけど。




2.『メロディ 7』　（白泉社）


　『西洋骨董洋菓子店』な、よしながふみ女史の『愛すべき娘たち』で、「あー、バタバタなファミリーコメディ？」となめてかかって、いきなりホロリ。負けた。ラスト８ページでの急転直下にズンときた。　女性読者な人ならもっと深いトコまでズンとくるんだろうなぁ、とか思いながら、それでも十分に負けた。
　『あのこにもらった音楽』(勝田文)も、相変わらず微妙にホロリなロマンがチョロチョロと流れていつつも、あくまでコメディコメディな味付けが実によい。あと「異国の住人よ　あなたを歓迎します」が藤の花言葉と知って、ひとつおりこうになりました。(^^) 来月も期待。
　他にも、若さや勢いはそのままで安心して読めるようになってきた『姫君の条件』(朔野安子)や、独特な“できた・器用な”男と直球な女の子の組み合わせが相変わらず面白い六本木綾女史の『リセット』とか、今月は短いのに味とインパクトがありまくりの『Go! ヒロミ Go!』(麻生みこと)、そんで勿論『パタリロ西遊記』とかも、見所盛り沢山。　満足ー。
　更に来月からは『ガッチャガチャ』(祝！単行本発売！)も！　楽しみ。
　…あ、このページの更新を先延ばししてたら、これ先月号になっちゃったよ。(^^;) やいやい、まいったね。
　じゃ、『ガッチャガチャ』、伏線ばっかじゃなくてオヤジ描写がもっとー！そんで、双子弟はいいからおねえちゃんを出してーっ！（げ）




3.『シーラカンス デイズ』　堤芳貞（少年画報社）


　楽しみにしていた単行本なのだががが、予想外のセレクトでちょち面食らった。　スパイダーは？メイドさんはー？(T_T)　…といいつつ、『猫はこの辺りにいない』や『キティーホーク標本No.2』を初めとして、心静かなのに泣きたくなるような、でも救いが感じられて、なんとも心地よい気分にじんわり。
　そうそう、『猫はこの辺りにいない』の古書店に滝田さん＠『シーラカンス デイズ』が密かに登場してたんですね(^_^)　いいなぁ、こういうの。　そんで、「あたしは　ガッコー　楽しいけど　スキだけど　」の下り、なんか、じん、と来た。夏休みとか楽しかったけど、でも新学期を心待ちにしてたような、ガッコーが楽しくて楽しくて仕方が無かったよーなバカ学生だった自分を思い出して、ちょっと、じん、と来た。
　…ヒゲはいいねぇ。（？！）




4.『もっけ』　熊倉隆敏（講談社）


　或る意味、上半期オレＭＲＣ(最も注目すべきコミック)な刊行ブツだっただけに、おめー。
　「田舎で妖怪で姉妹でじーさんでうっとり」と叫んでやまない面白さに日本マンガ万歳と思えてしまうこと自明ッスよ、いや、マジに。
　おなじ妖怪モノでも、そのタマラン魅力を味わう為には最初のカベを越える必要がある『蟲師』に対して、もー、真っ平らというか、最初から下り傾斜でその楽しさに引き込むようなつくりで、でもその先にある面白さの場所には凸凹あり、川ありでやっぱりタマランっすよ。　あと、『蟲師』のそこには少し霞がかかったような感じですが、『もっけ』のそこは妙に澄んでいるような、そして安心できる雰囲気があって、落ち着いて楽しめるような気がしますね。（抽象的な書き方でスマン）
　そんで、二人の姉妹の足元を厳しくも優しく照らすじーさんがカコイイなぁ、もう！　いや、マジだって。
　あと、三毛さん。　なにげにいいキャラだよ。　ちび静流おねーちゃんに抱えられてるから、もう10歳超えてるんだよね。　まだまだ健勝なようですが、連載中に往生しないことを祈ります。
　勿論、“見鬼”な静流おねーちゃんのキャラは萌えのツボだ。…とか言うと申し訳なく感じるくらい素朴でエエ娘じゃのう。ファンになりそ。
　連載もますます面白くなっているし、今後ともに大期待＆万人にオススメじゃ！




　『ガッチャガチャ １』（橘裕・白泉社）、1/3スペースで「主人公が生娘でない」(要約)とか「主人公は胸が大きい」(AV監督認定)なんで「乙女系読者のウケが心配だった」(作者談)そうで。　…すみません、気付きませんでした。　スーパー乙女系読者なんでしょうか、自分。(^^;)

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020524[最近読んだ漫画]

　阿熊さん＠『お迎えです。５』、かわいいなぁっ！もうっ！

1.『ゴーストハント　７』　いなだ詩穂（講談社）


　半年振り-の新刊、おめー。
　つーか、よく考えてみたら、例え連載されてても単行本になるまで私は読まないので、この書き下ろし形態との差は殆ど無いという気もしなくもないのだが…、あれ？ なのに、ちゃんと雑誌掲載時のような章分けがされてるんですね。　ふむ、今気付いた。
　で、今回のエピソード完結編となる話だったわけですが…、こわーい。(T_T)　次第に敵味方(？！)ともに妖怪大戦争じみた様相を呈してきたにも関わらず、その奇天烈さを感じさせない緊迫感がコワ気持ちいいッス。　そんな中でも「“亡霊(ゴースト)”と“化け物”は違う：“化け物”には関わらない」という合理的な思考が提示されていることに、なんか、啓蒙された気分ッス。　冷静な奴め。
　そんで、相変わらず微妙な伏線が2個…3個かな？引かれてて、無事「8巻に続く」で終わっていたのも、ヤレヤレだぜー。(^^)　また半年後！
　ときに、先日某筋からご好意で、いなだセンセのデビュー作『ささやかな野望』(1992)を読む機会があったんですが、いやー、上手いですねぇ！テクニックは文句なし、抑えどころも完璧で。…つーか、同じ年齢だったっスか？！＜先生　ふーむ…。（いろいろ）
　まぁ、ソレはアレとして、この↑『ささやかな野望』の主人公：谷口が“デカ女”として“172cm”で登場しているんですが、やっぱりコレは“日本人のデカ女の子推奨・許容値=172cm説”(発見者[Ti])に信憑性の一票を追加するという事例なんでしょうか。(過去事例：榊さん＠『あずまんが大王』、レミイ＠『To Heart』、鈴音＠『ぱにぽに』、ヒロちゃん姉妹＠私の従姉妹(笑)　コレを超えると、一気に180以上に飛ぶんですよね…事例：『THE BLACK』とか『パッションパレード』とか『ショート寸前！』…この学説に関して、情報をお待ちしてます(^^;))←後になって気付いたのだが、レミイと榊さんは174だった。いつのまにやらカン違いをしていたようで。(2002/09)　関係ないが、先日電車で、中学生くらいで175近い女の子が3〜4歳くらいの弟(？)と手をつないで乗りこんできたのを見かけて、なんか仄仄とした気分に♪　極東屑山公司はデカイ女の子萌えを応援します。(…アレ？)




2.『卒業式』　榛野なな恵（集英社）


　『Papa told me』効果なんでしょうか、あの名作が復刻。　祝い。
　えーっと、なんと言うか、表題作は淡々と進むモノローグな物語が、少し安直だけど瞬間湯沸しでドラマチックな盛り上がりでラストを迎えて、カタルシス効果もあって、ちょち、感動。
　その“淡々と”の部分には、冷めていつつも芯が通っていて迷ったり熱かったり(not エネルギッシュ ex.はじめちゃん＠『はじめちゃんが一番！』)する榛野節な味があって、それが“女学生”の微妙に狭い世界でぐるぐると回っていて、『Papa〜』とはまた違った味を醸しているです。こう言うと異論がある人も居るかと思いますが『ひみつの階段』(←祝・新装版)的なフワフワ感とココロのベクトルが近いかなぁというか、もうちょっと腰が据えられている視点があるというか。むー、うまく説明できないなぁ。
　みんな、密かに逞しいです。
　オススメ。




3.『ダーク・ウィスパー ２』　山下いくと（メディアワークス）


　「10年が経っていた。」
　…ちゃんと出てるかな？（未だ買ってない）







　ベホイミがスゴイことになってるのと、芹沢茜の正体に愕然な『ぱにぽに ２』が面白かったです。あとマタンゴ星人のネタも微妙に脱力風味と愛があってLOVE&PIECE。
　そんで、広告POP→表紙絵に釣られて小説雑誌『電撃hp』を初めて買いました。そんなことだからっ、そんなことだからっ(^^;) ついでに、『MAJOR 29』表紙を書店の平積みで見る度にフラフラ〜っとしてしまうのも含めて、かなりダメすぎる気がっ、ダメすぎる気がっ。＞オレ
　さて、来月の定石は『もっけ』と『堤芳貞作品集』と『朝霧の巫女 ３』ですな。　楽しみ。（後日判明）『朝霧の巫女 ３』は7月31日に延期されました。がーん。

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020426[最近読んだ漫画]

　女スナイパーはＡＵＧですよね、古来から、やっぱり。


1.『アフタヌーン シーズン増刊』　（講談社）


　隔月刊化おめー。（なのに、まだ“シーズン増刊”）
　『ORDINARY±』(高橋慶太郎)がイキナリの新連載、おめー。 『アフタヌーン』連載作品独特の“連載初期の拙さと勢い”があって、且つワクワクさせられて、いいね！なんか、すごいエンターテイメントで、時々キレイなコマ割で、これが連載で読めるなんて、スゴイ贅沢。期待。
　『蟲師』(漆原友紀)も相変わらず独特の味を持った物語で、魅力的。それにしても、登場してくる女性が皆強くて魅力的なことよのぉ、とうっとりしんみり。
　『もっけ』（熊倉隆敏）が6月に単行本化！目出度い！おめー。今回のは、少し番外編っぽいね。前々回のとテーマ的に少しかぶるというか、彼女の場合はこういった経験を繰返して成長していく、ということなのかな？とか思ったり。次は静流お姉ちゃんにも期待(^^)
　『Remain』(柏原麻美)の丁寧さ、キレイさに落ち着きました。 上質。　余談だが、「新海氏演出・背景で映像化したら、リズムが合ってとイメージも広がりそうだな」とか思った。 そんな風に読みました。　期待。
　『少林サッカー』にも期待。(^^)




2.『電撃大王』　（メディアワークス）


　「こりゃ、ひでーな」
　と呟かざる得ないひどさ・ダメさな10周年にオレ様放心。一部の良心的作品が霞む霞む霞む霞む。
　そんな中でトドメ色というか鈍色に輝いていた『どきどきｩ夢色は〜と』(しらゆき昭士郎)の充実しまくった“気合”によって、一撃で倒されました。　ううぅ、奴は強かった、…ガクッ。
　いやー、同じダメさでもここまで気合と間合いが充実しているのは、なんつーか、爽快であるっ！ 天晴れナリ！
　…つーか、『妄想戦士ヤマモト』といい『ラブやん』といい、ダメなオタクの自嘲漫画が一部地域で流行りなんでしょうか？ これって、贖罪？それとも開き直り？　渦中の人間としては、後者に一票。
　でも、『DW』二巻再版は朗報！「3巻は20世紀中に出ればいいね」などと言っていた前世紀…正確に言うと10年前の我々を鬼が腹をよじって大笑いしてたであろう事態であるという現実はまぁ、アッチコッチデッチに置いておいて、祝！DW二巻再版！　三巻まで、あと何海里？




『LaLaｰDX』の『午前の森』(田中メカ)は相変わらず微妙にツボでよさげだったのは期待通りなんですが、『スーパーシート』(古川那都紀)が妙なツボでプチヒットでした。味があるほのぼのでし。
　ちなみにふと気付いたんですが、ここ数年の少女漫画、ヴァイオリンが流行アイテム化してませんこと？ まぁ、楽器は動物と子供に続くアイテムだとは思うのだが。
　あとさー、『ジャジャ ２』(えのあきら,小学館)で、えの氏の少々疲れている風な発言が痛いね。気持ちは、まぁ分かる。片手間プロダクツ扱いだから。そんなことない筈なんだけどね。
　そんで、『不死者あぎと　３』（なるしまゆり、集英社）では、周囲の人々に視点が移ったこの巻ですが、「悪魔にだって自由にできない心があるのよ」とか、またしても、こう、いろいろとココロを揺さぶられる台詞てんこもりだったです。
　さてと、来月は『ゴーストハント』も出るし、楽しみだ。

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020330[最近読んだ漫画]

　そつおめー。（「卒業おめでとう」を『あずまんが大王』風に）
　榊さんと神楽さんのフルネーム解禁は単行本最終巻ですか？

1.『終電時刻』　なるしまゆり（角川）


　『少年魔法士』が先月出てたので油断してたら、今月は読みきり短編集『少年怪奇シリーズ２』のコレがありました。　驚いたやら、嬉しいやら。
　それにしても、「あぁ、いい話だ。　そして面白いっ！」と、しみじみ思うです。
　私が気に入る漫画というのは、幾つかのツボやらパターンがあるのだが、それらを押さえていて且つ予想に反した新しさが提供されていると、もー、夢中なのである。
　で、イヤハヤ、いやはや、「まいった！」
　ストーリーテリングの巧みさ、舞台の新奇な魅力、生き生きとした主人公らの魅力、周りの人々のしっかりとした魅力、それらを織り交ぜた上で、人の心に触れて・揺らす新たな表現が産まれているデスよ。泣きそう。ちゅーか、ちょち泣いた。　そんで、テツの未来とか、ユキヤ君の未来とか、ホントに我がことのように楽しみになるよー。
　これが漫画の醍醐味の一つで…、なんと立派な“芸”であろうかと、感動する。(T_T)
　なるしまセンセ、やっぱりスゴイや、スゴイや！
　ちなみに、上↑の“しょうねん魔法士”と打とうとしたとき、左手小指が滑って“あほうねん魔法士”になってしまって、いたく脱力。(^^;)だいなし




2.『THE BLACK　１』　高橋紳也（少年画報社）


　本誌は未読にて寡聞なのですが、なにやら大好評ということで気になっていた作品であるものの、単行本が売り切れにて入手がかなったのがついこの間、ということで、少々時期を逸してしまいましたが、面白かったのでここに記す。
　例の如く、近頃流行りの『ヘルシング』風味凶暴暴力まみれさが世紀初頭のダメダメ不景気な人々の心をがっちりキャッチしている部分は歴然とあるんですが、それでいて、登場人物それぞれの歴史な部分のドラマ語り具合に少々腰を据えているので自ずとこの先のドラマ運びに期待させられるというか、新人とは思えない達者ぶりに唸る唸る。
　そうそう、現時点では主役級キャラの振る舞いに期待むんむんなんですが、脇役連中のアクの強さと底知れなさが古き良きジャンプ格闘漫画風で、きわめてココロ踊るとかもある。
　今後に、期待。




3.『OURS LITE』　（少年画報社）


　ナニはさておき、『妄想戦士ヤマモト』の凄さときたら、もう、アンタ、泣かすねー。(T_T)　分かる、分かるぞー。時々外すけど、それはそれで味に感じるほど脂が乗ってきましたなぁ。
　あと、『妄想戦士〜』とは異なる古来からの漫画マニアックな面白さ溢れる巻頭カラーの『世縒りのゆび』（騎崎サブゼロ）、一時期絵や作品が荒れていたけど持ち直して嬉しい『金魚屋古書店出納帳』（芳崎せいむ）や『AVIAN WANDER』（おがきちか）とか、少女漫画でも少年漫画でもない文法がアニメ的なんだろうかいややっぱり少女漫画かなナドとふと思う『純粋！デート倶楽部』（石田敦子）も面白げでいいのぉ。
　今回の『OURS LITE』は、伝説の『OURS 2000』を彷彿させる装丁とボリュームであったので、ここ暫くは定期購読ラインを外していたけど、復帰させてもいいかなー、と思いました。




　最近の『LaLa』の作品層の厚さは、過不足あるものの、客観的に見てもたいそうなものだと、思う。　たいしたものだ。　で、（結局は）DX増刊でメカ先生の新作だー、本誌では新連載だー、わーい、ばんざーい。(嬉)
　まぁ、それはさておき、『電撃萌王』と『宇宙の法則世界の基本２』(太田虎一郎、コアマガジン)と『りぜるまいん』(スギサキユキル,角川)を同時に買ったときのレジを俯瞰したときに「…オレってダメすぎるのでは？」という気持ちが湧き上がることに、誰が責められようか。　ちゅーか、『妻みぐい』やった直後で『あいまいみい』でラリってるトコロでこの3タテは、正直どうかと思う、などと我が事ながら心配になるというものである。
　で、反省したその足で横浜市長選挙の不在者投票に行きました。(「プラス３０ポイントを認めます」)

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020228[最近読んだ漫画]

今号の『アフタヌーン 増刊』も面白かった。『蟲師』（祝！単行本２発刊）や『もっけ』も相変わらず面白いのだが、『ラブやん』のマジに秋葉周辺に出来そな企画にはあきれて今後の展開に大期待だ。 そう、『G組のG』からアーケードに進出したツッコミゲーのように！（夢）


1.『総合教育サテライト 1』　柚木ノム（集英社）


　絵がいいなぁ、と思ったのが最初。
　読んでみてすぐに、妙な世界だな、と思ったのが次。
　そんで、面白いなぁ、と思った。　面白い感性だなぁ、と。
　SFみたいな設定で、家族ごっこをやっていて、一生懸命で、妙に素朴で、ライトな感じでありつつしっかりしている。
　機能不全家族で育った人間にとってはどんな家族像だって眩しいんですが、ちょっと違う辺りで、微妙にこそばゆいし、心地いい。　甘ったるくない、ソフトさがいいね。　うん。
　で、姐さんスキーなワタクシとしましては、舎弟にしてくださいな憧れの姐さんであるトコロの神楽姐＠『極道極上天使』とか世津子姉さん＠『晴天なり』な雰囲気を醸している冬苺ママリーダにぞっこんLOVEなんですが、次女好きな血も騒ぐので雨音（うね）ちんも可愛いねー。(^^)
　そんなんで、微妙にオススメー。





2.『人形師の夜 6』　橘裕（白泉社）


　なんか、随分と早く出ましたよね、いつものペースならあと１年は後だと思ってたです。(^^;)
　この巻、少し雰囲気が変わりましたよね。特に第２話。
　コレまでのも、アレコレと手を変え品を変えという感じはしてましたが、今回はそれに加えて「腰を据えて」という印象で、ズンと来ましたです、ズンと。
　機能不全家族ドコじゃない精神疾患家族の内外の問題、辛いですねぇ。
　更には社会の歪まで云々、辛いねぇ。　辛い。
　でも頑張る。　生きている人は頑張る。
　ちゅーか、闘う。
　頑張ろう。
　闘おう。
　さて、でも、これから刊行ペースが落ちるんだろうなぁー。　てなわけで、『ガッチャガチャ』にも期待〜♪(^^)





3.『成恵の世界 ４』　丸川トモヒロ（角川書店）


　絶句した。
　うそです。
　叫びました。
　ええ、何回も。
　ここまで悶えさせてくれた丸川兄妹に乾杯！乾杯！乾杯！乾杯！乾杯！乾杯！乾杯！（まぁ、落ち着け＞オレ）
　ついでに言うと、大人お姉ちゃんと、大人八木さんと、CITYなお母さんに万歳！万歳！万歳！。（ここ、重要！）
　…って、自分で書いてて、ダメすぎる。
　でもいーんです！（あちゃー）





『完全版 Papa told me (2)』もいいねぇ。

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020201[最近読んだ漫画]

　去年暮れに色々と新刊ラッシュがあったせいか、年が明けてからは自分的にイマイチ不作かなー、って状況？
　なんで…（つづく↓）

1.『イリヤの空　1,2』　秋山瑞人（メディアワークス）


　（↑つづき）…ちょっと悩んだんですが、コレ、ジュニア小説なんで、でも、「あ、こりゃ、マンガの文法だな」って感じたんで、ここに書きます。
　というか、ここ15年近くの自分、小説ってのは普段ならまったく全然ちっとも確実にまず読まないのに、ましてやジュニア小説に関しては言語道断いわんおやどころか、むしろ読むの初めてです、なので、実のところはコレがどのくらい“マンガの文法”なのかは比較判断できないんですが、頭の中には『成恵の世界』(丸川トモヒロ)に相似形な世界が展開と進行してたんで、マンガです、きっと、多分。　そもそも『成恵〜』はSF小説オマージュだし、私の混濁のさもありなん。(？)
　てなわけで、キャラが自動置換されてしまって、困りました。(^^;)
　さて、単に飾りとして存在するだけのようなSF考証については、まぁ、本来の対象読者がアレだからかなりどうてもいいとして、主人公(なのかな？)の少年はぱっとしない・一見情けない・でも“実は芯が強いんだよ？！”てな、古典ならのび太＠『ドラえもん』というか、近世ならシンジ＠『エヴァ』というタイプで、年少の読者諸君のシンクロ促しちゃうぞー！な仕組みになっている上に例のごとく実はモテモテだったりはアレとして、主人公(かもしれない)少女：イリヤの綾波っぷり＋小動物っぷり＆ひよこ孵化インプリンティングだピヨピヨなヒキョウ設定キャラだとかいう計算もアレとして割といいですし、“ダンス”のキレイなオチといい、不器用なのはスキだ。　そんで、主人公少年の妹のハードボイルドなブラコン空回りっぷりとか「ほ兄ちゃんは変態じゃないもん！！」とかは「あぁ、“妹萌え”ってのはこういうセキュリティホールを突いてくると開くものなんかなぁ」と思わせる力技というか大技というかちょち小技が入って＋かわいそうまで含んでていい感じだったりとかします。夕焼けの河川敷で決闘する(しかも肉弾戦＆ボコボコ＆ずぶ濡れ)妹なんて初めて見ました。“毛”のオチといい、割とメロメロです。(^^;)　で、部長の豪快な病院連行スレスレ変人っぷりはマンガにしたって相当に突き抜けすぎてませんかなのに「貴様、前世の記憶を残したまま転生してんだろ、精神年齢50歳小僧がっ！」てなのはいいキャラでんなー、などなど、キャラが立ってマスね。　あ、部活同輩少女がかわいそう＆青いねぇ〜青いっ、も含めておこう。言っておくが、かわいそうなキャラは大スキだ！(^^)
　あー、でも、自分、中学校とか高校時分には深夜のプール入水やりましたよ、ええ、何度も！(他にも色々)　それに、高校で唯一遅刻したのが文化祭で学校泊り込み部室で寝過ごしたってな一回だけだったよ。そうだ、知ってます？教室の壁に貼ったガムテープがはがれるのを暗闇で観ると、静電気が放電しまくりですごいキレイなんすよ？教室全体に巡らせてあった暗幕が一気に落ちるキレイさときたら！「…み、観た？！観た？！」「おぉ、観た！」…とかの太古の記憶が蘇ってきましたね、この話読んでて。　青臭いガキの頃を思い出させて、ちょっといい気持ちになるな、と思いましたです。　あ、←気取って書きましたが、真面目に書くと照れくさい気分になるよな内容ということで、実はかなり気に入ってますです。　まる。(^^)
　…そういえば、ジュニア小説つながりで思い出しましたが、『ゴーストハント』(いなだ志穂)原作の小野不由実女史のジュニア小説『12国記』がアニメ化！とかいう記事がどこかにありましたねー。以前、「面白い」という評を聞いたことを思い出したし、今回のコレもあって、ちょち興味が出てきましたです。




2.『新暗行御史　2』　尹仁完・梁慶一（小学館）


　世界観とか人物の背景とかが徐々に見えてきて、いよいよ面白くなってきましたね。
　この巻では『曼陀羅華』の章がストーリ上でも重要だろうし、そしてテーマ的にも共感できました。奇跡なんてクソくらえです。そんで、全話を通して語られてきた“人の愚かさと弱さと、強さ”が、ひときわ強く語られてて、あの文秀が優しい笑顔をする回だったと思います。　それでいて説教臭さを感じさせない構成力の凄さに、ホントに感嘆させられます。
　そんで、意図的なんでしょうが、春香の綺麗さ可愛さ強さが際立ってきましたよねぇ。あの髪を幾筋にもたなびかせたアクションとか、「姿を現せ！／出て来い！」の出現シーンなんて、「お出頭だ！」にも匹敵するカタルシスがあるっスよ！　ここでもう一押し姑息な手を使われたら、コロリときそうです。(^^)
　あと、本編とはなんの関係も無いけれど、ちょっと前までは日本をアンな風に描いていた人とは思えない相変わらずのヨイショ振りの演じ方は、余計だし、残念だし、不快。嫌いなら嫌いを徹底して突き通して欲しかったです。作品で十分に圧倒されるのだから、それだけで、十分。それ以外は、いらない。




3.『課長王子 外伝』　田丸浩史（角川書店）


　あまりにも、そして相変わらず分からなさ過ぎる(^^;)
　従来からの武器に加えて、“不思議アイテム”などの下品アイテムな間合いとかの復帰後の新境地が炸裂しまくってて、そんで壊れ電波ほのぼのぶりも更に研ぎ澄まされてて、至る所で危険な麻薬っぷりが違法な感じです。(電波)
　しかしながら萌えな部分もそれなりに押さえている辺りも流石のピロシ氏なんで、奥さんの眼鏡な部分も琴線に触れたりする描写は差し置いても、さし当たってあまりにもチョイ役ながらも凛々しいハミル女史に心躍るんですので、もうちょっと活躍して欲しかったんです。できれば、セーラーヴィーナスネタで一つ、下品に。(廃)
　下らんツッコミだが、オビのアオリで「3年ぶりの新刊！」となっているけど、1999年5月の『スペースアルプス伝説』以来ですから正しくは2年半ぶりですよね。　自分、アレ買った数時間後に、しまなみ海道夜間サイクリングの苦行へ出発したから、ハッキリ覚えてますよ。　てなワケで、『アル伝』の流れを汲む『マリ伝』も期待だ！（『ラブやん』もネ！）





　さて、二月は色々出ますねー。『ASTRONAUTS』が再販されてるよ！とか、『人形師の夜』とか『少年魔法士』とか『蟲師 ２』も！　期待。　あ、『お迎えです。』が最終回だったのには、びっくり＆残念。お疲れ様でした＆次回作にも期待＆くまっち外伝も期待(^^)＞田中メカ女史

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